晴れていますけど、風が冷た〜い
日本海側は雪で交通が混乱してるようですね、3連休ですがお出かけにはイマイチでしょうか
今日はこのワイン達を紹介します
値上がりして、しばらく扱っていませんでしたが、久しぶりの入荷です
マルセル・ダイス プルミエクリュ エディション・リミテ「コフレ・ド・クリマ」
(と、おまけのグランクリュ アルテンベルグ・ド・ベルクハイム2017 マグナム)
フランス、アルザスの自然派ドメーヌのマルセル・ダイスです
ダイスは、ワインが商業的に広まる前に行われていた伝統的なアルザスの農業を復活させようと努力しています
そうすることで持続可能で本当に発展する未来があると考えています。
息子さんのマチューさんと一緒に誠実な畑仕事を継続しています ↓
HPより
彼らの情熱は本当にすごいです
ワインが売れて成功しても全く奢らず、農民として畑仕事に精を出しています。
てんちょが2019年に訪問した時には、畑をあちこち回ってくれて、分かるまで何度でも説明を繰り返してくれました。
あんなに熱心な作り手は他になかったです
スタッフさんも「ダイスで働ける事が本当に嬉しい」と言ってました
当時の訪問記はこちら(2つに分かれてます) ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/466528430.html?1768183797
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/466543691.html
ダイスの取り組みは、まず、一つの区画に一つの品種だけを植えるのをやめて、昔行われていたように混植の畑に戻しています
ですから、ダイスの畑に行くと、垣根の畝はあるのですが、1本めはリースリング、2本目はピノグリ…などバラバラに品種が植わっています。
それから、アルザス認定の13品種を復活栽培させています。
混植にすることと合わせて、画一的な味わいでなく、土壌に合わせて変化する、土地に根付いた品種の個性を引き出そうとしています
昔の農家が行っていた様に、畑にはリンゴやプルーンの樹も植えられています
土壌中でバクテリアが影響し合うんだそうです、へー
彼らは最初から「自然の多様性」を重視しています
こうした取り組みは30年ほど前には「変人」「狂人」扱いでしたが、ビオディナミが認められ、ダイスのワインが世界的に評判になると追随する生産者が増えました
今やダイスの成功を見て、馬鹿にできる近隣者はいません(妬みはあるでしょうが
そのダイスをして、とうとうアルザスに1級畑が誕生することになりました
自社の畑で優れたリュー・ディを「自称1級」として販売していたダイスですが、1級認定の働きかけが実った訳です。
なかなかの大ニュースです
しかし、2023年からの導入が正式に決定した、のは良いんですが…
未だに畑の認定が進んでいないようですね。
詳しい経緯は不明のまま、はっきりしていません
どこを選ぶか、は生産者にとって非常に重要な事ですので、サンテミリオンの格付け見直しと同様に混乱と揉め事が起こる予感しかありません
1級になればそれだけ箔が付くし、高く販売する根拠にもなりますので、致し方なし
大手の中には1級認定には難色を示すドメーヌもありまして、自社のグランクリュの価値を下げかねない、との懸念でしょうか
これ以上、アルザスには高級ワインはいらない、って事でしょうか
火花バチバチ
さて、一足お先にダイスの持つ「1級畑」のワインはラベルを一新しました
それを記念して9つのリュー・ディのワインがセットになって販売されています。
日本だけの限定セットだそうです
1本約1万円といったところ、値上がりしてますね〜
しかし、バラでは現在既に完売しているワインもありますので、貴重なセットなのです
中身を見てみましょう
地図がなくて残念…
赤が2本(2と9)、白が7本、あとマグナムはおまけ
ラベルがどれも素敵なデザインです、ネーデルラント絵画みたい
順番は特にありませんが、写真の左から、
1.エンゲルガルテン2022
天使の庭と名付けられたこの区画は昔は野菜畑だったそうです。
リースリング、ピノ・グリ、ブーロ、ミュスカ、ピノ・ノワールの混植で、リースリングが約50%。
ダイスの1級の中では、すっきりしたスタイルの白ワインの辛口です
2.グリュエンシュピール・ルージュ2022
ピノ・ノワール95%、ピノ・グリとピノ・ブラン5%のブレンド
ここ、赤もあったんだ… 白の存在しか気にかけていませんでした
MLFあり、タンニンがよく溶けています
3.ランゲンベルグ2021
ピノ・ブラン、リースリング、ピノ・グリ、ピノ・ノワール、ミュスカ・ア・プティ・グラン、ピノ・オークセロワ、ピノ・ブーロ、ミュスカ・ブラン、ローズ・ダルザスの混植・混醸。
赤で有名なサン・イポリットの区画の急斜面にあります。
繊細な白ワインです
4.ロテンベルグ2019
リースリングとピノ・グリが約50/50の混植・混醸。「ロテンベルグ」は「赤い丘」という意味で、文字通り赤色の土壌
鉄分が多く日照にも恵まれた区画で作られるブドウからは、柑橘のアロマが豊かな白ワインが出来上がります
5.グラスベルグ2019
リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールの混植・混醸。
特級アルテンベルグ・ド・ベルクハイムの北にあります。
ブドウは貴腐混じりになることもあり、辛口ながら残糖の高めのコクがあります。
6.ショフエグ2019
リースリング、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、ピノ・グリの混植で、リースリングが約50%。
こちらは特級アルテンベルグ・ド・ベルクハイムの東側です
風が強い斜面なので貴腐が付かず、辛口の芯がある白ワインになっています
7.グリュエンシュピール・ブラン2019
リースリング、ピノ・ノワール、ゲヴェルツトラミネールが約3分の1ずつの混植・混醸
ライムストーンがむき出しの丸い丘で、表土が薄い分根が良く伸びて土中のエネルギーを吸収してるらしい。
ダイスの1級の中でもコクがある重厚な作りで、「赤と間違える人もいる」とダイス氏の言葉です。
8.ビュルグ2019
アルザスの13の伝統品種の混植
南向きの斜面で日照に恵まれ肉厚な構造です、ミネラルも豊富らしいのですが、特に複雑な香りと長い余韻には感動です
谷に囲まれた区画で風がなく、斜面の下に小川があるので貴腐が付きやすい畑です。
9.ビュルランベルグ2019
ピノ・ノワール、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ピノ・ブーロの混植で、ピノ・ノワールが93〜95%(らしい)
ブルゴーニュのグランクリュにも匹敵すると言われる赤ワインです。
火山性の土壌で上部だけ密植しています、樹勢が抑えられて自然に低収量になるそうで、その分凝縮したブドウになっています。
10.おまけ グランクリュ アルテンベルグ・ド・ベルクハイム2017 マグナム
アルザスのすべての伝統品種13種の混植、10月の収穫で貴腐混じりになる
ダイスが最初に取得したグランクリュ、家族の象徴的な畑です
ここから「アルザスワインの復活」と始めたダイス、まだまだ発展は続く
ワインは以上です。
地図が欲しい〜
アルザスのマグナムボトルはとにかく長い
グラスが遠い、エキスパンダーになってしまう
ワインは以上です。
ダイスのワインはパワフルで繊細、複雑で芯が強い、少しアンビバレンツな印象かもしれません
美味しいのは間違いない。
どれがいいか、も良いですが、食事に相乗するといいと思います
1セット在庫ありますので、ぜひ購入してください〜
名古屋のワインショップカーヴミツクラの店長のブログです


