今日は暑いくらいの気温ですね、曇ってますが花粉はいっぱい
もう3月も終わりですね〜
今日はこのワインを紹介します
少し前に入荷しましたが、割り当て品です。
ギベルトー
左から、
ソミュール・ブラン ドメーヌ2021
ソミュール・ブラン クロ・デ・ギュイショー モノポール2020
ソミュール・ブラン ブレゼ2019
ソミュール・ブラン クロ・デ・カルム モノポール2018
ソミュール・ルージュ レ・ムーラン2021
ソミュール・ルージュ レ・シャポダイス2020
ソミュール・ルージュ レ・ザルボワーズ モノポール2019
このワイン、知ってて好きっていう方はワイン通ですね
今日のワインはフランス北東部のロワール地方で作られています。
ソミュールという産地をご存知でしょうか?
何度も書いてますが、フランスで最も長い河川であるロワール河流域には非常に多くのワイン産地があり、15の県にまたがる大産地です。
北にある為、赤よりも白の方が多く、アペラシオンも80以上(数え方では100以上)もあります
河口のナント(フランス第4の大都市)から上流のサントル・二ヴェルネ地区(サンセールがあります)まで4つのワイン地区に分類されています。
今日のソミュールは河口から2番目の地区、アンジュー・ソミュール地区にあります
…このアンジュー・ソミュール地区と次のトゥーレーヌ地区を混同してる方が意外に多い。
あまり馴染みが無い産地で未知の名称が多いからでしょうかねぇ、心当たりがある方はご注意。
すぐ隣なので地区の境目が曖昧になる気持ちはよく分かります
ソミュールは町としてはとても小さなところです。
(地区の代表はアンジェです)
これでピンと来ない方はこちらをどうぞ ↓
ソミュールからアンジェとトゥールってほぼ同じ距離なので、ソミュールがどっちに入ってもいいような気もしますけどね。
歴史的背景かな。
ソミュールでは白はシュナンブラン、赤はカベルネフランから作られます
(赤には補助品種もありますが、上記の覚えでOKです。
さらに細かなAOCもあります。
赤だけに認められる、ソミュール・シャンピニーというAOCもありますので、上級者はその辺りもチェックしてみては)
今日のギベルトーは過去にも紹介しています ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/470911119.html
2019年、コロナ前でまだ安かった…
詳しい経歴は上掲の過去ブログに譲るとしまして。
ギベルトーの評価でよく使われるのが、
フルーティで軽いソミュールが多い中、クラシカルで長期熟成の可能性があるワイン
という言葉です
決して濃くない、エレガントなワインです
赤も繊細、フランの香りも柔らかでシノンやブルグイユほどの青さはありません。
白はコクあり、若いと固くてそっけないかもですが、厚みのある構造で期待できます
ブルゴーニュのコシュ・デュリやルロワの白に例えられるようなソミュール・ブランのモノポール
高くなったとは言え、まだ手が出せる価格です。
(コシュ・デュリやルロワは車や中古住宅にも匹敵する価格だもんね)
今回、僅かに割り当てが入荷しましたが、中には1本のみ、もあり
一番お手頃な赤白はもう飲んでもいいでしょう
モノポールはもう少し置いた方がよさそうです。
どこか伝統的なロワール料理を食べさせてくれるお店はないかな
和食でもいいと思います
フグよりはすっぽんやアンコウ、寿司よりは天ぷらかな。
お手頃アイテムで一葉さんくらい、あなたも飲んでみてください
オススメしますよ〜