風が強い


春の嵐だ。
おかげで花粉だらけ

今日は春の恒例、ルイ・ジャド2022バレルテイスティング&セミナーに行ってきました

アジアでは日本だけの開催、それだけジャドが日本のマーケットを大事にしてるから。
(そして、資本関係もあるし)
今回のセミナーは9年ぶりの来日となる醸造責任者のフレデリック・バルニエさんが来てくれました


9年前のセミナーも行ったなぁ、あれから9年ですか。
↑ 当時のセミナー
もちろん、アジア・パシフィック担当のエリー・ペレスさんも来てました(写真ないですが)
てんちょ、エリーさんに会うのは昨年のルイジャド訪問以来です。
アジアの拠点をバンコクから香港に移したそうで「近くなった」と。
短い時間でもいろいろ話せてよかったです
香港も暑い日と寒い日がごちゃごちゃで日本と同じらしい
あんなに暑いくらいだった2月が嘘のような寒さだそうで、バンコクよりも湿度が高いって。
2024年の今年、今ブドウの生育はスタートの直前といったところで、先週までのボーヌは冷え込んでいましたが、今年も例年と同じく暖かくなるのが早くて、萌芽も早いだろうという予想です
でもそうなると心配なのが遅霜の被害です
こればかりは心配しても、どうしようもない。
エリーさんも「祈るだけ」って言ってました(touch the tree)
今回試飲の2022ですが、もちろん瓶詰前の樽熟成中のサンプルですので、これからの変化を踏まえて吟味しないといけません。
バレルテイスティングに参加するの何回目だろう、いつからやってるんだっけ??
いつもフレッシュなワインに感動しますが、年々早く飲めて待つ必要がない赤が増えてる気がします。
2021年の激減した生産からV字回復した2022年、かなり注目すべきヴィンテージとなってます
全ては書けませんがかいつまんでご紹介します。
2022年は暑さで生育がスピードアップした年なのに、収穫時期に成功したおかげで酸を保ったバランスの良い出来栄えになった
と、バルニエさん。
気温、日照のどちらもこの30年で最も高く多い年で、湿度も少ない乾燥した一年になりました
これからは同じように「早い萌芽ー暑い夏ー早い収穫」というサイクルがますます定番になっていくはず。
しかし、それだと続く暑さで水不足になってしまうんですが、2022年は6月の嵐を伴う雨が続いたおかげで、7月以降の重要な時期の乾燥に耐えることができたそうで、それはとてもラッキーでした。
危なかったのね
確かに去年行った時も生産者が「22年は水が不足してブドウの葉が黄色くなっていたけど、今年はその心配がない」と言ってましたし、どこの畑も青々した葉が茂ってました(7月時点)
それから、興味深いことに、
あまりに夏が暑すぎてブドウの成長がゆっくりになった、ことも幸いしたそうです
一気に完熟して上り詰めると、酸も同時に一気に失われていくのが、一度成長は止まったおかげで酸を少し温存しながら適熟(完熟しすぎない程度のところ)で収穫できたことが幸いしたと。
暑さは完熟の恩恵を約束してくれる利点がある一方で、収穫のタイミングが狭まり判断と準備が厳しくなるという困難もあるわけで。
しかし、やはり実が熟すのはいいことなんですよ
他には、2021年にブドウが全然実らなかったので、ブドウ木としては翌年には子孫を残すべくたくさんの実をつけようとするもの、だと。
なるほどね
植物の適応力ってすごいね〜
セミナーでは貴重な分析とデーターの積算によるグラフが多用されていまして、非常に理解が早い
素晴らしい勉強会でした。
なかなかこれだけの内容を聞く機会はないですね
ちゃんと見返そうと思います。
試飲もずらっと。
毎度のバレルサンプルの文字が。写真撮ってませんですんません。
赤はものすごく完熟した香りがします
プルーンやレーズンのジャムみたい、甘く濃いイメージで青さゼロ。
飲むと酸味はあるけれど、甘い果実感もあるので、今はまだマッチしてないような気もする。
しかし、食卓にあって丁度よいスタイルなんで、これはこれで良しか。
ニューワールド(特にカリフォルニア)のような甘さと濃さではないけれど、昔ながらのすっぱくて淡い色のピノノワールではない
エリーさんはこれをニュークラシックと呼んでいた。
いいね。それ、私も使おう
白も酸があるものの、厚みがあって骨太な感じです。
白こそまだ飲んじゃいけませんが、ポテンシャルは高そうです
しかし…問題は値段だよ
2022年はクロサンジャックで税別58000円だった
モンラッシェで280000円
セミナーと試飲会の後で、一般のルイ・ジャドの試飲会もあったのでそちらにも寄ってみました。
ずらーっと美味しいワインばっかり

