2024年10月28日

オススメ!ピノノワールのロゼ


イベント&ニュース欄にも記載しましたが、来週、
11月4日(月)〜11月7日(木)の4日間、臨時休業いたします

どうしても修繕が必要になりまして。
11月にお休みしたくないんですが、仕方なし。
どうかご了承ください

もう週末は11月なんですね、信じられないわー💦



なんだか10月も早々と終わってしまいますね。
今日は美味しいロゼを紹介します

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ユベール・ブロシャール サンセール・ロゼ2023

フランス、ロワール地方の上流、サントル・ニヴェルネ地区のロぜ。
ピノノワール100%の辛口です。

サンセールは皆様、ソーヴィニョンブランの白として知ってる方が多いと思います
爽やかで切れの辛口で人気ですね
対岸のプイイ・ヒュメと並んで、夏の定番です。

ですが、プイイ・ヒュメが白のみの名称なのに対して、
サンセールは白以外にも赤もロゼも生産が認められています

サンセールも白だけ、って思ってる人がいますが違うんですよ


フランス最長の河川であるロワール川は流域に沢山のワイン産地があります。
AOCがごちゃごちゃになってる人も多いかもしれませんね

大きく4つの地区に分かれるロワール地方ですが、下流のアンジュー・ソミュール地区と中流のトゥーレーヌ地区では赤ワインは概ねカベルネフランで作られてますが、上流のサントル・ニヴェルネではピノノワールで作ります

ブルゴーニュのピノノワールがとっても値上がりしていますので、狙い目かもしれませんが…
サンセールでもやっぱりピノノワールはそこそこのお値段がしてお得感がイマイチかも


今日のユベール・ブロシャールは、少し前に業界の試飲会で飲んでとてもいいと思ったのですが、入荷が秋になるという事で、ずーっと待ってました
晴れて入荷して嬉しいです

このドメーヌはご夫妻が営んでいて、両親から畑を相続しています
1900年から記録があるような古い農家で、代々シャヴィニョルで山羊を飼育しながらチーズを作ったりする典型的な混合農業を営んでいましたが、この数十年でワイン生産が拡大すると事業をワイン専門に切り替えて現在に至ります

ご近所には
アンリ・ブルジョワ
フランソワ・コタ

と、有名なドメーヌがあります

こんな外観のドメーヌです ↓ 

ユベール・ブロシャール.jpg
SNSより
てんちょ、何も気が付かないで前を通過してました。


シャヴィニョルと言えばクロタンですね
現地で食べたクロタンチーズは本当に美味しくて、山羊のチーズが大好きになりました。

シェーブルチーズが苦手な方は、まず若い物をお試しください。
それなら、ヨーグルトの様な酸味があって爽やかでクリーミーですよ。
もちろんサンセールワインとの相性は最高です

このユベール・ブロシャールですが、2022年にボランジェ傘下のラングロワ・シャトーに引き継がれています。
サンセール地区の7つの村に渡ってに広がる89haもの畑を運営するのは大変な事ですので、資本のある大手に入るのは正解かもしれません。


今日のロゼですが、前述のようにピノノワール100%で作られています
シャヴィニョル村のモンダネの丘(村一番の区画)に向かい合う畑のピノノワールを使用しています

ロゼの製法はブラッシュ(プレス製法)です。
2回の圧搾で淡く色づいた果汁を白ワインと同じようにステンレスタンクで発酵させます
樽は使っていません。

華やかで甘い香りがありながら、味はしっかりした辛口です
ふくよかで広がりのあるスタイルで、酸味が青くないので和食にもよく合います

完熟したいいブドウを使ってるのがよく分かります
クリアでピュア、バランスの取れたこのロゼ、若いですがもう十分に楽しめます。
夏は終わってしまいましたが、グラスに繊細なピンク色が生えますので秋以降も是非食卓に登場させてほしいですね。
冷やしすぎなくても美味しく飲めます。

お値段はロゼにしては、やや高い方でしょうか?
3000円台なんです。

めちゃくちゃ美味しいですよ

個人手にもすごくいいと思いますので、一度飲んでみてください〜






posted by cave MITSUKURA at 16:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする