曇り空の名古屋、数日前の暑さからすると少しは気温低いです
南仏では史上最速で収穫が始まったようです
ボジョレーでも、早いところで8月中旬くらいの収穫(まずはヌーボー用)が見込まれており、順調にブドウは生育しています ↓
ニコラ・ロシニョールSNSより モルゴンのブドウ
輸送の問題や本数確保が困難な事から、ボジョレー・ヌーボー2022は暗い
品質の問題ではないけれど、ヌーボーが入手困難になるとは。
世界的にも最も重要な市場である日本向けの出荷がかなり減るとすると、ボジョレー・ヌーボーを取り巻く状況は変化は加速しそうです。
以前から、人気ドメーヌの高級ボジョレー・ヌーボーと大量生産の風物詩的存在の低価格ボジョレー・ヌーボーとは、愛好者がはっきり2分されていた感じでしたが、今後は低価格での販売が難しいこともあり、大量生産の低価格帯の物は減っていくでしょう
今日は、久しぶりに仕入れした、このワインを紹介します
今日もブルゴーニュ。
プス・ドール シャンボル・ミュジニー1erグロゼイユ2015
超有名生産者、ブルゴーニュの赤ワインです
プス・ドール知らなかったらブルゴーニュ通とは全く言えません。
この蔵はヴォルネイを代表する重要な老舗ドメーヌの一つで(あとはダンジェルヴィーユやモンティーユ、ラファルジュでしょうか
HPより
ヴォルネイは中世では、最も高貴な赤ワインを生む村としてブルゴーニュのトップでした
ヴァロワ朝初代王のフィリップ6世がブルゴーニュ公国のウード公にヴォルネイを72樽注文した記録が残っています。
カイユレや60ウヴレ、シャンパン等、香りよし寿命よしの最高のワインが沢山あります
プス・ドールではヴォルネイに3つのモノポールがあります
クロ・ド・ブース・ドール
60ウヴレ
クロ・ドーディニャック
どれも素晴らしい畑。
今、何も知らずにニュイばっかりありがたがってるミーハーな人、ヴォルネイやポマールを馬鹿にするでない
プス・ドールの設立はなんと16世紀、革命前のブルジョワハウスだったようですね
その後はしばらく低迷する時代がありまして、1964年にニコラ・ポテル氏(と投資家)によって再建されます。
そしてその後、現在の所有者、ランダンジュ氏に1998年に買収されています。
今のオーナーさんは他業種(医療器械)で成功した方なので資金は潤沢、設備を一新して更に畑を次々に買い足しています
すっごい快進撃、お金持ち〜
息子さんのブノワさんが現在支配人として仕事しています。
こんなお二人 ↓
HPより
元々、ヴォーヌロマネに別荘を持ってたとか… 羨ましい
で、ヴォルネイを散々褒めておいてなんですが、今日のワインはシャンボル・ミュジニーです
この畑は、ランダンジュ氏がオーナーになってから手に入れた畑で、シャンボル・ミュジニーの老舗ドメーヌであるモワンヌ・ユドロから継承した区画です
当時、モワンヌ・ユドロは後継ぎがおらずドメーヌを売却する意向を公にしていましたが、その畑の価値が考慮されて買収価格はとてつもない高額になるだろうと言われていました
1級レザムルーズ、特級ボンヌ・マールを含む畑は誰もが欲しい区画ですが、その買収劇を制したのがランダンジュ氏でした。
いくらだったんだろう…
その際に一緒に手に入れた区画が今日の1級グロゼイユです
この畑を知ってる方はとても少ないのではないでしょうか?
なんせ、極小区画です(正確な面積が分からない、すんませーん)
ここ ↓
プス・ドールが所有するのは、0.52haとこれまた極小。
グロゼイユとはフランス語で赤スグリの事です ↓
パティシエWIKIより拝借
英語だとレッドカラントです。
小粒で真っ赤な実が綺麗です、甘酸っぱく、はっきりした酸味があります。
余談ですが、ロベール・グロフィエの若いワインって、グロゼイユ(または生のフランボワーズ)なイメージです
赤く透明感のある液体で甘酸っぱいワインでしょ。
うーん、醸造や熟成に関して全く情報がありません
しかし、極小区画の1級ワイン、どーしても飲んでみたくて買ってみた。
随分前にモワンヌ・ユドロ会やりました、それ以外の生産者のグロゼイユも飲んだ事あります。
が、プス・ドールのグロゼイユは未だ飲んでいない
当たり年の2015年だし、期待できます
まだちょっと早いだろうか
今、一番飲みたいワインです
価格は諭吉さん2人でおつり来ます。
これって安い?高い?
御試しあれ〜
名古屋のワインショップカーヴミツクラの店長のブログです


