2022年05月23日

バターとクリームでリッチに飲む


暑い〜
いきなり夏になりましたね、これから梅雨もあるのに。


昨日、業界のニュースで知ったんですが、

アルザスについにピノノワールのグランクリュが出来る

そうです
でもね、フルシュテンタムじゃないのです
(まぁ、あそこはグランクリュがひしめく一等地で白の評価が絶対なので)

グランクリュになるのは、
ヘングストHengst
キルヒベルク・ド・バールKirchberg de Barr

の二つ。

ヘングストはコルマールのすぐ隣、南西にあるヴィンツェンハイムにある区画です

ヘングスト.png
アルザスワイン委員会HPより、以下も同様

区画名は「雄馬」という意味。
泥灰土の土壌で、どっしりしたボリュームのあるワインが出来るそうで、名前のイメージ通り

アルザスワイン委員会のHPでも、
「このテロワールでは数十年前からピノ・ノワール(3.5%)が、力強く、複雑で、しっかりとしたストラクチュアの偉大な赤ワインを生み出しています。」
と言う表記がありますので、ピノノワールの特級認定も納得なのでしょう。
…飲んだ事ありませんが


もう一つのキルヒベルグ・ド・バールは、ストラスブールとコルマールの間の北よりにある集落です。
クレイデンヴァイスのアンドローが近い。
アルザス・グランクリュの中では北半分(バ・ラン県)に位置しています。

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(この360度ヴュー、めちゃくちゃいいですね
アルザスワイン委員会のサイトは日本語なので、アルザスワインを調べるにはまずここだ

キルヒベルグのワインはしっかりした酸が特徴で、それに支えられた堅牢な骨格が長熟を保証し、若いうちは清涼感をもたらします。
熟成向きのグランクリュらしい。
特にピノノワールには言及がありませんが、何か特別な理由があるからグランクリュになれたんでしょう。
(たとえそれが政治的な背景でも)

市場に出るのはまだ先ですが、そう言えば、アルザスの「1級畑」もどうなったんだろう…



と言う事で、アルザスワインを紹介すべきところかもしれませんが、今日はこのワインを紹介します

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フランソワ・ミクルスキ ブルゴーニュ・コートドール・ブラン2019

フランス、ブルゴーニュの白ワインです
シャルドネ100%の辛口

この人気ドメーヌはご存知の方が多いでしょう
蔵の歴史はまだそれほどではありませんが、名門の家系で一族のドメーヌを継承するフランソワ氏。

彼はミクルスキの名前から分かる通り、父方がポーランド出身です。
ドイツかと思ったら違った。

母方の叔父がムルソーのピエール・ボワイヨ氏で、若い内にヴィニョロンになるつもりでボーヌの醸造学校を卒業後、カリフォルニアのカレラで修業しました
84年にムルソーに戻り、叔父の蔵を手伝いますが91年に叔父さんが引退する事になり、ドメーヌを引き継いでフランソワ・ミクルスキと改名したのが始まりです

樹齢の高い、管理された畑を引き継ぐことで優れたワインを生産できた彼は、すぐに優良生産者の仲間入りを果たし、ワインは世界中で人気になります
彗星の様な登場ですね。

現在はムルソーを中心に8haを所有、だからあまり沢山作れず、最近はかなり品薄続きです

こんな方 ↓

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HPより

90年代のラベルが好きだった方もいるのではないでしょうか?
てんちょ、そうです
緑と紫の幻想的なデザインで素敵でしたが、デザイナーとの契約の関係で現在は使えないそうです

その後は今日の様なシンプルなラベルになっています。
これはこれでいいけれど

やはりムルソーの作り手なのでムルソーに定評があるミクルスキですが、今日のシャルドネにもムルソ―や周辺のブドウが贅沢に使用されています

村名区画だけではありませんが、それに近い場所のブドウだけを使っているので自ずと「ミニ・ムルソー」な味になっていて、非常にお買い得です
樽で10ヶ月熟成していますので、香りとコクがはっきり分かります

香りが調和するまでもう少し待つと最高でしょうが、今飲んでも早すぎる感じはしないのが最近のブルゴーニュです

2019年は18年と同様に暑い年で、成長も収穫も早めでした。
開花の時期に気候が荒れたために収穫は少な目、しかし採れたブドウの質は高い、というここ何年かと似た状況になっています。

暑さで熟したブドウですが酒石酸の含有が高く、これが高貴さや爽やかさを保ってくれたおかげで、バランスの取れた良いワインになりました
大きめのグラスでゆっくり飲むのがおすすめです。

クリーム煮やバターをたくさん使ったムニエルやコートレットなどがよく合います
余韻の相乗はそれは素晴らしいでしょう

ほんとは、夏より冬の方が美味しいワインなんですが
冷やし過ぎない方がオススメです。
これが一葉さんでおつりが来る、お買い得です

元々少ない上に、日本向けの出荷の減っているようで増々入手困難になって来ました。
輸入元では上級クラスも全て完売。
貴重なデイリーワインです。

今買って冬まで置いておこう〜






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2022年05月22日

夏の白 フランス編


夏の陽気になって来ました
まだ梅雨がありますけど。

フランス、ブルゴーニュでは早くもブドウが開花しています

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MミュニュレSNSより

2000年ちょっとまでは、開花は6月の中旬から下旬が平均でしたので、もはや1ヶ月は早まっています。
ハングタイム(ブドウは開花から収穫までおよそ100日、この期間を言います)を考えると収穫は早いと8月??
このままなら9月収穫は必至です


ところで、日本はコロナ感染者が減りませんねぇ
愛知県もずーっと2000人あたりをウロウロしてます。
一時の一桁が??ってくらい、「数字は作れるもの」なんでしょうか

それでも政府は観光客の受け入れを拡大するようですし、てんちょも早くフランス行きたいなぁ(スペインでもいいな)



今日は暑いです
冷たい白ワインやスパークリングが飲みたいです

冷やして美味しいワインと言えば、
この前、ルイ・ジャドのブーズロンが美味しいというお話をお客様から聞きまして、

そうだブーズロン会やろう
って俄かに思いました

色んなブーズロン集めて飲み比べしよう
アリゴテ万歳

ブーズロンはブルゴーニュの中南部にある地域、コート・シャロネーズの北端にあるアペラシオン(産地)です。
コート・シャロネーズはコート・ド・ボーヌの南に続く地区ですが、サントネイやマランジェが西側に曲がっているので、
シャサーニュ・モンラッシェから真南に行ったらブーズロンというイメージです

こんな感じ ↓

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ブルゴーニュワイン委員会より

赤い矢印がブーズロンの村です。
村のブドウ畑の詳細はこうです ↓

ブーズロン.jpg
同上

ブーズロンの名前はアリゴテ100%の辛口の白ワインにしか付けられません
アリゴテのみが名乗るAOCはブルゴーニュ全体でもここだけ
ブルゴーニュ全体の僅か6%程度の生産ですが、今後は増えていきそうです。

元は広域名の「ブルゴーニュ・アリゴテ」に特定の村名を付けて名乗る「ブルゴーニュ・アリゴテ・ブーズロン」だったんですが、
1997年に単独のAOCとして村名に昇格されました

それには、DRCのオーナーのヴィレーヌ氏が持つドメーヌ・ド・ヴィレーヌ(元はA・P・ド・ヴィレーヌ)の功績が大きく影響しています。
今でもブーズロンを代表するワインと言えば、ヴィレーヌ、と言う事に異論がある人はまずいないでしょう
(所在地はリュリーですが)

ミツクラの店頭には現在置いてあるブーズロンはヴィレーヌだけです

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いつ飲んでも美味しい。

てんちょはアリゴテ好きなのでもっと置きたいけど

近年の温暖化で酸が豊富で清涼感がある事から、アリゴテの価値はとても見直されています
多くのドメーヌがレジョナルのアリゴテを作り始めていますし、優秀なドメーヌのアリゴテはやはり美味しいので市場の認知も高まっています。

どうせなら評価の高い生産者がいいけど、ブルゴーニュワイン委員会の一覧では知らない生産者も多い…
レジョナルじゃない、村名ブーズロンがいい。

んー、ちょっと頑張ってみよう
夏―って感じで冷え冷えを飲みたい













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2022年05月21日

パカレ、メオ、ラマルシュどれがいい?


もう仕入する余裕ないんですけど、次々割り当てのレアワインの案内が来るー

…無い袖を振って買うしかない


パカレ2020白も来たけど全然、数がない

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全体の入荷本数を見て「ダメだこりゃ」って思いました
(因みにブルゴーニュ・ルージュ2020は希望本数を大きく下回って既に完売)

パカレラマルシュカミュゼも少ないながら普通に販売してますので買いに来てね
ただねぇ、値上がりしてますので覚悟してください

6月頭にはプリューレ・ロック2019も来ます
数少ないです



何かワインを紹介したいと思っていたのに時間切れでまた明日〜





posted by cave MITSUKURA at 17:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月18日

夏向き島のお酒 


結局大した雨は降らずの名古屋です。
今日は暑い


暗黒時代に突入して久しいブルゴーニュとシャンパーニュですが、やはり今後も状況は一層悪くなりそうです

ニコラ・ラマルシュ
メオ・カミュゼ


の入荷割り当てが来たんですが、
少なすぎる…



今日はこのワインを紹介します

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アッツェイ IGPサルデーニャ サーラガト ヴェルメンティーノ・イゾラ・ド・ヌラーギ2020

名前長い

今日のワインはイタリア、サルデーニャの白ワインです
辛口。

背が低いボトル(容量は同じ750ミリ)に可愛いラベル

サルデーニャ島は、ティレニア海の島でフランス領のコルシカ島の南に位置しています。
面積はシチリア島の方が大きい。

アッツェイは中西部のオリスターノにあります
ここ ↓

アッツェイ.png

アッツェイはこのブログでも何度か紹介しております、イタリアの巨大ワイングループファンティーニの新しいブランドです

アブルッツォ
トスカーナ
カンパーニア
バジリカータ
プーリア
シチリアとワイナリーを作って、
ついにサルデーニャにも進出です

現在は自社畑ではなく、契約農家からブドウを買っているそうですが、樹齢の高いブドウを面積当たりの価格で契約して高値で買い取る事で、不作であっても同じ収入が保証され、地元の農家の支援にもなるし、自分達も質の高いブドウを得られる(金額を稼ぐために多く作ろうとするのを防げる)と言う利点があります

ブドウは同じ地区の物ばかりでなく、離れた場所の異なる品種を色々買い付ける事で、異なる個性が重なり合った複雑なワインになるそうです

雨が少なく乾燥したサルデーニャの気候の元、砂質の畑ではフィロキセラがおらず、ブドウ樹は自根のままです

容赦ない太陽に晒される昼間の過酷な暑さですが、樹齢の高いブドウ樹は根をよく張っており、暑さにも順応してるそうです。
また、夜には気温が10度くらいに下がる事で昼間の養分を使うことなくブドウに蓄えることが出来ます
日較差が大きいのは利点です。

暑い土地でいいワインを作る=いいブドウを得るには夜の気温低下が必須条件です

今日のワインの長いワイン名の内、サーラガトはこの島独特の名字だそうで、栽培家のお名前でしょうか??
他にも赤ワインの「アル」、そもそものワイナリー名「アッツェイ」も同じく、土着の名前だそうです。

イソラ・デ・ヌラーギとは「石塔の島」とでも言うんでしょうか。
ヌラーギと言うのは、サルデーニャ島で見られる遺跡で、石を高く積み上げた建造物で紀元前2000年程から1500年に渡って作られていたそうです。
こんなの ↓

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WIKIより

地中海にはマルタやアゾレス等、巨石文明の遺跡がありますねー、いつか行ってみたい

HPにまだアッツェイの記載がなくて、畑や風景の紹介できる写真がないのが残念

で、
ヴェルメンティーノと言う、よく聞くブドウですが、これはサルデーニャ島やコルシカ島等、ティレニア海の沿岸で広く栽培されている品種ですが、元はスペイン産です

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ロールrolle(フランス南部)、ピガートpigato(リグーリア)、ファヴォリータfavorita(ピエモンテ)等の別名で呼ばれる地域もあります。
シノニム、聞いた事ありますか?

ヴェルメンティーノは果皮が薄く、繊細で柔らかい口当たりになりますが、アッツェイのヴェルメンティーノの畑は海風を受ける場所にある為に塩の風味が載った、ミネラル分の感じられる複雑な香りがします

黄桃やマンゴーの様な南方系のフルーツのイメージですが、しっかりしたもありそれが清涼感を助けています
酸は重要です。

香りが複雑なのがいいですね、味わいは軽め、よく冷やした方が美味しいです。
樽は無し、ですが、ステンレスタンクでバトナ―ジュ(かき回す事)してますので、コクが出ています。

イタリア料理にはもちろん相性いいでしょう、魚貝には特に、サルデーニャ島の特産ボッタルガにも良さそうです

価格も非常に手頃です
野口君二人でおつりが来ます。

夏らしい、爽やかな辛口ワインですが、深みもあって甘い香りが魅力です
昼から飲んだらさぞ楽しかろー





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2022年05月15日

缶ワイン進化系


昨日も今日も雨は降らず
雨続きかと思っていたので意外。

もう5月も半ばですね
早いなぁ〜



Facebookで紹介しました、
デコイ セルツァー ロゼ&ブラックチェリー

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美味しいです
チェリーの甘い香りがしますけど、味はスッキリした辛口です。

少し前の缶くさいワインとは全然違います
缶ワインもレベルアップしていますね

持ち運びやゴミ捨てが簡単なので、アウトドアやBBQにも最適です

このデコイの缶ワイン、実は4種類あるんです ↓

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店頭にはロゼだけしかありませんが
綺麗なピンク色も好きです。

写真左から、

ロゼ+ブラックチェリー(店頭にあるのはこれ)
シャルドネ+クレメンタイン・オレンジ
シャルドネ+レモン&ジンジャー
ソーヴィニヨンブラン+ライム

セルツァーってあまり聞いた事ないですよね?
てんちょ、初耳です

アメリカ西海岸で流行ってるらしい飲み物で、Hard Seltzer=ハード・セルツァーと言うみたい

サトウキビを発酵させたお酒をベースに炭酸で割ったもので、フルーツやハーブの風味を付けた飲み物を差すそうです
元のアルコールは蒸留はしてないらしい。
ただの「セルツァー」だとノンアル炭酸飲料を差すのに対して、「ハード(アルコールの事)」なのでお酒って事になります

流行っている理由に、
低アルコール(概ね5%程度)
低カロリー(デコイで1缶当たり80キロカロリー)
があるそうで、若者に人気なのはそういう理由も大きい様です

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HPより

デコイも、
グルテンフリー
糖分無添加

を謳ってます

アメリカの健康志向はアルコール販売にも大きな影響力を持ってるんですねぇ

手軽に飲めるので一度買ってみてちょ







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2022年05月13日

村ごとの独自性を生かすワイン


雨続きですね
やっぱり雨が降ってると静かだわ

色々とワイン入荷しています。

フランソワ・ミエ2019が再入荷しました

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各2本です(レジョナルだけ4本)。
フランソワ・ミエさんはヴォギュエの醸造長さんです、二人の息子さんと自宅の醸造設備でネゴシアンを始めました。

2019で3つ目のヴィンテージです

これまでの経験と人脈が活かされてるであろう、貴重なブルゴーニュです
てんちょ、まだ飲んだ事なくて(生産が元々少ない上に入荷も少ないので)、ヴォギュエと比べてどうでしょうか??


ミッシェル・グロ ヴォーヌロマネ1erクロ・デ・レア2019 160周年復刻ラベルも入荷しました ↓

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こちらは他の2019との5本セット販売のみ。
グロ家がクロ・デ・レアを取得した1859年から160年になるのを記念した特別ラベルです
かなり限定です
2009年の150周年を覚えてる方もいると思います



今日はこのワインを紹介します

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デヘサ・ガゴ2020

ホントはg(ガゴ)が買いたかったのですが、売り切れでこちらになった

今日のワインはスペイン、トロの赤ワインです
ブドウはティンタ・デ・トロ(テンプラニーリョ)100%

トロはここ ↓

トロ.png
この縮尺で分からない人はないよね

…HPの住所にワイナリー表示がないねぇ


作っているのは、スペインの若手醸造家として活躍するテルモ・ロドリゲス氏です
この方、とても有名なので知ってる方も多いと思います。

てんちょは今日のガゴで初めて知ったかなぁ、20年以上前だね
その頃はシルシオンとか、アルバロ・パラシオスとか新しいワインの話題が次々出ていたスペイン。
輸出向けの世界標準で作られたレベルの高いモダンワインがどんどん出て流行ってました。

最近はスペインらしさを持ったワインがより尊重されるようになっています
固有の品種、土地のやり方、って言うのは大事ですね

で、テルモ・ロドリゲスさんは、
リオハの名門ワイナリーのレメリュリに生まれたおぼっちゃまです
若い頃は蔵を継ぐべく、ボルドー大の醸造学科を出てメドックのコスやローヌのシャ―ヴで修業。
1989年に実家に戻ったんですが、ワイン作りの意見が父親と対立して、彼は94年に家を出てしまいます

新しい世界を見てきた息子、これまでのやり方を変えない父親、二人が衝突するのはよくある話。

家を出た彼はボルドー大の同級生でやはり優れた醸造家のパブ・エクズギサ氏と一緒に自分のワイナリーを立ち上げます
こんなお二人 ↓

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HPより

その頃のスペインはカベルネやソーヴィニヨンブラン等国際品種を植えるのが流行していて、ブドウ畑ではスペイン固有の品種からそうした国際品種への植え替えが急速に進んでいました。
このままではスペインの伝統が潰えてしまうのを心配した彼らはナバーラ近郊で古木のガルナッチャの畑を見つけます。
この畑が最初のワインを生んだ場所になります

当時のスペインでは、安いワインはマズイ、と思われていて、値の張るカベルネやメルローを買うのが確実に美味しいワインを飲む秘訣だと考えられていました。
テンプラニーリョやガルナッチャの安価なワインでは美味しくならない、と言うのが市場の常識だったんです。

二人はそんな思い込みを払拭すべく、土着の品種で低価格でも美味しいワインが作れることを証明しようと、ガルナッチャで凝縮したワインを作って売り出すと、途端にワインは評判になり、スペイン国内よりも輸出市場で盛んに販売されるようになりました

この成功を弾みに、翌年の95年にはリベラ・デル・デュエロ、96年にはルエダとマラガ、更に98年に今日のトロへと進出します
(同年に故郷のリオハへも戻り、ワイナリーを作っています)
伝統品種を使い、細かな区画ごとの個性を生かしたワインを作るのには、当時のスペインのワイン法は対応できておらず、今になってようやく時代が追い付いてきた感があります。

トロでは樹齢が古いティンタ・デ・トロが残っており、接ぎ木なしの全て株仕立てと言う伝統的な畑を入手し、デヘサ・ガゴを作りました
今では8軒の栽培農家と協力してブドウを得ています。

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確かにかなり樹齢高そう

彼らは地元のブドウ農家と協力する事で、伝統を絶やさず地域が発展するようにワイン作りで貢献しているんですね。
こうした事が実際に出来る人ってそうはいない、行動力・センス・人的魅力、色んなものが備わってるんだろうな、ロドリゲスさん達

目を引くラベルのガゴはグラフィックデザイナーと共同で製作したそうです。
黒地にただ「g」と書いてあるだけのラベル、シンプルですがインパクトあっていいですね

アレハンドロ・フェルナンデス(ペスケラの生産者)にもデヘサ・ラ・グランハというワインがありますが、デヘサとは牧歌的なカスティーリャの田舎の風景を差すそうです
こんな風景かな ↓

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HPより、如何にもカスティーリャの乾燥した土地ですね


彼らの挑戦はずーっと続き、
今ではスペイン国内に合計80ha、335か所の区画を所有、43種の伝統品種を育てています

あちこちに…
地元の農家さんと共同でやってる畑も多いんだろうけど、それでもめっちゃ忙しいんじゃない??
これを「エキサイティングな旅の成果」とサラッと言えるのはかっこいいですね(HP)



今日のワインは、中々しっかり目のフルボディ、スペインらしいドライな香りが特徴的です
しっとりした感じよりも、さらっとごつっとしたイメージです。

緻密で細やかですが、全体としては骨太でアルコール度数はやっぱり14%もあります
飲んで胃
(醸造は樽なしなので、一層ブドウの凝縮感が伝わります)

岩塩をまぶした羊のアサード(炭焼き)にはとても良く合いそうです

価格も魅力的です
このリッチな内容で2200円税込

素晴らしい、試す価値ありあり
テンプラニーリョ好きな方には是非、甘い香りばかりが支配的とは言えませんがスペインの伝統を感じられる良いワインです

スペイン行きたくなってきた〜















posted by cave MITSUKURA at 18:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月11日

今週サボり


ちょっとだけ忙しくてブログは多分金曜まで休みます
ごめんなすって。

新しいワイン来た来た、ブルゴーニュと高額ワインはネットショップに載せました
それ以外の注目ワインはまた金曜に(予定だけ

明日からまた雨ですねぇ
posted by cave MITSUKURA at 16:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月07日

夏の午後にはこれだ


気温が上がった名古屋、昼間は半袖で十分な陽気です



カーヴミツクラは名古屋プレミアム付き商品券の利用可能店舗になっています

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公式HPより

10000円で13000円分の利用が出来ます
3000円もお得

名古屋市に在住の方が対象なので、市外の方には申し訳ありません。
ただ今申し込み受付中で、応募過多の場合は抽選になるそうです。
ご利用は6月23日から



ワインの木箱も残り少なくなってきました
やっぱり欲しいと言ってくれる方は多いですね
沢山売れました。



さて、今日はこのワインを紹介します

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リベルタス シュナンブラン2019

2年くらい前にこれの赤を紹介したはず
今日のは白ワインです。

シュナンブランと言うブドウがフランス、ロワール地方で広く栽培されている事はご存知の方が多いでしょうか

百面相ブドウ=シュナンブラン、と、てんちょは思ってます

エクストラブリュットのペティアン(クレマンよりもやや気圧が低い発泡ワイン)から、極甘口の貴腐ワインまで様々なワインがあるシュナンブラン
ロワール川の河口に近いアンジュー地区のサヴィニエール、トゥールの近郊=トゥーレーヌ地区ののヴーヴレイが代表的なAOCです。
(でも、多分全く同じシュナンブランじゃないはず、見た目も味も全然違うのです)

フランス以外の産地と言うと、最初に名前が挙がるのが南アフリカ共和国です

そうなんです、今日のワインは南アの辛口白ワインです

南アで栽培されてるブドウで最も多いのがシュナンブランで、その面積はロワール地方の2倍もあるんです
世界一の生産地なんです

有資格者は絶対覚えたであろうシノニム(同ブドウの異名)でもシュナンブランはお馴染みですね
南アでは古く、シュナンブランはスティーンと言う名前で通っていました
ですが、今では世界的に通用するシュナンブランと言う表記がほとんどです。

リベルタスを生産するディスティル社は老舗のワイナリーと酒造会社が合併してできた巨大企業です。
今日のリベルタスもそうですが、お手頃価格のネダバーグを作ってる会社です。

リベルタスのシュナンブラン、軽めの辛口で夏向けのいい感じだったんですが…

終売になっちゃいました

最後の在庫を超特価で仕入れましたので、
希望小売価格1078円税込のところ、店頭では2本で1200円税込で販売しています

(偶数買いが条件ですが)1本600円

休日のお昼から飲むのにぴったりです
良く冷やしてください

温度が高いと優しい甘さが感じられますが、酸味が控えめなのでこれからは特に冷えてた方が美味しいと思います
ソーヴィニヨンブランの青い味わいが苦手な方には是非

超お値打ちなので、あまり多くを求めないでね

シュナンブランの酸よりも柔らかさを感じられる辛口です
家飲みに是非〜
まだ30本くらいあります





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2022年05月06日

アルバイト募集


今日は仕事、と言う方も多いでしょうか?
でもまた明日お休みですもんね。

今年のGWはようやくお出かけが許されるようになって、久しぶりの海外旅行や帰省のニュースなど見てました
次は夏休みまで無事でいられますように。


イベントページにアルバイト募集の案内を載せました

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詳しくは面接で説明しますが、

週に1日でもOK(できれば日曜または月曜)
ワインの知識なくても全く構いません


車で配達してもらいますので普通免許は必要です

小さいお店ですし、個人の適性や相性もあるかと思いますので、試用期間は設けております(3ヶ月)
5月後半か6月から勤務開始していただければちょうどいいですが、多少は都合に合わせる事もできます。

ご紹介もお願いします
応募はメールで。
info@cave-mitsukura.com
まで。











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2022年05月04日

元は同じ 今は別


GW後半は快晴続きでお出かけ日和ですね

もう5月かぁ…
暑くなるのはもう少し先でいいんですけど

ここんとこブログ書いてませんでした
書こうと思う日(だけ)が忙しかったりして…



5月は新入荷もありますので、順次ご紹介していきます
今日はこちら。

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シャトー・レ・カルム・オーブリオン2019

このワイン、ご存知でしょうか?
アレと間違えてる方、多そうだな

今日のワインは、名前から想像できる通り、ボルドー、グラーヴ地区の赤ワインです
AOCはペサック・レオニャン

ペサック・レオニャンで最も著名&高額なワインと言えば、シャトー・オーブリオンですが
今日のワインは、オーブリオンの名前がついてるものの、別シャトーです

因みに、オーブリオンのセカンドワインは昔、バアン・オーブリオン、今、クラランス・ド・オーブリオンです。
今日のワインをオーブリオンのセカンドまたはサードだと思った方もいるかも
「あれ?、オーブリオンって新しくこんなの作り始めたんだ」みたいな ←違います

そうは言うものの、名前になっている通り、オーブリオンと全く無関係という訳でもないんです

このシャトーは先述のシャトー・オーブリオン、隣のラ・ミッション・オーブリオンの真向かいにあり、
大昔には畑の一部がオーブリオンの所有だった事もある由緒正しい一等地のシャトーです

フランス革命までは200年程の間、修道院の所有だった記録がありますが、これは1584年にシャトー・オーブリオンの領主だったジャン・ド・ポンタック氏がブドウ畑の一部を寄進した事によるものです。

フランス革命で市井に売りに出されたシャトーはレオン・コランが購入、その子孫が営むネゴシアンのシャンテカイユによって長らく所有されていましたが、2010年にボルドーで不動産業を営むパトリス・ピチェ氏が買収し、新しいオーナーとなり現在に至ります

ピチェ氏は元々、カルム・オーブリオンのご近所に住んでいて、いつも散歩しながらシャトーを眺めていたそうです
現在あるシャトーと呼ばれるシェは19世紀になってから建造されたもので、所有畑も10haととても小さなシャトーです。

こんな可愛らしいシャトーです ↓

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HPより、以下同様

ここのブドウ畑は、ペサック・レオニャンでも一番北にあり、一部がボルドー市にかかっているので、
「ボルドー市内にある唯一のブドウ畑」と言われることも多く、塀に囲まれた「クロ」として古くから評価されてきた上級区画です

場所はここ ↓

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市街地だね

もう少し引くとこうです ↓

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分かりますか?

そして、潤沢な資本がある不動産業者さんだけあって、買ってからの改革がすごい
歴史に敬意を払いつつもレ・カルム・オーブリオンでは、ブドウ畑を整備し直し、醸造所も新しくしたり、巨額を投じて変革を進めています。
コンクリートタンクは1つ1つがアーティストの作品になっています(権利の関係で載せられませんが、なんかすごい)
3階構造の醸造所で、とっても近代的です

作付けは、カベルネフラン39%、カベルネソーヴィニョン20%は正面の区画で、少し離れた場所でメルロー41%となっています
2011年から今のラベルになっていますね。

今日の2019は、一部全房発酵で、コンクリート発酵槽と木製発酵槽、ステンレスタンクを併用、84%新樽で18〜24ヶ月熟成のフルボディです
ここも、コンサルタントはステファン・ドゥルノンクールさん。
(流石にお歳を召したかな、忙しいだろうなぁ、一体いくつのシャトーの面倒を見てるんだ)

見学ツアーもありますね、行ってみたい
メリニャック(空港があります)からも近いので、到着した翌日一番の訪問にも良いかも

てんちょ、まだこれ飲んだ事ありません。
フルボディだけにまだ早いでしょうけど、意外とそこまで待たずに早くから飲めたりするかも(最近はみんなそうだ)

5大シャトーみたいなお値段ではありませんが、希少ワインなので(10haで年産25000本程度、少ない)価格は少しお高めです
諭吉さんが2人。

カーヴミツクラのネットショップからも購入可能です ↓
https://cavemitsukura.com/product/%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%83%ac%e3%83%bb%e3%82%ab%e3%83%ab%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%aa%e3%82%aa%e3%83%b32019/

うちのネットショップ、あるって知らない方の方が多いと思うんですが
宣伝してないしね…しかも何回かサイト変えてるし

全てのワインが掲載されてる訳ではありませんが、在庫確認にも使えます
なるべくまめに更新していますけど、たまに売り切れを反映できてなかったりしますので、どうかお許しくだされ。

ペサック・レオニャンのワインだと白の方に目がいきますけど、オーブリオン関連ならば赤もいいですね
6本しかありませんが、興味ある方是非〜














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2022年04月30日

イタリアワインセミナー、トスカーナ編


晴れた〜、と思ったらまた明日は雨なんですね
GWも後半は晴天が続くようで、お出かけ日和ですね


イベントページに、マッツェイ イタリアワインセミナーの案内を載せました

マッツェイ試飲ワイン.jpg
試飲は7種類(予定)

講師は、林茂(はやし しげる)さんです
イタリアワイン界ではとても有名な専門家です、色んなお話が聞けそうで楽しみです

今回はトスカーナのキャンティが中心ですので、キャンティの詳細地図も一人一つ、お土産になっています


グランセレツィオーネ、って知ってますか?

→ キャンティ・クラシコの中で2013年に作られた最高ランクの名称です。
  買いブドウの禁止、熟成30ヶ月以上、官能試験、など厳しい基準を満たした物だけに与えられる名称です

マッツェイ独自の、ヴィコレジオ36も飲んだ事ありますか?

→ 上記のグランセレツィオーネの一つで、マッツェイの所有する標高350mの畑にある36種類のバイオタイプのサンジョヴェーゼから醸造された特別なワインです

更に最高のシエピ、サンジョベーゼとメルローで作られるフルボディ(定価16500円)のモダンワインも試飲できます

名前は知ってるけど、個別の生産者の詳細まで分かってる方は意外と少ないキャンティ・クラシコ。
この機会に是非、マッツェイを知って欲しいです〜







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2022年04月27日

このラベルは好きですか?


連休間近ですが、のんびり平和な我がお店
も少し盛り上がって欲しいような。


今日はこのワインを紹介します

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シャトー・ペデスクロー2019

またラベルデザイン変わりましたね
なぁんか、イメージ違うなぁ…

今日のワインがすぐ分かる方には、おそらくエキスパート合格者が多いのではないでしょうか
何故かと言うと、今日のワインは試験を受ける時に必ず覚える、ボルドー、メドックの格付けシャトーだからです
(最近の受験者はメドックの格付けすら覚えないで試験に臨む人がいるようですね、せっかくだから覚えればいいのに)

フランス、ボルドーの赤ワインです
メドック5級格付け、産地はポイヤックです。

格付けシャトー61を挙げると、大抵忘れられてるのがいくつかあるんですが、ペデスクローはその「忘れられているシャトー」かもしれません
他はなんだろう?
トゥール・カルネ
デミライユ
…意外とランゴア・バルトンとか?

しかし、格付けの級に関わらず、ポイヤックのワインは別格の気品と繊細さがあります
有名シャトーだと恐ろしい値段になっちゃいますが、ペデスクローならたまには飲んでもいいかな、という感じ(かも)
一葉さん以上、諭吉君以下。
どお? 安くはないけど高くもないでしょ?

2019年の1月に2013年を紹介しています ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/463524215.html

カッコいいシャトーなんです
モダンと古典の融合。

2019は、カベルネソーヴィニヨン72% 、メルロ 20%、カベルネフラン6%、プティヴェルド2%
(作付けはカベルネソーヴィニヨン59%、メルロ 36%、プティヴェルド3%、カベルネフラン2%)

このところ、他のシャトーでもそうなんですが、メドックではカベルネ比率が再び高くなってるようです
いいですね

低温浸漬でじっくり抽出した後、新樽60%で18ヶ月樽熟成してますので、結構フルボディかと思います
てんちょも飲んでみよかな(珍しく)

格付けシャトー、たまにはいいですよ〜














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2022年04月25日

リッチなかつての謎ブドウ


ワインの木箱、まだ沢山あります〜
需要無くなったのかなぁ

今日はオンラインセミナーで日本ワインの勉強します。
明日はイタリアワインの試飲会に行ってきます。
こういう機会が前の様に戻ってきて嬉しいです

今週からGWですね、何とか防止とか、何とか宣言とかないのは喜ばしい事です
皆様は遠出しますか?
てんちょは近場で飲んでます

規制の無いお休みは嬉しいけど、かといって、また感染者増えても困る。
いい加減感染症の分類見直して普通の病院に掛かれるようにすればいいのに、と思うのは浅はかでしょうか



もう月末なので新しいワインの入荷は無いですが、今日はこのワインを紹介します

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オークリッジ リザーヴ エインシェント・ヴァイン ジンファンデル ロダイ2019

店頭にあった定番のジンファンデルが輸入元で入荷待ちになっているので、その代替として置いていますが、
ここもいい蔵なのです
(ワインの輸入も原油高やコンテナ不足、ウクライナの影響を受けて、じりじり遅れています。
あれもこれもない、という状況ではありませんが欠品が目立つようになってますし、入荷も遅れ気味です)

ジンファンデルの名前でお分かりかと思いますが、今日のワインはカリフォルニア産の赤ワインです

AVAはロダイ、ここまで知ってる方は少ないかな〜

LODI=ロダイ(ロディじゃない)は、サンフランシスコから内陸にすぐの場所にあり、皆さんが良く知っているナパやソノマに比べると東に位置しています
ここです ↓

ロダイ.png

産地の分類としては、ロダイは、ナパやソノマのあるノース・コーストと呼ばれる地域ではなく、インランド・ヴァレーという地域に属しています。

内陸って事なんですが、この地域は昔はセントラルヴァレ―と呼ばれていましたので、その名称で覚えてる方の方が多いのではないでしょうか?
何で名前変えたんでしょうね
(因みにセントラル・コーストという地域もあるので混同されませんように)

カリフォルニアワイン協会の表記も変更されていますね ↓
https://calwines.jp/b2b/wines/origin/
日本語なので参照するには便利です

名称変更もそうですが、アメリカの産地呼称=AVAも増えていますね〜
聞いた事ない産地呼称が多いかなぁ、どこなのか全然ピンと来ない

そんなAVAにあって、ロダイはかなり初期からワイン作りが行われてきた歴史のある産地です
サンフランシスコに近い事もあって都市部にお酒を供給する重要な産地として発展し、禁酒法時代も自家製ワインの生産が認められていた事から(個人消費用にのみですが)醸造が廃れることなく続けられた稀有な地区なのです。

今の様にテロワールなどと言う言葉がなかった時代には、比較的良質のブドウを大量に生産できるこうした産地はワイン産業の発展に大きく寄与し、今ではあまり良く言われませんが所謂ジャグワインと言った日常消費のワインが出回り、アメリカ国産ワインの基礎を築いたと言えます
(ロバート・モンダビが作っている廉価でコスパの良いワインに、ウッドブリッジと言うのがありますが、それはここ、ロダイの街の名前を付けた物です

その為、今でもロダイAVAはカリフォルニア州でも最大の産地の一つで、40500haものブドウ畑を有し、サブリージョンを7つも内包しています。

…でもね、…もうサブリージョンやめてぇ、細かくなって勉強が大変だ

今日のワイナリー、オークリッジはこのロダイの街の端にあるワイナリーで5代も続くブドウ栽培家です
オークリッジでは最も早くブドウ栽培を始めた一族になります

1906年にイタリアのジェノバから移住してきたアンジェロ・マッジオが彼の妻と家族で敷地にブドウを植えたのが始まりです、1930年代には協同組合としてブドウ供給を行っていましたが、2002年にこれを買い取ってオークリッジワイナリーとして再出発したのが今日のワインです
所有するブドウ畑も2500エーカー(約1011.7ha)と広大です、流石アメリカだね
オークリッジ以外にも自社ブランドをいくつも持っています。

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2021年収穫 HPより、以下同様

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今日のワインのエインシェント・ヴァインはそのまま古木の事で、この地域に残る樹齢80年から120年の古木のジンファンデルから採れたブドウを使用しています
いつまで取れるか、もう限界かもしれません。

ところで、ジンファンデルと言うブドウにまつわる話はご存知でしょうか?

このブドウはヨーロッパから輸入されてきたのですが、植える時になって名前を書いたタグが無くなってしまっていて、名称が分からないまま育てられていたんです
そのまま土地に適応して良く育つので栽培も拡大していたんですが、いかんせんルーツが不明
で、ジンファンデルと呼ばれる謎のブドウ、と言う事になっていました

20世紀も後半になってようやく研究が進み、DNA鑑定によってイタリア南部のプリミティーヴォであると分かったんですが、
当時のプーリアのプリミティーヴォと比べてジンファンデルが同じとは到底思えませんでしたね

ワインのスタイルが全く違っていましたし、同じ香りも全くしなかったです。
黒いけどシャープなプリミティーヴォ、甘くて濃いジンファンデル、って、全くの別物です。
これは今でもそうかな、プーリア州のワインは格段に成長して世界市場で戦える品質になっていますが、例えば今日のオークリッジと同じかと言われると全然違うと思います

150年の間に土地に適応して変化したんでしょうね

ジンファンデルってどういう意味なんでしょうか、ジンファンデル擁護団体(略称ZAP)なんてのもありますね、調べてみたい。
更にプリミティーヴォのルーツにも色々とあったんですが、その話はまた今度。

今日のワインはコスパに優れた、カリフォルニアらしいフルボディの赤ワインです

果実味が豊かで甘さと凝縮したタンニンが、濃くまろやかに感じられるいかにもなワインです

焼肉屋さんでタレで食べるにはもってこいでしょう
グラスワインでも使いやすい、角の取れた丸い味わいで飲みごたえもある、全方位的なワインですよ。

所謂、金太郎飴的ワイン(意味、分かってくれますか?どこを切っても同じ、っていう事で)で変化せず、最初から最後まで同じ、いつでも満点の完成形を味わえる、という存在です
これが大好きな方も、嫌な方もいると思いますが、欠点のないワインと言うのはいいですよね
ブドウの出来の良さを感じられる、安心して飲めるワインですよ〜

カリフォルニアワインはちょっと良いとすぐに諭吉君が何人かになってしまいますが、オークリッジは税込4000円以下
素晴らしいコストパフォーマンスです

どっちかと言うと冬向きだと思いますが、夏でも濃いワインが好きな方には是非お勧めです
そして、たまにはジンファンデル飲んでみないとなーって方にも。

試す価値は高いです











posted by cave MITSUKURA at 13:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月20日

ジャドセミナー楽しかった


今日は日差しが眩しい

昨日は、ルイ・ジャドのセミナーでした

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参加してくれた皆様が熱心に話を聞いて、ワインと向き合ってくれたのがとても嬉しいです

バレルサンプルを飲む機会は一般の方にはまずないであろう事も皆様、意識してくれていて、貴重な資料と共に今後の役立てば幸いです

来月も違うセミナーを開催する予定ですので、詳細が決まったらご案内します



輸入元から著名ブルゴーニュの2020の入荷案内(先行予約)が来ましたが、
高い少ない

アンリ・ボワイヨムルソー・ペリエールが全部で12本しか入荷しない、って
は?
1ケースで終わり??

ピエール・ダモワブルゴーニュ・ルージュは希望小売価格で9900円もするし
レジョナルが1万円って…
因みに、同時に入荷するダモワ2018年のシャンベルタン・クロ・ド・ベーズは176000円です
どっひゃー

何を買っておけばいいのか…
(ほんと、昨日のジャドが非常に良心的に思えます

何か楽しい事考えよっと(現実逃避)
また次回〜





















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2022年04月18日

オリジナル・ワインでもデイリーOK


今日の名古屋は雨で寒い
最高気温も16度程度しかないそうです

この雨で「あの」広小路通りが綺麗になるといいけど



ところで、先日飲んだポール・ブランク「F 」最新の2015とその他のワインが非常に美味しかったです

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固さもシャープさも一切なし
エレガントで、どれもいい飲み頃だったなぁ

普通の2018のピノノワールでも十分美味しかった(クラシックシリーズと言うスクリューキャップの入門レンジです)
店頭にもありますので、是非買いに来てみてください。
税込3000円以下

やっぱ、縦飲みは楽しいです
まだネタあるのですが、寝かせるべきか迷ってます

大規模なイベントにはできないので、ごめんなさいですが…




昨日は国際マルベックデーでした
(イースターでもあった)
所謂「マルベックの日」なんですが、これはアルゼンチン発祥の記念日2011年から始まった新しい「お祝いの日」です
1853年4月17日に農業試験場の開設を定める法令が議会に提出された日を記念しています。

元々はボルドーや南西フランスの品種であるマルベックですが、今ではアルゼンチンの赤ワインの代表品種として栽培面積はダントツの1位を保っています

という流れで、何かマルベックを紹介すべきなんですが、この「その国特有の品種」と言うのに注目してみたいと思います

固有品種というのに相対するのが国際品種と呼ばれる物でしょうか。
シャルドネやカベルネは世界各国で広く栽培されています、難しいですがピノノワールも人気の品種ですね。
(ですが、シャンパーニュやブルゴーニュでは、シャルドネ、ピノノワールをその土地の品種として扱うのは当然かと思います)

あの国のあの品種と言えば、どのくらい思いつきますか?
フランス以外で考えてみてください

こんな感じでしょうか ↓

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上記はあくまで一例で、絶対ではありません。
「ー」はシャルドネかなぁとは思うものの、敢えて書くほどではないかなと空白にしました。

全部の品種分かりますか?
常連の読者様には簡単だろうか




と言う事で、今日はこの固有品種を紹介します

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ワイルドバーグ ワイルドハウス ピノタージュ2020

南アフリカ共和国の赤ワインです
ピノタージュ100%

コスパが非常に良くてオススメです
ミディアムボディの優しい味、暑くなっても飲める赤です。

ピノタージュと言う品種は、1925年にステレンボッシュ大学のエイブラハム・ペロード博士がサンソ―とピノノワールを交配して作った新しいブドウです
今では南アの代表品種として沢山の赤ワインが作られています。

で、
今日のワインは、ワイルドバーグっていう会社が造ってるブランドの一つがワイルドハウスなんですが、ややこしい?

ワイルドバーグはコスタルリージョンと呼ばれるケープタウン周辺の海岸沿いの地域にあります。

南アのワイン産地は喜望峰やケープタウンのある西ケープ州(ウェスタン・ケープ)に集中していて、その中でも
コスタルリージョン
ブリードリバーバレー
ケープサウスコースト
の3つが大きな産地です。
(あと2つありますが今日は割愛)

州はこうなってます ↓

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SAPPOROBEER WINEORPENERより拝借

このグレーの州にぎゅっとワイン産地が集まってる訳で、その中に今日のワイルドバーグがあるコスタルリージョンも含まれています。
(さらにその中にサブリージョンもあるので整理して覚えないと何が何だか分からなくなりそう)

ワイルドバーグがあるのは、コスタルリージョンの中でもフランシュックと言う地区で、17世紀にフランスから移住してきた新教徒が住み着いた事に由来しています
(フランス人街、という意味)

1994年からワインを作り始めた比較的新しい蔵ですが、自然酵母を使った醸造で家庭的なワイナリーです。

美しい南アの風景がHPで見られます ↓

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いつか行ってみたいですね〜


今日のピノタージュはステンレスタンクと樽を半分ずつ使用した熟成(12ヶ月)で、柔らかなミディアムボディです
優しい果実味が綺麗に流れる欠点のないワインで、デイリーに飲むには非常におすすめです。

店頭価格も税込で1500円以下
素晴らしい

ラベルも好き

お試しください〜













posted by cave MITSUKURA at 14:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月17日

ルイジャド セミナー予習


雨が降って来ました、今日の名古屋はちょっと肌寒いです


イベント欄にも案内しました通り、店頭ではワインの木箱の販売をしております

このところ木箱での輸送は減少していて(段ボールの方がエコでコストダウンできるので)、それなりのワインでないと木箱に入って来ません
しかもケースで買う必要があるし。

更に、12本の木箱も減っていて、縦(横?)半分の6本箱が主流です こういうの ↓

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ラフィットやルフレーヴでもそうです(ただ、ルフレーヴの木箱はスライドの蓋つきですので手間がかかっています)
無くなり次第終了です。
店頭に足を運んでいただけたら嬉しいです。



今日は4月19日火曜に開催する、
「ルイジャド 2020バレルサンプル他 テイスティングセミナー」の予習をしたいと思います

当日の試飲ワインです ↓

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参加できない方にも、今後の購入の参考になれば。
オンラインセミナーの講師、山本昭彦さんのお話を元に紹介します。ちと長めです。


19日の試飲ワインは7種類(各2本)ですが、バレルサンプルがハーフの為に今回は定員を10名といたしました
2020年の日本での販売開始は12月です(→大抵注文した事を毎年忘れているてんちょ、先すぎる)

てんちょ、業界向けの試飲会には残念ながら参加できませんでしたが、それより前に開催されたオンラインセミナーは受講できました。
2月のブログはこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20220209-1.html

あと、当日のサンプルの残りをいくつかお持ちいただけて、ひっそり勉強させていただきました

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ありがたや〜


もう、ブルゴーニュのヴィンテージが云々よりも、まずは値上がり(しかも激しい)の話が筆頭に来るこの頃です
この価格の高騰は、2021年の不作(春の霜害のせい)を受けて一層強まると言われています。

不作だと物がない
ただでさえ収穫が減少気味なのに…
原油高、コンテナ不足、ウクライナ紛争の影響での輸送ルートの回避、全てが輸送費の高騰を招いています。
それがワインにも反映されるという訳です

そして、一度上がった価格はまず下がらない、と言うのが大方の予想。
そーだろーなー
これから、どれだけ豊作が続いても下がることは無い。
世界恐慌の様な大事件があっても、これまで下がらなかったようにやっぱり値下がりはしないでしょう…


そういう暗い話は一旦置いといて、畑とブドウとワインの話をしましょう。

やはりキーワードは気候変動です、2020年の特徴とそれに伴う変化や工夫について3つ書いておきます。

1.収穫時期

2020年は気候変動が言われて久しい中で、かなり早い収穫の年となりました

著名な作り手でも8月の15日前後からボーヌの白が収穫を始めており、25日辺りではヴォーヌロマネでも収穫開始となっています
これは2003年や1855(だったかな?)に並ぶ速さで、どちらも猛暑で知られる年でした。
しかし、2020年はもうその何年も前から「暑さ」がお決まりになっていて、殊更それがニュースになったりはしませんでしたので、業界人以外ではそれを知る人が少ないのは当然かもしれません。

2020年は春も早く訪れました
4月の気温上昇が早く、それに伴い芽吹きも早かったので結果的にはそれが早い収穫に繋がったと言えます。
霜害も起こらず、乾燥した夏がやってきて、そのまま収穫へと向かったような年だったのです

この夏の少雨(と強い日照)のせいで、一部の畑では白ブドウは生育が止まり、黒ブドウは焼けたりしたようですが、概ね健全なブドウばかりで選果の必要がほとんどなかった生産者ばかりになったようです(必要な選果が畑のピッキング時だけで済んだ)

全体では、白は特に成功したヴィンテージとなったようです
完熟によってリンゴ酸がやや少ないブドウでも酒石酸がそれを補い、フレッシュさが保たれたようです。

赤では、ブドウが小粒になりましたが(水分供給が少なかったので)、繊細なタンニンで平均のアルコール度数は13.5度と2019年よりも低く抑えられています。

これには、収穫時期の比較で言及された2003年とは明確な違いがあり、2020年では暑い日もあればそこまでもない日があった事が大きな理由になるようです

都市部で死者が出るほどの猛暑になった2003年は熱波が連日連夜に渡ってやってきて、ブドウも人も一息ついたり、休んだりする暇がありませんでした
毎日、毎晩、ぜーぜー言ってた訳です。
その点、2020年は夜の気温が下がる時もあり、蒸散せず(日中に作った養分を消費せずに済んだ)休めた事が、ブドウの健全さを保ち、なおかつほどほどのタンニンと酸味の温存に繋がりました

日較差は非常に重要です

実際、ブドウのハングタイム(開花から収穫まで)は2003年では85日と大変短いのですが、2020年では一般的な100日となっています。
似た年とも言われながらやはり同じではありません。

2.全房発酵について

最近よく耳にする全房発酵。
上記のような気候変動を受けて、各生産者では如何にワインのエレガンスを保つか試行錯誤を繰り返しています。
これまでの様にワインを作ると、赤は真っ黒で渋々、白でもアルコール度数15度くらいの強ーいフルボディになってしまい、それは理想のブルゴーニュワインとは言えません。

ルイジャドでは2020年に初めて一部のキュヴェで全房発酵を導入しました

サントネイで35%
ボーヌの1級の一部で50%

ですが、試験的に導入してみただけで今度はどうするかまだ分からない、そうです

一部の著名ドメーヌが行っているので、みんな注目してはいますが、ルイジャドではメリットばかりじゃないので全面的に賛成ではない、とう姿勢です。

各生産者の考えは違っても、どこもいいワインを作るために一生懸命なのは同じ。
全房発酵についても、もう少し時間をかけないと答えは出ないでしょう

確かに全房発酵には、
総HPが下がる(フレッシュな印象を保てる)
アルコール度数も抑制できる、
というよく言われるメリットがありますが、
その反面、長いマセラシオンが必要になり、揮発酸が発生しやすい等リスクもあります

2020年だけを持って、全房発酵の是非を論じる事はルイジャドでは出来ないでしょうし、ワインのその後をよく観察する必要があります。

3.評価される区画の変化

これは末端の消費者としては、まだそこまで如実に体感している訳ではありませんが、理屈はごもっともなんです。

ブドウの植えられている斜面が、上部・中部・下部とあった時、最も良いとされる区画上部(または中部上)になるのが定石なのはご存知でしょうか?

ロマネ・コンティやレザムルーズは国道東の平地にはありませんよね。

それは斜面の上の方が水はけがよく、効率よく排水される事で果実に凝縮した旨みが蓄えられるからで、さらにブドウ樹が水分を求めて長く根を伸ばすことによりより複雑な味わいになる為なのです
反対に斜面下部では表土が厚く、地中の水位が高いので、水分過多で薄まったブドウになりやすく、高貴なワインにはならないと言われていました

ですが、最近の気候変動でとにかく暑い、暑すぎるので夏には水不足になる事が頻発してしまい、安定的に水分を得られる斜面下部の方がブドウの出来が良くなってきている、という驚くべき変化がみられるそうです

かつて、区画の水はけを最重要視していた栽培家達は、今では保水能力が一番重要だ、と言っています


そして、最初に「暑さで焼けたブドウがある」と書きましたが、これに関しても区画の評価に変化が出ているようです。

ブドウが焼ける現象は、西向きや南向きの斜面で起こりやすい事で、そのせいで、かつて最高の日照が得られる西向き、南向きの斜面はベストの区画だとされていたのが、今では日差しが強すぎてかえって良くない、という事態になっています

20年前の区画の評価はもう現在では通用しないかもしれません
コートドールが王道ではない時代が来てもおかしくない、というお話です。

土壌云々があった後で、標高が高く涼しい区画が有利、と言われる昨今の事情、分かっていただけますか?
このように条件が変化していて、値段が高くなりすぎた事は、これまであまり注目されていなかったAOCを見直すきっかけにもなるだろうと言われています

以上3点でした。


で、2020年の出来と味ですが。

2020年は先にも書きました通り大変成功したヴィンテージです

今はの評価が高く、2007年や2014年に似ているようです。
酸味が感じられる古典的なスタイルで、飲み頃になるまでには待つ必要がありますが、既にポテンシャルは高い。
21年が50%(うっそでしょ)も値上がりするだろうと言われていますので、19も20も買っておいた方がいいらしいです

はヴォーヌロマネ(ニュイ)のスタイルが全体に共通するようで、洗練された酸味とアルコールがこれまた熟成を待つべき事を物語っています。
安定した構造にエレガントな中身が感じられ、パワフルさと繊細さが共存しているようです。
香りが変化しだす頃にはそれらが調和しあって、素晴らしい余韻になるだろう予感があります
飲み頃には5年じゃまだかなぁ、忍耐求む

何を買おうかなぁ



セミナー参加の皆様はこれを踏まえて当日の試飲に臨んでいただけましたら
参加できない方でも、以上の事柄を覚えていただけたら今後のワインライフに何か役立つかもしれません









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2022年04月13日

備蓄しなっせブルゴーニュ


今日も暑いくらいの快晴でギラギラ太陽の名古屋です
こんなに早く暑くなるとワインの持ち運びが心配になります…
台風1号(はやっ)の影響で明日からは雨が降るようで、少し春らしくなるといいんですけど


限定的な地域の話で恐縮ですが、
広小路通りの南側の歩道、伏見の日土地ビルから栄の旧丸善辺りまで、やたら路面がねちゃねちゃしてませんか??
どなたか分かってくれる方いませんかね

靴底がくっついて脱げそうになります
なんであんなに広範囲に、悪質ないたずらとか?
解せません…
雨で流れて欲しいなー



フランスでもアヴァロン(シャブリの南、ヨンヌ県、アーサー王じゃありません)周辺で22度くらいになってるようで、気温低下の危機はほぼ去ったようです
現在、ボーヌで朝の9時、11度です。



今日は人気のブルゴーニュを紹介します
さらっとね。

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ロベール・グロフィエ 
ジュヴレイ・シャンベルタン スヴレ2018

シャンボル・ミュジニー1erレ・ゾー・ドワ2017


ロベール・グロフィエは有名だし、人気がありますよね〜
店頭にはレザムルーズ2019もありますけど、恐ろしい価格(ギリ5桁)です

グロフィエはモレサンドニにあるんですが、所有する畑がほとんどシャンボル・ミュジニーなんで、シャンボルにあると思ってる方もいるかもしれません。
クロドタールの畑を通過して村に入るとすぐにグロフィエのドメーヌがあります。
並びにはクロドタール、ランブレイと一流生産者が続きますが、なんせモレサンドニは小さいので一瞬で通過できてしまいます

グロフィエを語る時には「1級レザムルーズの最大所有者」と言う肩書が必須ですね

ドメーヌの始まりは1930年代の前半、ロベール氏の父がレザムルーズやその隣のオー・ドワ(今日のワイン)の区画を購入した事が最初です。
現在4代目です。
レザムルーズには1.07haを所有。

レザムルーズと言うロマンチックな畑は、シャンボル・ミュジニーの南側でヴージョに接するところにあります。
北側には特級ミュジニーが広がり、ヴージョの上部に伸びています。
このなだらかな斜面からはクロ・ド・ヴージョのお城も眺めることが出来、見回す畑のワインを合計すると一体いくらになるんだろうという(お金の話ですんません)垂涎の立地です

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グーグルマップより

正面がクロ・ド・ヴージョのお城、右がミュジニー・グランクリュ、左がレザムルーズ

地図だとこうです ↓

ロベール・グロフィエ1.png

緑の〇の場所が1級レザムルーズ、隣の水色の〇が1級レ・ゾードワ
濃い紫の特級ミュジニーや薄くなってますがヴージョの区画が分かるでしょうか?
一流の畑に囲まれた、これまた一流のいい場所なんです

グロフィエのワインは、総じて透明度の高い甘酸っぱいラズベリーの様なスタイルです
黒さはあっっても中心が少し暗いくらいで、濃い訳ではない。
こういうブルゴーニュ、アラン・ユドロ・ノエラもそうですが、ピュアって言う言葉がぴったりです
生き生きしていて、酸味も溌溂としています、複雑な香りになるまで辛抱強く待った方がいいんですが

昔は豊作の年だとセニエをして濃縮させていた事もあるそうですが、もうそんな濃さは皆無です。
果実味と酸味がぎっしり、でもエレガントなんです

もう値上がりで買えなくなりそうなんで、まだ買える旧ヴィンテージを買ってみました
この2本はそこまで高くありません。

グロフィエ会をやったのが遠い昔の様な気がします ↓

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2019年5月ですね、3年前かぁ


グロフィエのボトルはブルゴーニュでも高い方の、ネックがまっすぐになってるボトルなんですが、
(しかもエッチング入りで特注)
これって、積めないんですよねぇ
せいぜい2段まで。
ぐらぐらしちゃうんです。

グロフィエ好きな方、買っておいてくださいね
飲み頃はまだ先です〜






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2022年04月11日

未知のモノポール


暑いくらいの名古屋です
半袖で余裕で過ごせますね

先週、今週と何回か、業界向けの試飲会がありまして、久しぶりに色んなワインを試せるのはとても嬉しいです
ただ、今日の会では170種類くらいあって、とても全てをじっくり飲む訳には行きませんので、事前に作戦を立てて効率よくピンポイントで試飲して来ました

もし、時間さえあれば全部をじっくり試飲したいところですが、そんなに集中力が続くかどうかも心配
年齢が上がって、一番思うのがそこですね。
もう何時間も何か一つにずっと向き合うなんてできないかも



今日はこのブルゴーニュを紹介します

アンリ・グージュ クロデ・ポレ・サンジョルジュ.jpg

アンリ・グージュ ニュイサンジョルジュ1erクロデ・ポレ・サンジョルジュ2018 モノポール

この畑がピンと来る方はかなりのブルゴーニュ通ですね
アンリ・グージュの名前を知ってる方もどのくらいいるでしょうか?

このワインはピノノワール100%の赤ワインです
名前の通り、ブルゴーニュ、コート・ド・ニュイの一番南のAOC、ニュイサンジョルジュの1級です。
(村としてはプレモー・プリセがありますけど、ここはニュイサンジョルジュAOCになってます)

ここ、ニュイサンジョルジュにドメーヌを構えるアンリ・グージュは1936年元詰め開始の老舗生産者です

アンリさんは初代当主で、大戦間にあってワインの価格が下落してる状況に鑑み、ドメーヌ自らがワインを作って販売する新しい手法=元詰めを始めました。
現在では当たり前になっているこの行為ですが、戦前はブドウを作る人、ワインを作って売る人は別で、醸造と販売は専ら大手のネゴシアンと呼ばれるワイン商が手掛けていました。
後にINAOのAOC制定でも、アンリ氏はブルゴーニュの代表として貢献しています。
(ヴォルネイのダンジェルヴィーユ氏もそうなんですが、どちらも自分の区画を特級に申請しなかったんですよね、
 どのような考えかは知る由もありませんが、自らを利する事なく地域の為に働いたって事でしょう)

良いワインは良いブドウから、良いブドウは誠実な畑仕事から
という今では、これも当たり前の言葉ですが、アンリ氏は元詰めを始める時に既にそれを自覚し、二人の息子たちとブドウ樹を植え替えるなど積極的にワインの品質向上に取り組んでいきます

当時は沢山作った方がお金になるので(量に応じての支払いだったので)、収穫を減らすとか、設備を導入する費用をかけて少ないワインを自家醸造すると言うのは農家にとっては信じられない事だったと思います
わざわざ、そんな余計な事しなくても、って周りには思われていたでしょう

しかし、やっぱりアンリ氏には先見の明がありました

作ったワインは好調で、すぐに欧米各地へと出荷されるようになりました
そしてアンリ・グージュのワインはニュイサンジョルジュのみならず、ブルゴーニュでも有数のワインとして知名度を上げていきました。
現在は4代目のグレゴリーとアントワーヌの兄弟が持続可能な農業を基本にワイン生産を続けています。

アンリ氏はこんな方です ↓

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HPより、当時のレ・サンジョルジュのボトルも

如何にも土地の名士って感じですね



アンリ・グージュを語る時にはもう一つ、必ず言及されるであろう事があります
それは、
ピノ・グージュという突然変異の白ブドウです

アンリ・グージュ氏は畑を見回っていたある時に、ピノノワールの中に他と違った物があるのに気が付きました。
それは白いブドウで、ピノブランのようでしたが、その区画にだけある独自の物でした。
これが1930年の事で、彼はこのブドウをピノ・グージュと自分の名前を付けて栽培し始めました。
それから現在に至るまで、古木のブドウを残しながら、固有の品種としてピノ・グージュはアンリ・グージュで栽培され続けています

そのブドウを使って蔵で作っている白ワインは二つだけ、
ブルゴーニュ・ブランと、
1級のニュイサンジョルジュ・ペリエールです。
どちらもこのピノ・グージュを100%使用していますが、生産量が極めて少ないので最近では見る事も稀になって来ました。
見たら買った方がいいですよ

2018年2月にこの白ワインの紹介してます ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/456940746.html



さて、で、今日のワインのニュイサンジョルジュの畑ですが、
多くの方はヴォーヌロマネやシャンボル・ミュジニーの区画を覚えていても、ニュイサンジョルジュの区画が分かってる方は少数派ではないでしょうか

ニュイサンジョルジュはヴォーヌロマネの南に続いており、中心の集落の北にある谷を境にブドウ畑が二分されています。

こんな風です ↓

ニュイサンジョルジュ地図.png
ブルゴーニュワイン委員会より

細かすぎてこのままじゃ見えませんね
ここを参照してください ↓
https://bourgogne-maps.fr/pdf/denominations/29.pdf

北側がヴォーヌロマネに続く部分で斜面の上部中央が1級です。
(ブードはマルコンソールと地続きですが、それを知って買う人はあまり日本ではいないかな)

南側は半分がプレモー・プリセ村に属してますが、細長く続く畑で、同じく上部斜面に1級畑があります。
(プレモー・プリセ部分はほとんどが1級です)

繋がってない、ってとても珍しいです
しかも1級畑が41もあります


今日のワインの、クロデ・ポレ・サンジョルジュは南側のど真ん中にあります ↓

ニュイサンジョルジュ アンリ・グージュ地図.png
3.6haもある区画

これほどの区画を単独所有するって言うのは流石、ニュイサンジョルジュで早くから元詰めをしてるアンリ・グージュですね

かつてのニュイサンジョルジュは北部のコート・ド・ニュイでは大きな町で、オスピスがあったり行政的には1等地の中心部だったんです。
ここに居を構えるのは名誉な事だったでしょう
(今でもオスピス・ド・ニュイのワインオークションはあります、オスピス・ド・ボーヌほどではないですが大きなお祭りです)

因みに、ニュイサンジョルジュでは村名でも1級でも赤も白も生産が認められていますので、隣(上部)のペリエールの区画では先述のピノ・グージュので1級の白ワインが作られています。
(ペリエールはその名前「石」が意味する通り、昔の石切り場の跡にある畑でシトー派の修道士によって開墾された区画です)

クロ・デ・ポレ・サンジョルジュ(ただのレ・ポレ・サンジョルジュっていう畑が隣にあるのでややこしい)は、長熟で高貴なワインだそうですが、
わたくし、これは飲んだ事がありません
なのでよく分からない(すんません)

かつてのラヴェル博士にも言及された特筆すべきワインですが、どのくらい待てばいいのかなぁ…
アンリ・グージュのワインは、とても良い、っていう人と、難しくてよく分からない、っていう人がいるように思います
てんちょは正直、どっちとも言えなくて、そこまで沢山ちゃんと飲んでないからだろうなー
嫌な印象は全くありませんが。

このワインの含めて、白も何本か寝かせてあるんで、
しかるべき時が来たら一度に飲んでみたいと思います
8本くらいあるんじゃないかな。

今日のモノポールワインはたったの2本しかありません
値段は1万円と少し、高くはないですが、飲み頃については全くアドバイスできませんのであしからず。
待った方がいいでしょうね

緑のラベルが好きです









posted by cave MITSUKURA at 17:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月10日

このロゼじゃなかった


このところ、ブログ書けてませんでした
紹介したいワインが無いのと、まとまった時間がなくて。

もう夏の陽気な名古屋

花粉さえなければいい季節なのになぁ
今年の花粉は去年より辛い

フランスのブドウ畑の戦いは一応落ち着いたようです。
今の所は大打撃ではなさそうですが、それでも被害ゼロではないでしょう
雪や霜の次は、嵐だったそうで…
イタリアでも夏に干ばつ到来予測があるそうで、いいニュースがない

最近頻発してる地震といい、自然には抗えないものの、人為的な要因も無視できませんし



ブルゴーニュとシャンパーニュの品薄&値上がりにはみんなが過敏になってますねー
買えるうちに買っておけ
と言うのは、あながち大げさでもないのです
リリースしたての最初が一番安い、と言うのも本当です。



今日はこのワインを紹介します
ブルゴーニュでもシャンパーニュでもありませんが。

モルドレ3.jpg

モルドレ ラ・ルミーズ・ド・ラ・モルドレ2020

御覧の通り、ロゼワインです。

フランスのコート・デュ・ローヌの辛口です、グルナッシュオンリーと言いたいところですが違った。
グルナッシュ40%、マルスラン30%、メルロー30%
(作付けは、マルスランMarselan 35%、 Merlot 35% 、 Syrah 15%、 Grenache 15%ですので、年によってシラーが入る事もあるようです)

マルスラン、ここでも作ってるんだ(覚えてますか?)
マルセイランと書かれているワインもありますね

モルドレの名前が分かる方はどのくらいいらっしゃるでしょう?
ここでも多分数回は紹介してると思います

ローヌのロゼ、タヴェルの人気生産者です
グルナッシュで作られるフランスきっての正統派辛口ロゼガストロノミック・ロゼと言えばタヴェルを置いて他にありません

なので、今日のロゼもグルナッシュほとんどかと思いきや、違うんですね。
(タヴェルはAOCの規定により、ロゼのみ、グルナッシュを40%以上使用する事が義務付けられています)

白状しちゃいますと、
タヴェルを買ったつもりで注文間違えました

届いたワインが、あれ?なんか違う… と
まぁ、モルドレのお値打ちロゼだし、試す価値はある(と言い訳して自分を慰める)

タヴェルは南仏、アヴィニョンのすぐ北にある小さな村で、南部ローヌ(メリディオナル)で有名なシャトー・・ヌフ・デュ・パプやジゴンダスとは反対の、ローヌ河を挟んだ右岸にあります。

ここです ↓

タヴェル1.png
この縮尺だとボーム・ド・ヴニーズも入らないですねぇ

地理感が湧かない方にはこちら ↓

タヴェル.png
こうなるともう個別のAOCは見えませんが

モルドレはこの小さなタヴェルにドメーヌを構える家族経営の蔵です、まだ2代目の若いドメーヌですがその評判は大変高く、フランス国内でも有名レストランにオンリストされるような人気ワインを作っています
タヴェルだけでなく、リラックでもいいワインを作っていて、無名ワインの人気を作った功労者でもあります。

ラベルに描かれている鳥の絵からも分かるように、モルドレとは2本足ジビエの王者ベカス(やましぎ)のこの地方での呼び名だそうです

全くワインとは無関係の仕事をしていた創業者のフランシス・デュロームさんが奥様の土地でブドウ栽培を始めたのがきっかけですが、息子さんのクリストフさんもドメーヌ設立に伴って、お父さんと一緒に働いていた会社を退職、フランス国内、カリフォルニアなどに行って一からワイン作りを勉強したそうです。
ある日、父親が会社辞めてやった事もない農業を始めるって聞いたら、どーですか?
私なら反対するかなぁ、自分の父親ならなおさら素質なさそうだから。

当時、世界では全く無名だったリラックやタヴェル、小さな集落では除梗機や温度調節の出来るステンレスタンクすらどこにもなかったそうで、その導入第一号がここ、モルドレです
昔ながらの何となくのワインじゃなくて、明確に理想があったんでしょうね

アロマが豊かでクリアなワイン、酸味と果実味のバランスが取れたモダンなワインはすぐに人気になりました
最初はフランス国内よりも、海外(多分イギリス)で受けたそうです

栽培はビオの認証デメテルも取ってます。
こんな綺麗な畑 ↓

モルドレ.jpg
HPより、以下同様

モルドレ1.jpg

で、今日のワインですが、
ワインの格としては、ヴァン・ド・フランス=テーブルワインです、なので何も書いてない

それでも収量は5hl/ha、結構少な目です
完全除梗
軽めのロゼなんですが、アルコール度数は15度もあります

良ーく冷やして飲むのがおすすめです
因みに、ルミーズとは「割引」の事、お値打ちに飲めますよっていう意味ですかね。

えー、この偶然(と敢えて呼ぶ失敗)によりまして、この2000円以下のお手頃ロゼはただ今2本ございます

飲んでみたい方、買ってくれないかな〜











posted by cave MITSUKURA at 18:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月04日

ブドウ畑早春の戦い


今日の名古屋はやや暖かいかな


フランスのブドウ畑ではここ3日が勝負です

昨夜は(日本だと数時間前なんですが)、ブドウ畑恒例のストーブ出動です
シャンパーニュでも、シャブリでもボーヌでも、ロワールでも、ボルドーでも、フランス全土で危険な低温です

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どなたのか忘れましたがSNSより、以下同様

水を撒いて新芽を守る生産者もいます。
新芽を先に凍らせる事で霜害を防ぐそうです、マイナスにならないようにする措置ですね
ストーブはやっぱりCO2排出が良くないという意見もありますので ↓

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こちらはロワール、クーリー・デュティーユです ↓

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何とか無事に乗り切って欲しい
posted by cave MITSUKURA at 16:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする