2021年06月09日

ガストロノミックな食卓にどうぞ


暑い、でも店内は冷房ガンガンにしましたので寒い


御園座の前は公演の前後の時間になると女子が激密です

じゃーまー
通れない

何事かと思ったらジャニーズのスノーマンか何かが公演やってるんですね
職員の方が「歩道をふさがないでください」とかメガホンでお願いしてても無視で。
よろしくないなぁ

時間帯にも依るかもしれませんが、御園座の前はしばらく通らない方がいいですよ



てんちょは先日、これに行ってきました ↓

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渡辺省亭(わたなべせいてい)個展
岡崎はちょっと名古屋からは遠いですが、とっても良かったです

いささか会場が小さいかも、そしてアクセスは非常に良くない。
しかし、あれが900円(WEB割引画面を見せるだけで100円引きになります)で見られるなら行く価値はある
後期も行きたいけど無理かなぁ…

日本画はあまり親しみがありませんでしたが、何年か前に名古屋市美術館で上村松園の個展をやってて、それが非常に良かったので俄かに興味をそそられるようになりました
バンクシーやグランマ・モーゼスには興味ないですが、久しぶりに美術館行って楽しめました。




今日もお店のワインを紹介します
ずーっと定番であるワインですよ

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アラン・ブリュモン シャトー・モンテュス2015

このワイン、どのくらいの方に認知されているでしょうか??
名前は知ってる、という方ならそこそこいそうですね

今日のワインはフランス南西部のACマディランの赤ワインです

ボルドーの南からピレネー山脈までのワイン産地を南西地方=シュッド・ウエストと呼びます。

地方全体がブドウ畑ではなく、小さな産地の集まりを総称してそう呼びます。
(リムーザン地区はボルドーの東ですので上記の産地とは言えませんが、ワインの分類ではこの地域に含まれています)
なので飛び地が沢山です。

シュッド・ウエストには多くのAOCがあるのですが(認定は30?とにかくまーまー多い)、多くは日本ではあまり流通していませんので馴染みがないと思います

コート・ド・ミヨー
コレーズ


って聞いて、赤か白か分かる人います?
今年の受験生なら知ってるかな。
残念ながらてんちょ、全然ピンときません
扱ったことも一度もないし。

と、南西地方はそのようにマイナー産地が多いのです。

しかし、そんな中でも多分、シュッド・ウエストで最も知名度が高いのが今日のマディランでしょう
(いやカオールかもしれんな、まぁいいじゃん)


余談ですが、
酒精強化ワインにマデラという物がありますよね??
マデイラ、とも書かれたりしますが、大西洋に浮かぶマデラ島で生産されるポートみたいなワインです。
マデラ島はポルトガル領です。

サッカー選手のロナウドがこのマデラ島の出身と言う事もあり、観光でも注目されている場所です
行ってみたーい。
ですが、今日のワインとは何の関係もありません。

今日のはフランスのマディランポルトガルの酒精強化はマデラ、です
どっちも地名、似てますけど別物です。

そもそも間違えたりしない??


で、マディランですが、シャトー・モンテュスはここです ↓

モンテュス.png

この地図の北にボルドーがあります。
ずっと前にコアペジュランソンを紹介しましたが、マディランはそのジュランソンと同じ、「ガスコーニュ&バスク地区」に分類されます。
(って、地域の名称変わりましたね。ピレネー地区でいいと思いますが)

コアペの記事はこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/468214787.html

ACマディラン赤ワインだけに認められた名称で、タナという土着品種を60%以上使用する事が義務付けられています

この、タナというブドウはタンニンが豊富で抽出の強い濃いワインができるので、タナのワインを黒ワインと呼ぶこともあります

赤ワイン、白ワイン、ロゼワインがあって、
さらに、
黄色のワインがヴァンジョーヌのシャトー・シャロン(など)で、
緑のワインがグリューナーフェルトリーナーやヴィーニョヴェルデ等、
黒ワインがマディランやカオールという訳です

