2026年06月28日

ヴィオニエ・ファンに是非


6月も今日を入れて3日、もう2026年の半分が終わったとは…

5月6月は試飲会など沢山あったのに全く参加できませんでした
都合がつかず、仕方ないのですが残念

7月はとりあえず2つのセミナーに行く予定です



今日のワインを紹介します

またもや白ワイン。
個人的な好みに偏りすぎてるかなぁ、来月には新しい赤ワインも来ますので紹介を待っててください

guigal-condrieu-la-doriane.png

ギガル コンドリュー ラ・ドリアーヌ2023

店頭には2022もあります

フランス、コート・デュローヌ北部(セプテンリオナル)の白ワインです。
ヴィオニエ100%

コンドリューは小さな集落で限られた畑しかありませんので、北のコートロティ同様に生産量は多くはありません。

第一次大戦後には労働者が激減したこともあり(フランスでは一次の被害が甚大)、ヴィオニエの作り手がいなくなってしまって、このままだと絶滅するかも、と危ぶまれた時期もありました
そこを救ったのがジョルジュ・ヴェルネさん(故人)です
彼の尽力でコンドリューは再び拡大し(一時は拡大しすぎてAOCの境界を見直したのですが)、今に至ります

ローヌ起源とされるヴィオニエ、なくならなくてよかったです〜

なんせヴィオニエはお嬢さんブドウで、すぐに病気になっちゃうし、栽培は難しいし、強風には弱いし、収穫は多くないし
雑草シャルドネ(すんません)とは大違い

そんな難しいヴィオニエですが、やはりヴィオニエ特有の香りにはみんなうっとりするんです
白い花、くちなしやユリに例えられますね
私も大好きです。

よく比較対象になるブドウにゲヴェルツトラミネールがありますが、はっきり分かるライチの香りはいいんですが、個人的にはあの酸味の乏しさがどうも苦手です…

香りも強すぎて料理を殺しそうだし(特に和食)、フォアグラに合わせるヴァンダンジュダルディヴ(甘口)くらいなら少しは飲めますが、このところ試飲以外では口にしていない
(もちろん、ゲヴェルツファンは沢山いると思いますので良い事です

その点、ヴィオニエはがありますので料理に合わせやすいかと。
清涼感もありますし、高貴さを感じます

ですが、コンドリュー以外の場所のヴィオニエで成功してる物は少ないですね〜
やはり難しいのです。
土壌と相性が良く(コンドリューの母岩は花崗岩)、香り高いワインにするのは栽培と同様に至難の業です



ワインの紹介の前に、コンドリューについて少し勉強しましょう

コンドリューはローヌ川右岸の急斜面に張り付くように広がる畑です。
段々畑での農作業は過酷かつ危険でもあります

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コンドリュー公式サイトより

その名前を名乗ることができるのは、北から

コンドリュー(ローヌ県)
ヴェラン(ロワール県、以下の4つも同様)
サン・ミシェル・シュル・ローヌ
シャヴァネ
マルヴァル
サン・ピエール・ル・ブフ

リモニー(アルディッシュ県)

7つの村です ↓

1.png

その昔、てんちょの訪問時、ジョルジュ・ヴェルネに「南の人」と言われたイヴ・キュイユロンですが、シャヴァネの北にありますのでそこまで「南」ではないんですけどね
だはは


地理感ない方、引くとこんな感じ ↓

11.png
引きすぎかも


3つの県に跨ってはいますが栽培面積は全部で200ha程しかなく、これはカリフォルニアのロバート・モンダヴィ1社の所有面積(182ha)と同じくらいです
ちっさ〜
如何に限定的な栽培地区かがお分かりいただけますか

公式サイトには90の生産者が名を連ねています、やはり少ないです


話が逸れますが、
ローヌのワインの話をしていますがロワール県とは?
と思った方、ごもっともです

フランス最長の河川であるロワール川は、フランスの中央部にその起源があります。
(県名はもちろん、その川の名前から来ています)
ですから、コンドリューのあるローヌ県の西隣がロワール県なのです。
ワイン産地はせいぜいサンセールくらいから始まりますので、ほとんどが下流にある訳です。

フランスの行政地区は、
地域圏(レジオン、13あります)があり、その下に
県(デパルトマン、海外も併せて101もあります)
という構造になっています ↓

France_departements_regions_narrow.jpg
WIKIより

*県に与えられた2桁の番号が郵便番号(5桁)の最初の2桁でもあります

うーん、前置きが長くなると本題が薄くなりますが、自分でも確認しておきたいので、これはこれで良しとしてます
どうぞお付き合いください


話を戻して。

この少ないコンドリュー、元からそれなりのお値段でしたが、このところの値上がりで一層高額になってます
ジョルジュ・ヴェルネもどひゃーなお値段に。
もうIGPで十分です…

さて、今日のギガルですが、知ってる方が多いでしょう
北部ローヌ最大の生産者です。
傘下にいくつかのドメーヌを持っていて、コートロティに始まり、南部のコート・デュ・ローヌまで数多くのアペラシオンにわたりワインを作っています。

111.png
HPより

↑ シャトー・ダンピュイ、アポが取れず訪問叶わず
 次があるだろうか


ギガルでは普通のコンドリューも、もちろん作っていますが、今日のラ・ドリアーヌは特別です

1994年がファーストヴィンテージ
良年のみの生産
5つの自社畑からのヴィオニエ(平均樹齢35年)を100%使用
MLFあり、新樽で8カ月熟成
年産15000〜20000本と希少


手間暇かけた栽培、慎重な醸造で、細心の注意を払って作られた特別なワインです
エッチングの特別なボトルに入ってます。

買いぶどうの一般のコンドリューとは一線を画すレベルです

これはワイン通になるには、シャトー・グリエと共に必ず飲んでおかねばなりません
もちろんジョルジュ・ヴェルネもね。
ヴィオニエとは、を知るためには避けては通れないワイン達です。


今日紹介した2023ですが、上代26400円税込と大変値上がりしています。
店頭ではもう少しお値打ちですが

興味がある方は是非飲んでみてほしいです〜
ここには書けませんが、限定本数でお値打ちになってます(訳あり、ワインの品質には問題なし)

店頭で聞いてください


















posted by cave MITSUKURA at 15:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする