2022年07月09日

赤箱のリッチブルゴーニュ


明日は参院選、未だに誰に投票するか決めていないわたくし。

今日はいきなり豪雨になったり雷が鳴ったり、天候の変化が激しい
湿気でガラスが曇るし…



今日はこのワインを紹介します

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ルイ・ジャド ボーヌ1er オマージュ・オー・クリマ2018

今月はジャド月間なので、ジャド押しです

この素敵な箱入りのワイン、どういう物かご存知でしょうか?

ワイン名の「ボーヌ1er」の通り、ルイ・ジャド社が所有するボーヌの1級畑をブレンドして作られるオリジナルワインなのです
(フランス、ブルゴーニュの赤ワインです)

赤い箱もカッコいいですね
還暦のお祝いに良さそう
(この箱は日本で作ってる物で日本だけだそうです)

ジャドの元々の拠点であるボーヌ、その北側に広がるブドウ畑は416haちょっと。
赤が9割、白が1割くらいで、畑のほとんどが1級です。
42か所もあります。

こうです ↓

ボーヌ.png
ブルゴーニュワイン委員会より

オレンジ色の部分が1級なのですが、ほとんどオレンジ色でしょ?

自分で見たい方はこちらをどうぞ ↓
https://bourgogne-maps.fr/pdf/denominations/38.pdf

42の1級畑の中で評価が高いのが、グレーヴでしょうか
(ここにはルイ13世所縁でブシャール所有のランファンジェズがあります)

ジャドの看板ワインの一つ、トゥーロンブレッサンドも有名ですし、ジョゼフ・ドルーアンの持つクロ・デ・ムーシュも評価が高いです

もちろん1級畑それぞれの単体で作るのもいいんですが、ジャドは畑の多さを生かして毎年非常にバランスの取れたリッチな赤を作っています

それが今日のオマージュ・オー・クリマです

ネゴシアンとして始まったジャドですが、今ではドメーヌ以上に自社畑を沢山所有しています。
ブルゴーニュでは価格の高騰でブドウを買うのも大変になって来ていますので、長い安定した契約を結ぶ一方で自社畑を増やす取り組みはどのネゴシアンでも行っている将来に対する重要な備えです

で、今日のワインの畑です。
ラベルのバッカスの周りにブレンドされている畑の名前が書いてありますが、読めますか?

HPには、2012年のブレンド畑が載っています

1.LE CLOS DES URSULES
2.LES BOUCHEROTTES
3.LES PERTUISOTS
4.LES THEURONS
5.LES AVAUX
6.LES AIGROTS
7.LES CENTS VIGNES
8.LES GREVES
9.LES PERRIERES
10.AUX COUCHERIAS
11.LES TUVILAINS
12.LES CHOUACHEUX
13.LES MONTREVENOTS
14.LES SIZIES
15.LES REVERSEES
16.LES TOUSSAINTS
17.AUX CRAS
18.LES VIGNES FRANCHES
19.LES BRESSANDES


全部で19か所、しかし、ヴィンテージによってブレンドされる畑が変わっています。
今日の2018年、よく見ると12年と違うでしょ?

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2012年では19か所

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2018年では17か所

ポスターの方が見やすいかも ↓

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…2015年は18種類だったような

畑はこうです ↓

ルイ・ジャド Beaune-site-internet.jpg

…暇なんで1級畑探しやってました

ワインは長熟、でも難しくない
お値段以上の価値があります






















posted by cave MITSUKURA at 18:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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