2020年09月22日

縦縦横横


連休最終日、お彼岸ですね
これから日が一層短くなると思うと、何だか物悲しい…

台風12号の影響で明日から雨になるようで、これが過ぎたらまた気温が下がるんでしょう



最近、バーティカルテイスティングやってませんねぇ

ネタ切れというか、ブルゴーニュは特に値上がり激しいですし、そんなに簡単には揃いません。
これまで数々の縦のみやりましたが、これからもぼちぼち頑張りたい
一応あと3つくらいネタあるんですよ

「全日本縦飲み同好会」の名前は忘れちゃいないぜ

説明しよう

全日本縦飲み同好会とは、てんちょが勝手に名乗っている団体名で、一つの生産者のワインに特化して異なるヴィンテージを(できれば)順に5ヴィンテージ以上を一度に味わい、ヴィンテージの違いと蔵の個性・方向性を確認しつつ味わうという、非常に経験値の高い飲み会の事である。
概ね、最後はただの飲み会になっている事も多く、ワインの話題からどんどん外れていく宿命を持つ。

一度でも参加、問い合わせ、いいなーと妄想すれば自動的に会員になり、入退会は自由、現在会員数は不明、という非常に緩い会なのです
わっはっは



明日は、ミニ縦飲みします
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ヴィンテージの情報が少ない…


またね〜






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2020年09月21日

ブラック・ラベルで再登場


すっかり秋の陽気になりました。
世間は明日もお休みなんですね

はすごい人出の様ですが、てんちょはもう少し落ち着いてから行こうと思います
どうせ毎日通るし。



今日のワインを紹介します
昨日と同じく、店頭の定番ですがヴィンテージが新しくなりました。

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シャトー・パヴェイユ・ド・リューズ2016

フランス、ボルドーの赤ワインです
メドック、ACマルゴー

15年までは白いラベルだったんですが、16年から黒いラベルに変更されました。
ちょっとカッコよくなりました

前に15年(とブルジョワのいざこざ)を紹介しましたが、覚えてますか??
こちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20200222-1.html

この16年は、メドックのクリュ・ブルジョワ・シュペリュールです
あれ?
でもHPでは16年も白ラベルのままだわ、なぜだろう

ブルジョワの格付けも長年、面倒な事を繰り返して、結局価値が下がってしまったように思います
とても残念…
しかし、このブルジョワは信頼できますよ

1862年から同じ一族で6代に渡って継承されています。
最初の所有者はバロン・アルフレッド・ド・リューズ(男爵)、ステファン・デュルノンクールがコンサルタントしています。

彼は一体何軒のシャトーの面倒を見てるんでしょう??
分身の術でも使えないと超忙しいのでは

シャトーはここ ↓

パヴェイユ.png
シャトー・マルゴーもご近所

メドックの中身が不明瞭な方にはこれでどうかな ↓

パヴェイユ1.png
馬鹿にしてません


畑の作付けは、カベルネソーヴィニヨン65% 、メルロ30%、カベルネフラン5%ですが、
2016年のセパージュはカベルネソーヴィニヨン80%、メルロー20%となってます
HPの数字だから、これが本当なんでしょう。
(こういう情報は見る資料によってバラバラだったりします、輸入元でも結構適当な数字になってる場合があるので要注意)
樽熟12ヶ月。

このワイン、今年飲んだ5000円以下のボルドーで一番好きです

結構しっかりフルボディですが、とても洗練されています
甘くて濃いニューワールドとはやはり違います。

カリフォルニアのカベルネ等は、最初から最後まで同じように甘くて濃い、金太郎飴みたいなモノが多いんですが、
やっぱりボルドーは食事に合わせて一緒に楽しむような控えめさがあります。
飲んでる最中に確実に変化していきますし

16年になって15年よりもいいかもしれない
気温も下がって来たし、焼き肉に合わせるとか最高です
も少し上品ならフレンチで羊(できればヨーロッパか北海道ので)

2本足(鳥)よりも4本足(牛や羊やイノシシ、鹿)ですね

是非お勧めします〜











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2020年09月19日

くじらワイン


朝晩は上着が欲しいくらいの気温になりました
これから赤ワインが美味しくなる季節ですね。

今日から4連休の方が多いでしょう
もちろんカーヴミツクラは無休で毎日やっております


今日のワインを紹介します
店頭の定番ですが、新しいヴィンテージになりました。

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サザンライト ピノタージュ2019

南アフリカの赤ワインです
このワインを好きだと言ってくれるお客様が多くて嬉しいです、てんちょも好きです。

サザンライトはハミルトン・ラッセルという南ア有数の老舗ワイナリーが、ピノタージュソーヴィニヨンブランだけを作るブランドとして新たに設立したワイナリーです

ラベルに描かれているの名前がサザンライトと言うのだそうです。

ハミルトン・ラッセルは、1975年創業のワイナリーで、初代オーナーのティム・ハミルトン・ラッセルの名前が付けられています。
現在、蔵は息子さんのアンソニーさんに引き継がれています。
ワイナリーがあるのは、南アのリゾート地でも有名なウォーカーベイの近郊です。

ウォーカーベイは海辺にありながら、すぐ山が迫った場所で海と山のアクティビティが両方楽しめます ↓

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CapeNature HPより

サーファーも多いそうで、ホエールウォッチングのクルーズなどもあります
この辺を初夏から冬にかけて訪れる、ミナミセミクジラをサザンライトと呼ぶらしい。

場所はここ ↓

サザンライト.png

赤い印の場所にワイナリーがあります、ウォーカーベイはそのすぐ南東です。
黄色い矢印が喜望峰
ウォーカーベイはギリ大西洋って事になりますね
(大西洋とインド洋の境はアガラ岬)

ケープタウンが大きな都市なので大体の位置、お判りでしょうか?

これでどうかな ↓

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バカにするなって(この縮尺でダメなら、かなり世界地理頑張ってください)

ハミルトン・ラッセルは海に最も近いワイナリーと言われるくらいの場所にあり、強い海風の影響を受けた健全で晩熟のブドウから非常に洗練されたワインが作りだされています。

イギリス、アメリカでは特に人気があり、日本へのアロケーションは毎年厳しくなってるそうで。
日本って、まだそこまで南アのワインに親しんでるとは言えないですもんね
ラグビーでも有名な南アですが、ワインも素晴らしいのですよ

さて、そんな人気のハミルトン・ラッセルがサザンライト・ワイナリーを作ったのは1994年
熟成可能な南アの個性を表現する目的で二つの品種に特化して生まれました。

畑の場所はハミルトン・ラッセルと同じです。
ハミルトン・ラッセルでは、もう一つ、アシュボーンというブランドを持っていますが、この3つの畑は隣り合っています。

サザンライトは2005年には畑を買い増して、448haとなりました ← ひろっ(本家のハミルトン・ラッセルは64ha)
新しいセラーも作って完璧な体制です

HP見てると、すんごく眺めが良い写真ばっかりで ↓

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良い場所だなぁ、いつか行ってみたい
南アってどこ経由で行くの?? パリ?香港?

土壌は粘土質に砂岩や珪岩が混ざっていて、とても豊かな表現のピノタージュと個性的なソーヴィニヨンブランが出来るそうです ↓

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確かにここのSBは、サンセールやNZとは違います
樽発酵してるせいもありますけど。

で、
今日のピノタージュですが、そもそも、この品種をご存知でしょうか??

ピノタージュとは南アフリカ固有の品種で、サンソ―ピノノワールを交配して生まれたブドウです
1925年にステレンボッシュ大のペロード教授によって作られた品種です、正真正銘の南ア生まれ。

当初はワインにするとアセトン香(除光液の様な揮発臭や、熟しすぎたリンゴの様な香り)がすると批判され、栽培が激減したのですが、輸出市場が広がるにつれ、他社がやっていない事への注目もあり、徐々に再植樹されていきました。
収穫時期を厳格に管理する、抽出を強くしすぎない、などの工夫で現在ではアセトン香のするワインは滅多に見られません。

てんちょ、安価なピノタージュを20年以上前に買っていた時でも、そうした香りは気にした事なかったですねー
今となっては遠い昔の話。

うーん、サザンライトのピノタージュの写真がない…
見たいのに。

醸造は大きさの異なる樽を2種類使って、フレンチオークで100%樽発酵・MLFまで行います。
熟成は約9ヶ月。

ただし、そこまでの樽香バリバリではない、はず。
2019が来たばかりでまだ飲んでいませんが、18年までは毎年柔らかでエレガントなスタイルだった

ただ、2019は歴史的に低収穫となったヴィンテージで、今日のピノタージュも例年の3分の1しか作られませんでした
収穫で60%ほど減少したそうです。

早く確保しないと次の2020ヴィンテージまで持たなさそう。

気温の低い年で、雨が断続的に振ったことで湿度の高い状態が続いたために病害も発生しました
いいタイミングで収穫に成功したものの、結果として生産量は振るわず。
ただ、これは品質が悪い訳ではなく、厳しい選果の結果として生産が減ったのは、その反面でワインの質を保つ為なのです

南アの評価の高いワインは大抵、5000円以上するんですが、こちらはもっとお値打ち
飲んだ事ない方には是非お試しいただきたいです。








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2020年09月17日

七色のブドウ


北半球の収穫はそろそろお終い
今年のフランスは暑く乾燥した分、病気がなくいいブドウなのですが、水分が足りずに後半葉が枯れたり、粒が焼けたりしたブドウもある様です。
それでも概ね良年となる見込みです


アルザスのマルセル・ダイスのSNSより、収穫の様子 ↓

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流石、混植
ブドウも13種、混ざっています。


今日はこれで終わります。
すみません




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2020年09月15日

ボンドのピノノワール


昨日の夜は寒いくらいでしたね
涼しいとよく眠れて良いんですが。


今日、新発売のシャンパーニュがあります
ファンが多い銘柄

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ボランジェ PNVZ15

レギュラーボトルとマグナムの二つ、入荷しています

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15の表示がありますが、規定上はNVです。
15年のピノノワールが中心ですがリザーヴワインもブレンドされていますので、ノンヴィンテージ扱いとなります

ボランジェって、この前の007のキュヴェもそうなんですけど、マグナムには箱がない…
スペシャルキュヴェのマグナムには箱があるのに、なんでだろう。

この新しいシャンパーニュは、ボランジェでは3つ目のブラン・ド・ノワールです

1つ目は非常の特別なキュヴェ、ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ

フィロキセラのいない自根の畑、僅か2か所の区画に植えられたピノノワールで作られています。
昔はアイに2か所、ブジーに1か所あったんですが、ブジーの畑はついにフィロキセラが侵入してしまったそうで、何年か前から2つの区画だけになっています。

2つ目のキュヴェは限定品で、この前発売になった007Limited Edition2011

ジェームス・ボンドの映画、NO TIME TO DIEの公開に合わせて作品番号の25を刻印したボトルで発売されました。
レギュラーボトルはかっこいいボックス入りであっという間に完売しましたが、マグナムはまだ店頭にありますよ
こちらは11年ヴィンテージのピノノワール100%

ボランジェってピノノワールのイメージですが、これまで通常商品のブラン・ド・ノワールの生産がなかったんです
それが今回、初登場です

PNVZはピノノワール=PN、ヴェルズネイ=VZの略かな。
ピノノワールは主に特級ヴェルズネイから調達しています、後はアイ、1級トーシェール等がブレンドされています。
瓶熟は具体的に書いてない、ベースのワインは15年ヴィンテージだから48ヶ月は経っていそうだけど
最も古いリザーヴワインで09年がブレンドされています。

NVなのに、結構立派なお値段だわ
もうちょっと優しい値段にならなかったのかしら…

今日から新発売なので当然まだ飲んでおりませんが。
良いピノのコクがありそうですね

ボランジェファンの方、是非飲んでみてくださいね〜












posted by cave MITSUKURA at 15:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月13日

富士山なボトルのロゼ〜


短い秋の気配が少し感じられますね

てんちょ、秋の味覚で一番好きなのがです
あんまり甘いもの食べないので、市販のお菓子が多すぎるけど、栗のお菓子は結構目が行く。
まぁ、栗に限らず何でも好きなんですけどね…
白トリュフとか、サンマとか


今日のワインを紹介します
一度飲んで美味しかったので仕入れてみました。

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桜舞輪 マスカットベリーA 2018

ほんのり甘口のロゼ、日本のワインです
桜舞輪=さくらまりん、と読みます。

綺麗なピンク色ですよね

栃木県のCFAバックヤードワイナリーが作っています。
が、てんちょ、この生産者は初耳でした、日本ワインをあまり知らないのですよ

栃木県足利市のラムネメーカーであるマルキョーが工場内に設けた醸造所で作っています。
「日本(Cfa)で、ワインを熟知したメンバーがオープンにワインを作っていきます。
 自宅の裏庭(:backyard)のように知り尽くしている他の専門分野、得意分野(:清涼飲料水製造業)を持ち、その技術も応用しながら、ワインを作っていきます。 」
HPより

バックヤードビルダーとか、ガレージワイナリーってありますけど、ちょっと違う意味で使ってるんですね

醸造の情報があまりなくて残念…

ステンレスタンクで発酵、熟成で、樽の使用は無し。
マスカットベリーA100%
ロゼの色はセニエによるらしい。

マスカットベリーAと言う品種は非常によく聞きますので知ってる方が多いと思います
さて、何と何の交配で生まれた品種でしょうか??

この日本固有の品種は、1927年に新潟県で川上善兵衛が交配して登録した品種で、アメリカ系のベーリーとマスカット・ハンブルクを交配した物です
現在、甲州に次いで日本ワインでは第2位の生産量になっています。

川上善兵衛は日本ワインの父、とも言われる人物で、国内ワインを語る上で必ず言及される重要な人です
1890年に日本で最初のワイナリーである岩の原葡萄園を開いた人です。

慶応義塾に通っていた川上は、その後、故郷の新潟の近隣農民の収入源確保の為にワイン作りを思いつきます。
ワイン用のブドウ栽培で安定した収入になればという考えです。
明治元年生まれの川上は西洋諸国との交易でワインの可能性に目をつけ、そのブドウ栽培を新潟で広めるために自宅の庭に沢山のブドウ樹を輸入して植え始めます。
1000株以上のブドウを栽培し、沢山の交配品種を生み出したのですが、現在広く栽培されているのはマスカットベリーAくらいかな。

農業試験場でも同じく、コメや野菜、果樹など実に多くの新品種が生まれて試されるのですが、その内で市場に出回るのは極一部の僅かな数に過ぎません
ほとんどの物は日の目を見ないまま、不採用となっていくんです。

そんなですので、実はマスカットベリーAの仲間としてマスカットベリーBもあったんです
ですがBは広まらず絶滅。
確かCもあったんじゃないの??


そんなマスカットベリーA、イチゴの様な甘い香りと大き目の粒で果肉が豊富です

今日の桜舞輪もボリュームのある、とても良い香りと味です
イチゴの甘い香りには少し南国のフルーツっぽい、マンゴーも感じられます。
味わいはほんのり甘口ですが、食事にも合わせられるくらいの甘さなので、冷やして飲めば優しい白と同じように使えます。
やや甘口、ですね。

どちらかと言えば辛口よりは甘口、かな
てんちょ、結構好きです

ボトルも素敵、富士山みたい ↓

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ガラス栓なのでソムリエナイフは不要です、またパチッと栓が出来るのもいいですね。

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欠点のない良いマスカットベリーAです

是非一度飲んでみて欲しいです







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2020年09月12日

スプマンテ大特価


朝晩が少し涼しくなりましたね
日も短くなってきたし。

ハードリカーテイスティングの日程が決定しました
詳しくはイベント欄をご覧ください。
時間ごとの予約制です、勉強したい方はぜっひご参加ください〜




今日は新しいスプマンテを紹介します
是非、買ってみてください。

ミツクラの店頭ではこちらが大変お値打ちなのに結構びっくりされるんですが ↓

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カ・デル・ボスコ フランチャコルタ ブリュット・プレステージNV

それは本社が大量に購入してるからです
もちろん正規品です。
変な訳アリではありません。

なので、下手な通販よりも安いという
(定価よりも2000円弱も安いのですよ)



そして今回、同じような理由でこちらが大特価で入荷しました

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フェラーリ マキシマム ブラン・ド・ブランNV

黒いラベルって写真が難しいわ

フェラーリはが超有名なので、名前の響きだけには馴染みがある方が多いのは当然ですね

でも、同じフェラーリですが、こちらのスプマンテの会社と車の会社は全然関係ありません
赤い跳ね馬は別の一族で、苗字が同じだけです。
田崎真也さんと田崎真珠と同じくらい無関係です

今日のスプマンテは昔からあるんですが、ラベルを一新して新発売となりました
最初の発売は1991年。
前は白いラベルで飲食店限定だったような。

フェラーリの始まりは1902年、創始者のジュリオ・フェラーリさんがシャンパーニュの手法を忠実に再現して、本格的な瓶内二次醗酵のイタリア・スパークリングを作り始めた事に起源を持っています
彼はシャンパーニュで修業を積んで、その地のシャルドネをイタリアで最初にスプマンテに取り入れた人物です。

今では高級品のフランチャコルタにもアルタ・ランガにもシャルドネが当たり前の様に使われていますが、元はジュリオさんの功績なんです

ワインの格付けは、トレントDOCです
これは白とロゼのスプマンテのみに認められた名称です。

ワイナリーとその産地は、イタリア北部、トレンティーノ・アルト・アディジェ州の文字通りトレントです。
(産地呼称=地名って事だから)
近所にフェラーリという地名もあります。
名字と地名は歴史的に結びついてるもんですね、てんちょの名字もそうですけど。

ここがトレント、赤い丸の場所 ↓

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ワイナリー、開いてますね。
色んなツアーがあって、良いなぁ。行ってみたい



経営はその後、フェラーリの一族の手を離れていますが(彼には子供がいなかったので)、創業者であるジュリオ氏への尊敬の気持ちを込めて、フェラーリ社が作る最高のキュヴェにはジュリオ・フェラーリの名前が付けられています
流石の長期熟成です、シャンパーニュにも劣らない良い香り。

そのシャルドネ伝道の意思を再現するべく、今回ラベルを新しくしたマキシマムはシャルドネ100%に刷新されています
瓶熟30ヶ月です。
このほかにも、ロゼとドゥミセックがありますね。

美味しそう〜

フェラーリはイタリアで最大のシャルドネの畑を所有しています ↓

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HPより、以下同様

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現在の栽培はサステイナブル、山中だと周りの影響を受けにくいのでやりやすいでしょうね

定価5500円税込なんですが、大特価になってます。
ネットで書けませんので想像してちょ
当分、続けて売りますので是非お試しください


一緒に、数本ですがこちらも入荷しています

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フェラーリ オマージュNV

素敵な模様ですよね
同じ模様のボックスもついています。

これは日本限定のボトルで、年号が令和になったお祝いに長年の重要な取引先である日本向けに出したものです
着物の柄の様な吉兆文様が素敵です。

こちらもシャルドネ100%、瓶熟は40ヶ月
プレゼントにも良いですよね

数が少ないですが、定価(マキシマムよりちょっとだけ高い)よりもお値打ちになっています
お早目にどうぞ〜

やっぱり瓶熟の長いスパークリングは、泡が細かくて香りが複雑で余韻が長く、美味しい
こういう香りと味わいは1000円では出せないのだなぁ









posted by cave MITSUKURA at 14:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月10日

06年何してました?


昨日はお客様の好意に甘えて調子に乗って、まるでコロナ以前の様に飲んでしまった
楽しかったです

いい蔵はコルクもいいんだよなぁ、お金かけてます

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貴重なお酒を分かち合えたのも良かったです
個人的も非常に良い経験になりました。

ブルゴーニュの2018年、早くも超気に入ってます

早くから開いたポジティヴなヴィンテージですが、05や09の様な暑苦しい(?)濃さがなく、もっとエレガントです
各生産者も暑さ対策で醸造や収穫を工夫してると思いますので、その効果もある様です。
暫くはそのまま、芯のある優しい飲み口で熟成していくでしょう。
香りが変わる頃が楽しみでもあります


2020年の収穫も終盤になってます。
各生産者がSNSで収穫や醸造の様子を実況してくれるので、様子がよく分かって嬉しいです
赤ワインの発酵が終わったタンクの中からブドウの澱を掻き出す作業や、ルモンタージュの様子、発酵中のぶくぶくした泡、等々見ていて飽きませんね。

タンクの底ってこんなにブドウの皮や種があるんですよ ↓

770B6608-E9E4-49CF-8E4C-20504E3B9395.jpgニコラ・ロシニョールさんより

タンクの澱で豚肉を焼いてる作り手がいましたが、すんごく美味しそう〜



ではワインの紹介します

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ラ・プス・ドール ヴォルネイ1erアン・カイユレ2006

有名どころ。
ブルゴーニュの赤ワイン、ピノノワール100%

2006年
です

てんちょ、昔はヴォルネイよりも断然ポマー派だったんですが、ここ数年はヴォルネイもいいなと思っています
酸が綺麗で、ボディの強すぎない物だと和食にもよく合うし。

プス・ドール
はヴォルネイを代表する有名で高評価の生産者です
知ってる方が多いでしょう。
同じヴォルネイなら、ダンジェルヴィーユモンティーユラファルジュなどと並んで人気ですね。

元々はDRCの所有者だったディヴォー・ブロシェが持っていたんですが、1964年にヴォルネイ周辺の畑だけを売りに出して新たにできたのがドメーヌ・プス・ドールです。
今日の1級畑のカイユレの中に特別な区画である60ウヴレ(スワソン・ウヴレ)を単独で所有しています。

ウヴレと言うのは昔の面積の単位で、小作人が一人で耕せる1人分の広さを1ウヴレとしています。
1ha=24ウヴレです。

このドメーヌは醸造家としても大変尊敬されていたジェラール・ポテル(ニコラ・ポテルんお父さん)が任されていたんですが、97年に急逝してしまい、ドメーヌは売りに出され、新しいオーナーの元で再出発しています

ジェラール・ポテルさんはデュジャックのオーナー、ジャック・セイスがブルゴーニュ来た時に師事した事でも知られる通りの有名人物でしたのでプス・ドールが売りに出されたのは意外でしたね〜
当時はネットですぐに訃報が伝わるような世の中じゃなかったですので、オーナー交代の詳しい経緯は結構後から知りました

新しいオーナーはヴォーヌロマネに別荘を持ってるようなお金持ち、医療機器の会社社長
設備投資に大金を使い、畑も購入。
流石のお金の使い方だわ

シャンボルのモワンヌ・ユドロを買ったのがここです。
随分前にここのワイン会やりましたね

と、書くこと一杯あるプス・ドールですが、今日はどっちかと言うとヴォルネイの区画をおさらいしたかったんですが、良い地図がない

ヴォルネイはご存知の通り赤ワインだけが名乗れるAOCです。
1級が30(そんなに??)と村名があります、特級はありません。
作付け面積の半分以上が1級畑になってます

カイユレとは石ころを表すカイユ―という単語がもとになってると言われています。
石ころだらけ??
ローヌのガレみたいな ← 違うだろうな


14年目の06年、とても良い飲み頃ですよ
正規品です。

香りが良いです
若いワインにはない熟成した香りですね〜

後3本ありますので、是非飲んでみて欲しい















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2020年09月07日

うるとろ、とは


今朝はタイミング悪く、出勤時に土砂降りで濡れネズミになってしまった
着いたら雨が止む、というお約束のマーフィー。
一時に纏まって降るのはやめて欲しい


10月にはカーヴミツクラは13周年なんですが、今年は例年の様に集まる訳には行きませんので、何か考えないと―
と言いつつ、もう7日だ。



ワインの紹介します
それなりに珍品かも。

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ピサノ シスプラティノ トロンテス2019

少し前にこれの赤ワインを紹介しましたが覚えてますか??

今日のワインは南米、ウルグアイの白ワインです
生産者はピサノ、ブドウはトロンテス100%

トロンテスというブドウは南米のアルゼンチンでほとんどが栽培されています
ウルグアイもまぁ隣なんで。

タナやマルベックの様にヨーロッパから移民が持ち込んだ品種ではなく、アルゼンチン原産の品種なんです
キリスト教のミサの為のワイン用に移民が持ってきたパイス(ミッション)と言う黒ブドウと、生食用のマスカット・オブ・アレキサンドリアという白ブドウとの交配で生まれた品種です

現在トロンテスと呼ばれている品種には、3つの種類があります
リオハーノ
メンドシーノ
サンファンニーノ
ですが、ワインとして販売されるときは一緒くたに「トロンテス」となっています。

一般的には、トロンテス・リオハーノが最も優れたワインを作ると言われています


岡山県の高級マスカットでも有名な、マスカット・オブ・アレキサンドリアですが、青りんごや桃の様な香りが華やかでいいですよね
トロンテスもこの遺伝子を受け継いでいますので、こうした香りを持っているんです。

ブドウ由来のアロマが豊かで、そういうブドウはアロマティック品種と呼ばれています。
ヴィオニエやゲヴェルツ、リースリングもそうです。
ですから、あまり熟成させず若く飲まれている物が多いでしょう

芯のある、しっかりした作りになっているので、冷やしまくっても大丈夫です
樽を使ってるワインもありますが、ブドウ由来の香りが沈まないのでいいですね。
本当にフルーティ、って表現がぴったり。



この前もそうでしたが、生産者のピサノ社、HPはあるんですが情報があんまりない
写真をもっと見たいのに、残念〜

これがトロンテスの収穫 ↓

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生産者SNSより
綺麗なブドウ

どの亜種かは記載がありませんが、ワイナリーで独自に品種選抜(マッサール・セレクション)を行っているそうです。

うっ、資料がスペイン語しかない

ステンレスタンクで発酵後、タンクで3.4ヶ月の熟成
グレープフルーツ、バラ、蜂蜜の香り。

裏ラベルには「南緯30〜35度に位置するウルグアイはブドウ栽培に恵まれた気候であり、海風が冷涼な気温を保ってゆっくり完熟したブドウからは素晴らしいワインが出来る」うんぬん、と書いてあります。

確かにウルグアイが面する大西洋では、南から北上する寒流のフォークランド海流があり、ちょうど首都のモンテビデオがあるラプラタ川の河口付近で南下する暖流のブラジル海流とぶつかっています。
(ラプラタ川って中学の地理で習ったなぁ… 遠い昔だ)

ウルグアイのタナをウルタナと略すなら、ウルグアイのトロンテスはウルトロでいいんだろうか??

