2021年09月15日

クリストファーの遺産


シャンパーニュでは本格的に収穫が始まりました

1F3FD1AE-332C-433A-905F-8BCB8BEB9C2E.jpg
art de vivre a la champagne SNSより


3B1337D9-BC4F-47E5-8E84-A2A9D34D043A.jpg279E47CC-BE18-46D8-B13C-ABA13B1BA65C.jpg
Bollinger SNSより

今年はブドウの完熟をギリギリまで待っている生産者が多く、ここ数年の収穫ではかなり遅めのスタートになりました
これはブルゴーニュ・やロワールでも同じ。

しかも2021年はシャンパーニュでも大規模な霜害で収穫は激減していますので、ヴィンテージの評価も高くなりません
収量と作柄は別の事なんですが、豊作で出来栄えもいい年を満点とすると、どうしてもそこからは減点となっちゃうんです
夏に雨が多かったのもマイナス要素ですし…

しかし、まだワインの良し悪しは分かりませんので、期待もある




今日はこのワインを紹介します

B5546E6A-1CE8-4984-80A1-422EAF469BBC.jpg

キャッスルロック カベルネソーヴィニョン コロンビアバレー2018

ミディアム〜フルボディの赤ワインです
カベルネソーヴィニョンのタンニンも多少感じますが、全体的にエレガントな冷涼系です。

さて、コロンビアバレーってどこだ??

でも、その前に、いつも通り寄り道しましてブランドとしてのキャッスルロックについて知ってください

キャッスルロックはカリフォルニアワインのメーカーなんですが、ちょっと特殊な特徴があります

このブランドは安ワインを売ってる訳じゃないのに、
自社畑なし
醸造所なし

の、ないないワイナリーなんです
(いや、ワイナリーって言えない? ワイナリーて名乗ってますけどね)

例えば、とにかく低価格のジャグワインを作ろうという時には、ブドウは質より量が大事ですので安く大量に買えばコストは低く済むし、設備も借りた方が安上がりです。
そうやって作られているワインは実際あるし。
しかし、キャッスルロックはそうじゃない

ワイナリーの設立は1994年リーズナブルで高品質のワインを世に送り出す事を目的に設立されました

そして、その取り組みは成功しています
ここは本当に、安価だけど味がいい

我々のワインは2倍、3倍の価格のワインとも張り合える品質であることを誇りに思う
と、堂々と謳ってますが、その通りだと思います

ブドウは信頼できる専門の契約農家から調達、品質重視でワインメーカーも栽培には助言を与えます
収穫したブドウはナパ、ソノマ、オレゴン州の契約醸造所で瓶詰めまで行われます。

合理的な他力本願
素晴らしいアイデア

と言う事で、キャッスルロックには事務所はあっても見学するような醸造所やセラーはありません。
美味しいワインの為に、究極の削減をした、って事です


さて、本題に戻りまして、
コロンビアバレーってどこでしょう??

コロンビアバレーは、ワシントン州にあるAVA(ワイン産地の指定を受けた地区)です

アメリカ西海岸には南から、カリフォルニア州があって、その北にオレゴン州、更に北にワシントン州があります。
その北はカナダ。

こうです ↓

西海岸.png

読者の皆様には知ってて当然の事かもしれませんが、ワシントン州とワシントンDCの区別がつかない人もいるんです
いや、ほんとに。

海岸沿いには、
ポートランド
シアトル
バンクーバー
(カナダ)
と、人気の都市があるんですが、ワイン産地はもっと内陸にあります

ワシントン州はカリフォルニア州に次いで、全米でワインの生産第2位の主要産地なんです
知ってました?

が、比較的高級な物が多くて庶民的なイメージがあんまりないかもしれません
しかも1位のカリフォルニアがほぼ半分の生産を占めていて、2位でも10%未満なのでイメージないのも仕方ないでしょう。


ワシントン州には16のAWA(指定栽培地区)がありますが、そのほとんどを占めているのがコロンビアバレーです

この広大な産地は、南のオレゴン州から続くブドウ産地で二つの州に跨ったAVAです。
州境に流れる川がコロンビア川なんです。
ここには、内部に独自のAVAが11もあって、ややこしい(メドックの中にポイヤックがあるのと同じ)

21-03_AVA_Maps_1024x1024.jpg
ワシントンワイン協会日本代表事務所より

うーん、細かすぎてよく分からない
ろくに知らないわ、とほほ

しかも、キャッスルロックはブドウ畑や醸造所がないので、どこって言えないから余計イメージ湧きにくい
写真ないし


と、まぁそんなキャッスルロックなんですが、味と香りは非常に良く、お値段以上の満足がありますよ
カベルネらしいインクっぽい青さが少しあるのも北の産地らしいです、味わいはもっと果実味が支配的で甘く感じます。

スクリューキャップのお手軽ワインですが、カリフォルニアとはまた違ったアメリカワインもたまにはいいと思います
ワシントン州って試してみてね〜


コロンビアってアメリカ大陸には北から南まで本当にあちこちにある名前です。
発見者の功績、ですな












posted by cave MITSUKURA at 17:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。