2023年05月07日

じゅうごワイン美味しい


今日の雨は湿度が高くて蒸し暑いですねー
梅雨時みたい



今日は未知のワインを紹介します
爽やかな青空を思って。

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(店頭にもありますがHPより拝借)

ザシャリヤス オミクロン・レッド2021

名前からどこのワインか見当がつきますかね?

今日のワインはギリシャです

ギリシャのワイン法をご存知の方はまずいないだろと思います
エキスパート等の方でもあんまりちゃんと勉強してない方がほとんどでしょう

てんちょなんて、最初のソムリエ試験受ける時(20年以上前だ)にちょっと勉強した程度で、シニアの受験の時にはギリシャって勉強した覚えがないくらい…
しかも当時から法律が大きく変わっておる

ギリシャは1981年EU加盟ですが、2008年に現在の法律に改正されるまでは、
下から、
1.エピトラペジオス・イノス(テーブルワイン)
2.トピコス・イノス(ヴァン・ド・ペイの様な地域ワイン)
3.オペ(AOCに相当、頭文字を取ってOPEで甘口のみ)
4.オパップ(AOCの上位ワイン、辛口や赤)
という体系だったんですが、3が廃止され、より西ヨーロッパの法体系に近くなっています。
そして、上記の名称は現在一つも使われていませんー

甘口OPE、せっかく覚えたのにぃぃ
そして、現物を一度も見た事がない
(産地名の知識は無駄にはならないのでいいけど)

まぁ、ここではそんなに法規には立ち入りませんけど
長くなるので、現行の法律は各自お調べください


今日のワインはネメア産赤ワインです
アギオルギティコ100%

…よく知りません。
ギリシャのブドウを理解するにはまだ相当の努力が要るなぁ

このアギオルギティコという品種は黒ブドウではギリシャで最も栽培されています
なので、他のアギオルギティコのワインも色々あります


ネメアは首都アテネから西へ100キロほど、ペロポネソス半島にあります ↓

ザシャリヤス.png

余談ですけど、ペロポネソス半島って名前は中学の世界地理で覚えたのですが、

どー見てもこれ(↑)が半島には見えない

…確かに拡大すれば海に囲まれた島っていうか、細く繋がってるから半島なんでしょうけど。
そー思いません??
わたしだけ??

って、現実は半島です。
アナトリア(トルコ)も日本では半島っていいますよね。
まぁ、半島は細長いもんだという思い込みもあるかも(ガリポリみたいな)


話を戻して。

今日のザシャリヤスワイナリーはネメアでは3本指に入る代表的生産者で、オーナーのエリアス・ザシャリヤスさんが1990年に購入した醸造所でワイン生産を行っています。
こんな方 ↓

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輸入元HPより、以下同様

彼はアテネ農業大卒で農業コンサルタントもしていました、ワイナリの畑でも無農薬・除草剤不使用の自然なブドウ栽培を行っています

流石ギリシャ、遺跡の隣にブドウ畑 ↓

ザシャリヤス3d1c8a1e4aa65fa4c5d3ade816fa5e28_s.jpg

40haの畑で13品種も栽培していますねー、結構な規模です

これがアギオルギティコかなぁ? ↓

ザシャリヤスcac4ab9cfe6f_1359x906.jpg
HPより

今日のワインは赤ですが、とても軽めのデイリーワインです
低価格のスクリューキャップでお手軽です。

若木のブドウを使い、ステンレスタンクで発酵・熟成しており、樽は使っていません。
めちゃくちゃ若い、紫色をしています
アルコール度数は12.5%、安心だね〜


でも、何故、オミクロン(=15)なんでしょう??
説明がないぁ
ギリシャ文字は読めないし



外観は割と濃い目ですが圧倒的な紫です、ボジョレー・ヌーボーやノヴェッロにあるような甘い香りがします
若いですが、丸い口当たりでフルーティです。

バランス良くて果実味もある、暑い時期にはとても良いのでは
美味しいですよ、個人的にはとてもアリ。

ギリシャだからどうの、という難しさや異端さはありません
つるっと飲める軽い赤です。
上手に作ってありますね

ブラインドならガメイって言いそう
(↑ 当たってたまるか)

1500円以下のお手軽ワイン、是非飲んでみてください〜

一度、ギリシャにも行ってみたいです。










posted by cave MITSUKURA at 19:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする