2024年05月02日
コーラルピンクの泡
5月になりました
これ以上暑くならないでほしい(無理ですよね)
月初はたくさんの新入荷がありました
順番に紹介していきたいと思います
まずはこちら。
冷やして美味しいロゼの泡です
ジャン・ポール・ブラン エフェルヴェサン・ロゼNV
フランス、ブルゴーニュ南部のボジョレーの作り手です
今日のワインはガメイ100%のロゼのスパークリングワイン
やや辛口です。
珍しいかも
ジャン・ポール・ブランはボジョレーでも一番南にあたるシャルネイ村にあります。
ムーラン・ナ・ヴァンやモルゴンなどのクリュボジョレーがある北からは結構離れています。
マコンよりもリヨンが近いくらいです ↓
ご当主のジャン・ポール・ブランさんは、1973年に両親から継承した畑を元にドメーヌを興しました
「パリ試飲会事件」の主催であったスパリア氏の目に留まり、ワイン通に紹介されるに至って、高い評価を得る作り手として知られているそうです。
創業時から畑は10倍になっています(40ha)
うーん、てんちょ無知でした…
日本にはヌーボーも入荷していますが、飲んだことがありません。
彼はガメイでも、マセラシオン・カルボニックは一切行いません
伝統的なブルゴーニュの手法に則って、100%除梗したのちにピジャージュとルモンタージュを両方行って、エキスと色素をゆっくりと抽出します。
MLFののちに樽やタンクで個性に合わせて熟成されています。
まさに繊細なガメイの魅力を最大限引き出すように、惜しみない手間をかけています
個人手に、こういうやり方はとても応援したいですね
今日のスパークリングは、アンセストラル方式と呼ばれる製法です
これは一次発酵(普通のワインを作る際の発酵)の途中、まだしゅわしゅわしてる状態で瓶詰めを行い、ガスを瓶内に温存する手法です。
そういう方法なので、瓶内二次発酵やシャルマーのように、改めて糖と酵母を添加していない分、弱い泡になります。
気圧も3気圧以下のような優しい物が多いです
しかし、発泡性は十分ありますのでご心配なく
黒いボトルで中が見られませんが、とても濃いピンク色をしています
やや辛口とやや甘口の中間といった味ですが、冷やして飲むと危険なくらい飲めてしまう。
アルコールは8.5%と低めです。
ほのかな甘さ、優しい辛口でしょうか、てんちょも美味しく飲めましたのでそんなに甘さは気にならないかと。
が、口当たりがよくてお酒が進むので、アルコールに弱い方は注意してくださいね
ラベルのFRV100は、ブランさんの洒落です
FRV100をフランス語読みすると、エフェルヴェサン(アルファベットのエフ・エール・ヴェと100はcentサン)となり、
effervescent=発泡、と同じ発音になります。
ラベルではそれぞれのアルファベットと100に、思いを込めた単語を当てはめています
面白い〜
HPがないしSNSもありませんので、詳しい事が分かりません。
写真があったらよかったなー
残念ながら取り扱いが終了するとのことで、大特価です
本来は4060円もしますが、今なら2000円の前半で買えます
これ、是非お勧めしますよ