今日も名古屋は晴れていますが風が冷たい
店内も冷えまくってます、ボトルが冷たくて触りたくない〜
昨日のボルドー、ポイヤックのCh.ピション・バロン
綺麗です、青空に雪景色が映えますね ↓
SNSより
ところで、新年早々に報じられたアメリカの動向には心配しかありません…
「西半球」ってついぞ聞いたことなかったです
多くの国連機関からも脱退する、とか
ビジネスマンを大統領にするとこうなる、という必至の結果
中国も心配だし
今日もロゼワインを紹介します
元祖ロゼです
シャトー・ダケリア タヴェル ロゼ2024
タヴェルはフランス、コート・デュ・ローヌ南部(メリディオナル)のアペラシオンです。
ローヌ川の右岸です、北にはリラック、対岸にはシャトー・ヌフ・デュ・パプがあります
タヴェルは小さな集落ですし、畑も認可面積で900ha弱とこじんまりした産地です
ダケリアはここです ↓
ピンの場所がドメーヌ、赤丸がタヴェルの中心部、オレンジの丸がヌフ・デュ・パプです
もう少し引くと ↓
どの辺りか、分かりました??
タヴェルは何と言っても、ロゼのみに認められた名称という点が一番の特徴です
フランスワイン多しと言えども、ロゼだけを生産する産地呼称はとても少ないのです
ロワールのカベルネ・ダンジューなどもありますが、知名度は余りなく生産もわずかです。
グルナッシュを主体として作られるタヴェルは、元から辛口で(ロワールのロゼは半甘口が多い)、美食のロゼとして唯一無二の存在と言ってもいいでしょう
最近はプロヴァンスのロゼから始まった南仏のロゼも人気ですが、伝統ある「正当なロゼ」ではタヴェルが最高のアペラシオンです
認定は1936年と古く、中世にはフィリップ4世に贔屓にされ、その息子のルイ14世にも保護された銘醸地として歴史的にも長らく知られていました。
中世の当時は赤ワインを作っていましたが、フィロキセラで畑が壊滅したのちにロゼの産地として新たに生まれ変わった訳です
主要品種の認可はたくさんありまして、
グルナッシュ
ブールブラン
サンソー
クレレット・ブラン
クレレット・ロゼ(グリじゃないの??)
ピクプール・ノワール
シラー
ムールヴェドル
ですが、
グルナッシュは必須です。
…って、こんなにあるんだ
カリトー、カリニャンも補助品種として10%以下でブレンドOK
法律も少しずつ改正されていますので、細かい点は変更があるかもしれません
さて、生産者のシャトー・ダケリアですが、こちらは長い歴史がある作り手です。
名門お貴族様
起源は1595年ダケリアのご先祖が修道院からブドウ畑を購入したことに始まります。
現在のシャトーは17世紀にその息子の伯爵が建てたものです ↓
小さな森がシャトーの裏にあり、眼前には砂質の畑が広がっています。
(シャトー・ダケリアでは現在リラック赤白、ローヌ赤白も生産しています)
その後、所有者は何度も変わりましたが、ダケリアの名前は受け継がれています
今のオーナーは大手のギガルです
(前のオーナーが亡くなるときにギガルに経営を託しました)
ギガルの下でダケリアは健全に運営されています
今日のワインは、グルナッシュ50%、クレレット20%(どちらか不明)、サンソー10%、ムールヴェドル10%、シラー5%、ブールブラン5%
いっぱい使っていますね
全て除梗、発酵・熟成には樽の使用はなし、MLFもしていません。
色づきのタイミングを見極める際には、アロマがより良く複雑になるように細心の注意を払っています。
澱を絞って一部マストに混ぜていますので、外観の濃い色にも納得です
プロヴァンスのロゼが白ワインなら、タヴェルのロゼは赤ワインだ
という名言に納得
醸造家のラルフ・ガルサン氏は「色の薄いタヴェルは作ってはいけない」とまで言っています。
ガストロノミーの世界では、タヴェルが食事に供される際にはそのタンニンを楽しまねばならず、それ故色がしっかりついたロゼになっているのだとか。
なるほど。
シャトー・ダケリアのロゼは確かに赤く鮮やかですが(昨日のイスラエルと同じくらい、むしろやや赤い)、渋さが気になることはなく、しっかりした骨格と緻密な構造はむしろ繊細です
洗練されている、ってこういう事だなぁーと。
果実味があるので、酸がとんがっておらず、のど越しはとてもいいですよ。
夏に冷やしたらするする飲めてしまう
タヴェルも値上がりしていますが、ダケリアはそこまで高くない
3000円台の前半で買えます
やはりお肉に合わせるのでしょうけど、鴨の燻製やハモン・イベリコなど冷製のお肉でもいいですね
あなたのベスト・マリアージュを見つけてください〜
名古屋のワインショップカーヴミツクラの店長のブログです


