2024年06月18日

北ローヌ 泡と赤


朝の土砂降りが嘘みたいな、晴れになりました
蒸し暑い〜

いよいよ梅雨入りでしょうか。
夏至も近いです。




今日は新しいワインを紹介します
先日の試飲会で大変気に入りまして、早速取り寄せました

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イヴ・キュイルロン
ヴィオニエ メソッド・トラディショナル2021
IGPシラー レ・ヴィーニュ・ダ・コテ2021


久しぶりに買いました

イヴ・キュイルロンは北部ローヌ(セプテンリオナル)の生産者です
コンドリューにあります。

てんちょ、こちらのドメーヌには2017年の9月に行きました
リヨンから車で30分もかからないくらい、結構近い。
(その後、ブルゴーニュまで遠かったですが

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その当時、イヴさんは既ににカリフォルニアでワインを作っていて(コラボ)、めちゃくちゃ濃いシラーが最後に出てきて、暑い時期だったし、全然飲めなかった思い出が…

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当時の試飲ワイン、一番右のがシラーです

コンドリュー、ヴィオニエは大変良かったです
とても可愛いショップでした



で、そんなイヴ・キュイルロンがスパークリングワインを作ってるのは知りませんでした
いつからかな。

ヴィオニエのスパークリングというだけでも珍しいと思います
瓶内二次発酵の本格派でヴィンテージ入りですし

ブドウはコンドリューのAOC認定地域外のヴィオニエを使用しています

コンドリューは戦後に生産が激減してしまい、ジョルジュ・ヴェルネ氏が中心となって新しい畑を開墾して何とか存続してきたんですが、一時期、増産を急ぎすぎて質的に良くない物もコンドリューを名乗れてしまうことになり、再度、認定区域を見直したという経緯があります。
その時に標高の高い畑はコンドリューから外されています。
今日のブドウはそういう区画の物です。

瓶熟12か月で、ドサージュにはリキュールではなく、甘口のワインを使用している拘りです

味も非常にいいですよ
ヴィオニエのあの良い香りがします、白い花の香り(テルペン香)があります。
酸もしっかりあって、よく冷えていると一層きりっと引き締まって美味しい

今日飲むのにぴったりかも
これ、是非一度体験してほしいですね

価格は一葉さんでおつりがくるくらいです、安くはないが飲む価値があります
(そういえば、もうすぐ新札になるんですよね



そしてもう1本は赤ワインです
IGPのシラーで、とてもお値打ちです。

試飲した時に、
「教科書みたいないいシラーの香りがする、ティピシテ(典型的)とはこのことだと思いました

若木の複数の区画のブレンドです。
大樽と小樽を半分ずつ使っていますが、そんなに樽の香りはしないかな。

ボディはそんなに強くないんですが、旨味はしっかり抽出できてます
アルコール度数12%なので、最近では珍しいくらいのエレガントスタイルかも。
見た目は黒いですが、なめらかですね

ソムリエ試験の勉強にも良さそうですし、単に飲むだけでも十分美味しい









posted by cave MITSUKURA at 16:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする