2023年01月14日

古の畑、復活


久しぶりに雨の名古屋
感想してるから雨は良いかも、しかも寒くないし。

今日は初日の開店早々から沢山の方に福袋を買いにご来店いただき、本当にありがとうございます

まだ、シャンパーニュもブルゴーニュ赤も当たりは残っております
明日以降も引き続き皆様のご来店をお待ちしております〜



店頭にはルフレーヴ2020が入荷して来ました

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が、ピュリニーモンラッシェの1級が何もなかった
フォラティエールもクラヴォワヨンも、1本もない

そしてグランクリュですが…
なんちゅー値段になってんの
正規品なのはいいのですが、それでもこの高騰…




今日はこのワインを紹介します
謂れが面白いのです。

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グロ・フレール・エ・スール シュマン・デ・モワンヌ・ド・ヴェルジ2019

ブルゴーニュの赤ワインです。

グロ・フレール・エ・スールは有名なドメーヌなので知ってる方が多いと思います。
ラベルの金杯が覚えやすいですし

このドメーヌはヴォーヌロマネの地主、グロ一族です。

家族親戚が色んなドメーヌを経営してますのでややこしいかも。

お兄さんは(父親ジャン・グロの後を継いだ)ミッシェル・グロ
妹がリシュブールを相続して、ポマールのフランソワ・パランと結婚したアンヌ・フランソワーズ・グロ

今日の当主のベルナールさんは、父ジャン・グロの兄弟のギュスターヴ氏とコレット氏が経営していたドメーヌを相続しています
叔父さんと叔母さんのドメーヌだったんですね、二人にはお子さんがおらずドメーヌを継ぐことになり、ドメーヌの名前もそのまま継承してます。
(フレール・エ・スールは英語のブラザー&シスターです)

因みに、トロ・ボーさんと結婚したアンヌ・グロさんのドメーヌもありますが、彼女はミッシェルやベルナール(そしてアンヌ・フランソワーズ)にはいとこに当たります。

父ジャン・グロは4人兄弟で、その内のフランソワ・グロさんの娘がアンヌ・グロさんです。
最初はフランソワ・グロという名前のドメーヌでしたが、娘さんが入ってフランソワ・エ・アンヌ・グロと改名
更に現在はアンヌ・グロとなっています。

字だけで書くと分かりづらいかなぁ…


で、今日のワインに戻りまして。
このワインは法的にはヴァン・ド・フランス(テーブルワイン)です

ヴォーヌロマネの名門が作ってるんですが、畑の場所に秘密(?)があります

今日のワインは、ヴォーヌロマネのブドウ畑の斜面をさらに上がり、オートコートドニュイへ至る途中にあります

ここ ↓

シュマン・デ・モワンヌ・ド・ヴェルジ.png

何故そんな場所にブドウ畑があるのかと言うと。

ベルナール氏は1995年のある日、昔の航空写真を見ていた時に、当時はブドウは植えられていない地区のその中に石垣(クロ)で囲まれた痕跡のある区画に気が付きました

そのクロの在り様から、フィロキセラ被害の広がる前にはブドウが植えられていた、しかも石垣で囲まれた特別な区画であったであろうと推測。

250年以上前に放棄されていたであろう、この畑はヴェルジ修道会の物だったと考えた彼はすぐに購入。
土地を整備して2014年から植樹を開始。
もちろんピノノワール100%

初ヴィンテージは2017年で、シュマン・デ・モワンヌ・ド・ヴェルジ(ヴェルジ修道僧の小道)と名付けられました

輸入元がYOUTUBEに畑の場所や様子を載せています ↓
https://www.youtube.com/watch?v=2LAy8N-b0fE

3分程度の動画でとても参考になります
是非、見てみてください

途中のグランクリュがおお〜って感じです
てんちょ、あのレーニュの上には道が続いてなくて行けないと思ってましたが、行けるんですね〜


弟ベルナール氏の肝いりで作られているテーブルワイン。
諭吉さん以上が必要ですが、面白いですね

ヴォーヌロマネはもちろん名乗れませんが、中世の修道士が知っていた銘醸畑なら間違いなさそうですし
因みに、その当時のヴェルジー修道会はロマネコンティロマネサンヴィヴァンを所有しています。
(このヴェルジー伯と弟の司教が910年に建立したサンヴィヴァン修道院は、その後650年もの長きに渡り、この垂涎の二つのワインを作り続けていました)

今日のワインの区画の西、キュルティル・ヴェルジーという村ににサンヴィヴァン修道院跡が在ります ↓

Curtil-Vergy_-_Monastere_-_Saint-Vivant.JPG
WIKIより

中も見学できるみたいですね、廃墟になってますが広いドームの天井が修道院らしいです


それから、クロ石垣と書かれますが、膝くらいの高さの囲いです

高い塀で囲まれ、閉ざされた畑を想像する方もいるかもしれませんが、そんな高い塀があると日照条件良くないでしょ
簡単に乗り越えられる垣根ではありますが、特別な区画であるがゆえに境界をはっきりさせて、気軽な立ち入りを禁じた目印であった訳です。

てんちょはまだこのワインは飲んだ事がありません
是非挑戦してみたいですね〜










posted by cave MITSUKURA at 18:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする