快晴で綺麗な青空の名古屋ですが、寒い〜

どこを触っても冷たい〜
3連休が終わったら、すぐに3月ですね

今年も早く終わりそうだ。
今日はこのワインを紹介します


グリューバー リースリング アイスヴァイン2021 ハーフ

オーストリアの甘口白ワインです。
(ウィーンの北です、カンガルーじゃない方ね)
375ml、ハーフサイズです。
皆さま、アイスワイン(ドイツ語ではアイスヴァイン)ってご存知ですか?
「氷ワイン」の言葉通り、凍ったブドウから作られる非常に甘いワインです

通常の収穫時期を過ぎて、気温が氷点下になるまで待って作られる、とても貴重なワインです。
沢山作れませんので、今日のボトルの様にハーフサイズが普通です

凍結したブドウは、水分が固形(氷)になっているので、ゆっくり圧搾すると凍らなかった糖分だけがじわっと流れ出てきます

この濃厚な液体には水分が少ないので、糖度がものすごく高いのです。
それを時間をかけて発酵させて作るのがアイスヴァインです

糖度が高すぎて発酵も非常にゆっくりしか進みません。
寒冷地のドイツでよく生産されていましたが、オーストリアでも同様に生産があります。
しかし、最近は温暖化の影響で冬でも氷点下にならない産地が増えています

天気予報と温度計を見ながら、何日か徹夜しても結局収穫できなかった、という事が多いようです

生産者の忍耐が報われなくなってきています…
何年か前にはドイツで僅か1軒しかアイスヴァインを生産できなかったというニュースもあったりと、今後は特に貴重なワインになっていくこと必至です

日本では人工的に凍らせたブドウで作るクリオエクストラクションという方法がありますが、もちろんドイツ・オーストリアのアイスヴァインにはそういう人工的な行為は禁止されています
カナダでもヴィダルという交配品種でアイスワインを作っていますね。
5大湖周辺で作られていて、ナイアガラ観光のお土産としてもとても人気があります

てんちょもいただいたことあります、気品があって美味しかったです

今は甘いものが溢れていますので、ことさら甘いワインを飲もうという人は少なくなっていますが、
やはり高貴な甘口は
ナイトキャップに良し

マリアージュに良し

なのです

店頭でも甘口ワインは販売の主流という訳ではありませんが、それでもガストロノミーの世界には欠かせない、大事なワインなのです

フォアグラのテリーヌとアイスヴァインなんて最高にいい相性です

今日のワインを作っているのは、オーストリア、ニーダーエステライヒのヴァインフィアテルにあるドメーヌです

家族経営で、兄弟姉妹3人がそれぞれ役割分担しています。

HPより、以下同様

新しいテイスティングルーム&ショップ
…このワイナリー、以前にもブログで紹介してるのに、その記事が見つけられません

誰か見つけたら、おせーて。
と思っていたら、お客様が「これかな?」と、教えてくれました

https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20230804-1.html
過去ブログに更に飛んでますので、入子になっちゃってますが。
教えてくれてありがとうございます

ラベルのかわいくユーモラスなイラストは妹のマリアさんのデザインです

どのワインラベルも個性的で素敵です


さて、今日のワインはてんちょはまだ飲んでおりません(ごめんなすって

アルコール度数9.5%の極甘口です。
発酵に60日もかけています、樽の使用はありません。
リースリングの洗練されたフルーティさに甘さが加わって、非常に余韻の長いワインになっているでしょう

(HPにも糖度の記載がありませんね)
たまに飲むとホッとするようないいワインだと思います

このワイン、買おうと思っていたトロッケンベーレンアウスレーゼが恐ろしく値上がりましたので、その代わりに仕入れました

在庫があるうちにもう少し買って置こうかな。
ボトルが少しずんぐりしてるのも、かわいいですね

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