2021年03月09日

ボルドーのトップ垂直セット


目がかゆいー
目がぁ、目がぁ… ってやつ


愛知県の時短営業も一応今度の日曜日までですが、15日からは解禁されるんでしょうか??
商売としては元に戻って欲しいですが、人出が増えれば感染も再拡大しそうですし、悩ましい所



今日はすごいアソートが入荷して来ました

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シャトー・ラフィット・ロートシルト
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限定アソートセット


ジネステの企画で蔵出しのセットです
世界で300セットのみ

段ボールから完全に出してませんが。
重くて。

内容は若めのセットではありますが、近年のグレートヴィンテージばっかり。
木箱にもこだわった特別品です

参考上代は100万円以上します
しかもそこに消費税が10%も加算されます

でもミツクラならそこまではしません
欲しい方います?







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2021年03月06日

たまに飲みたい品種


風が強くて花粉が…目がかゆい



今日はヴィオニエです

また白ワインですが、これを知らずにフランスワイン通とは言えまい。

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ジョルジュ・ヴェルネ コンドリュー ル・テラス・ド・ランピール2016

フランス、コート・デュ・ローヌの北側、コート・ロティのすぐ南に続く産地がコンドリューです

コート・ロティと同じく、コンドリューもローヌ河の右岸の急斜面に張り付くようにある非常に限られた地区です。
コンドリューの名称はヴィオニエ100%の白ワインだけに認められています

ヨーロッパワインの面倒なのはここ
決まりに例外はない

ですが、決まりを知ってれば簡単だけど、知らないとさっぱり分からん
そして決まりはゴマンとあるので道は長い…
ワイン通になりたい方、頑張ってちょ


で、もちろん産地呼称なので、コンドリューっていう村があるんですよ


コンドリューはヴィオニエと言う特異な品種だけを栽培する困難な土地で、第二次世界大戦後には栽培者が激減して一時は絶滅しかけたワインなのです

ヴィオニエは病気には強いらしいが、収量は少ないし、急斜面での仕事は大変だし、と、いいとこなし。
風が当たる事は病害を防ぐにはいいけど、強風には弱い。
さらに干ばつには強いですが、水分供給が過多になるとよくありません。

しかし、ヴィオニエにしかない香りや味があり、他の土地ではコンドリューの様なワインは出来ないと、頑張ったのがジョルジュ・ヴェルネさんです

新しく畑を開墾したり、耕作しやすいように区画を整備し直したり、コンドリューワイン委員会の役員になってこの地区を盛り立てた功労者です。
ジョルジュ・ヴェルネを抜きにコンドリューは決して語れません

この急斜面を見よ ↓

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HPより、以下同様

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功労者の御大は数年前に鬼籍に入ってしまいましたが、ドメーヌは今も2代目と3代目が頑張っています。

エンパイア・テラスと名付けられた今日のキュヴェは、複数の区画のブレンドです。
樽発酵の後8ヶ月樽熟成をしていますが、ヴィオニエのアロマが華やかな辛口です

ヴィオニエの良い所は、アルバリーニョにも似ていて、がちゃんとある事ではないでしょうか

香りの良さではゲヴェルツトラミネールと同じ扱いになる事があるかもしれませんが、ゲヴェルツは完熟すると特に酸が足りないのが残念です
長く熟成させるとヴィオニエとゲヴェルツって似てきますけど、最近の暑い環境下では同じように熟成しないのではないかと思っております

どうも、最近のゲヴェルツって美味しく感じないのですよー



ヴィオニエという品種は、フランス以外でもオーストリア、クロアチア、ギリシャ、ポルトガルなどでも公式に登録された品種です。
ただ、ほとんど聞きませんが。

ブドウの房は小さめ、粒も小さく、好条件下ではアプリコットや桃の様な芳香を持ち非常に複雑な味わいになる。
高い糖度に達するとワインに力強さをもたらす半面、酸が欠落したり苦味が出たりする、だそうで。

コンドリューは急斜面の上の方でヴィオニエを栽培することにより、風に当てて病気を防ぎ、朝晩の冷え込みでブドウの酸を温存させています

一時、新し畑の開墾を推奨して増えたコンドリューの区画ですが品質を厳しく守るために標高など様々な規定を見直し、基準に合わない区画はAOCの認定をはずしました。

今日のテラス・ド・ランピールは年間2万本しか生産のない希少なワインです

2016年はもうありません。
そして次のヴィンテージの在庫もないわ
あー、でも9日の火曜にコンドリュー レ・シャイエが入荷します。
ジョルジュ・ヴェルネではコトー・ヴェルノンと並んで賞賛されるワインです。

諭吉さん一人とあと一葉さんでおつり来るくらいなので安くはありませんが、飲む価値はありまっせ

ヴィオニエ










posted by cave MITSUKURA at 19:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月05日

どのメゾンが好きですか



2020年の「世界で最も称賛されるシャンパーニュベスト30」が発表されました

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2年連続でルイ・ロデレールがトップ

ポルロジェは一つ上がって2位

ポルロジェ〜


これはイギリスのワイン雑誌、Drinks Internationalが毎年行っています ↓
https://drinksint.com/news/fullstory.php/aid/9427/Louis_Roederer_crowned_The_World_92s_Most_Admired_Champagne_Brand_2021.html

上記リンクのread more へ進むと綺麗なページが見られます
いつからだっけ。

1位から30位タイまでのシャンパーニュ、全部分かりますか?
飲んだ事もあるっていう方も多いかも

ほとんど大手メゾンでつまらん、っちゃつまらんですが
シャンパーニュの銘柄が5個言える人って意外と少ないんですよ。

参考にしてみて下さい






posted by cave MITSUKURA at 19:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

灰色のブドウ


雨の名古屋
暫く雨が続きそうです。

昨日は目がかゆかったー
スギ花粉はピークになったようですが、わたくしはこれから、ヒノキに弱いのです



カーヴミツクラにはFacebookページがありますが、アカウントお持ちの方は見ていただいているでしょうか??
まだの方はHPのトップにバナーが張ってありますので、是非そちらからリンクご覧ください
あちらはてんちょではなく、活躍中の青〇氏が担当しています

これまであまり活用できていませんでしたが、これからはもっと情報発信していきたいところです。
イベントのご案内が出来ない一年でしたが、今年は夏くらいには安心して集まれるといいなー



月初はブルゴーニュばかりが偏って入荷して来ましたが、やっぱりブルゴーニュが良く売れるんです
でも他のワインも頑張ります。


今日はこれを紹介します

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レー・ケンダーマン グラウブルゴンダー ウルミア・レス2019

カタカナに比べてアルファベットが多い。

このワインはドイツ、ラインヘッセン産です
辛口の白ワインです。

Qba(クー・ベー・アー)と言う等級のワインで、カビネットとかシュペトレーゼとか聞くワインのランクよりも一つ下のカテゴリーです。
このワインは辛口(残糖6g)ですが、Qbaにはやや辛口〜やや甘口の物が多いです。
細かな村名や畑名などが入らない、気軽に飲めるクラスのワインです

レー・ケンダーマンはドイツでも大きな会社で、1920年にモーゼルで設立されたワイン商です
レー一族がワイナリーなどを経営していましたが、1992年にケンダーマン社を合併。

今では沢山のブランドを持つ大企業ですが、ブラックタワーを作ってる会社といった方が知ってる方が多いかも

これです、今こんなボトルなんですね ↓

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95年にはF1のウィリアム・ルノーのスポンサーもしてた
そうだったかな??


現在の会社はラインヘッセン、ライン川から近いビンゲンにあります ↓

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ビンゲンの西でナーエ川がライン川の合流しています。
大都市の名前は分かります?

最近はドイツに馴染みがないワインファンが多いと思いますが、残念な事です
温暖化が進む昨今ではドイツワインの環境も大きく変化していますが、アイスワインが減る一方では洗練された赤ワインの可能性が増して今後に期待できそうです
ドイツワインにはフランスに負けない長い歴史がありますし。

是非ドイツも視野に入れておいてください



今日はワインそのものよりも、ブドウに注目したいと思って取り上げました

今日のワインはグラウブルグンダー100%

このブドウ、ご存知ですか??

フランスではピノグリと呼ばれています、これなら知ってる方が多そう。
イタリアだとピノグリージョですね

グラウと言うのがグリと同じで、ドイツ語の「灰色」の意味です
シュペートブルグンダー(ピノノワール)の突然変異で出来た品種と考えられています
ブルグンダーとは「ブルゴーニュの」という意味で、13世紀以降にフランスのブルゴーニュから伝わったようです。

灰色の…と言うと「脳細胞」ってなりません??
脳はそもそも灰色なのか
↑ 無視してください

ブドウでは、果皮に色の付いたデラウェアみたいな種類をグリと呼びますが、白ワインになりますので分類は白ブドウと一緒です
ゲヴェルツトラミネールもグリです。

グラウブルグンダードイツで3番目に栽培の多い白ブドウで(グリも白に含めます)、親しまれている品種です

別名でルーレンダーと呼ばれることもありますが、ルーレンダーと書いてあると甘口が多いかも
(18世紀の商人、ルーラントが広めた事から名付けられた)
貴腐や甘口にも向くのですが、近ごろのワインマーケットは辛口志向なのであまり甘口は作られていません。

こんなブドウ ↓

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オーストリアワイン協会より拝借、グラウブルグンダーはオーストリアでも広く栽培されています

ウルミア・レスとは、ウルミア=古代の海、レス=黄土という意味で土壌を差しています
やせた黄土の畑では根が深く伸びやすく、土壌の様々な成分をブドウが吸収して複雑な香りと味わいをもたらす、と言われています。

畑の資料なしだー、ネゴスだし

今日のワインは酸の穏やかな辛口で、冷やすとよりスッキリ感じられますが、高めの温度で冬に楽しむのもありです
お寿司や和食の魚料理にも合いそうです。
(いつも思いますが、強すぎる酸味は寿司のコメに合わないし、出汁の風味が損なわれそうで気になるのです)
黄桃みたいなフルーティさが魅力で、ほんの少しトロっとした口当たりです。

美味しいです

あまり聞いた事ない品種かもしれませんが、このワインは価格も非常にお手軽なので一度飲んでみて欲しいです


余談ですが、
てんちょ、ドイツの交配品種が全然覚えられなくて、今でも苦手

ドイツで2番目に栽培されているミュラー・トゥルガウは、リースリング×マドレーヌ・ロイアル
ケルナーはトロリンガー×リースリング
ショイレーベはリースリング×ブケットトラウベ

うーん

交配じゃない品種とぐっちゃぐちゃ…
いつまでたっても整理できないなー

実際のブドウを見た事ないしね(言い訳)

そうだ ドイツ行こう

って、京都みたいに行けたらいいんですけど💦

グラウも知ってるブドウに入れてあげてねー









posted by cave MITSUKURA at 19:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月03日

ブルゴーニュ入荷


3月ですね風は強いけど暖かい名古屋です
花粉も激しい…


緊急事態宣言解除って言っても、時短営業がもう少し緩和されて安心して外出できるようにならないと、日常はそんなに変わりませんねぇ



3月になって、とっても良いブルゴーニュが入荷して来ました


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アンヌ・グロ

毎度の昆布泥棒、今回はエシェゾーやヴォーヌ・ロマネも



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コント・アルマン&マルキ・ダンジェルヴィーユ

コント・アルマンは本当に久しぶり。
ニエロンの白も買いたかったけど在庫なかった



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ルーロ

割り当てです。
すんごく少ない…

どれも美味しそうだ〜











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2021年02月26日

花模様のボトル・ロゼ


もう2月も終わりですね
来月からは明るいニュースが増えるといいな。


月末ですが、予約していたワインが入荷してきたので紹介します

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ポール・マス ル・ロゼ2020

可愛いデザインのボトルでしょー
花花花〜

エッチングボトルです
ぐるっと花の模様ですよ〜

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輸入元では予約で既に完売してますので、早く紹介したくて飲んでないのに載せちゃいました

こちらは南フランスの辛口ロゼ、ヴァン・ド・ペイ・ドックです
IGPっていう法規制です。

ポール・マスはリーズナブルで美味しいコスパの高いワインを色々作っていますので、日本でも人気のドメーヌです

ポール・マスは南仏、カルカソンヌ近郊でブドウ栽培を行っている家系で1892年に遡ることが出来ます。
現在の当主は4代目のジャン・クロード・マス氏、彼の代になって元詰めのドメーヌを設立しました。
ブドウ畑を広げ、ランナップを増やすなど新しい取り組みをはじめ、世界中にワインを輸出するまでに成長しました
(ドメーヌ名のポール・マスはお父さんの名前です)

こんな方 ↓

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HPより、以下同様

今ではラングドックに13ものワインブランドを持つ大生産者になっています
ワインは数々の賞を受賞し、ジャン・クロード氏も醸造家としても経営者としても色んな賞に輝いています ↓

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ワイナリーはカルカソンヌから東へ120キロくらいのモンタニャックにあります。
ベジエの近郊です。

あー、この辺り是非一回行ってみたいです

今日のこの若いロゼ(2020年ですしね)、昨年収穫したブドウで作った、出来立てほやほや

セパージュは、
グルナッシュ・グリ 35%、グルナッシュ 30%、ピノ・グリ 15%、カラドック 10%、サンソー 10%

グリのグルナッシュって見てみたいですね
(グリとは灰色の事で黒でも白でもない中間の、デラウェアみたいな外皮のブドウを差します)

カラドックも聞きなれない名前ですね〜
これはグルナッシュとマルベックの交配品種で、この辺りラングドックで栽培されています。
しなやかなタンニンでフルボディの赤にもなりますが、ロゼにもよく用いられています。


醸造はシンプル。
ステンレスタンク発酵でそのままタンクで40日熟成させた若々しい辛口です。
フルーティで軽やか、まさに白の代わりに飲むロゼ。
仕込みは短いですが、アルコール度数はちゃんと12.5%あります

価格もとっても手頃です

味は飲んでのお楽しみ

この可愛い瓶は飲み終わっても取っておきたくなりますね
ちょうど栓もヴィノロックで再利用可能ですし。

店頭にはもう10本くらいしかありませんのでお早めに〜







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2021年02月24日

ビンジ・テイスティング


お天気はとてもいいですが少し肌寒い名古屋です
昨日は風が強くて寒かった〜

青梅の山火事、元は焚火ってホント?
こんな風の強い季節に焚火はないわー
栃木のとはまた別?


お店の前の工事は着実に進んでいる模様です

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朝掘って、夕方には埋めてまた翌日掘って、大変だなぁ



昨日はルイ・ジャド2019バレルサンプル20種類試飲しました

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普段、あまり飲めないクロ・サンジャックやコルトンシャルルマーニュなど貴重な体験だった。

どれも美味しかった
本当に既に完成していて驚きます。
18年よりも酸が感じられて、これからの香りが楽しみです

どれを注文しようかな。

カーヴミツクラはルイ・ジャドのアンバサダーになってますので、その内に一度銘醸畑を集めてワイン会をやろうと思います

19年の入荷は12月です。







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2021年02月22日

車が停められません


お店の前の道路が下水管の交換で工事してまして、
数日の間ですが真ん前に駐車できなくなっております
工事は平日のみ。
ご不便かと思いますがご了承ください。これも必要な事ですし。

作業風景を眺めるの結構楽しいかも

お店は毎日12時〜20時で営業しております



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2021年02月21日

ヴァーチャルトリップ


今日は暑いくらいに気温が上がってますね
半袖の人がいたりして。


少し前に、ブルゴーニュのティボー・リジェ・ベレールジュヴレイ・シャンベルタンを紹介しましたが覚えていますか?
こちら ↓

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ブログは1月23日 ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20210123-1.html

この生産者のthibault Liger-belairさんがYOUTUBEに畑の紹介をしていますが、とてもいい話です

興味ある方は見てみてください

ジュヴレイ・シャンベルタンのクロワ・デ・シャンの回はこちら ↓
https://www.youtube.com/watch?v=BqiLai23diA

英語ですが、分かりやすいし短いので手軽でいいですよ

が降っている中に立って動画を取っているティボーさん、今年の1月に公開されています。

国道の東である事が冒頭に説明されていますが、こんな風に見えるんですねー
どうしてもあっちのグランクリュの方ばかりに目が行ってしまうのでこういう光景は見られていいかも

一つ一つの説明がとても意義深い

「国道の東にあってもヴィラージュAOCであることは非常に稀、ジュブレイの窪地の直線上にあって特有のテロワールがあるから」
「15000年丘の上から水流で運ばれた石灰岩が丸くなっている」
「2016年からはワインが強靭になりすぎるのを防ぐために部分的に全房発酵を取り入れている」


さらに、19年の完熟と全房発酵におけるクラスターの使い方まで説明してくれています。


土壌や地形の用語が一般の方には無縁だと思うので、そこだけは予習が必要でしょうか

例えば、

combe コンブ 
この単語はフランス語ですが、よく登場します。丘と丘の間の隙間で、小さな谷間の事です。
コンブ・オー・モワンヌやコンブ・ドルヴォーなど、区画の名前にもよく付いていますので聞いた事がある方も多いはず。
英語ならDepression、small valleyでしょうか。

calcareous カルケリアス
この単語もフランス語のCalcaireカルケールで代用される事が多いようです
フランスの土壌を語る際には必ず出て来ます、石灰質の事です

clay  クレイ
粘土。フランス語だとargileアルジーユですが、フランス語の場合は石灰粘土質argilo-calcaireアルジロ・カルケールと言う表現で出て来ることも多いです。

limestone ライムストーン
石灰岩

Granite  グラニテ
花崗岩 フレンチのコースで出て来るシャーベットをグラニテと言うのは花崗岩みたいにザクザクしてるからです

schist シスト
粘板岩、スレート。

他にも沢山あるけれど。

行った気になれるいい動画です

ワイン好き以外には理解不能でしょうねぇ
他の区画のも楽しいですよ〜








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2021年02月20日

メオ・カミュゼ数本ですが入荷しました


明日は4月並みに暖かくなるそうですね
花粉が…飛ばなくていい

遅くなりましたが、前回のパカレのブログに加筆しました
サントーバンはどうしても1回やらねば。



本日、店頭にメオ・カミュゼ2018が入荷して来ました

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正規輸入で毎年、割り当ての限定品です

ドメーヌとネゴスを混ぜても、たったの15本しかありませんが
くーっ、す、少ない

クロ・パラントーリシュブールがうちに入る日は来るんだろうか

入荷したのは、右から、

ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ・ブラン クロ・サン・フィリベール モノポール2018

ドメーヌ物の白、単独所有の区画でフラジェ・エシェゾーにあります。
特級エシェゾーから300メートルほどの区画で、9haほどの広さがあり、ブドウ樹は90年代の初めに植え替えられています。
櫂の付いたタンクでゆっくり発酵させ、澱が沈むのを待って瓶詰めします。

ブルゴーニュ コート・ドール キュヴェ・エチエンヌ・カミュゼ2018

こちらもドメーヌ物の赤。
エチエンヌはカミュゼ家の創業時の当主、議員で爵位持ちのすっごいお金持ち。
初代に敬意を払って付けられた名前でしょうが、ワインの詳細不明

ブルゴーニュ コート・ドール エミスフェール・ノール2018

こちらはネゴシアン物です。
ジュヴレシャンベルタンのブドウを主体にしてるらしいですが、こちらも詳細不明。
エミスフェール・ノールとは北半球、という意味です。

ブルゴーニュ コート・ドール エミスフェール・シュッド2018

こちらもネゴスです。
北半球があるので南半球もあります。
「北半球」のジュヴレイに対して、こちらは南側のポマールのピノノワールを主体にしています。

マルサネ2018

こちらもネゴス。

ヴォーヌ・ロマネ2018
ヴォーヌ・ロマネ1erレ・ショーム2018


こちらの二つはドメーヌ物です。

以上。

全部名前が長い

ラベルにFRERE&SOEURSの文字があるのがネゴシアンで、PROPRIETEREと書いてあるのがドメーヌ物です。
FRERE&SOEURSは兄弟と姉妹、という意味で、姉妹にだけSが付いて複数形になっていますね。

メオ・カミュゼは2008年までに小作人に貸し出していた自社畑を全て回収して自社で管理を行っています。
その代わりに二人の姉妹、イザベル、アンジェリーヌと一緒になってネゴシアンを立ち上げたのが、フレール・エ・スールです。
男一人のジャン・二コラに対して、姉妹は二人なので複数形なんです。

こんな3人 ↓

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HPより

各銘柄2,3本しかありません
買おっかな、という方はお早めにご来店ください。






posted by cave MITSUKURA at 18:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月17日

狼じゃないのは何故


今日は寒い、お天気はいいのですが。
寒さよりも強風の方が嫌ですね

今日は久しぶりに色んなワインが入荷して来ました
ほとんど行き先の決まってる物ですが…

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ワインの話を書こうと思ったところで、ちょっと中断。
ラベルみて畑の場所が分かる方は結構なブルゴーニュ通ですな

またねー



と、二日も放置してしまいました
改めて加筆致します。


ワインは、
フィリップ・パカレ サントーバン1erレ・ミュルジュ・デ・ダン・ド・シャン2017

です。
ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌのプルミエクリュ=1級畑です
ブドウはシャルドネ100%

正直申し上げて、サントーバンはちょっと前までは、格下のいまいちな安物ワインと言う認識があったかと思います
残念ながらこれはそうかも。
ブルゴーニュワインがこんなに値上がりする前は特に。
わざわざサントーバン(なんか)買わなくても…っていうのは普通だった。
ごめんなさい…

しかし、ここまでブルゴーニュが値上がりしてしまった今、もうそんな事は言ってられない

それに畑の所有者も、ブルゴーニュ全体の人気が高まり、畑の再評価がされる中で自分の土地の価値に気が付いて新たな取り組みを始めてる人が多い
いいワインを作ればちゃんと評価と価格が付いてくるようになったんです。
これは、コート・シャロネーズやマコネでも同じ。
買う側も安くて美味しい、まだみんなに知られていない生産者と畑を一生懸命探しています

さて、サントーバンですが、所謂コート・ドールの丘の上部、更に西側へ超えた所にあるのですが、分かりますか?
似た地形に少し北のサン・ロマンがありますので混同しないように。

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ブルゴーニュワイン委員会より

サン・ロマンはヴォルネイやモンテリーの西(丘の向こう側)、
サントーバンはモンラッシェの続きです
集落は丘を登り切った向こう側にあるので、モンラッシェからは見えません。

で、サントーバンの畑はピュリニー・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェに近い部分からもっと西へ丘を登った方へと細長くなっているんです。
こんな風です ↓

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ちょっと区画が見づらいですが、勉強したい方はよく見てください。

余談ですが、
この細く続く畑の途中に、ボジョレーの品種であるガメイの起源、ガメイ村があります
ここからブドウのガメイの名前が来たと考えられていますが、単独のAOCではありませんので聞くことが少ないのは当然かも。


今日のワインの区画、ミュルジュ・デュ・ダン・ド・シャン(長い)はピュリニーモンラッシェの上部にあります

1級シャン・ガンに繋がるいい場所ですね〜

地図で区画見つけられました?
横文字苦手な方も頑張って。

ダン・デュ・シャンと言う名前に聞き覚えがある方はいませんか?

