2021年06月30日

笑う蜘蛛と赤ワイン


今日は雨が降ったり、日が差して来たりと変化が激しい名古屋のお天気
蒸し暑くなった〜

世界でも、ポーランドやカナダでの40度を大きく超える熱波がニュースになってますが、フランスのアルザス南西部ルミルモンではが積もったそうで

降った、じゃなくて積もった、って言うのがすごい
明日から7月なのに…

今日もフランス全体で14度くらいまでしか気温が上がっていません
今年のフランスワインは厳しかなぁ…

それなのに、早くも2021年のボジョレー・ヌーヴォーの予約が始まっていまして
全然実感が湧きません。



今日は、個人的にとても感慨深いワインを紹介します


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シャトー・オディロン2016

フランス、ボルドーの赤ワインです
AOCはオーメドック
クリュ・ブルジョワになっています。

この5本の矢のラベルとキャップシールを見て、ラフィットグループのワインだというのは一目瞭然ですが、このシャトーは意外と知られていないのです。
現在、ラフィットグループの総帥エドモンド男爵の息子のベンジャミン(フランス語だとバンジャマン)男爵がオーナーになっています。

知られていないのは当たり前で、このシャトーはごく最近まで「シャトー・ペイル・ルバート」という名前だったんです
こんなのでした ↓

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オディロンの名前になったのは2016年から

フランスの画家、オディロン・ルドンに因んでつけられた名前です

ルドンはボルドー生まれなのですが、両親はアメリカで結婚しており、新大陸で一旗揚げて帰って来た中産階級といったところの家庭で育ちました。
ボルドー市に住んでいた両親ですが、オディロンは身体が弱かった幼少期は田舎で生活することになり、メドック(リストラック)にあったペイル・ルバートという家で暮らしていました。
それが今日のシャトーです

シャトーで最も古い記録は12世紀にヴェルタイユ(メドック)の修道院に名前が挙がっていいます。
その後、ルドンの父親が1830年代に購入しました。
当時は(1840年頃)は荘園という趣で、ぶどう畑を持ちワインも作ってたらしく、ルドンのパリの師匠に送ろうという父親の記録がありました。
その建物も周りの木々と共に全て今ではブドウ畑となり、現存していません。

その後、シャトーは1979年に今のロスチャイルド家の所有となり、シャトー・クラークと共にワインが造られるようになりました

ルドンは回想録で「納屋や部屋の暗さに惹かれた」と書いてます、田舎の静かな暗闇が好きだったらしい
谷崎潤一郎の陰影礼賛にも通ずるものがある。
(因みに、ルドンとモネはほぼ同時期に生まれていますが、二人の画風は全然違いますよね)

岐阜県美術館がルドンを何点か持っています
見に行く価値はありますよ


シャトーの土壌は石灰岩が多く、ブドウ栽培には非常にいい土地です
今日のワインはメルロー85%、カベルネソーヴィニョン15%

左岸ですがメルロー主体なのは最近多いです、フランも植えてますのでヴィンテージ二よってはブレンドされることもあるでしょう。
樽熟成12〜16ヶ月、フルボディです

バンジャマン男爵の指導で設備やブドウ畑が整えられ、これからが楽しみなワインです

てんちょはルドンが好きなので、名前だけで嬉しい
贔屓目だよ

ワインはこちらからも購入できます ↓
https://cavemitsukura.com/product/%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%82%aa%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%ad%e3%83%b32016/













posted by cave MITSUKURA at 18:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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