…くだらない…


南米でもトップクラスの安全性と経済の安定を誇るウルグアイ、日本人には馴染みが薄いですが、ワインはアルゼンチンのスタイルと同じです

ちょっと珍しい物に挑戦したい方は是非お試しください















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2020年09月05日

パカレ・コレクション


台風の季節になって来ましたね、毎年「この何十年で最大の」なんて聞いてるように思いますが

暑さも豪雨も、もう自分が小さい頃の感覚では通用しないくらいの気候ですよね。
本当に危ない、避難も備えも空振り上等だと思います
何も無ければそれでいいんだし。



新しく紹介したいワインもあるんですが、今日はちょっと違う一覧を載せておきます

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フィリップ・パカレ
左から、
ビュル2018
コンドリュー2018
コート・ロティ2018
コルナス2016
ブルゴーニュ・ピノノワールVV2018
ラドワ・ルージュ2018
ジュヴレイ・シャンベルタン2018
ヴォーヌ・ロマネ2018
ムーラン・ナ・ヴァン2017


9本。
今年発売の2018、ヴォーヌロマネなんてたったの2本しか来なかったので、お客様にご案内する分がありませんでした
全部予約の割り当てで、ブルゴーニュ・ピノノワールもビュルも少ない〜

赤よりも一足先に発売になった白、コンドリューも初リリースです
パカレさん、最近はローヌに意欲が湧いてるようで、コート・ロティも初。
友達の醸造所を借りて発酵、熟成はブルゴーニュまで運んで行ってます。

パカレは有名なのでご存知の方が多いでしょう

ボジョレー、モルゴンのマルセル・ラピエールの甥に当たります。
ブルゴーニュで無農薬栽培、無添加ワインと言えばその第一人者がマルセル・ラピエール氏です、残念ながら彼は既に鬼籍。
蔵は奥様と息子さんが継承して今も素晴らしいワイン作りを続けています
今年のヌーボーも楽しみです

自然派ワインの代表である、そのマルセル・ラピエールと友人の醸造家であるジュール・ショベ氏に全てを教えられたというパカレさん、二人が亡き後もその道を継いでいます。

パカレと言えば、プリューレ・ロックの初代醸造長として有名になりましたが、
ご本人曰く「当時のワインは何か変だった」「迷いがあった」そうで、10年務めたロックを退職し、2001年に自分の蔵を持って独立しました

それから19年、年々パカレのワインはピュアになって行ってるように思います

「自然派」であるからという理由で納得させてた、変なアロマや瓶差、熟成の危うさが減り、素直に美味しいと言えるワインになって来ました
そーなんですよね、「理屈を捏ねてから美味しいと言ってもらえるワイン」ってどこか嘘だと思うんです
なんの説明もないままに、ただグラスの液体を飲んで美味しいと言えるワインが本物ではないでしょうか

だから、巷で廉価なチリワインが売れてるんでしょう
四の五の言わずに単純に美味しい(しかも安い)、ってとてもいい事だもん。

パカレはそういう、理屈は後からでもいいやっていう美味しいワインになって来ました
まぁ、飲み手の力量ってのも重要ですけどね

他の生産者でも早くから楽しめるものが多い2018年、パカレも期待できそうです

醸造は基本的に全房発酵セミ・マセラシオン・カルボニックと呼ばれる方法で樽発酵を行います。

セミ・マセラシオン・カルボニックって聞いた事ありますか??
マセラシオン・カルボニックと言えばボジョレー・ヌーヴォーを作る発酵の方法として知られていますが、これはブドウを入れたタンクを二酸化炭素で満たして置いておきます、そうすると破砕前のブドウの細胞内で色素が果汁に浸透し、ゆっくり圧搾する事で果皮の成分がある程度抽出された液体を得ることが出来ます。
この状態で細胞内では発酵が始まっており、より短期間で軽やかなワインとなり、フルーティさを持ったお酒の出来上がりです。

セミ・マセラシオン・カルボニックは二酸化炭素を人工的に投入せず、発酵によって発生する二酸化炭素を使って同様の効果を得るやり方です。

樽に入れたブドウを素足でつぶして放置、果皮に付いた自然酵母によって発酵が始まります。
温度管理はしない、なるがままに任せるのです。

発酵・熟成中にはSO2は一切添加しません
瓶詰めの時に少量使いますが、これは日本など遠方への輸送に備える為でもあります。
安全なお酒であるために必要な最低限の措置です。

そんなパカレですが、作っているワインの種類は多い
30以上ある、大変だろうなぁ
ですが、それぞれの生産量は多くないので予約で完売になるものが多い

18年は暑くて収穫の早い年でした。
その後、19年も20年も同様に早いので、もはやこれが定番なのかもしれません
8月の収穫が当たり前になって来た…

ニュイよりもボーヌのピノの方が豊かな内容だそうですが、茎までしっかり熟したブドウは全房発酵にはとても良い状態です
18年ヴィンテージを知るにはとても良い9本です(一部違うけど)

こちらは今年2020年の収穫風景です、SNSより ↓

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いいブドウですね、2020年も期待できます



ではワインを簡単に説明します。
と言ってもほとんど情報が無い

ビュル2018

エクストラブリュットのスパークリングです、クレマンは名乗ってませんので熟成期間が足りないのでしょう
ブレンドは毎年違うそうでアリゴテ100%の年もありましたが、18年はピノノワール、ピノブラン、アリゴテです。
日本入荷は600本のみ、既に完売。

コンドリュー2018

18年が初リリースです。
友達がコンドリューにいて(エルヴェ・スーオ)、その醸造所を借りて作りました。
樹齢50年以上の古木の区画を手に入れたそうで、一体誰から買ったんだろう
ヴィオニエ100%

コート・ロティ2018

シラー100%
これも新しい挑戦、生産は僅かに3樽のみ
1日2回ピジャージュ(発酵中に浮いてくる皮などの澱の塊を突き崩す事)を行った、リッチなシラー。

コルナス2016

これは16年、買ってみたもののまだ1回しか飲んだ事ない。
こちらもシラー100%、結構なフルボディです
コート・ロティは高いのでコルナスでもてんちょは十分です。

ブルゴーニュ・ピノノワール・ヴィエイユヴィーニュ2018

予約完売の割り当て品、店頭にまだ3本だけあります

ラドワ・ルージュ2018

このラドワ、白もあるんですが、16年が初リリースかな。
1級もありますがこちらは村名、これで十分美味しいはず

ジュヴレイ・シャンベルタン2018

これは比較的潤沢にあるらしい。
こちらも村名、1級のコルボ―や(日本販売なし)特級のリュショット等、素敵なんですけど値段もすごい
なので普通の村名で。それでも諭吉さんは必要です。

ヴォーヌ・ロマネ2018

これがたったの2本しか入荷しなかったヴォーヌロマネです。
2本って、どうすりゃいいんだぁ
と言う事でまとめておさらい用に。

ムーラン・ナ・ヴァン2017

ボジョレーなんでガメイ100%
元々ラピエールがモルゴンにある事もあり、ガメイとボジョレーの畑には関心を持っていたパカレ。

以上です。
他にもシャンボルや、ニュイサンジョルジュ、ポマール等興味深いワインばっかりなんですが。
予算の問題もありまして。
シャルドネもなし(店頭には16年のムルソーがありますよ)

また来年の19年のリリースまで待ちましょう








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2020年09月02日

野イチゴのロゼ


9月になりましたが実感なし

コロナを用心しつつ、お店のイベント活動も何か出来るようにしたいこの頃です
中々難しいですけど…



ソムリエ・エキスパートの一次合格のお知らせがぽちぽち届いております
おめでとうございます
この調子で2次試験も頑張ってください。

2次試験対策講座も引き続き受付中です
ハードリカーテイスティングの予定も決まり次第お知らせいたします。



では、新入荷ワインを紹介します
有名な作り手ですがワインは珍しいかな

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ロベール・シリュグ ブルゴーニュ・パストグラン ロゼ2019

ブルゴーニュ、ヴォーヌロマネの人気ドメーヌである事は誰も反対しないでしょう
規模こそ大きくないものの、良い畑を持っていますし、ワインにも定評があります
ドメーヌはヴォーヌロマネのど真ん中、ご近所も有名ドメーヌだらけ。

正式名称は、Domaine ROBERT SIRUGUE & SES ENFANTS
エ・ゼザンファン(と・その子供たち)って言うのが良いですね

一年に一度だけの入荷、今回は2018年のリリースです
(ロゼは19年ですが)
17年は少しだけ買いましたがすぐに売り切れました、もう一年経つんですね〜


ところで、てんちょ、ずっとこの生産者をシュルグだと思っていましたが、違いますね
SIRUGUEですから、シルグ、またはシリュグが正しい。
失礼しました。

ブルゴーニュには多いですが、ここもあちこちのドメーヌと親戚関係になっています
ジャイエ家(アンリ・ジャイエの一族)、ジェルベ家(ドメーヌ・フランソワ・ジェルベ)、ベルト―家(ドメーヌ・ベルトー・ジェルベ)、ノエラ家とそれぞれに婚姻関係があって、うーんややこしい。
みんな親戚だわ。

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輸入元HPより、以下同じ
マリー・フランスさん、5代目になります

ロベール・シリュグのブドウはピノノワールアリゴテだけ
ですから白は全てアリゴテです、シャルドネはありません。

赤は素晴らしいプティモンやグランエシェゾーがあります 

畑の眺め ↓

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この区画、どっちからどこを見てるか分かります?
そんなマニアはいないかな


ミツクラには、
ラドワ・ビュイッソン2018 と
ヴォーヌロマネ1erプティモン2018 が来ています ↓

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今回はそれに加えて、珍しいワインを買ってみました。
それが掲出のパストゥグラン・ロゼです

みなさま、ブルゴーニュ・パストゥグランと言う名称はご存知でしょうか?

所謂、広域ワイン=レジョナルクラスという物で、「ただの」ブルゴーニュというワインと基本的には同じです。

ブルゴーニュ全体のブドウを使って作る事ができるワインです。
もちろんヴォーヌロマネだけのブドウで作っても構いません(勿体ないけど)、ローヌのブドウは使えません(ブルゴーニュだから)
他にも、コトー・ブルギニョンが有名ですね。
(クレマン・ド・ブルゴーニュもこの範疇に入ります
昔はコトーブルギニョンはグランオルディネールと呼ばれてました、2011年に改名したんです)

ブルゴーニュ・シャペル・ノートルダム、とか
ブルゴーニュ・ル・シャピートル、などありますけど滅多に見ないし、誰が作っているんだろう
ブルゴーニュ・・クレレ、とかね

パストグランはレジョナルでも昔からある名称です
認定は1937年、戦前だー
この名称には赤とロゼのみが認められていて、白はありません。

ピノノワール単独またはガメイとのブレンドで、ピノノワールが最低でも30%入っていないといけません
生産の大部分が赤で、ロゼはほとんどありません。
が、フランスのロゼブームで今後は増えそうですね

そんな希少な生産のパストグラン・ロゼ、何故かシリュグが作ってました
因みに赤のパストグランも生産してるんです。

ロゼも赤もピノノワール100%です

そしたら、ブルゴーニュ・ロゼでいいんじゃなかろうか??
なぜ故パストグランにしてるんだろう…



この貴重なロゼ、何でも数年前に試しに作ってみたら、評判が良くて2014年からは定番になったそうです
このロゼは所謂ブラッシュのロゼでセニエではありません。
つまり、ゆっくり圧搾すことで染み出す果皮の赤さを反映してるだけで、皮を漬け込んで作ったロゼではないんです。
それでも十分に綺麗な色がついてますよね

よくあるロゼは赤を作る途中で果皮を取り出してロゼ色で留めて、発酵させる手法が多いんですが、ブラッシュは果皮からの抽出が少ないのでタンニンがない軽やかなスタイルになるでしょう
カリフォルニアのジンファンデルによく使われるロゼの手法です。
淡いピンク色のジンファンデル・ロゼ、結構好きです

2018年は17年と同様に収穫量はそこそこ豊かで恵まれた年です
16年が劇的に少なかったので、蔵のスペースが埋まってほっとした生産者も多かったと思います。

18年は収量の豊かさに加えて、糖度が非常に高くなったそうで発酵がなかなか終わらず、タンクから樽にうつしてようやく終わったようです。
これは19年も同様で、特に暑くて速い収穫になった反面、暑すぎて雨が少ないのでブドウが小さくなり、収穫量は減少しています。
こういう年こそブドウを上手に扱わないとハイアルコールのきっつーいワインになっちゃいますが、その反面、このロゼは期待できそう
ロゼだけ19年です、早いリリースなんです。

赤の18に関しては、他のドメーヌでも17年よりも18年の方が早くから飲めるワインが多いですね
リリースしたての17と18を比べても、やっぱり去年より今年の方が最初から美味しい。
待つ必要が無くて驚くくらい。

シリュグは本当に洗練されたエレガントなピノノワールですよ、毎年そうなんですから18年は一層美味しいでしょうね

と言う事で、一段と期待できる18年。
このロゼは是非飲んでみたいです、1本キープだ

シリュグ、知ってる方も飲んだ事ない方も是非お買い求めください

そろそろ二次試験にロゼやスパークリングが出てもいいんじゃないかしら












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2020年08月29日

世界最大の作付け面積


こんなご時世なのに
10月1日から酒税法改正でワインが値上がりするんですよ

各取引先から続々と値上げの連絡がきてます。
まぁ、50円とか100円未満ですけどね…

改正の主眼は、ビール及びビールテイスト飲料の税差をなくすことですが
ビールの税金が下がる一方で、発泡酒や第三のビールは増税となります。
この改正は今後3年ごとに2回(だったかな?)行われ、最終的には同額の税金となります。

それはいいのか、よくないないのか

ワインの税金はもうちょっと何とかならんのか
EPAなんて焼け石に水、それ以下
酒税以外にも関税に消費税もかかるって、何重の課税なんだ



話は変わりますが、ようやくこのブログをHTTPS対応に直しました
iPhoneで開けなかった方、すみませんでした。



店頭には限定ですが特価ワインがあります
今日はその中から一つを紹介します。
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バジャネグラ アイレン2017 マグナム

スペインの辛口白ワインです

アイレンはスペインで最も栽培されているブドウ品種ですが、世界でも一番多く栽培されている品種でもあります
スペイン原産で、ラマンチャなどの中部内陸の乾燥した土地に向いています。

しかし、栽培が多いとは言え、全てがワインになる訳ではなく、干しブドウにされたり蒸留されてオルーホとして出荷されるものも多く、スティルのワインとしてはテーブルワインクラスの安価な物が多いのです
アイレンははっきり言って、格下2流のブドウの扱いかもしれません

しかし、アレハンドロ・フェルナンデスが作るアレハイレンの様に、樹齢が高く収量を抑えたアイレンからは品質の高いワインも作ることが出来ます

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これは本当にいいアイレンです
店頭にもありますよ〜


今日のマグナムは非常にお値打ちです
1500ミリ(レギュラーボトル2本分)ですが、税込1380円しかしません


ワイナリーは首都マドリッドの周辺、ラマンチャ地方にあるボデガス・セラヤです
テンプラニーリョをはじめ、カベルネやシラー、ゴデーリョなど辛口も甘口も色々作っています。

今日のアイレンの原料ブドウは広くスペイン南東部から集められていますが、標高800メートルほどの畑で寒暖の差があり、乾燥した土地なので病気がなくゆっくりと完熟します。

アイレンは酸が少ないので、昼も夜も暑いと途端にぼやけた味わいのワインになりそうです。
寒暖差があるのは非常にいい事です

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HPより

ステンレスタンクで発酵、瓶詰めされています。
暑い土地だからでしょうか、全房発酵です

アルコール度数は12%、よく冷やして飲んでもらいたいです

爽やかな青りんごの様な香りです、外観は意外と黄色が強いですね
さっぱりした余韻の短い辛口なので今の季節にはとても合っています。
キンキンに冷やしても香りが沈まず、良いですね

気軽に飲むには最高ですよ














posted by cave MITSUKURA at 18:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月28日

ダイスとアルザス品種


久しぶりに雨が降った名古屋ですが、湿度が上がっただけ…
この湿度は耐え難いです

8月も今日を入れてあと4日、2020年の終わりが近づいてきた。


昨年、アルザスに行ってからもう1年以上経ってるんですねぇ、本当に早いです。
今日のワインはファンが多いダイスの新しいラベルを紹介します

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マルセル・ダイス アルザス・コンプランタシオン2018

素敵なラベルですね
これは17年までのアルザス・ブランが名前とラベルを変えて18年から新しくなったモノです。
中身は基本的に同じ。
他の1級も順次新しいラベルに変わっています

コンプランタシオンとは「混植」という意味です
(「移植」という意味で使われる事もありますが)

ダイスでは、全部の畑がアルザスの認可13品種全てを畑に植え、雑草や木も生やした畑になっています。
ブドウは垣根仕立てになっていますが、順番もバラバラです。
自然の山がそうであるように、ダイスの畑も色々な植物が混ざった状態が本来ある自然の姿であるという考えの元で、ブドウ栽培がされています

畑の多様性を重んじる、と息子のマチューさんが言ってました

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HPより、以下同

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木はリンゴやプラム、地面にはニンニクもあり。
去年行った時には前週の嵐でリンゴの木が折れてた

グランクリュでは若いブドウの樹は最低5年、植樹から経ないとそのクラスのワインには使わないそうです。

ダイスの畑も昔はリースリングだけ、ゲヴェルツだけ、という物でしたがマルセル・ダイス氏の代になって本来のアルザスのやり方、自然の在り方に戻そうと、彼たった一人でビオディナミを始めました
当初はかなり「変人」扱いされたようです
農民は保守的な人が多いので余計に変化を嫌うんですね…
(クレイデンヴァイスでも同じ事言ってました、最初は「気が狂った」と本当に噂されちゃったようです)

草もボーボーの畑ですが、何もしません。
ブドウもいずれ株仕立て等、気候に合わせて変わっていくかもしれません

ブドウ栽培が簡単で儲かるからやっているんじゃない、
アルザスの伝統を守っていくことに寄与している、

と真剣に語ってくれたマチューさん

新しいラベルになった2018ヴィンテージも是非試してみてください

2018年の情報はないですが、このワインにも認可の13品種が全て入っています
ローヌ南部のシャトー・ヌフ・デュ・パプじゃないけれど、全部言えますか??

