2022年02月16日

網タイツって知ってます?


晴れの名古屋

ご存知の方も多いと思いますが、
カーヴミツクラではコルクの回収を行っています

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毎日、店頭にどなたかが持ってきてくださるのは大変ありがたいです
表のA字看板にその旨を謳ってますが、道行く皆様に掲示を見ていただいてるのは嬉しい事です

でも、そう言えば…
てんちょ、このコルクがその後どうなっているのか、リサイクル品等を見た事が未だありません
どこかで利用されていればいいんですが




今日はまた個人的に大好きなワインを紹介します

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マルケス・デ・リスカル ティント・レゼルバ2015

最近、こういうワイヤーが網掛になってるボトルって見かけなくなりましたね。
やめないで欲しい。
古典的なラベルと見た目も大好き

スペイン、リオハの赤ワインです

ティント、はスペイン語で「赤」の意味です。
白はブランコ。

ここ30年くらいで目覚ましい発展を遂げているスペインワイン
今やスペインワインは田舎の素朴ワインではなく、絶対の個性がありながら洗練されていて、価格的にも魅力な世界でも有数の産地として認識されています。
プリオラートリアス・バイシャスリベラ・デル・デュエロからバスクまで、様々な注目産地を内包しています。

ですが、やっぱりスペイン第一の産地はリオハです

イベリア半島の北部、カンタブリア山脈の南にある小さな集落で、オハ川が流れる事からリオハ(リオ・オハ→リオハとなった、リオ=川の意味)と呼ばれる地域です。
地理的にはビスケー湾沿いのビルバオの南200キロくらいでしょうか、同じ内陸だとサラゴサが大きな町で観光地でもありますが、リオハは観光地ではありませんのでワイン好き以外でここを訪れる人はいないでしょう

ここ ↓

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WIKIより

てんちょ、行った事ないです。
是非行きたい

このワイン産地は中世から珍重されてはいたんですが、その品質が向上したのは19世紀後半です。
フィロキセラの害でブドウ畑が壊滅したボルドーでは、畑に見切りをつけて新天地を目指す作り手が続出したそうで、
リオハにもボルドーから移住した醸造家によって伝わった技術が大きく貢献したと言うのはよく知られた事実です

リスカル侯爵も積極的に技術者を招聘してボルドースタイルのワイン作りをすすめたそうです

現在のコロナでの閉塞した状況もそうですが、数年前まではまさかこんな日常が来るとは夢にも思っていませんでした
来年はどこに行こう、とか呑気に考えてました
当時のボルドーの栽培家や醸造家も何百年も続いてきたブドウ畑がまさか枯れ果ててしまうなんて、誰も想像してなかったはず

昨日と同じ明日が来ると思えるのは幸せなんだよねー


で、この代表すべき伝統産地のリオハですが、やはり老舗が沢山あります。
今日のリスカルも大きなブランドの一つとして知名度高い

あとは何をご存知でしょうか?

マルケス・デ・カセレス(パラドールのワインも作ってます)
マルケス・デ・ムリエッタ
クネ
ファウスティーノ
ムガ
…まだいっぱいありますね

何十年も前から輸入がありますので、リスカルの事は詳しくなくても知ってる、と言う方は多いと思います
輸入元の公式HPもあります ↓
https://www.sapporobeer.jp/wine/marques_de_riscal/

1858年創業のこの会社は今でも進化を続けています。
2006年にはすごい外観の高級ホテルをマリオットと提携して建設しています ↓

リスカル・ホテルEl-hotel.jpg
HPより

すごっ
これは、リボン?アコヤ貝か?
先程リオハは観光都市じゃないと書きましたけど、ここに泊まるためだけに行くっていう方もいるでしょうね。
建築関係の雑誌でもよく見ます。


今日のワインは定番のちょっといいクラスです
熟成の規定が長いレゼルヴァなのです。

スペインの熟成規定はご存知ですか?
樽での熟成の期間によって呼び方があるんですが、一般的な赤ワインの場合は以下の通り。
(白やロゼはまた違う期間が決められています)

1.シン・クリアンサ(ホベン):熟成無し
2.クリアンサ        :24ヶ月以上、その内最低6ヶ月は樽でなければならない
3.レゼルヴァ        :36ヶ月以上、その内最低12ヶ月は樽でなければならない
4.グランレゼルヴァ     :60ヶ月以上、その内最低18ヶ月は樽でなければならない

これがスペイン赤ワインの通常の規定です。

ですが、国内最高のワイン産地で最初のDOc認定地区であるリオハは、それよりも厳しい規定を設けています
書きません(ほぼ同じなんですけど)

今日のワインは3のレゼルヴァです

セパージュは、テンプラニーリョ、グラシアーノ、マズエロの3種って日本語サイトには書いてありますが、本国のHPではテンプラニーリョ96%、グラシアーノ4%となっててマズエロは0

こういう時は本国を信頼しよう(ヴィンテージによって違うのでおそらく本国のは最新の情報を載せてます)

因みに、上記のリオハでマズエロと言われる品種ですが、多分皆様にはカリニャンといった方が馴染みがあるのでは
アラゴンではカリニャンと呼ばれる同じブドウです。

フランスでは、アルジェリアが独立して安価なブドウ供給地が無くなり、代わりにラングドックでテーブルワインの生産が推奨された時に植えられたのがカリニャンです。
濃くてタンニンもいっぱい、容易にフルボディのワインが沢山出来る品種として重宝されました

…確かにリスカルにはカリニャンは無くてもいいかな

これ、めちゃくちゃ美味しいですよ

ボルドースタイルで、スパイシーさや尖がった感じはゼロ、皆無です。
複雑な香り(オークの香りはしますね)と、まろやかな味わい、果実味が程よくあり、ワインだけでも楽しめます。
難しいワインではない。
味わいや余韻はボルドーです
(さすがに香りがちと違うけど)

典型的なリオハであり、標準となる中心的なワイン

だと言っていいでしょう

ずっと変わらないラベル、よく見てみてください

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数々の受賞歴のメダルや賞状(1895年にボルドー博覧会でフランスワイン以外としては初の名誉賞=ディプロマ・オブ・オーナーを取った時のもの)が描かれています。

久しぶりに仕入れてみました




ところで…
ボトルに巻いてあるワイヤーって何のためにあるのか知っていますか?

諸説あるんでしょうか。
てんちょが聞いたのは、セラーの中で転がらない為だそうです
どうなんでしょう??

風情があっていいと思う

…網タイツって最近見ないですが、まだあるんでしょうか???













posted by cave MITSUKURA at 17:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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