2025年10月24日

ドラモット完全制覇


曇り空の名古屋
暑かった感覚が薄れてきましたね


今日は簡単に備忘録です

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ドラモット 
左から、
1.ブリュットNV
2.ブリュット・ロゼNV
3.ブリュット ブラン・ド・ブランNV
4.ブリュット ブラン・ド・ブラン2014
5.ブラン・ド・ブラン コレクション2007


シャンパーニュで

ドラモットは有名ですのでご存じの方が多いはず。
全部飲んだことある方は少ないと思いますが

1760年創業の老舗です、元々はヴァレ・ド・ラ・マルヌの1級キュミエールや特級アイに畑を持っていました。
サンクトペテルブルグのオルロフ伯爵(エカテリーナ2世の寵臣)にも納品の記録があるような人気メゾンでした

蔵の場所を現在のメニル・シュル・オジェに移転し、サロンを取得しています。
一族にはマルタ騎士団の一員がいたり(創業者フランソワの弟)、19世紀にはレジオンドヌールを受賞するような名門一家です

ランソンはこちらの一族の親戚になります。
戦後は1989年までローラン・ペリエの傘下に入っていました。


さて、各キュヴェを見ていきます

1.ブリュットNV
 ドラモットで最も安価な1本ですが、今では9350円にも値上がりしちゃいました
 シャルドネ60%(内、コートデブランが50%)、ピノノワール35%、ピノムニエ5%
 ピノノワールはアンボネイやブジー産を使用しています
 平均36カ月の瓶熟

2.ブリュット・ロゼNV
 こちらはシャルドネ88%、ピノノワール12%
 どちらもグランクリュを中心にブレンドされています。
 赤ワインを12%混ぜてロゼにしています

3.ブリュット ブラン・ド・ブランNV
 シャルドネ100%
 一次発酵はステンレスタンクのみ、それが酸の切れを保ちピュアなスタイルに役立っています。
 NVですが、リザーヴワインは10%以下という少なさです。
 瓶熟には4〜5年を要しています。

4.ブリュット ブラン・ド・ブラン2014
 現行ではすでに2018が発売されています。
 6つのグランクリュ、
 メニル・シュル・オジェ 
 クラマン
 アヴィーズ
 オジェ
 オワリー
 シュウイィ
 のシャルドネで作られています
 2014年は特にシャルドネの出来がいいヴィンテージです
 瓶熟は最低6年

5.ブリュット ブラン・ド・ブラン コレクション2007
 こちらは長期熟成の限定品です。
 いつも販売されるわけではなく、熟成品の中から特別に良いものだけを選んでこの黒いラベルが張られています。
 2007年は難しい天候に右往左往した年です。
 春と初夏は暑かったのですが、夏になると一転して気温が低く雨が続いて病気の心配が高まりました。
 収穫の前には晴天が続いて何とか持ち直したものの、収穫の時期は慎重に決めなくてはならず、気の抜けない年になりました。
 それでもシャルドネはきれいに成熟し、繊細かつ複雑な香りを備えた素晴らしいシャンパーニュになっています。
 因みに143000円です(涙)

サロンとは異なり、ドラモットはMLFしていますので、味がその分優しいでしょうか?
いやいや、やっぱりソリッドでシャープかな。

さー飲んで確かめよう

あとは自分との闘い。

10月25日追記:

飲みました

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すっごく美味しかったです

個人的には2014のブラン・ド・ブランが最高にいいバランスでした
カーヴミツクラで売れなくてずーっと熟成されていましたので、とても落ち着いたコンディションデ最高に良かったです。
複雑な気持ち・・・

コレクションの07は圧倒される香りでした
あんな香りのブラン・ド・ブランには滅多に出会えませんね。
美味しかったですが、値段を考えると次回はあるのか疑問だ

皆様はぜひ2014を買いに来てください〜











 
 









posted by cave MITSUKURA at 15:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする