1月も今日を入れてあと2日
昨日、一昨日と続けて業界向けの試飲会に行ってきました。
(写真なしですが)
名古屋での試飲会は減少気味なのでありがたい事です
どちらも大手で沢山の生産者と取引がありますので、色んなワインを飲むことができました
ほぼ知ってる銘柄ですが、それでもヴィンテージが新しくなり印象が違った物があったり、と
やはり飲んでこそ、です
久しぶりに買ってみたいな〜と思う一方で、どれもかなり値上がりしていますので、そこは思案のしどころ
今日はこのワインを紹介します
ちょっとマイナーなフランスワインです。
ミショー トゥーレーヌ・シュノンソー エクラ・ド・シレックスVV2024
フランス、ロワールの白ワイン、辛口です
ソーヴィニヨンブラン100%
このアペラシオンをきちんと説明できる人は少ないかも
現役のソムリエでもわからない人がいたりして(そりゃイカン)
ロワール川はフランス最長の河川で、フランス中央部から河口の大都市ナントまで大西洋へ流れています。
ワイン産地も流域に沿っていくつもありますが、大きく4つの地区に分類されています。
河口から、
ミュスカデの産地の、ペイ・ナンテ地区
アンジュを中心とした、アンジュー&ソミュール地区
歴史の長い都市トゥール周辺の、トゥーレーヌ地区
フランス中央部に位置する、サントル・ニヴェルネ地区
今日のワインは上記の上から3つ目、トゥーレーヌです
ロワールのちょうど真ん中あたりに位置するトゥールの町はロワール川の北側に旧市街があり、南側に新市街が広がっていいます。
TGVの駅や繁華街は南側です。
ワイン産地はここを中心に広がる広大な産地です、146もの市町村を包括しています。
(トゥーレーヌは昔の州名で今は使われていません、現在の県名とAOC名は一致していませんのでご注意ください)
年間生産量が2400万リットルにも及ぶ一大産地で、赤白ロゼ、泡と全てのタイプのワインが生産可能です
赤はカベルネフラン、カベルネソーヴィニヨン、ガメイなど
白はシュナンブラン、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネなど
グリの認定もあってややこしいかも
何でもアリかと思いきや、個別には規定があって、それもややこし〜
この広大なアペラシオンの中で、限定的に5つの村はその名前を併記することが認められており、今日のシュノンソーはその一つになります
(あとの4つは、アンボワーズ、メスラン(メラン)、アゼイ・ル・リドー、オワスリ(オワリ)です)
赤い丸がシュノンソー、青い丸がアンボワーズとアゼイ・ル・リドー、後の二つはこの地図の外
ロワール川流域は古城が沢山ありますので、シュノンソー、アンボワーズなどお城の名前でご存じの方が多いと思います
↑ シュノンソー城はロワール支流のシェール川にかかるお城の作りが綺麗です。
歴史的にもカトリーヌ・ド・メディチ、ディアンヌ・ド・ポワティエ、ルイーズ・ド・ロレーヌなど王を取り巻く女性が暮らした城として有名で、この3人の女性の名前が付いた庭園も手入れが行き届いていて散歩できます
古城観光では外せないお城です
さて、ワインですが、トゥーレーヌ・シュノンソーには白とロゼが認められています
ですが、生産のほとんどが白です。
白はソーヴィニヨンブラン100%のみ、補助品種などはなし
ミショーは1957年創業のドメーヌで、シュノンソー城の上流の小さな町レ・マルティニエールにあります。
25haを所有する中堅ドメーヌで、トゥーレーヌを中心に優れたクレマンも生産しています
品評会では必ずメダリストに選出される定評のある作り手です。
それにもかかわらず、どれもリーズナブルな価格のワインで嬉しいところ
こんなご家族 ↓
HPより
ミショーの畑はつい最近、ご近所のメロ家に受け継がれ、新たな歴史が始まっています
今日のワインは、先述の通りソーヴィニヨンブラン100%
シレックス(フリントストーン=火打石)の混ざる砂質土壌で、樹齢50年以上の古木のブドウです
完熟したブドウで黄金色の外観をしていますが、辛口でミネラリーです。
発酵前に全房でスキンコンタクトしているので一層濃い目かも。
しかし、冷やした方が美味しく飲めます
MLFなし、すっきりしたスタイルですが余韻には深みがあって美味しいです
あのソーヴィニヨンブランの香りですが、いい濃さがあって爽やかでありつつ、しっとりしています。
ゆずやすだちにはすごく相性が良さそうです
ふぐかなぁ
鮎も良さそう
夏になるまであるか微妙ですが(輸入元でも現在庫100本未満)、夏のランチにフルーツトマトのカッペリーニと一緒にいただくのも良さそうです
流石に今はちと寒い、ですね…
サンセールやグラーヴ、マルボロだけじゃないソーヴィニヨンブランもぜひ試してみて下さい〜
名古屋のワインショップカーヴミツクラの店長のブログです


