2021年07月25日

バチカン公認ワイン


風がそれなりに吹いているのに、暑さは全然和らがない名古屋です
33度や34度くらいだと「まだそんなに暑くない」って思うのが、そもそもおかしいです
(いや、十分暑いです)

オリンピックの無観客はやっぱり残念ですね〜、声援があったら、と思うと。
バスケットなんて練習試合にしか見えない
他の競技でも観客席が暗くて、雰囲気が怖い…
え?決勝?みたいな。

しかも火曜日辺りは台風が直撃しそうな関東地方、大丈夫なんでしょうか



今日は新しいヴィンテージのブルゴーニュを紹介します
2018年が入荷して来ました。

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クリストフ・ブリチェク モレサンドニ1er キュヴェJPU 2018

ブルゴーニュの赤ワイン、ピノノワール100%

前にも何度か紹介しています。
(が、過去のブログが見つけられません、分類を全くしていない上にいつも適当なタイトルなんで後々困る)

ブリチェクは昔からのブルゴーニュファンに支持されてるイメージです
まだ飲んだ事ない方にも是非お試しいただきたい、優良生産者です。

モレサンドニにドメーヌを構えるブリチェクはクリストフさんで3代目です。
祖父のジョルジュ氏はポーランド出身で、1938年にフランス、ブルゴーニュに移住した移民です。

当時のポーランドは、第一次世界大戦下でロシア革命が起こり(ドイツでも同様に革命によって帝政が終焉)、大戦後には一応立憲制の独立国になったんですが、ロシアとの国境問題が戦争へと発展、断続的に紛争が続きました。
赤軍の勢力を西へ拡大させたくないヨーロッパの援助もあり、ヒトラーの侵攻までは勝利を続けているんですが、この時援助の中心となったのがフランスで、多分そうした経緯でフランスへ移住できたのではないかと思われます。

小作人として働きながら、1953年に自分のドメーヌを創設。
独立前は働くメゾンでブドウの買い付け担当も担っていたそうで、良い畑を見分ける目もあったでしょう
土地の人に信頼されていた証です。

所有する畑は3.1haと大変小規模ですが、どのワインもとてもエレガントで気品を感じさせます

今日のキュヴェの名前である、ヨハネ・パウロ2世(JPは仏後ではジャン・ポール、一般にはヨハネ・パウロと言う表記の方がお馴染みかも)は第264代ローマ教皇です
教皇就任は1978年

前任のヨハネ・パウロ1世が就任後僅か33日で崩御してしまったため、再度教皇選挙が行われ、そこで選出されたのが、
455年振りにイタリア人以外から選ばれ
ポーランド出身では初めて
のローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世だったんです

ラベルにも教皇の横顔が描かれています

この知らせは敬虔なカトリックであったジョルジュ氏に深い感銘をもたらしたそうで、彼は教皇の誕生年である1920年に植樹された畑を買い、そこで作ったワインをバチカンへ持参し、ヨハネ・パウロ2世の名前を付ける許可を求めたそうです
同郷の誇り
かくして求めは認められ、今日のワインが誕生しました。

区画は僅か0.6haですが、超古木の貴重な畑です
流石に今では植え替えもされているでしょうが。

が、ファーストヴィンテージは何年だろう?
79年かなぁ
昔の資料探して出て来るかな
ネットの情報は少ないし、どれも同じなのが残念…

祖父のジョルジュ氏、父のエドワード氏、そして孫のクリストフ氏と、3代続く今日のワインは誕生以来ずーっと蔵の最高のワインです

かつては新樽100%でしたが、今はそうは感じないですねぇ。
情報がない
MLFも敢えて無管理だそうで、勝手に起こるに任せているらしい、と20年くらい前には聞きましたが。

90年代や2000年の初めの頃に比べると、やっぱり早くから開いて楽しめる自然なスタイルになっています
昔は若いとかなり固かったんですが、今はそうしたピノノワールの方が少数派です、ブリチェクもしかり。

1級でありながら価格的にはとてもリーズナブルです

派手ではないけれど、しっとり静かな落ち着きと細やかさがあるいいワイン
でも弱い訳じゃない、むしろ長熟タイプ。

モレサンドニには超有名なドメーヌが沢山あります。

ポンソ
デュジャック
クロ・ド・タール
グロフィエ
マニャン
トプノ・メルム
クロ・ド・ランブレイ
ペロ・ミノ


どこが好きですか?

モレサンドニは面積が小さく、シャンボルとジュヴレイに挟まれてるせいで地味な印象だった時代もありますが、5つのグランクリュがある素晴らしい土地です

ブリチェクも是非、経験してほしいドメーヌです

今日のワインは、ジュヴレイ・シャンベルタンと間違える人もいるそうで
確かに芯の強いワインですので、そう思うっても不思議じゃない。
が、香りは複雑、余韻が長くてとても綺麗なワインです

2018は期待を裏切りません
あ、いいな、ってすぐに分かってもらえそうです。

少量生産の限られたワインですが日本でも手に入れられるのは嬉しい事です

諭吉さんと野口君が1人ずつ
ある内にお試しください〜










posted by cave MITSUKURA at 18:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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