2024年11月17日

古酒だよ〜


今日も暖かいです
明日から気温が下がるそうですが、それでも11月には高めです。


店頭で最後の1本になっていた、

ロベール・グロフィエ シャンボル・ミュジニー1erサンティエ2020

ルイ・ジャド ジュヴレイ・シャンベルタン1erクロ・サンジャック2017


は無事に?売れていきました〜
お買い上げありがとうございます




今日はボルドーのおすすめを紹介します

オルトヴィ1.jfif

シャトー・オルトヴィ1999

フランス、ボルドーの左岸、メドック、サンジュリアンの赤ワインです。
25年熟成の1999年ですが、蔵出しなので安心です

オルトヴィはサンジュリアンの南あります ↓

オルトヴィ.png

ですが、シャトーは現在2級のデュクリュー・ボーカイユに買収されており、名前の付いたシャトーはありません。

デュクリュー・ボーカイユはオレンジのラベルで印象的です
個人的には大好きです。

ducru_2.png

オルトヴィのシャトーは、傘下の旧ラランド・ボリー(現在はル・プティ・デュクリュと改名されたサードワイン)を生産するシェとして残っています。
今でもgoogleマップで見ると、買収前のテレ・グロ・カイユの名前が付いたままになってますね

2006年に前のオーナーさんがお亡くなりになり、デュクリュ・ボーカーユを所有するボリー家が取得しました。
ですから、今日のワインは前のオーナーさんの元で生産されたワインという事になります
(今のオルトヴィはラベルも違います)

テレ・グロ・カイユとオルトヴィは同じ畑のブドウを使って生産されており、80年以前から遅めの収穫でリッチなワインとして知られていました。
より樹齢が高く品質が良い物がオルトヴィとして販売されていたので、生産は少ないながら高品質でコスパの良いワインで人気がありました

畑が3.5haしかありませんので、そりゃ少ない訳です。

で、現在のオルトヴィも同じく美味しいですが、この99年は非常に状態がいいのです

蔵出しなのでラベルはピッカピカです
当然ながら液面も高くて色も黒い。
25年経ってるとは思えません

ですが、ゆっくりと変化していきますので、いきなりデキャンタにジャーっと入れるようなことはお勧めいたしません
早めの抜栓は飲む人数によりますね、一人1杯ならそれでもいいですが、直前抜栓で変化をゆっくり楽しむ方がおすすめです。
(って、飲むの早い自分が言うのもなんですが

セパージュは、カベルネソーヴィニヨン70%、メルロー30%くらいらしいですが、見る資料によって数字が違ってます
よくある事ですが…

青いカベルネの熟成した香りがむんむんします
若いワインにはないブケがしますね〜

ステーキや焼肉が相性いいかもしれませんが、てんちょは煮込みが好きなのでシチューでもいいかな。
あんまり羊な気がしません…
それにニュージーやオージーの羊は、フランスや北海道とはちょっと香りが違うので、そこは好き好きが分かれそうです。
ちょっと気にしてみてください


おすすめの一番のポイントはやっぱりお値段です
税込でも5000円ちょっと
こんなお値段でサンジュリアンの25年物が買えるって、非常に貴重です。

ただ、20年熟成なのでがあります

そこは抜栓と注ぐときに十分ご注意ください。
慣れてない方が、ぎったんばったんやってしまうとすぐに濁ってしまうので要注意です。
パニエを使えると理想的ですが、出来るだけそーっと扱ってください。

ボルドーと言えども古いお酒がどんどん減っています。
簡単に手に入らくなってきていますので。

是非、飲んでみて欲しいです












posted by cave MITSUKURA at 14:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする