2024年03月11日
香りを楽しむべし
昨日は、名古屋ウィメンズマラソンでしたね
多少寒いくらいがランナーには良いのでしょうか?
それから、道路封鎖は知っていたものの、地下鉄伏見駅の最寄出口が工事で封鎖されていて、遠回りする必要があって例年よりも面倒だった
エレベーター設置の工事で出口が1年以上封鎖って、どういうこと??
今日は個人的なメモのつもりです
ブルゴーニュです。
ルイ・ジャド ボーヌ1erトゥーロン レ・クリマ・ド・ボーヌセット
数年前に購入した垂直セットです
もちろん蔵出し、そして限定品。
木箱の蓋に、ボーヌの畑の地図が描いてあるのがいいですね
ジャドの本拠地であるボーヌは、ブルゴーニュワイン取引の中心地でもあり、コートドール最大の町です
ジャド以外にも、
ブシャール
ドルーアン
シャンソン
ルイ・ラトゥール
など、歴史のある大手のメゾンが沢山あります
有名なネゴシアンをロクに飲んでもいないくせに馬鹿にする浅薄な輩がたまにいますけど、今や大手メゾンは買いブドウよりも自社畑を多く所有し、品質の高いブルゴーニュを生産する重要な位置づけにいます
ヴィンテージを追うごとに、流行も造りも変化するものです。
決めつけは禁物
で、ルイ・ジャドですが。
創業は1859年、既にブドウ栽培を生業としていたルイ・アンリ・ドゥニ・ジャドによって設立されています。
その当時既に、ジャドの所有畑にはシュヴァリエ・モンラッシェ、ボーヌ1erクロ・デ・ズルシュル(後の改名)があり、彼は30年をかけてネゴシアンの商売を軌道に乗せました。
その後も畑を増やし、アメリカやイギリスへの輸出も始め、家業は順調に成長していきました
その間、現在の社長にもなっているガジェイ家が経営に加わっています。
ジャドは創業前から創業後に取得した多くのボーヌの1級に大変誇りを持っており、メゾンのフラッグシップと考えています
ミュジニーやシャンベルタンも持っていますけど、それに劣らぬブルゴーニュの歴史を味わうことのできる畑です
ボーヌは街も大きいですが、畑の面積も大きく、コートドボーヌ最大です
赤と白の生産が認められていますが、赤は白の7倍以上あり、ほとんどが赤ワインです。
しかもその赤の内、80%弱が1級畑という、ほとんど1級の赤、というのがボーヌの現状です
1級認定は42? かなり多いです。
歩くと結構時間がかかりますが、途中に区画の地図が看板で出ていたりとワインツーリズムにも力が入っています
余談ですが、皆様、
コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ
というアペラシオンを正確に説明できますか?
おそらくほとんどの方が思い違いをしてると思います
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
とは全く異なる畑の意味なんですが、ご存じでしょうか?
気になる方は自分で確認してみてください
話を戻して、
ルイ・ジャドはその1級の中でも評価の高い区画をいくつも所有しており、それらをブレンドして作られる、
オマージュ・オー・クリマはレベルの高いワインです ↓
字が小さいですが、バッカスの周りの畑の名前、読めますか?
2018年、ちゃんとトゥーロンもブレンドされています
トゥーロンは市街地から近いここです ↓
紫の丸が市街、水色の丸がトゥーロンの区画です。
区画の内、オレンジが1級畑で、黄色が村名なので、如何にボーヌは1級だらけなのか、お判りになるのではと思います
さて、この1級、11年から16年までの6本
今飲むにはちょうど良いころではないでしょうか
てんちょ、今年のテーマは熟成
熟成しないと出ない香り=ブケに期待
どんな香りがするかなぁ〜
因みにこのセット、木箱入りでもう1箱あります
ネットショップでも買えます〜