タナはこの地のマルベックと一緒に南米に渡り、アルゼンチンやウルグアイでも生産されています
ウルグアイでは国を代表する黒ブドウにもなっています。

今ではマディランの知名度向上で見直され、栽培が増えてきたタナですが、1990年の半ばには育てる人がほとんどいなくなってしまい、絶滅しかけた幻の品種になっていました
(マルベックもそうですが、今やアルゼンチンの方が古いクローンがあるくらいで本家のフランスは一時断絶してました)

そんな状況を救ったのが、今日のアラン・ブリュモンさんです
こんな方 ↓

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HPより、以下同様

このお父さん、結構個性的なんです…
後述しますけど。
今はお嬢さんも蔵を手伝っています

彼は1980年にシャトー・モンテュスとその20haの畑を購入し、タナを栽培しました
そこからすぐ大成功してる、ってすごいですね。
綿密な計画があったと思います

モンテュスはこんなシャトーです ↓

モンテュス182_14_0.jpg
今はホテルになってるようです、泊まりたいな〜

ブリュモン氏は、他にない、ここだけのワインが価値を生むと確信してたんでしょう。
もちろん、栽培には手を尽くし、洗練されたフルボディのワインを作ったんですよ。
ここにしかない品種のグランヴァンを目指して

予測通り、ワインはすぐに市場で話題になり、世界中で人気となりました
日本でも20年以上前、あらゆるワイン関連のシーンで取り上げられてたなぁ、懐かしい。
彼のワインはアメリカでも大人気で、トム・クルーズがわざわざヘリで買いに来た事もあったらしい。

モンテュス19_14_0.jpg
醸造所もお金がかかってますね〜

彼はそのあと、ガスコーニュのシャトー・ブスカッセも購入しています
こちらはどちらかと言うと白を作るため。
これも土地のワインを広め、地域を活性化させる目的があったそうです。

ワインに限らす、この地域はフォアグラ(ガチョウ)の産地として有名で、ここ20年くらいではチョウザメの養殖も広まっているそうで、フォアグラとキャビア、アジャンのプルーンなど、美食の宝庫です
ラベルルージュ(食品のIGPみたいなの)も多い。

そこへブリュモン氏のワインが加わって、一層魅力が増した訳です
ワイン生産者も増えています。

その功績が認められたブリュモン氏はレジオン・ドヌール(フランス最高勲章)を授与されています



今日のワインですが、モンテュスの一番の中心的ワインです
もっと選別した長熟の高級品も、もっと手頃な入門編もありますが、これが一番真ん中と言えます。

ブドウは、タナ80%、カベルネソーヴィニョン20%

タナ100%だとかなり濃くて強いワインになってしまうので、飲む人が疲れないよう、バランスを取るためにカベルネを入れたんじゃなかったかなー

タナのいい写真がない

半分以上を新樽で熟成させたフルボディです
香りの豊かさと口中の存在感、余韻の長さ、全部がギューギュー、満点です。
(てんちょ、ちょっと強いかな、と思う)
樽由来の香ばしい香りと、インクや墨汁、刈った芝生みたいな青濃い香りが混ざって中々複雑です。
いや、本当にそうなんだよ

夏向きじゃありませんけど、素晴らしいワインです
今なら少し冷やしめがいいですよ

岩塩で焼いた塊の牛肉にはこれだ
羊でもいいよ。

タナもたまには選択してみてねー



あ、そうだ。
お父さんの強烈秘話ですが、

やりたいことが多くて1回破産しています
会社更生法の適用を受けた、というべきか。銀行預かりになった事があります
(まだ結構最近、まぁ蔵の歴史が40年だし)

そしてお父さん、確か3回目の結婚してるそうで、モテるんですねー、って言っていいのか
輸入元曰く「自由なお方」らしい。

天才は型にはまらないって事かな








posted by cave MITSUKURA at 18:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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