1.リースリング
2.ゲヴェルツトラミネール
3.ピノブラン
4.ピノグリ
5.オーセロワ
6.ミュスカ・オトネル
7.ミュスカ・オトネル・ロゼ
8.ミュスカ・ダルザス
9.ミュスカ・ダルザス・ロゼ
10.ピノノワール
11.シルヴァネール
12.シャスラ
13.サバニャン(クレヴネール)


です
ミュスカが4つあるのがポイントでしょうかね

この順番には特に意味ありませんが、13のサバニャンはブレンドのみ、単独でワインにはできません

興味深いのが、3のピノブランと5のオーセロワの関係です

この二つのブドウ、どんな関係かご存知でしょうか??
アルザスではオーセロワはピノブランと表示することが出来るのです
なので、ピノブランというワインでもオーセロワ100%と言う事があり得る訳です。

何故一緒なんでしょう?
それなら区別する必要ないのにね

これはアルザスの伝統に大きく関わっています。
その昔、由来の不明なブドウや種類がはっきりしないブドウは全てオーセロワと呼ばれていました、これはアルザス以外でもフランス北東部の習慣だったようです。
更に市井では慣習的にそうした一連のブドウをピノブランとして扱っていました。
(ブルゴーニュでも19世紀のその昔は「シャルドネ」なるブドウは認識されておらず、白いピノ種としてピノブランと同一視されていました。
 DNAの研究が進んでブドウの違いや由来が明確になったのはまだ最近の事なんです)

そうした伝統を踏まえてピノブランと表記した場合は、
ピノブラン100%でもOK
ピノブランとオーセロワのブレンドもOK
オーセロワ100%でもOK
となってるんです。

でも、逆はダメなんですよ
ピノブラン100%でオーセロワという表記はできません。
ややこしや〜

そんな事を言っておきながらなんなんですが、
厳然とした事実としてピノブランとオーセロワは全く違う品種なんです

一緒じゃないやん… 
まぁ、伝統重視のフランスなんです
「昔からやっていたことは続けてもいい」という法の立場です。

これって前も書きましたかね?












posted by cave MITSUKURA at 15:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月26日

ワインを探せ


皆様、お店で飲んで美味しかったワインや旅行先で出会ったワインを自宅で楽しみたくて探してみた、という経験はありますか??
ネットで調べたり、お店に問い合わせしたり、お目当てのワインが見つかったでしょうか

ミツクラでも「〇〇ありますか?」というお問い合わせをよくいただきます

でもね… プロフェッショナルとして非常にモヤモヤする時があるんです

例えば、「シャトー・ローザンセグラありますか?」とか「サシカイヤありますか?」
というお問い合わせなら、簡単に即答できます
あるかどうかは別として、店頭になくても取り寄せできる物もありますし。

しかーし、そこで聞いた事もないような単語を言われると「は??」ってなるんですよね

知らないワインがダメだ、とか、知らないワインはない、と言ってるのではありません。
知らないワインはまだまだ沢山あります。

その「聞いた事もないような単語」として表現される物なんですが、
お客様自身もよく分かっていないワインだと、お申し出の名前からして怪しいんです
しかも、そういう時は大抵、他の情報がない

どこの国でしたか?
赤ですか、白ですか?

等、聞いてみるも、ほとんど有効なお返事がない事が多い。
お客様が覚え違いをされてる可能性もありますし、アルファベットの読みが違っているかもしれない。

そういう正体不明のワインの事がとっても気になるんです

一体、それは何なんだろう??
どれの事を言ってるんだー??

あー、これかぁ、って納得したい
得体の知れないワインが宙ぶらりん何で一層モヤるんですよねぇ…

お客様はそっかー、分からないよね、って意外と爽やかに諦めちゃう方が多いんですけど、
てんちょのモヤってる気持ちはどーしてくれんのさ
と一人毒づいてしまう…
気にしないでいいんでしょうけど、気になるものは気になる

良いなと思ったワインは是非携帯で写真を撮っておいてください
更に裏ラベルも写真を撮っていただけたら完璧です















posted by cave MITSUKURA at 19:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月24日

どの辺が命なんだろ


ヨーロッパでは先週から本格的な収穫がスタートしています
シャンパーニュでも8月の20日前後で収穫が始まるなんて、今年は本当に何もかもが早いです。
暑さのせいで早い成長・収穫が定番になってきてます。

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ファインズSNSより、
ブルゴーニュのドメーヌ・ラペの収穫選果風景

ラペのヴァンサンさん、笑顔が素敵❤️
選果の必要ないようないいブドウです


今年はコロナ対策を講じつつ、収穫人を確保しなければならず、現場では大変そうです
毎年来てくれる東欧からの労働者が移動制限で来られなかったり、大人数での食事はやめなければならないなど。
面倒と苦労が

ブドウの出来がいいのが救いです

しかし、成長と内容の順調さはいいのですが… ヨーロッパではワインの過剰供給が心配されています

あっという間に売り切れるのは一部の有名銘柄だけで、コロナの影響でレストランなどでの消費が減り、在庫過多に陥っている蔵も多いのです

著名な蔵でも畑でグリーンハーベストを行って、収穫を意図的に制限している所もあり。
多くの地域ではPLCを発動して、例年よりも収量の増加を認めていますが、喜んでいる作り手ばかりではないのです。

フランス、イタリア、スペインでは余剰のワインを蒸留酒にする為の助成金を計上して、在庫削減を図っています。

今年は特に工業用アルコールに転換し、消毒に使う目的でのスピリッツの生産に向けるようです
なるほどね〜

かつては毎年拠出されていたこの助成金ですが、生産性の低いブドウ畑を他農産物へ転換させるために数年前から打ち切られていました
「儲からないのならブドウに見切りを付けろ」と言う事なんでしょう。

その助成金が復活するくらいどの国の生産者も困ってるという事でしょう
ストックしておくにはセラーのスペースが必要なので、仕方ない措置かもしれません。


蒸留したワインはブランデーとなります
(ブランデーはブドウが原料です、大雑把に言えば麦が原料のビールを蒸留するとウィスキーになります)
蒸留法が錬金術によって考案された事もあり、こうしたお酒は「命の水」と呼ばれてきました

ラテン語のAquavitaeから派生して、各国語で呼び名があります

フランス語では、Eaux-de vie オー・ド・ヴィ
イタリア語だと、acqua della vita アクア・デル・ヴィータ
ドイツ語でAquavit アクアヴィット、Wasser des Lebens ヴァッサー・デ・リーンベス
(因みに、スウェーデンやデンマーク、一部の北ドイツなど北欧ではじゃがいもから作られる蒸留酒をアクアヴィットと言います。
 透明なお酒で強いので飲む時はご注意くださいね)
スペイン語で、aguardiente アグアルディエンテ

代表的な物が、
フランスではコニャック(コニャックは産地呼称に基づく法規制があります、マールやフィーヌもブランデーです)
イタリアはグラッパ
スペインではオルーホ
ですね。

ドイツではブドウはほとんどワインになり蒸留酒の生産は少ないのですが、蒸留酒としての呼び名は聞いた事ないです
何か呼び名があるのかな…「

どのお酒も40度以上あるので沢山飲むというものではないでしょう
樽熟成させたものは特に、割ったり、氷を入れたりせずにストレートで楽しむのがいいですけど
討ち死に注意です


ミツクラの店頭にはマールやグラッパがそれなりにあります
予約販売の限定品もありますので、気になる方は覗きに来てください。



店頭のおすすめはこちら ↓

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シャルリエ・エ・フィス ヴュー・マール・ド・シャンパーニュNV

予約の限定品です
シャンパーニュのマールは穏やかな物が多いように思います。

シャルリエ・エ・フィスはヴァレ・ドラ・マルヌのレコルタンです、前にロゼのシャンパーニュを紹介しました。
しかし、このマールはHPにも情報が何もなくてセパージュも不明。

でも、瓶がカッコいいからいっか

裏に「製菓用」の表記があるのは、グラッパなどの一部の蒸留酒に含まれる成分が人体に有害だとされ一時輸入が休止された経緯があるからです。
飲料ではなく、製菓原料としてなら認可が下りたという。
現在では製法を改良して、もちろん安全ですので、心配要りません



もう一つ珍しいのがあります ↓

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パル オー・ド・ヴィー・ド・ミュスカNV

多分、日本未入荷です(理由は聞かないで)
パルはアルザスのウィスキーメーカーだったかな、ブドウの搾りかすを引き取って蒸留酒も作っています。
これは樽は未使用ですが、ウィスキー樽で寝かせた茶色いマールもあります。

ミュスカの滓なので香り高そう、ですが私飲んだ事がありません
だって1本しかないので。






posted by cave MITSUKURA at 17:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月23日

