ようやく何の気兼ねもなく飲み歩ける状況になりました

が、待ち望んでいたにも関わらず少なからぬ戸惑いがあるような…

飲食店さんも、いきなり深夜まで働くの嫌だったりして💦
しかも、昨日くらいから一気に気温が下がりましたね

寒い

もうセラーの気温は下げなくても良さそう。
では、今日はこのワインを紹介します


コアペ エクリプス2020

コアペ、覚えていますか?
フランス南西地方のジュランソンのドメーヌです。
甘口で世界的に有名になったドメーヌですが、ここは辛口も素晴らしいのです

ドメーヌの設立は1980年ですから当然まだ1代目で歴史も浅いのですが、コアペの極甘口は美食の世界では垂涎の的

名だたる星付きレストランでもオンリストされている実力です。
このブログでも前に紹介しております、詳しくはこちらをご覧ください ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/468214787.html
挑戦する意欲を持ち続けるオーナーのラモントゥ氏、年齢を感じさせない快活な印象でしたね〜

見習うべきプロフェッショナルの姿勢だ。
ドメーヌでは今、収穫・醸造の真っ最中です

ここ数年の中では遅い収穫の今年、コアペでは元々遅摘みがあるので収穫は遅くまで行うのですが、スタートが遅いと後が詰まって醸造設備を上手く使う工夫が必要になったりします。
余計に忙しくなるヴィンテージかもしれません。
収穫の様子 ↓
SNSより、以下同様
ロゼの圧搾 ↓
ロゼの圧搾 ↓
これが最高


コメントには「ブドウジュースが美味しい時」って書いてあります、良いなぁ私も飲みたい

(世界各地でランチタイムなどで収穫人だけに配られる発酵途中の濁り酒みたいなワインがあるんですが、気をよくして飲み過ぎると非常に気分が悪くなるそうで。若いアルコールには気をつけよう)
そのコアペから、この度リーズナブルなワインが新発売になりました

それが今日のエクリプスです

エクリプスって日食・月食という意味ですが、シャンドンが世界のスパークリングをエクリプスの名前で統一して売ってた時期がありましたね。あれってなんで無くなったんだろう?
コアペのラベルは食と言うよりは太陽フレアみたいですね

AOCはジュランソン・セックではなくて、ヴァン・ド・フランス。
何故AOCを名乗れない(名乗らない)のかは分かりませーん

セパージュはグロ・マンサン80%、ローゼ20%
甘口になるプティ・マンサン、辛口用のグロ・マンサン、そして補助品種のローゼはLauzeと書きます。
エクリプスは辛口なのでプティ・マンサンの使用は無し。
12時間も果皮と共に浸漬した後でプヌマティック(円筒形の圧搾機)で搾汁、澱と共に5ヶ月熟成(その間に全体の20%でMLFも行う)。
このようにかなり抽出に力を入れた濃い目の辛口です

飲んでみてもそれがよく分かります

柑橘系の甘酸っぱい香り、少しとろみがあるような濃い黄色の外観です。
口の中でもボリュームがあるのがはっきり分かります、飲みごたえも十分。
いい酸味があるので2杯目以降も進んで飲めますね〜
余韻はそんなに長くありませんが、それでも後味はいい感じ。
これが1700円税抜き(希望小売価格なのでうちはもう少し安いよ


気軽に試せる

しかも美味しい

温度をどうするかが、今、難しいとこですね。
基本は冷やすのがいいですが、あまり冷たすぎるとせっかくのボリュームがそっけなくなりそうです。
高すぎても味がボヤけそうですので、ちょうどいい温度を自分で探しながら飲む事になりそう。
まぁ、それも楽し

たまにはいつもと違う品種を飲んでみようかな、という日には超おすすめ

てんちょはこれが定番でもいいわ

店頭にはこの新しいワイン以外でも3つのコアペがあります

是非飲んでみてください〜
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