割と有名な区画、だと思う…

これは「犬の歯」という意味のフランス語で、畑に尖った石が転がっていて犬の歯に似ている事からそう呼ばれているそうです
ミュルジュとは小石が沢山あるという意味らしい、その小石が「犬の歯」なんでしょう

狼じゃなくて犬、なのね。
フランス語って、猫がシャ、犬がシャン、で聞き訳が難しいような……

区画の樹齢は平均45年、収量が3200L/haととても少ないです
流石、パカレです。
石灰粘土質の土壌でシャルドネに向いています。

天然酵母で発酵後MLFまで行い、澱と共に13ヶ月樽で熟成させます。
この間はSO2の添加は無し、バトナ―ジュは行います。

パカレは自然派の有名ドメーヌなのでご存知の方が多いでしょうが、
畑での無農薬はもちろん、培養酵母は使わず酸化防止剤も最小限の使用です

てんちょ、この17年は飲んでおりませんが、鉱物感の感じられるコクのある白らしいです
もう何回も書きましたが、
この頃のブルゴーニュは暑いので、ブドウのをいかに温存するかが重要になっています

完熟すると糖度の高い液体の濃いブドウが採れるんですが、ブドウは熟するに従い酸は減少していきます。
酸がないと味がぼやけるので、バランスがいい所での収穫が難しくタイミングがきわどい所です

最近のブルゴーニュワインは「業師のキワモノ」と言っても過言ではない、ってある意味そうかも(邪な響きかなぁ)


毎年、普通にアルコール度数の高い濃いワインになるので、大抵の生産者は濃くなりすぎる事を嫌って新樽の使用を減らしています
ハイアルコールで樽の風味もバリバリだと、ぎゅうぎゅうのコテコテになってしまい、ブルゴーニュらしくない、という訳です。

そーだ、コッテコテはナパに任せておけばよい

と言う事で、樽の要素が減った分、テイスティングではブドウ由来のミネラルっていうんですか、僅かな味の中身に一段と繊細さを求めるようになってます。

ところで、このミネラルと言う言葉は近頃では安易に使うと袋叩きに合うって聞いたんですけど、そーなんですか??
集団って怖いなぁ

まぁ、ミネラルを大事にするって言うのは、単純なフルーツだけじゃなくて味わいに石っぽさや塩味が感じられるといいよねーと言う事でしょうか
本当に鉄やカルシウムを味で感じてる訳じゃないでしょうし、微量過ぎて分からないでしょうけど。
濡れた石僅かな塩ってイメージしやすいと思います

そういう要素があるとより複雑で飽きない、良いワインになるんです

なんていう前提があって、このサントーバン、(マルクコランもいいですが)評判良くてオススメです

通常、16280円もするんですが、数量限定で1万円以下税込で販売しています。
ぜっひ、買ってみてください〜











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2021年02月15日

当たりだよ


久しぶりに雨の名古屋、もう上がって晴れています(14時)


今日も新しいワインを紹介します

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コヴィデス シェニン・ブリュットNV

スペインのカヴァです

カヴァは日本人にも身近なワインですので飲んだ事ある方は非常に多いと思います


とりあえず、カヴァのお勉強を簡単にしましょう。

カヴァとはCAVA、カタルーニャ語で洞窟や地下室を差す言葉で、瓶内二次醗酵中のワインを寝かせておくカーヴに由来した名前です。

スペイン語でスパークリングワインの事をエスプモーソと言うんですが、その中でも条件を満たした物が名乗れるのがDOカヴァです

DOはフランスのAOCと同じく産地呼称であり、本来はブドウの依って来る場所を特定する名称なんですが、カヴァだけは非常に特殊な呼称でして、産地と言うよりは言わば「製法」に与えられた名称で、瓶内二次醗酵で作る、という点が一番重視されているのです

言ってみれば、産地呼称の根幹を無視した名称、って事になりますねぇ
えーんかい。

もちろん、製法だけを守れば何でも名乗れるわけじゃなくて、今では一応、産地も指定されています
一応って言うのはですね、指定産地が160もあるんですよ
多すぎ。
こうなると「何でもアリ」な印象はそぐえない


カヴァの法規制にはその誕生が大きく影響しています

シャンパーニュとは違ってカヴァは最初に誕生した経緯がはっきりしております。

カタルーニャ地方(バルセロナのある辺り)の名門ワイナリーであるコドーニュの当主の息子、ホセ・ラベントス氏が1872年にシャンパーニュの製法を取り入れて作ったのが最初です。
コドーニュは1551年創業の超老舗ワイナリーで、カタルーニャ一帯でブドウを育てワインを作る大会社でした。
畑で働くのはもちろん貧しい小作人ですが。

固有の発泡ワインが無かったスペインでは、シャンパーニュが人気の的で、自分たちにも発泡ワインが作れると考えたホセ(ラベントスは17世紀の婿養子の名字です)はシャンパーニュへ行き、その製法を学び、プレス機やピュピトルなどのシャンパーニュ作りに必要な道具を持って帰国したのが1872年。

どこの蔵へ行ったんだろう〜??
ルイナールかな、シャルル・エドシックかな

このスペイン固有の泡立つワインは大変な人気になり、その後マリア・クリスティーナ皇太后によって王室御用達に指名されています
今でもコドーニュのカヴァに1897と刻まれてるのは、この御用達になった年を記念しているためです。

余談ですが、
サンセバスチャンにあるホテル、マリア・クリスティーナは格式高くていいですよ
皇太后が保養地にしていた事に由来してるそうですが、バスクに行くことがあれば是非。


このスペイン固有の発泡ワインは瞬く間に周辺へ広がり、カタルーニャ地方では盛んに生産されるようになりました

特にバルセロナの南西にある、サン・サドルニ・ダ・ノイアと言う地域にはカヴァ専門の生産者も出現し、カヴァの中心地として発展していきます。

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DOCAVA公式サイトより

今でもここがカヴァの産地の中心で、カタルーニャだけで、全生産量の80%以上を供給しています

今日のコヴィデスもサン・サドルニ・ダノイアにあります ↓

コヴィデス.png

バルセロナから車で1時間かからないです
近所にはコドーニュあり、他にもワイナリーだらけ。

この19世紀の後半はフランスでフィロキセラがブドウに大きな被害をもたらした時期で、ブドウ畑を放棄してボルドーからリオハへ多くの醸造家が移住したり、スペインワインの発展にも影響のあった時期です。

フランスよりは遅れてですが、スペインのブドウ畑にもフィロキセラは広まっています。
カタルーニャ地方のブドウ畑では、黒ブドウや白ブドウが混植されているのが普通でしたが、樹が枯れて植え替えた結果、区画ごとに品種を統一し、カヴァに向いた白ブドウを多く植えるようになった事でカヴァの生産は一層後押しされました

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DOCAVA公式サイトより

で、人気と言えば聞こえはいいが、金になるとなった途端、色んな参入者があるのはどの分野でも同じ

少しでも安く作って儲けを増やしたい輩が出るのも当然、カヴァは製法も品種も決まりがなかったので文字通り「何でもアリ」になっていきます
そうなると、本来シャンパーニュを見習ってちゃんと作っていた人にも害が及ぶようになり、ようやく1970年になってカヴァという名称のワインについて法規制がされることになりました。

決まりは大きく二つ。

カヴァは瓶内二次醗酵でなければならない
使用品種はマカベオ、チャレロ、パレリャーダの3種(現在はシャルドネやピノノワールなども可)

さらにEUに加入することで製法と品種だけにとどまっていた産地呼称がEU法と適合しなくなり産地も規定されるようになったんですが、この時既にアラゴンやエストレマドゥーラでも生産があったので、カタルーニャ地方以外でも産地を指定した結果、160もの産地が出来た、という訳です。

遅いぞー
多いぞー

と、法規制は後手の極み、なのですが。

今、カヴァの産地は地方ごとに大きく分けて4つあります。

カタルーニャ地方(バルセロナの周辺、一大産地)
エブロ川流域(リオハなど)
アルメンドラレージョ周辺(エストレマドゥーラ地方)
レバンテ周辺(バレンシアの周辺)

多分上記の呼び名は馴染みのない方が多いでしょう
DOカヴァの公式サイトには127の生産者が載っています
これで一部。

今では、更に上級のカバ・デ・パラヘ・カリフィカードなる区画をした物が出現
その一方で、カヴァの名称に見切りをつけて、敢えてカヴァと呼ばないスパークリングワインにしている作り手もあります

玉石混交なカヴァ、変化は続いていますね〜


さて、ようやく今日のカヴァの話です

コヴィデスはカタルーニャ地方の巨大な組合で創業は1963年。
現在の組合員は650、ブドウ畑は1900haと桁違いの大きさ。
平均2400万キロのブドウを毎年収穫しています
生産の65%を40か国以上へ輸出

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HPより

カヴァのニコラ・フィアットですね

醸造所は3か所にあり、カヴァ以外にもDOペネデスなど沢山のワインを作っています。

…でもね、今日のカヴァの情報がないです
おーい

セパージュはマカベオ、チャレロ、パレリャーダの3種
瓶熟期間も表記がないのでおそらく法定最短の9ヶ月であろう

一番の魅力はお値段です

なんと税込980円

きりっとした辛口、軽いだけで嫌な香りのするカヴァとは違います。
安心して飲んでもらえますよ〜
良く冷やして夏に楽しむ感じではあります

このカヴァ、ラベルが上品でいいと思う

気軽に楽しめますので是非買ってください〜






















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2021年02月14日

鉄の手を包むビロード


暖かい名古屋、コート着てると暑い

昨夜の地震は名古屋も揺れたそうですが、全然気が付かなかった…
起きてたんだけどなぁ




先週は全然ブログ書いてませんでしたー
今月はサボりモードだ
新しいワインもあるんですが。


今日はこれを紹介します

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ド・ラルロ ヴォーヌ・ロマネ1erスショ2018

この生産者をご存知でしょうか?

ドメーヌ・ド・ラルロですが、ARLOT(アルロ)に冠詞LE(ル)がついてラルロと読みます。
LEのEとARLOTのAが繋がって発音するので読みづらいかな、フランス語ではこういう発音規則をエリジオンって言います。

このドメーヌはロマネ・サンヴィヴァンや今日のスショが有名ですが、
所在地はヴォーヌロマネの南、プレモー・プリセ村です

ここ ↓

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ダニエル・リオンの真向かいだ

プレモー・プリセ村はヴォーヌロマネの南に続くニュイサンジョルジュに繋がる場所ですがその名前のAOCはなく、ワインはニュイサンジョルジュを名乗る事が出来ます。

ラルロの名前はそばを流れる川に由来してるそうで、フランス革命後に畑と建物を購入した初代当主が建物の周りの畑を塀=クロで囲い、クロ・ド・ラルロと名付けました
これがドメーヌの起源です。

0.87haのこの区画は1級として認定されていて、今でもラルロの単独所有です
モノポールってやつね ↓

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HPより、以下同様

その後、フィロキセラの被害でドメーヌは売却され所有者が変わりますが、1987年に保険会社のアクサの創始者がここを買収し現在に至ります。
現当主のクリスチャン・シーリーはケンブリッジを卒業後、まだ若い頃から父親と一緒にワイン商の仕事に投資を始め、ボルドーやポルトガルのポートなど色んなワイナリーに出資しています。

2011年から14年まで醸造責任者を務めていたジャック・ドゥヴォージュがクロ・ド・タールに行っちゃったんで(ヘッドハンティングだそうで)、アレックス・ガンバルから新しくジェラルディーヌ・ゴドさんを迎えています ↓

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ブルゴーニュも人の移動はまま、ありますね〜


今日の1級畑スショは特級ロマネ・サンヴィヴァンと共に1991年に買い足された区画です
ドメーヌが所有する畑は全部で14haと少し。
スショには0.85haを持っています。

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国道沿いのドメーヌ、クロ・ド・ラルロの畑はすぐ後ろ

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勾配がはっきり分かりますね

今日の1級スショはヴォーヌロマネの1級では比較的面積の広い区画です。
特級リシュブールとサンヴィヴァンの隣。
ですが、どこを持っているかは分からない

…載せられる地図がないので、区画は自分で調べてちょ


ラルロでは03年からビオディナミになっていて、化学的な物、人為的な設備を極力排したワイン作りをしています
繊細な果実味が魅力です。
よく、「ベルベットの手袋をした鋼鉄の手」と言われるスタイルで、芯のある力強さと繊細さが混在しています

若い内は花や赤い果実の香りが顕著ですが、熟成させてなめし皮や下ばえの香りが出てきた方がより楽しめるはずです

やっぱり暑かった18年、8月にはニュイサンジョルジュ周辺に嵐が来てブドウが被害を受けました
土砂崩れが起こった区画もあったそうです。
それでも残ったブドウは早く熟し、収穫は9月7日に開始。早いです。

傷ついたり腐敗したブドウを入れないように慎重に選果を行った18年、手間の掛かったヴィンテージです。
発酵後は新樽40〜50%で15ヶ月熟成、外観は黒くありませんが結構タンニンを感じさせる強い造りです

鉄拳ベルベットもうなずける。

そうは言っても、やっぱり早くから完成してる2018年です
こんなに既に美味しくていいのか、ってくらいバランスがいいですね。
結構複雑でもある。
ブケが出るまで待てないかも

こういうワインって高いのでイカンのですが、
飲んでみるべきいいワインである事は間違いない











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2021年02月07日

デイリーに是非使ってください


昨日も今日も暖かい名古屋です
立春過ぎとは言え、暖かくなるのが早い。

これはフランスをはじめとした西ヨーロッパでも同じです
暖かいとブドウも早く芽吹くのですが、その状態で3月末や4月に気温が下がると霜で芽がダメになってしまうリスクが高くなるので困ったものです。
2021年はどんなヴィンテージになるんでしょうね
の付く年って、61年以降で大当たりの年ってないんですよね。




今日のワインを紹介します

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シャトー・フルカ・デュプレ2011

てんちょ、このシャトー好きです
フルカなんちゃら、って他にもありますけど、どれも外れない記憶がある

このワインは、フランス、ボルドー、メドックの赤ワインです
AOCはリストラック

オーメドックの中に6つある単独のAOCの一つです。
あとの5つは有名な、
サンテステフ
ポイヤック
マルゴー
サンジュリアン

と、
ム―リスです。

リストラックとム―リスはジロンド川から少し内陸に入った丘に位置しているので、「THE ROOF OF MEDOC=メドックの屋根」って呼ばれてるらしい。
聞いた事ないわ…

今日のシャトーはリストラック村にあります、ここです ↓

フルカ・デュプレ.png
標高43メートル、川から見ると上がってるのです。

リストラックは5大シャトーのある川沿いのアペラシオンからは格下に思われがちですが、ここが単独でAOCを取得出来た事でも分かる通り、歴史もある評価の高い畑があるのです
しかも格付けに入らなかった事でかえって値段が高騰せず、美味しくリーズナブルなワインとして貴重な存在でもあります。

フルカなんちゃらが他にもあると書きましたが「フルカ」の名前が登場するのはかなり古く、1200年代の記録として残るルイ15世の時代に編纂された文書に遡ります
フルカ・デュプレとしてはっきり名前が登場するのは1843年になります。
その後オーナーが変わり、更に2019年に新しいオーナーになっています。

今日のワインは2011なので、現オーナーの前の物と言う事になりますね

所有する畑は42.7ha、メドックでは中堅、やや小さいシャトーです。
土壌は他のメドックと同様に石灰粘土質でもありますが、珍しい事にピレネー山脈由来の砂利が含まれているそうです
ジロンド川によって運ばれ堆積した砂利とは異なるようです。
メドックでは最も古い地層が隆起した区画になるとか。

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HPより、以下同様

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コンクリートやステンレスのタンクもあります

あんまりいい写真がなくて残念…


2011年のボルドーは今、非常にいい飲み頃になっています

香りがブケになっていて複雑です、フルボディがこなれてきていますよ。

セパージュは、46 % Cabernet Sauvignon、 44 % Merlot、9% Cabernet Franc、1 % Petit Verdot

柔らかな口当たりですが、最初は樽の香りがはっきり分かります
しかし、過剰でなくボディも濃すぎないのでいいバランスです。

変化が楽しめるこうしたワインはボルドーならではの楽しみがありますよ〜
最初と最後で確実に香りや味わいが変化します。
時間をかけてゆっくり飲みたいですね

焼肉でも、ステーキでもシチューでも美味しく飲めそう

そして、嬉しい事にお手軽なお値段なのです
野口君3人でおつりが来ます、素晴らしい。

チリやアルゼンチンもいいですが、たまには王道なボルドーも飲んでみてはどうでしょうか。

11年はあまり残っていませんのでお早めにお試しくださいね〜









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2021年02月05日

香り高き泡か


20時でお店が閉まっちゃうと、仕事してる身としてはもはやどこへも行けません
来週からは特措法が施行になり、本当に罰則適応されるんですかね


今日は新しいスパークリングワインの紹介です

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ソアリェイロ アルバリーニョ・ブリュット2018

ワイナリーの名前が発音しづらい…
そあえいろ、の「え」が「りぇ」になってる感じで。

ソアイリェロ、って言い間違えそうですね
(そいう事書くと余計間違えた方に引っ張られる人が出るっちゅーの)
だはっ

このワインはポルトガル産です

ポルトガル北部、ミーニョ地方のワインと言えばヴィーニョヴェルデです

「緑のワイン」の代表的な銘柄でもあるヴィーニョヴェルデは、軽やかな辛口白ワインとして夏にはかなり定着して来ました
ミツクラの店頭でも美味しい微発泡のヴィーニョヴェルデが一年を通してよく売れます

そう言えば、
去年の今頃には同じくポルトガル北部の名手、アンセモ・メンデスさんが来てくれるはずだったのに… ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20200131-1.html
コロナのあほー


この、まさしく[緑ワイン]という意味のヴィーニョヴェルデですが、法的に決められた銘柄でドウロ川の北側一帯に広がる大きな産地です。

ここでは圧倒的にスティルや微発泡の白ワインが多いのですが、法的にはミーニョと呼ばれる、より広範囲に及ぶIGPとヴィーニョヴェルデという少し限定されたDOPがあり、名称なしのテーブルワインも生産されています。
限定的とは言ってもヴィーニョヴェルデはかなり広い産地で、白以外にもロゼも赤も認められています。
認可されているブドウも多くて、結構伝統に則っていれば何でもアリな産地かも。

白の品種ではアルバリーニョロウレイロが主要品種でそれぞれ単独でもワインになっています

今日のワイナリー、ソアリェイロはこのアルバリーニョの作り手としてポルトガルでは認められた存在なのです
アルバリーニョの第一人者として色々なメディアでも取り上げられています。

アルバリーニョと言えば、スペインのリアスバイシャスのワインでご存知の方が多いと思います
ポルトガルも同じイベリア半島でリアスバイシャス(ガリシア地方)の南に繋がる場所にありますので、ポルトガル北部は同じ気候です。

気温が高いわりに湿度も高いので、アルバリーニョは棚作りで仕立てられている事が多いです
最近では垣根仕立てで作っている生産者もいますね。

ボルドーでも認可されたアルバリーニョは、暑さに強く、しかも酸が高くて香り豊かな品種なので気候変動で温暖化が進む今後は一層注目される品種になりそうです

蔵があるのはメルガソというスペインとの国境地帯 ↓

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国境にはミーニョ川が流れていて、モンサオン・メルガソというヴィーニョヴェルデに9つあるサブリージョンの一つに含まれています。

メルガソでは夏は暑いものの、降水量が多いのでブドウの成熟に非常に適した場所になっています。
雨が降る、という条件は今後もっと重要になっていくでしょう

温暖化の最も顕著な変化は降水量の減少なのです

あんまり周りにポルトガルの地理や歴史に詳しい人がいません。
てんちょも勉強しないと

のどかな丘陵地帯ですが、設備はとても近代的です ↓

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HPより、以下同様

ブドウ樹の見た目が全然違いますね。
森みたいになってる。

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栽培は有機農法、植樹は1974年とまだ50年未満ですがその評価はとても高くなってます
栽培の90%がアルバリーニョで、更に近隣の農家とも連携しています。

ポルトガルのスパークリングワインはエスプマンテと言います。
今日のワインはアルバリーニョ100%の瓶内二次醗酵で作られた本格的な物です
2018年の単独ヴィンテージです。
二次醗酵の期間は具体的に書かれていませんのでそこまで長くなさそうですが、アルバリーニョのアロマを楽しむには十分だと思います

ロゼや別の泡も作っていますが残念ながら輸入がありません。

アルバリーニョが大好きなてんちょ、早く暖かくなって欲しい
冷やしたアルバリーニョで美味しいご飯をいただきたいところです。

アルバリーニョの泡にも是非挑戦してみて下さい〜









posted by cave MITSUKURA at 19:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月03日

美食のイタリアンにどうぞ


あと1ヶ月以上も緊急事態宣言が続くなんてー

別の意味で緊急事態ですわ



もう2月ですね。
少ないですが新しいワインがありますので、順番に紹介していきます〜

まずはこちらから

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パッソピシャーロ パッソ・ロッソ2017

再入荷です。
長らく欠品していまして、コロナの影響もあって輸入が全然ありませんでしたがやっと来ました

これはイタリアの赤ワインです
シチリア島のワインですよ。

ワイナリーのパッソピシャーロのオーナーはトスカーナで高級ワインのテヌータ・ディ・トリノーロを作るアンドレア・フランケッティさんです。

ローマのお金持ちだった彼は、家族を置いて単身でトスカーナへ移住し理想のワイン作りを始めたという稀有な人。
彼の理想のワインはCh.シュヴァル・ブランです
なので、トスカーナなのにカベルネフランを育て始めたんです、珍しい…

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輸入元より

で、トスカーナで成功したフランケッティさんはシチリアへも進出しました

2000年に廃屋と化していたワイナリーを購入し、翌年2001年にファーストヴィンテージを発売
それがパッソピシャーロです
パッソピシャーロとはワイナリーのある場所の名前です。

ここです ↓

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って、違う。
ご近所の別ワイナリーにピンがたっておる

訂正させていただきます、せっかくなんで別縮尺でシチリア島全体から ↓

パッソピシャーロ.png

エトナ山の北斜面にある畑は溶岩がゴロゴロしているような土地で、土は黒くオイリーだそうです
ここにしかない、まさに固有のテロワールがあります

ここで育っているブドウはネレッロ・マスカレーゼという土着品種 ↓

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畑は標高が1000メートルにもなるような高地にもあります
エトナ山がいつ噴火してもおかしくない上に、噴火の直撃を受ける所にあるので、それなりに心配です ↓

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HPより、雲じゃなくて噴煙です

ネレッロ・マスカレーゼは酸が強く、出来るワインは色の薄い、酸っぱいワインでした。

大昔は暑いイタリアでは酸がないワインは輸送や長期保存に耐えられず、ワインがダメになってしまうので、どうしても酸が強い必要がありました
まろやかで濃いワインってなかったんです。
強いと渋くて酸っぱい、あっさりでも酸っぱい

その為、低温での輸送が可能になると、遠くからでもまろやかなワインが手に入るようになり、酸味の強いワインが嫌われるようになります。
結果、人気が無くなったネレッロ・マスカレーゼ。
立ち行かなくなるワイナリーが多くなり、何百年(もっとか)もワイン作りが行われていた場所なのに、新興産地に負けて耕作が放棄されるという畑が増えました
さらに元が安売りのテーブルワインを作っていたので、イタリア以外の安価なワインが手に入るようになると競争には勝てなかったようです。

そうした畑を手に入れたフランケッティさんは、収穫を半分にして醸造にも時間をかける事で酸味を和らげ、洗練されたワインを作る事に成功しました

収穫も30回以上にも分けて行っているそうで、めちゃめちゃ面倒です。
さ、さんじゅっかい??
2,3回で十分いーやん、と思う人が大半だろう…

これって今でこそ、誰でも思いつきそうですが、そんなに簡単な事じゃないと思う
流石の鬼才、いや奇才か。
樹齢が80年以上という古木の畑だったのは利点だったはずですが ↓

パッソピシャーロ1.jpg
HPより

よくある黒い単純な濃いワインにしなかったのは、素晴らしいですね

ピノノワールと間違えそうなエレガントで洗練されたワインです

初めて飲んだ時にその高貴さに驚きました

香りも豊かで、バラや芍薬みたいな香りがあります。
若くてもしなやかで、余韻も長め
正統フレンチに合わせてもいいと思いますよ〜

パッソピシャーロでは現在、単独区画のワインも作っていますが、最初はこのパッソ・ロッソがスタートです
始めはパッソピシャーロと言っていましたが、2013年からパッソ・ロッソと名前を変えました。

14年が最高に良かったんですが、既に完売で今は17年が少し残るのみ
それでもあと少し。
輸入元では既に欠品してます。

価格もブルゴーニュと比べたら全然お買い得なので、是非飲んでみてください







posted by cave MITSUKURA at 17:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月29日

ラングドックのエース


今日は再び寒いですね、が結構降ってます
一昨日は4月並みに暖かったのに。

真っ白な店外…
積もってないだけマシなのかも



今日はしばらく前からあるワインを紹介します

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ラ・グランジュ・デ・ペール ルージュ&ブラン2014

このワイン、ファンが多いですがご存知でしょうか?
これはフランス南部、ラングドックにあるドメーヌです

ワインの法的なカテゴリーはIGPになります。
エロー県という県名を名乗るIGPです。
IGPデパルトマンタルって言うんですが、ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー、って昔の呼び名の方がしっくりきます

IGPとは、Indication géographique protégée の略で地理的表示保護と訳されていますが、
「その場所で作られた保証があります」っていう意味です。
英語だと protected geographical indications となるので、この場合の略語はPGIです。
いつもフランスワインで語られるAOCと同じ概念ですが、IGPの方がもっと規定範囲が広くて規制が緩やかです。

2011年くらいまでに、かつてのヴァン・ド・ペイがこのIGPという名称に変更されました。
ヴァン・ド・ペイは元はAOCとは別の団体が管轄していたんですが、EU法に統合するにあたりAOCと同じくINAOの管理となりました。
(フランスワインはEUの規定にもちろん従っていますが、どちらかと言うとEUの産地規定の方がフランスを参考にして作ってます)

そして、規定はあっても(ほとんど)生産されてない名称もあるんです
…この辺りの事は普通の消費者の方は知らなくて構いません


今日のワインは一見、無名に見えるのですがワイン通には大変な人気があります
昨年フランスで開催されたオークションでは、90年代のボトルは12万円以上で落札されたそうです。
それは流石に高いなぁ・・・

この蔵は初ヴィンテージが1992年という、まだ新しい蔵です。
祖父の購入した畑を継承してるそうですが、そうだったのね。
201年に軽く紹介しています ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/450897639.html7

畑もドメーヌもラングドックにあるので、ワインはAOCラングドックとしても販売できる場所なんですが、カベルネが入っているのでラングドックとは名乗れないのです。
場所はここ ↓

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ホント、ガサックの隣だわ
という事はマスラヴァルもご近所
因みにグランジュとは「納屋」の事です

オーナーのローラン・ヴェイエさんはメディアにはほとんど出て来ません。
醸造や栽培についてはあまり詳しいことが分かりませんねぇ

赤は、シラー40%、ムールヴェードル40%、カベルネソーヴィニョン20%
白は、ルーサンヌ80%、マルサンヌ10%、シャルドネ10%


グリーンハーベストを徹底して行い、1本のブドウ樹には4つか5つの房しか残さない
野生酵母でステンレスタンク発酵後、樽で24ヶ月熟成。

南仏とは思えない、非常に細やかで洗練されたスタイルです

南仏にありがちなフルボディではなく、特に熟成するとまるでブルゴーニュの銘醸畑の様な複雑な香りに驚きです。
ブルゴーニュのファンも好きだって言うの納得です

「南仏のロマネコンティ」と呼ばれるだけはある

白もいいコクがあります
樽じゃなくてブドウの完熟した旨みが詰まったいい辛口です、余韻が長い
これもモンラッシェやムルソーみたいに大きなグラスであまり冷やさないで飲んでください

11haしかない畑で作られるので、生産量は全然需要に及びません
特に白は赤よりも一層少ないので正に入手困難です

ここ数年、買っていませんが変化してるんでしょうか??
気候変動にどう対処してるのか、興味深い所であります。

ミツクラでは赤白のセット販売としています。
そうじゃないと白ばっかり売れちゃうので
2本で諭吉さん3人でお釣りがくるくらいです。

14年、まだ買えますよ








posted by cave MITSUKURA at 18:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月27日

2019年お先に味見


1月もも少しで終わり、って早い


今日は滅多に参加しない、オンラインセミナーに参加致しました
ルイ・ジャド 2019バレルテイスティングセミナー
です。

毎年、業界向けに行われる試飲会なんですが、今年は開催できず、代わりにオンラインになりました。
招待だけのようですが。

ご存知の方が少なそうですが、
カーヴミツクラはルイ・ジャドのアンバサダー店舗になってます

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何故かそうなったんです

貴重なセミナーに参加させてもらえまして大変嬉しいです
しかも、今回はワインジャーナリストの山本昭彦さんの解説でしたので、それはいつもの試飲よりも有意義だったかも
とても良いお話でした、メモの取り甲斐がありました。

流石に現地からの挨拶は無かった
ブルゴーニュ、朝の7時なんでそりゃ無理でしょうな。


試飲も全てのサンプルは難しいので今日は二つだけ
プラボトルで送っていただきました ↓

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ルイ・ジャド
ラドワ・ブラン ル・クロ・ドージュ2019
マルサネ・ルージュ ル・シャピトル2019


毎年しっかりした資料です ↓

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2019年の発売は今年の年末ですが一足お先に樽からのサンプルで試飲です


19年の特徴云々も大事ですが、それよりも非常に心に留めておくべきことがあります。

ブルゴーニュは今、変遷の真っただ中にあります

2018以降、温暖化により気候変動に具体的な対処をする必要が出てきています。
暑かったねー
アルコール度数上がったねー

と傍観するだけの年はもう十分過ごしました
各生産者が様々な対応を試みています。

何らかの対応をしないとワインが作れない、そして美味しくなくなる、くらいの危機的状況かもしれません

栽培方法の変更
台木の見直し
テロワールの再評価


どれもとても重要な事です

これ、書くととっても長くなるので、一度、ワインを飲みながらご説明したいところ
2月の下旬に集まれるようならば、ブルゴーニュ近況考察したいですね。
ダメそうならその内書くかも。

その一方で、大きな変更は必要ない、と考える重鎮もいたりして。
まだまだ時間をかけてみないと分からないことだらけです。


で、
2019年は前年や翌年のの18年、20年と同様に暑い夏が顕著なヴィンテージとなりました

冬も暖かいので春の芽吹きが早まり、そうなると霜害の懸念も増す訳ですが、霜害については19年は限定的な被害で済みました。
それでも6月には雨が多くて、多くの樹でミルランダージュが起こりました。
これは品質の向上には一役買っていますが、全体として収量は減少しました。

ですから、19年は少なめだけど高品質の年です

また、暑い年で知られる2003年がありますが(これが最初の熱波の年、ここから気候変動が意識されるようになりましたね)、
同じく暑さが語られた09年、気温だけではこの二つのヴィンテージによく似ているように思われますが、
19年はもっとずっとフレッシュでエレガントです

暑くてブドウが小粒になった分、赤も白も凝縮した濃い目の味になっていますが、ただ濃いだけじゃない

これは夜間に気温がちゃんと下がってくれたおかげです。

夜まで気温が高いとブドウが蒸散せず、樹液が回り続けて、昼間に光合成で作った養分を消費しちゃいます
しかも樹が休まないので立ち枯れしてしまう事もあるそうです。

その点、19年は夜間気温が低かったお陰で酸も温存でき、
凝縮した濃い液体でも酸味がはっきりしたフレッシュさを保ったワインとなったんです

えがったなー
んだんだ

試飲の白も赤も前情報通り、濃い目、しっかりしてます。
アルコール度数の表記はありませんが低くないだろうなぁ

白(シャルドネ)
香りは清涼感もあり、桃やリンゴっぽいですがグラスをゆすると樽の風味や甘草の香りもします
あんまりやってるとアルコールで粘膜がいたい
口当たりはオイリーで芯のある重たい味ですね。
でも、説明通り酸が上手くバランスを取ってくれています

既に十分美味しいなぁ

赤(ピノノワール)
これは、区画としてはシュノ―ヴの物です。
マルサネの北隣にある村がシュノ―ヴです。
19年からAOCの改正で唯のブルゴーニュからマルサネへ昇格しました
へー、知らんかった。

スミレっぽい香りにベリーの甘い香りがしますね〜
紫じゃなければ完熟して漬けた梅かな。
赤はアメリカンチェリーみたい、緑はほとんどない。

柔らかいアタック、白よりも軽やかに感じます。
さらっとしています。
ふくよかチャーミングという言葉がぴったりな味わい、後味も綺麗です
酸味は暖かく、これも非常にバランスがいい。

18年もですけど、こんなに早く美味しくっていいの?


他の生産者も19年の発売はこれからですが、期待できますね

変化の中にいるとどう変化してるのか見極めるのは難しいですが、少しでも鳥瞰的な視点を持ってこの数年のブルゴーニュを注視する必要があります
なのでカリフォルニアやオーストラリアなどと比較するのもいいかもしれません。
ここでも定点観測は有効。

日本は現地での変化やトレンドが消費に影響するのにある程度のタイムラグがあると思いますが、
名古屋はもっと遅い
反映されないままだったりもする。

流行は別にいいんですが、認識や思い込みが刷新されないのは本当に残念な所です
これは、ちゃんと飲んでないのに大口たたいてる人が多いからでしょうねぇ

ボジョレー(やガメイ)を一括りにして馬鹿にしてる人
生産者を一つも言えないのにサンロマンやマルサネを格下にしてる人


あなたはもう時代遅れです


名前云々よりも、先に目の前のお酒とちゃんと向き合うべき


これは飲み手の力量が試される事なので、心して飲まねばなりません。
今までミーハーに飲んでた事を悔やむならば、今からでも遅くない。

本当に良い飲み手、ワインを楽しんでる人とは知識じゃないと思うわたくし。











posted by cave MITSUKURA at 18:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月25日

コスタ・ブランカの伝統酒


暑い
着込んで歩いてると汗が出るくらい (でも、店内は寒いのでそれなりに着てないと困る)


恵方巻にもバレンタインにも全く興味がないわたくし
ついでに初場所も一日も見なかった


ほとんどの飲食店が20時までしか営業していないので全然外食できませんが、
この前ちょっと珍しいワインを飲ませていただきました

店頭にはありません。
売ってませんが取り寄せは可能です。


飲ませてもらったのはこちら ↓

fondillon-alicante-1.png
生産者HPより

ラウル・ペルス フォンディジョン グランレゼルバ1996

このワインが何が分かる方はそうはいないでしょう…
てんちょ、フォンディロンと覚えました(スペイン語のLOはジョと発音されることが多い昨今、パエージャみたいに)

このワインはスペイン産です
スペインのDOアリカンテです

アリカンテはバレンシア地方、オレンジで有名な地中海沿岸です。

ここ ↓

アリカンテ.png

ワイン産地としてはこんな感じ ↓

アリカンテmap00.png
スペイン大使館商務部より

…DO見づらい
スペインのDO、いつの間にか70近くにもなっていて聞いても「どこそれ?」っていう産地も増えた
イタリアもですが増やし過ぎ


アリカンテを含むバレンシア地方では土着品種によるワイン生産が主で、
白ならマカベオの辛口赤ではモナストレルやガルナチャのフルボディが有名です

しかし、今日のフォンディジョンはちょっと特殊な伝統ワインです

見る資料によって説明がバラバラだわ
こら

フォンディジョンは黒ブドウのモナストレルから作られる酸化熟成されたワインの事で、アリカンテでしか作られない物です

酒精強化したシェリーの様なタイプですが、アルコール添加は行われていません。
(資料によっては酒精強化だという説明も見受けられますが、今日のラウル・ペルスではアルコール添加はしていません。
 名称としてどっちでもいいのか不明です

赤ワインで甘口、って書いてありますけど、全然違うよー

色は琥珀色、シェリーだと言われたらそうだろうなって思う外観です
香りも酸化熟成しているので、ヴァン・ジョーヌみたいなナッツ香がします
はっきり甘くはないですね、いい酸も残っていて余韻が綺麗です。

紹興酒にも似た香りと味ですが、安易に紹興酒って言って欲しくないわ

塩味の強いスペイン料理にはピッタリかも

スペイン料理にはおしゃれなソースや盛り付けはありません
味の要は塩とオリーヴオイル、あと酢くらいで、伝統的なスペイン料理とはそういう物です。
それがいーんだよ
フランスやイタリアの真似は不要だ、そう言えばスペインって料理にチーズも全然使わないですね。

ラウル・ペルスは協同組合の一員のようですね
MGワイングループ、モノヴァールというワリナリーの様です。

樹齢80年以上の古木のモナストレル(フランスではムールヴェードル)100%で、3週間かけてルモンタージュを行いながら発酵させます。
アルコール度数16から18度(酵母働くのか??)で、173リットルのアメリカンオークの大樽で20年以上熟成させました

アル添なしで18度って行けるんだろか??
(ボトルには酒精強化ではないと書いてあるんですよ)

蝋キャップの超熟品でまだまだ熟成も可能です
そもそも酸化熟成させてるので変化しづらいでしょうね

スペインワインの話をしながら美味しいアモンティリャードを飲んでいたらお裾分けが来て、超ラッキー

諭吉さん2人位のお値段ですので安くないですが、取り寄せオッケーです。
こういうお酒を楽しむ日本人は本当に少ないでしょう。
謎の部分も多い。

太陽と海と白い砂浜〜

挑戦者いらっしゃいませ〜


















posted by cave MITSUKURA at 18:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月24日

ワインの木箱売ります


今日は暖かい名古屋です、雨ももう上がりそうかな

久しぶりに店頭でワインの木箱の販売を始めました

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一つ500円(サロンの木箱のみ1000円)税込、現金のみ
お一人2個まで
取り置き・返品は不可です


釘やささくれなどでのけがには責任を負いませんのでお客様ご自身で十分お気をつけてください。

転売禁止


近頃はそこそこのお値段のワインでも段ボールに入ってる事がほとんどです
その方が運びやすくてエコでもありますし。
しかも12本や6本単位で買わないと木箱には入って来ませんので、余計に木箱にお目にかかる機会が減りました


数が少ないので欲しい方はお早めにご来店ください






posted by cave MITSUKURA at 13:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする