シャンパーニュでは来週から本格的な収穫スタートになりそうです

段々、8月の収穫が当たり前になっていくんでしょうか…
早い。
先日、名古屋市美術館で開催中のボテロ展に行ってきました

ちょっと行った日が悪かったようで、他の観覧者で不愉快な人たちがいて残念でした。
現代アートにはほとんど興味がありませんが、グッズも面白い物があって良かったです

ムートンのラベル描いて欲しいですね

名古屋市美術館のある白川公園って、お店から物凄く近いのですが、てんちょはまだプラネタリウムに行ったことがありません

ヴァインバック MVO マセラシオン・フォーゲルガルテン・ゼロ・アントラン2020

フランス、アルザスのオレンジワインです

ヴァインバックもオレンジワイン作るようになったんですね〜
(ヴァインバックはアルザスでグランクリュがひしめくカイゼルベルグにある老舗ドメーヌです、特級シュロスベルグの真ん前にあり、中世のカプチン修道会の畑を継承しています)
皆様、オレンジワインってご存知でしょうか?
最近、ナチュラル流行りでよく耳にするかと思います。
オレンジワインとは、簡単に言うと、白ワインを赤ワインの作り方で作った物です

なので種類としては白ワインです。
通常の白ワインは、まず搾汁して果汁だけにして発酵を始めます。
発酵前にそーっと置いておくことで不純物が沈殿しますので(デブルバージュ)、綺麗な上澄みを取って発酵させます。
オレンジワインはこの過程を取らず、赤ワインの様に果皮や種も果汁と一緒に発酵させます。
赤ワインはその過程で果皮から色素が抽出され、赤ワインらしくなっていくのですが、白ブドウは果皮の色が薄緑か黄緑くらいなので濃い目の白になるという感じです。
なのでオレンジワインと呼ばれます。
オレンジが原料なのか、と思う方がいても仕方ない

味わいは、果皮からの抽出物があるので、果汁だけのワインに比べると深みがあって複雑になるなどの利点もありますが、温度管理などきちんとしないと良い香気成分が失われたり、腐敗が起こったりと簡単ではありません

巷でイマイチな香りのナチュラルワインが多いのはこのせいです。
この10年くらい、ジョージアのアンフォラ(壺)ワインで注目されました

なるべく人工的な過程を経ない(手を掛けない)事を主義とする作り手に真っ先に取り入れられた感がありますね

ヴァン・ナチュールと言われるワインです

で、ヴァインバックも作り始めたみたい

ブドウは、ゲヴェルツトラミネール70%、ピノグリ30%
発酵後8ヶ月、澱と共に熟成させています。
特級フルシュテンタムと特級マンブールの間にある畑、フォーゲルガルテンのブドウを使っています。
2019年に新たに取得した区画です。
マルノ・カルケールという石灰・泥灰岩の土壌で、現在ビオディナミに移行中です。
(マールはカルシウム含有量が35〜65%までの石灰質に付けられた呼び名です)
こんな岩です ↓

HPより
黄色いですね

0(ゼロ)INTRANT=添加物ゼロの表記通り、酸化防止剤無添加です

当然フィルターもなし。
なので、きちんと温度管理された冷暗所で保管しなければなりません

酸化防止剤なしのワインは変化に弱いので、あんまり歓迎しません。
輸出向きじゃありませんね

ワインの酸化防止剤や加工肉の防腐剤は、やっぱり安全な保存には必要で有効性も高い。
(ソーセージの事故なんて考えただけで恐ろしい、戦前は多くの人が亡くなっています)
酸化防止剤に過剰に反応してる人がいますけど、現代人の食生活で添加物を避けて過ごすことはまず無理です

そんなに健康、健康って言うなら酒飲むのやめたらよろし。
…話を戻して。
清澄してないみたいですが、見た目は特に澱などありません

価格はすこーし立派。
きちんと管理してヴァン・ナチュール作ると当然そうなるでしょう

一葉さんでは足りませんが、あと野口君一人いればOK
このワイン、発見した時には既に残り5本だったんです

最近、そんなのばっか

これはてんちょも飲んでみたいですね〜
5本店頭にあります、飲んでみたい方はお早めにご来店ください

そして飲みました‼️
まるでロゼの様な赤い色です‼️
美味しかったー。
繊細な味で、香りはゲヴェルツの甘い香り。
和食に良さそうです。
スパイスの効いた四川にも合いそう❤️