もちろん、アジア・パシフィック担当のエリー・ペレスさんも来てました(写真ないですが)

てんちょ、エリーさんに会うのは昨年のルイジャド訪問以来です。
アジアの拠点をバンコクから香港に移したそうで「近くなった」と。
短い時間でもいろいろ話せてよかったです

香港も暑い日と寒い日がごちゃごちゃで日本と同じらしい

あんなに暑いくらいだった2月が嘘のような寒さだそうで、バンコクよりも湿度が高いって。
2024年の今年、今ブドウの生育はスタートの直前といったところで、先週までのボーヌは冷え込んでいましたが、今年も例年と同じく暖かくなるのが早くて、萌芽も早いだろうという予想です

でもそうなると心配なのが遅霜の被害です

こればかりは心配しても、どうしようもない。
エリーさんも「祈るだけ」って言ってました(touch the tree)
今回試飲の2022ですが、もちろん瓶詰前の樽熟成中のサンプルですので、これからの変化を踏まえて吟味しないといけません。
バレルテイスティングに参加するの何回目だろう、いつからやってるんだっけ??
いつもフレッシュなワインに感動しますが、年々早く飲めて待つ必要がない赤が増えてる気がします。
2021年の激減した生産からV字回復した2022年、かなり注目すべきヴィンテージとなってます

全ては書けませんがかいつまんでご紹介します。
2022年は暑さで生育がスピードアップした年なのに、収穫時期に成功したおかげで酸を保ったバランスの良い出来栄えになった
と、バルニエさん。
気温、日照のどちらもこの30年で最も高く多い年で、湿度も少ない乾燥した一年になりました

これからは同じように「早い萌芽ー暑い夏ー早い収穫」というサイクルがますます定番になっていくはず。
しかし、それだと続く暑さで水不足になってしまうんですが、2022年は6月の嵐を伴う雨が続いたおかげで、7月以降の重要な時期の乾燥に耐えることができたそうで、それはとてもラッキーでした。
危なかったのね

確かに去年行った時も生産者が「22年は水が不足してブドウの葉が黄色くなっていたけど、今年はその心配がない」と言ってましたし、どこの畑も青々した葉が茂ってました(7月時点)
それから、興味深いことに、
あまりに夏が暑すぎてブドウの成長がゆっくりになった、ことも幸いしたそうです

一気に完熟して上り詰めると、酸も同時に一気に失われていくのが、一度成長は止まったおかげで酸を少し温存しながら適熟(完熟しすぎない程度のところ)で収穫できたことが幸いしたと。
暑さは完熟の恩恵を約束してくれる利点がある一方で、収穫のタイミングが狭まり判断と準備が厳しくなるという困難もあるわけで。
しかし、やはり実が熟すのはいいことなんですよ

他には、2021年にブドウが全然実らなかったので、ブドウ木としては翌年には子孫を残すべくたくさんの実をつけようとするもの、だと。
なるほどね

植物の適応力ってすごいね〜
セミナーでは貴重な分析とデーターの積算によるグラフが多用されていまして、非常に理解が早い

素晴らしい勉強会でした。
なかなかこれだけの内容を聞く機会はないですね

ちゃんと見返そうと思います。
試飲もずらっと。
毎度のバレルサンプルの文字が。写真撮ってませんですんません。
赤はものすごく完熟した香りがします

プルーンやレーズンのジャムみたい、甘く濃いイメージで青さゼロ。
飲むと酸味はあるけれど、甘い果実感もあるので、今はまだマッチしてないような気もする。
しかし、食卓にあって丁度よいスタイルなんで、これはこれで良しか。
ニューワールド(特にカリフォルニア)のような甘さと濃さではないけれど、昔ながらのすっぱくて淡い色のピノノワールではない

エリーさんはこれをニュークラシックと呼んでいた。
いいね。それ、私も使おう

白も酸があるものの、厚みがあって骨太な感じです。
白こそまだ飲んじゃいけませんが、ポテンシャルは高そうです

しかし…問題は値段だよ

2022年はクロサンジャックで税別58000円だった

モンラッシェで280000円

セミナーと試飲会の後で、一般のルイ・ジャドの試飲会もあったのでそちらにも寄ってみました。
ずらーっと美味しいワインばっかり


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