2025年06月25日

日本ワイン3種


今日も蒸し暑い
店内は一瞬快適ですが、長くいると寒い。



今日は日本のワインを紹介します

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シャトー・メルシャン
左から
椀子シラー2021
甲州きいろ香 オマージュ・タカ2024
岩出甲州 きいろ香 キュヴェ・ウエノ2023


メルシャンから少量入荷です

左のワインから。
椀子(これで「まりこ」と読みます)は長野県上田市にあるワイナリーです
2019年にオープンして、世界で行くべきワイナリー30選にも選ばれるなど、人気のワイナリーです。

こちらのシラーは早くから注目されていますが、シラーと言えば、特有の香り=黒胡椒の香りロタンドンという成分です)が特徴なのですが、椀子のシラーには白胡椒の香りがあると言われています
甘いベリーの香りに、ほのかにスパイスが香ってくるでしょうか

発酵後、オーク樽で18カ月熟成させていますので、果実味と樽の香りが融合して落ち着いた印象になっています
もう2,3年したらもっと複雑な香りになるはずです。

年産3000本と少ないので、これまではワイナリーなど限定販売でしたが、今回広くリリースされたようで買うことができました。
もう少し置いて、ワイナリーで買ってきた限定キュヴェと一緒に飲み比べしてみたいですね



真ん中は、甲州にソーヴィニョンブランと同じプレカーサーを発見した富永先生(故人)の記念ボトルです

2000年の初め、当時「個性がなく中庸」と言われていた甲州というブドウは、ぱっとしない品種と思われワイン用の生産も減少していました
それが2003年にソーヴィニョンブランにも含まれる柑橘の香りがあることが分かり、富永先生と主にそれを生かした醸造を行うようにメルシャンが積極的に取り組み始めました。
その結果、甲州きいろ香2004というワインが誕生しました

富永先生の取り組みは2003年に本でも出版されていて(てんちょ、家を探せばあると思う)、非常に興味深く読んだ覚えがあります。
今回の2024年はそれから20年を記念して、富永先生に尊敬を現したラベルになっています。

山梨県全域からのブドウを使用、酸と柑橘の香りに着目した醸造だそうです(飲んでないので詳細不明)
ラベルがかわいい、記念のマグナムにも採用された絵本の絵ですね


右は、同じく甲州の白ワインです。
こちらは山梨県山梨市岩出ヴィンヤードの甲州だけを使っています。

甲州きいろ香の誕生のもとになった畑=上野園のシングルヴィンヤードから作られた特別なきいろ香です

岩出はメルシャン勝沼ワイナリーから北へ、笛吹川の向こう側にあります ↓

メルシャン.png

メルシャンHPから ↓
https://chateaumercian.com/aboutus/vineyards/#block05

ラベルには富永先生の愛鳥である、きいろ(と名付けられたアオガラ)とトラ(と名付けられたヨーロッパカヤクグリ)が描かれています。
こちらも年産2600本とかなりの少量生産です。
発酵・熟成共にステンレスタンクで樽の使用はありません、味は不明(すんません)ですが、清涼感のある辛口になっているでしょう

お蕎麦や冷や麦食べる時に、天ぷらがあるといいかもしれません

あなたならどれがいですか???



















posted by cave MITSUKURA at 15:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする