まだ世間は
お休みモード
でしょうか明日は新幹線や飛行機が運休になるようで、帰省や旅行の方には災難ですね
台風が大したことなく過ぎてくれればいいんですが。
名古屋はロクに雨も降らなさそうです
少しは降って気温が下がってくれるといいのに。
今日はこのワインを紹介します
シャトー・ヴュー・ムーラン・ノワール2019
フランス、ボルドーの右岸、リュサック・サンテミリオンの赤ワインです
リュサック・サンテミリオンってご存知でしょうか?
サンテミリオン衛星地区と呼ばれる産地の一つで、サンテミリオンに隣接したAOCです
ドルドーニュ川の主要都市リブルヌの少し上流にサンテミリオンがありますが、衛星地区はその内陸側に並んでいます。
衛星地区は4つ
サンジョルジュ・サンテミリオン
モンターニュ・サンテミリオン
リュサック・サンテミリオン
ピュイスガン・サンテミリオン
こんな位置関係です ↓
サンジョルジュは小さな町なのでこの縮尺だと出てきませんが、モンターニュのすぐ南にあります
今日のワインは、AOCはリュサック・サンテミリオンなのですが、作っているシャトーはピュイスガン・サンテミリオンにあります
この場所では代表的なシャトーを経営している、デュピュイ家。
シャトー・ボーセジュールと言うワインがメインの家族経営のアルチザンです ↓
SNSより
素敵なシャトー
シャトーの創業は1864年、1935年に現在のデュピュイ家の所有になっています。
もうすぐ100年。
今日のワインは、ピュイスガンとリュサックの境界にある2haの区画のブドウから作られています
メルロー70%、カベルネフラン30%
ムーラン・ノワールという事で、黒い風車があるんでしょうか
見つけられません。
近所にムーラン・ブランもあるなぁ…
ワインは、ビオロジック栽培(AB認証取得)のぶどうで自然酵母での発酵です、醸造はボーセジュールのピュイスガンで行っています。
バリックで15か月熟成していますが、新樽はそこまで使っていないと思います。
どちらかと言うと、紫色の強い、ピュアなスタイルです
メルローの良い香りがします
カベルネの青い如何にもな香りも今はあんまり感じられないワインが多いので、それはそれでいいんですが、
個人的にはやはりメルローのほうが好きです
果実以外の、土やキノコが混ざってる香りがするのが右岸のいいところです
複雑さがあります
新世界みたいに果実味一辺倒ではない、ところ。
まだ若いワインですが、熟成させても香りが一層よくなりそうです。
勉強にもなりますよ
…今年4月には霜害があって一部のブドウがだめになってます
うどん粉病への警戒を怠らないように、と言及されています。
難しい2024年、残ったブドウで良いワインが作れますように