ユーラシアの最西端から


今日の名古屋は多少は暑さがマシでしょうか
名古屋の夏は本当に暑い

しばらくブログ書いていませんでした。
何もないので退屈この上なくて…

愛知県の緊急事態宣言も明日までですが、また人が動き出したら同じでしょうね
でも9月は少しはワイン会もやりたいです。

イベントページにソムリエ・ワインエキスパートの2次試験対策講座の案内を載せています
今年も青木君がテイスティングのやり方、ポイントをしっかり指導してくれます。

テイスティングとは「自由な詩人」になる事ではありません(いや、本当に)
言及すべき項目と表現の分類がある程度はっきりしているんです。
試験を受けない方でも参加できます、一度ちゃんとワインのテイスティングというものを勉強してみませんか



店頭ではしばらく欠品していました人気のヴィーニョヴェルデが再入荷しました

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夏向きのワインとしてヴィーニョヴェルデは毎年生産が増えています
輸出も堅調で、世界中で夏の定番になりつつあります。
生産者の数もかなり増えているそうで、今やポルトガルを代表するワインの一つになってますね。

てんちょ、このヴィーニョヴェルデが一番好きです
微発泡で夏にぴったり、よく冷やしてツルツル飲めます〜


で、今日はポルトガルワインの代表その2?を紹介します

ポルトガルワインと言えばポートが有名ですが、ちゃんとしたヴィンテージポートやレイトボトルドを飲めるお店は名古屋には本当に少ない
本当の食通は食後酒にもこだわるものですが、日本人はお酒に弱い人が多いので中々ディジェスティフまで楽しめないようです。
古いポート飲みたいですねぇ


今日のワインはポートじゃなくてスティルの赤ワインです

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カーヴェス・ヴェーリャス ダオン カテドラル・レゼルバ2014

昔々の銘酒事典などでは、このワインは「ダン」と表記されていました。
てんちょも最初、ダンって覚えましたよ。
昔はポルトガルワインなんて全く未知の世界だったので、正しく伝わってなかったんでしょうね
輸入もほとんどなく、知名度もかなり低かったので。

DAOと書いて、ダオンと発音します。
(Aの上のにょろにょろが書けませんので省略しています)
ダオンは地名です、後程場所を見てみましょう

ポルトガル語には母音が2種類あって、ダオンのAは上にチルという鼻母音を示す記号が付いていますので、「アン」という発音をします。
続くOと合わせてダオンという発音になります。
ポルトガル語の同じ様な発音の単語に「駅」を意味するestacãoがあります、こちらも発音はエスタサオンです。

ポルトガルワインの法規制もEUに準じていますので、他のヨーロッパ諸国と基本的には同じです
原産地呼称、ですね。

ポルトガルでは大きく3つのランクに分類されていて、最上位にDOC(DOP)に指定された31の地区があります。
その下に地域ワインとしてIGP、更にテーブルワインのクラスがありますが、これで国土の全てを包括しています。
どこでもブドウ作って来たのでワインもできる、という訳です

さて、今日のダオンはここです ↓

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ワインFollyより

ダオンは少し内陸、赤い丸の地域です
首都のリスボンは赤い矢印の場所です。

北のエメラルドグリーンの地域がヴィーニョヴェルデの産地です。
その境界の南側をドウロ川という大河が流れていて、その河口にポートがあります。

ダオンが属するのは中部のテラス・ド・ダオンと呼ばれる地方で、乾燥した大陸性気候の土地に段々畑のブドウ園が広がっています
今日の生産者のカーヴェス・ヴェーリャスは、現在エノポートという組合の一員になっています。
この組合はポルトガル全土のワイナリーが加盟していますので、ダオンはその一部です。

ポルトガルではアントニオ・サラザールの独裁政権であるエスタード・ノヴォの時代に集団農園的な政策が勧められたので、必然的に組合が多いのです


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HPより

タンクが屋外にある…
本当に乾燥した土地の様ですね。

HPには醸造や栽培の事はほとんど書いてありません
残念、畑の情報は皆無

名前も何故カテドラルなんでしょうね、教会があるんでしょうか??

セパージュは、
Tinta Roriz ティンタ・ロリス50%、Alfrocheiroアルフロシェイロ 30%、Touriga Nacional トゥーリガ・ナショナル20%
ポルトガルも土着品種の宝庫なので、未知のぶどうだらけ

トゥーリガ・ナショナルは知ってる方が多いかもしれません

ボルドーで温暖化対策として、レジョナルクラスに新たに認可された7品種の内の一つです
(7つ全部言える方、いますか??)
カベルネやメルローよりも更に晩熟で、暑さに強い品種です。
(ボルドーでの作付けは5%以内に規定されていますので、あくまで補助品種ですが)

比較的高めの温度で長く発酵させています、マセラシオンも同時に長め。
アルコール度数は13度ですが、濃密な味になっているでしょう

てんちょ、まだ飲んでいなくて味の程は不明、すみません

生産者のHPではチョコに合わせて、と載ってます ↓

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まろやかな味わいなんでしょうね、よく熟した甘く濃いスタイルかな

色んなワインを試してみたい方には是非お勧めです

このワイン、輸入元の終売特価で超お得なお値段になっています
12本しかありませんのでお早めに〜












posted by cave MITSUKURA at 14:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月17日

掃除が捗る捗る 


暑い…
今年の暑さも耐え難い
外が眩しくて「目が、目がぁぁ ←ムスカ」って感じ

今日からまた平常の仕事になった方も多いかな、車の数が格段に増えた


てんちょ、遠出は一切していませんが、この1ヶ月くらいでちらっとワイン会やったり、

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古酒はやっぱり美味しいね


地元のルート・ブリュック展行って来たりしました

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予約制になってました、とてもよかったです


今日は掃除を頑張りすぎて疲れた ← 静かだった証拠
また次回〜
posted by cave MITSUKURA at 15:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月13日

ボジョレー2020年経過報告


もう暑さを語るのが常になって来た2020年8月


秋の涼しさがちっとも思い出せませんが、ボジョレー地区から2020年の状況が報告されています
記録的な猛暑で死者が続出した2003年に匹敵する成長の速さで、今年はそれに次ぐ早い収穫となりそうです


以下は、ルー・デュモンの仲田さんからの7月12日付けのレポートです。
(輸入元のヌーヴェルセレクション提供)

昨年から今年にかけての冬はいわゆる暖冬で、零度を下回ることはほとんどありませんでした。
以降今日まで、安定して気温が上昇してきました。
また、1月から5月まで乾燥した気候が続いたため、カビなども発生せず、
非常に健全な状態で、例年より3週間ほど早い5月上旬に開花を迎えました。

6月も晴天続きで、乾燥による水不足が心配されはじめましたが、
必要な時に必要な量、まさしく恵みの雨が降りました。
病害もなく、雹も降らず、完璧な6月となりました。

高台区画ゆえの開花時の昼夜の温度差によって、今年もクリュール(花ぶるい)が多く発生し、
大部分のぶどうがミルランダージュ(非常に凝縮した小粒のぶどう)になりました。

私は2005年からヌーヴォーを造りはじめたのですが、
7月上旬の現時点までで言えば、今年はダントツで過去最良の年です。
1ヶ月半後の収穫までこのまま理想的に推移すれば、
私の過去15ヴィンテージの中で最高品質のワインになるのはもちろん、
ボージョレ全体でも、過去100年間で最良のヴィンテージになると思います。

画像は、樹齢80〜90年の高樹齢区画を7月初頭に撮影したものです。↓

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開花日から計算した収穫開始予定日は8月20日頃ですが、
私は10日ほど遅らせて、8月31日または9月1日の収穫開始を予定しています。
「ガメイは、完熟が命」ですので。

2020年7月12日
メゾン・ルー・デュモン
仲田晃司

樹齢の高い樹ですね
流石ビオ、草がぼーぼー

昨年の暖冬は日本も同じでした
今年は雹や病害もなく、良いブドウが収穫できそう、との事。
早い収穫は醸造に時間を割けるのでいいですね

でも、暑さを考えるとアルコールのしっかりした強いワインになりそうな気がする…


ボジョレーワイン委員会・日本事務局からも報告が来ています
以下、抜粋

7 月 27 日(月)に収集を始めた成熟ネットワーク*による最新の収穫データによると、ブドウの成熟は想定通りに進んでいます。
サンプル採取した 75%の区画でこの月曜日に、平均して 76%のブドウが成熟していた。
この 7 月フランス各地はどこも比較的暑く、乾燥していた。
この著しい乾燥にも関わらず、ブドウの衛生状態はほとんど病気もなく至って順調でした。

今日まで、酸のポテンシャルは良好で全体の酸味は平均して高く平均的なpH も備わっており、
収穫に適した豊富な糖度とフェノール熟成度が十分に期待できます。

当地の最新情報では、収穫量は平均的だと予想されている。
幸運にも、春はブドウの開花と結実に理想的な天候でした。今日になって乾燥により、ブドウの房の重さが減り始めています。
成熟ネットワーク*の枠組みで実現される次の調査で、よりはっきりとした傾向がわかることでしょう。
ともかく、早熟のエリアでは 8 月 20〜25 日ごろに収穫が始まる可能性があります。
あらゆる事態が起こりえますが、今後の気象状況と乾燥に対するブドウの状態次第で決まってきます。

この段階において 2020 年ヴィンテージは、1992 年に成熟ネットワークが設立されて以来、2003 年以降 2 番目に生育が早いヴィンテージであるとランク付けできます。

以上。

早い収穫病害の少ない健全な状態はボジョレー全体に共通しているようです
ヌーボーに限らず、クリュボジョレーでも優れたヴィンテージとなりそうで期待できますね

上記のボジョレーワイン委員会のレポートに「成熟ネットワーク」という言葉が出てきますが、これは1992年に始まったブドウの生育状況を報告・共有するための仕組みです。
200以上の生産者が自分の区画ごとのサンプルを2度採取し、糖度やその他のデータをローヌ県農業会議所に送り集積、参加者がこのデータを利用してヴィンテージの把握や収穫時期の決定に役立てる、という訳です。
全てのサンプルデータは善意で提供され、今年で29回目となりました。

ちょっと話が逸れますが、
上記のデータの集積が「ローヌ県」農業会議所に集められる、とありますが、ここにブルゴーニュにありながら、ボジョレーの特異な面が表れています

つまり、シャブリからボジョレーまでのブルゴーニュですが、所属する行政区が異なる為にボジョレーはコートドールを始めとする北部とは違うネットワークに属しているんです

これには、現在の県になる由来=歴史という点にも理由があります。
単に栽培するブドウが違うと言うだけの事ではありません。

「ブルゴーニュ」と、ワインのカテゴリーでは一緒くたにされる地域ですが、行政区では、

シャブリとオーセロワなど周辺 ← ヨンヌ県
コート・ド・ニュイ      ← コート・ドール県
コート・ド・ボーヌ      ← コート・ドール県
シャロネーズ         ← ソーヌ・エ・ロワール県
マコン            ← ソーヌ・エ・ロワール県
ボジョレー          ← ローヌ県


となっておりまして、4つの県に分かれています。

さらに、上記の上3つの県はブルゴーニュ圏として一体の大きな行政区に属しているんですが(現在は東のジュラ周辺の圏と統合されブルゴーニュ・フランシュコンテ圏となっています)、
ローヌ県はローヌ・アルプ圏と言う南部の圏に所属しているんです

多分、ピンと来ない方が多いでしょうから、ウィキペディアでも見て下さい ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A1%8C%E6%94%BF%E5%8C%BA%E7%94%BB#ヨーロッパの領土:県

フランス革命からこっち、何度も統廃合があった行政区分ですが、ってややこしいかな
圏って地方、って事です。

で、この県(圏)の違いがもたらす最大の問題は、税金の納め処や、助成金の出所、更には議員の選出まで、金と政治の問題に密接にかかわってるという事です

中央政府からは「ブルゴーニュ」全体にお金が下りる訳じゃない、ブルゴーニュ圏のお金はローヌ・アルプ圏には使えない、など政治絡みの問題が非常に多い
元々属する領主も違っていたし、北のブルゴーニュと南のブルゴーニュ(ボジョレー)はお互いによそ者なんです

なので、ブルゴーニュワイン委員会にはボジョレーは載っていません

そう言う訳で、なんか仲間外れな印象のボジョレーなんですが、そう言う事ではなくて、
ボジョレーはボジョレーでローヌ県で頑張ってます

ヌーボーの予約もそろそろ締め切り、例年通りでいっかなー










posted by cave MITSUKURA at 14:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月12日

テイスティングの練習したい方


日本と同様、猛暑でブドウ畑の水不足が目立つフランスですが、昨日ボルドーでが降りました

降った時間の程は分かりませんが、見た限りの画像では結構激しく降ってました。
畑にどのくらいの被害があったかも不明ですけど、こんな時期に雹って…
水不足には確かに一助になったかもしれませんが… 雹はいらない



日本酒の九平次さんがブルゴーニュワインを作って販売し始めたというニュースを見て、へぇーって
2017年で初ヴィンテージらしいです。


ソムリエ・エキスパートの一次試験も始まっていますね
既に合格者もいるようで、2次試験の対策も頑張ってください。

カーヴミツクラでは今年も2次試験対策を行います

ハードリカー・リキュール等の試飲会も開催します

もちろんコロナ感染防止の対策も十分気を付けております

試験を受けない方でも単発で申し込みが可能です
テイスティングの勉強がしたい方はお気軽にご参加ください。
(飲みたいだけの方は来ちゃいけません

9月8日火曜が初回で、火曜・木曜の週2回の予定です。
昼と夜で同じ内容ですのでご都合のよろしい方でご参加ください。

近日中に詳細の案内をしますので、ちょっとお待ちください。




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2020年08月10日

イタリアン・ロザート


甲子園で高校球児の皆さん、1試合でも出来るのは良かったですね


名古屋は連日猛暑日ですが、ヨーロッパでも今年の夏は気温が異常に高いです
フランスでもボルドーで昨日は40度もあったそうで、北部のリルでも36度だったとか。

ブドウが完熟するのはいいんですが、水不足と酸の減少でワインのスタイルも変わって来ています

糖度が上がるのでアルコール度数の高いワインになりやすい

酸が少ないと輪郭のぼやけた腰のないワインになりがちで、熟成に向かない

ブドウの粒が小さいと凝縮したワインにはなりますが、濃くて力強いワインばかりだと疲れる…
長熟に耐えられないかも、と言うのは問題ですね

ブルゴーニュのピノノワールが濃くて疲れるワインになって欲しくない

温暖化の最たる現象は降水量の激減です

黒ブドウはまだいいんですが、問題は白ブドウです。

昨年のラングドックセミナーで情野ソムリエ大先生が説明してくれたように、このままではヨーロッパ全域で白ブドウの収穫時期が本当に限られたピンポイントの日数になってしまい、辛口の良い白ワインを作る事がますます難しくなって来ています

じゃあ、どうすればいいか???

セミナーに参加してくれた皆様、ラングドックの解決策を覚えてますか?

それは、
黒ブドウでロゼを作るんです
軽い辛口のロゼを白ワインの代わりにする、という訳です。

プロヴァンスやラングドックのロゼが数年前からフランスでは大流行しています
ピンク色のワインは見た目にも素敵ですよね

そうした傾向は実はイタリアにもあるんです
イタリアワインのロゼは未だにマイナーかもしれませんが、特別な名称を持つワインがあるのをご存知でしょうか?

キアレットチェラスオーロですが、聞いた事あります?
今日はキアレットを取り上げます

キアレットの前に、チェラスオーロを極簡単に説明しておきます。

チェラスオーロはイタリア語でサクランボ(チェリー)を意味するciliegiaに由来する言葉で、その名の通り「チェリー色の」という意味です。
但し、面倒な事に、アブルッツォではロゼワインを差し、シチリアでは赤ワインのDOC名称(チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア)となってます

更にチェリー色ってどんな色なんだ???
という、ごもっともな疑問がありますね。

ソムリエ協会の教本では、この二つのロゼの外観について頓珍漢な説明しかしてませんので無視
あんまり色は考えない方が良い
大体、赤ワインのガーネットとルビーだって、本によってイマイチ言ってる事が違ったりする
信頼できる見解はないのか。
イタリアワイン教会も「名称と外観は実際には結びついていない」と言ってるらしい…

おっと、話が逸れました。

で、
キアレットですが、この名称はガルダ湖周辺のロゼ(イタリア語だとロザート)に使われる言葉です

ガルダ湖はここ ↓

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この広大な湖はイタリアで最大の面積を持ち(約370平方km、因みに琵琶湖は約670平方q)、ミラノを州都とするロンバルディア州とヴェネチアが州都のヴェネト州にまたがっています。
湖の真ん中に境界があります。

このガルダ湖のヴェネト川で生産されるのが、DOCバルドリーノ・キアレットです

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モンテ・デル・フラ バルドリーノ・キアレット

写真は輸入元から拝借。
今は店頭に在庫ありません

コルヴィーナ65%、ロンディネッラ30%、サンジョヴェーゼ5%


バルドリーノはガルダ湖の東岸にあるリゾート地ですが、ワインはその周辺とヴェローナ近郊で作られ、スペリオーレだとDOCG(赤のみ)、それ以外は赤とロゼがあります(DOC)
この辺りだけ、ロゼをキアレットと呼んでいるんです。
何故だろう。

明るい色の軽やかなロゼです

同じ様なヴェローナ近郊のワインにヴァルポリチェッラがありますが、こちらにはキアレット(ロゼ)はありません。
ヴァルポリチェッラが「ヴェローナの王子」と呼ばれるのに対し、何故かバルドリーノは「ヴェローナの甘やかされた子供」という愛称を持ってます

どーゆー意味??

バルドリーノ・キアレットは毎年、生産量を増やしていて、近い将来、イタリアの代表的なロゼになるかもしれません
このキアレットにはスプマンテもありますので、夏にはとても楽しめそう
見かけたら是非飲んでみてください〜







posted by cave MITSUKURA at 14:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする