今朝は涼しかったです、今は曇りで雨が降りそうな薄暗さの名古屋

一気に秋の陽気にはならなさそうですが、寝やすい気温になってくれるのは歓迎

ブルゴーニュの新ヴィンテージの割り当てが色々と出てるんですが、どの生産者も去年よりもずっと少ないですねぇ

ぜーんぜんない

届いたら紹介しますけど…
今日、店頭にはドイツの巨匠のワインが来ました

エゴン・ミュラー

シャルルホーフベルガー カビネット2020
ヴィルティンガー・ブラウネクップ カビネット2020
シャルツホーフ2020 クオリテーツヴァイン
モーゼルのリースリングでエゴン・ミュラーの上を行く生産者はいないだろうと言われる程の評価と人気です

今回はアウスレーゼの案内がありませんでした

シュペトレーゼは買いませんでした

予算なくて

前のヴィンテージがまだあるんです ↓
https://cavemitsukura.com/?s=%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC&post_type=product
アウスレーゼ、恐ろしい値段です

しかも、飲むにはもうちょい待った方がいいし。
クオリテーツヴァインは以前はQbaと略されたクラスです、法改正があって単純にクオリテーツヴァインとだけ名乗るようになりました。
フランスワインで言うところのレジョナルクラスですね

これならまだ買えるお値段です

(でも一葉さん一人では足りません)
ドイツのモーゼル地方は、高貴な白ワインの産地として大昔から人気と定評があります

今でも飲むべきいいワインがいっぱいあります

マインツで西に折れたライン川が更に北上して、途中のコブレンツで合流してくる支流がモーゼル川です。
このモーゼル川に沿って240キロ以上もの流域周辺にブドウ畑が広がっています。
(ワイン産地としてはその支流のザール川、ルーヴァ―川の周辺も含んでいます)
モーゼル地方のベライヒ(地区)は6つに分かれています。
ブルゴーニュが北のシャブリ、コート・ド・ニュイ…と分かれているのと同じです。
ですが、この6つの地区が言える人ってかなり少ないのではないかと思います

因みにてんちょは言えません


上流から、
1.Moseltor〈 モーゼルトーア 〉
2.Obermosel〈 オーバーモーゼル 〉
3.Saar〈 ザール 〉
4.Ruwertal〈 ルーヴェルタール 〉
5.Bernkastel〈 ベルンカステル 〉
6.Zell/Mosel〈 ツェル/モーゼル 〉
です。
2と3は逆の場合もあります、並んでるので。
一番有名なのが5のベルンカステルです

モーゼルはここだけ知ってれば十分、と言うのは乱暴ですが、ブルゴーニュファンがヴォーヌロマネのワインばっかりに注目してるのに似ています

モーゼル最大のベライヒで、銘醸畑が沢山あります。
ヴェーレナー・ゾンエンウアー(ヴェーレン村の「日時計」という名の畑)
ユルツィガー・ヴュルツガルテン(ユルツィン村の「薬草園」という名の畑)
など、面白い名前の区画が多くて覚えやすいかも。
他にもヒンメルライヒ(天国)、ゴルトトルプヒェン(金の雫)、ドクトール(医者)等、名前の由来を聞くのが楽しい畑が色々とあるんです

安価で優しい甘口のピースポーターや、黒猫のカッツ(ツェラー・シュバルツカッツ)もここモーゼルのワインですよ

今日のエゴン・ミュラーが作る最高のワインはシャルルホーフベルガーですが、この畑はヴィルティンゲンにあります

上流から3つ目のベライヒ、ザールの中ですよ。
ここ ↓

南向きの斜面です、蔵の真ん前 ↓

グーグルの地図って本当に便利

シャルツホフベルガーはドイツ5大シャトーの一つ、ってよく言われています(シャトーじゃなくて畑だけど)。
村の名前を付けなくて畑名だけでワイン名となる、特別の畑、5つある内の一つです

広い畑には複数の所有者がいますので、エゴン・ミュラー以外のシャルツホフベルガーもあります。
が、やっぱり筆頭生産者はエゴン・ミュラーです

異論のある人はいまい。
クオリテーツヴァインでやや甘口、カビネットは甘口です

本当は5年くらい寝かせてから飲んだ方がいいんだけど、数が少ないので是非お早めに確保してください〜