3連休の中日

お出かけ日和ですね

てんちょ、しばらくブログが更新できておりませんでした

順次、ワインや関連事項の紹介をしていきますので

イベントページに
11月の試飲会の案内を載せました


写真の中で一番高額なのは
イギリス・バルフォア、スパークリングワインです
カマルカンダも久しぶりに飲んでみたい

今月も色んなワインを体験してもらえたら嬉しいです。
誰でも参加OK
、お気軽にお申し込みください

てんちょ、先週の水曜日に
セミナーに出席してきました

生産者の来日が急遽決まったそうで、慌ただしいスケージュールでした。
来日したのは、
ド・モンティーユの9代目当主のエティエンヌ・ド・モンティーユさん

と10代目になる息子のルイさん(サプライズらしい)

モンティーユはブルゴーニュの名門ドメーヌです
映画「モンドヴィーノ」で大きく取り上げられたそうですね、てんちょ、あの映画見ておりませんが。
ドメーヌは
ヴォルネイにあります

プス・ドールやミッシェル・ラファルジュがご近所


家系は大変古く、フランス革命以前の
16世紀にも遡ることができるほどです。
しかしながら、8代目のユベール氏が畑を相続したときには所有畑は
僅かに3haのみだったそうで、それも小作人に任せて本業は別にあった訳です。
多くのドメーヌはこのように戦後しばらくはブドウ畑は小作人に任せて、自分たちはパリに住んで会社を経営していたり(モンティーユの場合は会計士)したものです。
メオカミュゼもそうですね

80年代になってワインに世界の注目が集まるようになり、俄かにブドウ畑の価値が見直された結果、多くの所有者がブルゴーニュに戻って自らワイン作りに従事するようになりました。
1995年にエティエンヌさんもパリでのキャリアを捨ててヴォルネイに戻り、ブドウ畑を増やしつつワインの改良に取り組みました。
彼は
シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェを面倒見たり(結果的にその後取得します)、デュジャックと共同で
トマ・モワラールを買収したり、確実に畑を増やし、
メゾン・ド・モンティーユというネゴスも立ち上げています

エティエンヌさんの興味は尽きることがなく、
2016年にはカリフォルニアのサンタリタヒルズに進出
さらに同年に
北海道の函館にもワリナリーを構えています

フランス、アメリカ、日本と3つのプロジェクトを同時に進める意欲的な親子です

忙しそう〜
今回は、このアメリカのワイン
RACINES(ラシーヌ=「ブドウの根」の意味)のセミナーでした

(おまけでブルゴーニュも北海道も試飲できて非常にラッキー


)

ブルゴーニュのモンティーユには元々、6つの国から来たスタッフがいました

栽培責任者はイタリア人で、シェフ・ド・カーヴはアメリカ人のブライアン、他にもNZ、ウェールズ、スペインと様々な国のスタッフがいたおかげで多様な価値観や経験が集まり、
伝統を重んじつつ多様性を持ったアイデアが発生するという、とても恵まれた環境だったそうです

2015年頃に、どこか新しい土地でワイン作りを始めようと思い、エティエンヌさんと醸造家のブライアン氏は候補地を探し始めたそうです。
ブルゴーニュのノウハウを生かして、シャルドネとピノノワールを栽培できる土地を見つけようと、カリフォルニア、ニュージーランド、チリなどたくさんの候補地を検討したそうですが、2016年に訪れた南カリフォルニアを新しい栽培地にしようと決まったそうです。
しかし、ブルゴーニュワインを作るつもりはなくて、
その土地の個性を表現したいとの思いです
その時、北のオレゴンから始まり、毎日沢山のワイナリーを訪れながら南下していったそうですが、最南部のサンタリタヒルズがモンティーユのスタイルに最も近いと思ったのが決め手になりました

サンタバーバラカウンティのイメージとは全く逆に、丘の上のサンタリタヒルズは北のオレゴン、ウィラメットバレーよりも
気温が低いという驚くべきデータがあります

海流も冷たく、ウェットスーツなしではとても海には入れないそうです。

なんだか南国のイメージなんですが、違うんですね

サンタリタヒルズのブドウ栽培の歴史は1970年から始まっています

ベトナム戦争から帰還した
リチャード・サンフォード氏が移住したその土地でブドウ栽培を始めたのが起源です。
彼が生家がブドウ農家で父親から適切な助言を受けることができたそうです。
当初、サンタリタヒルズではピノノワールやシャルドネは育たないと考えられていましたが、彼は友人の
マイケル・ベネディクト氏と一緒に温度計を持って実際に車で各地を回り、気温が高く風が通る丘を見つけ、そこに最初のブドウを植えました。
その区画は
サンフォード・ベネディクトと名付けられ、今でも
一等地として知られています

この土地の特異な点は、毎日快晴になる一方で
霧がよく発生して、日照を和らげてくれることにあります

空に霧の幕ができて強い日照を乱反射し、畑には適度な湿度をもたらしてくれるそうです。
夏の雨が極端に少ない土地ですが、この霧のおかげで乾燥にも耐えられるそうなのです

また、サンタリタヒルズはボーヌよりも夏の最高気温が低いそうで、これにも驚きです

海から吹く冷たい風の作用で寒暖差があり高温にならないそうです。
風を遮る山がないので涼しい風が抜けることで病害も防いでくれます。
それにより、ブドウは適度な酸味を保ち、フレッシュで生き生きしたワインになる、これは重要なことです

土壌は海洋性の隆起土壌で、僅かな塩味をワインにもたらすようです。
詳しくは3つの土壌があり、それぞれに個性がありますがここでは割愛します。
カリフォルニアでは、シャンパーニュの
ピエール・ペテルスが参画したスパークリングワインも生産しています

非常に美味しいのですが、やっぱりお値段もごりっぱ


サンタリタヒルズのワイン、赤も白も、とても繊細でシルキーです
「南」のイメージは皆無モンティーユではみんなが始めるよりもずっと前から全房発酵をしており、カリフォルニアでも一部取り入れています。
新樽は僅かにとどめて、ブドウのピュアさが前面に出ています。
透明感が感じられ、洗練されています

美味しいです

貴重な北海道ワインも二つ、試飲できました

とてもクラシックなスタイルです。
エティエンヌさんが話していましたが、
「この北海道のシャルドネやピノノワールは、
最初から何年か経たような複雑な香りがする」とのことで、これが全房発酵のおかげなのか、理由は不明だそうです。
函館行きたい

試飲9種類は結構疲れます、集中力が切れると話も入ってこないので一生懸命聞く。
とても内容の濃いセミナーでした

輸入元の皆様には感謝です。
名古屋のワインショップカーヴミツクラの店長のブログです
posted by cave MITSUKURA at 13:23|
日記
|

|