2022年03月27日

ボルツァーノってどこか知ってますか


花粉はよ終わってぇ
戦争反対 нетвойне
コロナももういいでしょ


先日書きましたイタリアワイン産地ガイドを読んでいますと、
これ ↓

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こんな呼称あったっけ??
これはどこらへん??


と、なる事が多い
厳密に表記すると呼称の数ってすごく多いのです。
DOCは知らない名称も多い…

それから、地図が等高線アリの地形図なので街の場所を分かっていないと、まるで火星の表面を見ているかのような錯覚に陥ります
道路や市街地は強調されていないので、全てが原生林野生の大地みたいに見えるんです

読みごたえは十分、一度に読破は無理なので少しづつ進んでいきたい。



と言う事で、今日はイタリアワインを紹介します
前にもしてるかも。

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カステル・ザレッグ スキアーヴァ ビショッフスライテン2019

イタリアの北東、トレンティーノ・アルト アディジェ州の赤ワインです
スキアーヴァ100%

この聞きなれない品種は、この地方の土着品種で大戦前までは広く栽培されていたようですが、現在ではかなり生産は減っています。
北の産地にあって、土地の黒ブドウの中でも最も色づきが薄い品種で、酸味も豊かなので、昨今の甘くて濃いまろやかワインが人気の市場では受けないからかもしれません。
それでもアルト・アディジェ地方では2番目に作付けの多い品種です。
(因みに1位はピノ・グリージョ、3位はゲヴェルツトラミネール)

透明度の高い外観で(向こうが透けて見える最近では珍しい赤)、アセロラの様な甘酸っぱさが魅力です
周りはどれも濃くて強いワインばっかりだし、まろやか甘いのにも飽き飽きしてるので、こういう存在は貴重です

ワインだけで飲むよりは食事に合わせて100点にする、古き良きイタリアの食卓にピッタリです
こういう考えは大事、ワインだけ、食事だけ、ではなく合わせて相乗するような関係は素晴らしい物があります

せっかく産地ガイドもある事ですし、アルト・アディジェのワイン産地を簡単に勉強しましょう

トレンティーノ・アルト・アディジェ州はイタリアの北東に位置する海のない州で、北西ではスイス、北はオーストリアに接しています。
ここ ↓

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wikiより

第一次大戦まではチロル(南チロル)と呼ばれ、オーストリア・ハンガリー帝国に属していました。

ワイン産地としては、
北部のアルト・アディジェ
南部のトレンティーノ

に分かれております。

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イタリアワイン事典より

今日のワインは北部、アルト・アディジェ地方に属します。

トレンティーノ・アルトアディジェ州にはDOCGは無く、北部のアルト・アディジェ地方には2つのDOCがあります。
代表的なDOCアルト・アディジェ(スドゥチロルと名乗っても可、今日のワインはこれです)、その内部に点在するような小さな産地のDOCラーゴ・ディ・カルダロです。
ラーゴ・ディ・カルダロはとても生産が少ないので、見る事は少ないでしょう

もうこの「聞いた事ない地名」で、かなり理解が妨げられるという感じです
行った事ない場所は地図を何度も見る必要があります。

そして州の大部分をカバーするDOCヴァル・ダルジェ(アルジェ谷)という呼称もありますが、これはレジョルナルみたいなもので、あまり高級品にはならないようです。

更に、このDOCアルト・アディジェ(南チロルって呼び名もいいのは分かったけど、全然違う呼称になるじゃないですか、いいのか)7つの地域に分けられていますが、かなり細かくて大変なので今日はこれ以上は割愛します。

…多分、細かい地名がちんぷんかんぷんな方が多いと思います
↑てんちょです。

DOCアルト・アディジェの後に、テルラーノイザルコ等の詳細地名を付けてもいい事になっていますが、認められている名称の全容がイマイチ分かりませんね

勉強すると疑問が増えるんですよね

ワイン産地ガイドに文句言っても仕方ないんですが、概要を理解しての詳細ガイドだとは思うんですが、そもそもの概要がおおざっぱすぎる物が多い
もう少しフォント小さくていいから、州の概説は各項の冒頭には欲しかった…
あと歴史的な背景も解説が欲しい。
まぁ、地理に特化したワインガイドとしてはとても重宝です

全然アルト・アディジェの解説になっとらんがね

…お客様にはアルト・アディジェって産地呼称があるって事が分かってもらえばいいかなぁ
そのくらいはご存知の方が多いかな。


しかもね、
今日のワインはDOCアルト・アディジェなんですが、重複してDOCラーゴ・ディ・カルダロも名乗ってます

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いいんだ

フランスワインで、ポイヤックがメドックと二つ名乗るような感じ。

因みに、丸いシールはkaltereresee DOC(カルテレルゼー)と書いてありますが、これはドイツ語でラーゴ・ディ・カルダロを差すそうです。
なんでここだけドイツ語残ってんの?
それも謎だ。


…うーん


生産者のカステル・ザレッグは1851年からこの地でワイン作りをする名門で、元はオーストリア大公が所有していました。
現在でもオーストリア人のクウェンブルグ伯爵家が所有していて、土着の伝統を大事にしつつも世界市場を見据えたワイン作りを進めています。


ワインはおすすめです
北の冷涼系、繊細スタイルでアルコール度数13度で安心です。

突出した存在ではありませんが、綺麗な酸味のあるワインって、これがあるやん、って思った
優しいですが。


今度余力があったら、このワイナリーをちゃんと取り上げたい
今日はもうこれでごめんなすって。





そう言えば、
エリオ・アルターレのバルベーラ・ダルバ2020ですが、
こちら ↓

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非常に美味しかったです

しかし、よくあるバルベーラとは全く違って、かなり凝縮したフルボディでした。
タンニンが感じられて、「フルーティ」とは言い難い濃さです。
アルコール度数も15%ですし。
外観も黒い、上品ですが強いワインですね、バローロと同じ造り、って言うのがよく分かります
流石の一流生産者です

こうなるとドルチェットも飲んでみたい









posted by cave MITSUKURA at 15:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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