2021年01月23日

おすすめジュヴレイ


今日もです、一日中本降りです
寒くない、明日も雨ですね〜


シャンパーニュ福袋は完売いたしました
お買い上げいただきました皆様、ありがとうございました。


緊急事態宣言下での時短営業はまだ2週間以上もありますよね
それでも感染者はさほど減ってないようですし…
これ以上延長しないで欲しい
中途半端に飲食店だけ対象にしないで、いっそ、うちみたいな店舗も百貨店も全部お休みにさせればいいのに
昼間の街中は人が多いし

しかし、今年は驚くほどインフルエンザ、聞きませんねー
学級閉鎖とか皆無でしょ
やりゃ、できるじゃん



ところで…
先日飲んだACマルゴーが期待ほど美味しくなくて凹んでます
ブルジョワですが…

前に何度か飲んでとてもいいなと思っていたのに
残念…
保管や品質の問題ではないので、多少の事ですけど。

このように、ワインは瓶差がある事がまま、あります

同じロットで醸造されても、ボトルごとに年数を経る過程で香りや味に差が出る事があります。
時間が経てば経つほど、この差は大きくなります。
もちろん差がない場合もありますので、それはそれでいいんですけど。

なので、記念の年のワインを長期保存したい方はなるべく6本以上買っておいた方が良いです
1本あたりの予算が減りますけど、最低でも3本は買った方がオススメです。
とっておきの1本が当たりならそれでいいんですけどね
(逆に外れだったとしても比較対象がないから分からないと言えばそうだ)

熟成による変化は醸造酒の魅力であると同時に、ある種のリスクも孕んでいる訳です




では、今日のワインを紹介します
熟成の心配はほとんど無用な若さ。

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ティボー・リジェ・ベレール ジュヴレイ・シャンベルタン ラ・クロワ・デュ・シャン2015

ブルゴーニュの赤ワインです。
ピノノワール100%
(ジュヴレイ・シャンベルタンの名前はピノノワール100%の赤ワインでなければ名乗れません)

今では貴重な15年残り2本しかありません。
前の価格なので諭吉さんと少し、15年でこれはとてもお値打ちですよ


しかも、品薄で常にある訳じゃない
本数が全然ない、日本向けのアロケーションが無いんでしょうか?


ティボー・リジェ・ベレールニュイサンジョルジュにあるドメーヌです

当主のティボー・リジェ・ベレールさんは1975年生まれ。
大学で醸造学を学んだ後に両親から畑を相続して、2001年に自分のドメーヌを立ち上げました。
まだ若い蔵ですが非常にいい評価を受け人気です

また、ティボーさんはサステイナブルな農法や生活を志し、ドメーヌから廃棄物を出さないような取り組みにも熱心です。
コート・ドールの一流のアペラシオンに畑を持っているにも関わらず、ボジョレーにも進出してその魅力を広めています。
大学の頃に訪れたムーラン・ナ・ヴァンに惹かれて自分のワインを作ってみたいとずっと思っていたそうで、2009年からムーラン・ナ・ヴァンに畑を持ちワインも作っています

ミツクラの店頭にもお訪ねいただきましたが、その時はムーラン・ナ・ヴァンの話をとても詳しくしてくださいました
セミナーやって欲しかった、次回は是非

こんな方 ↓

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2018年10月

若い蔵ではありますが、リジェ・ベレールの名前からも分かる通り、その起源は大変古く、しかも正統です
紋章が物語ってます。

畑の起源・記録は18世紀にまで遡ることができ、現在、ラ・ロマネの所有者として君臨するリジェ・ベレール伯爵家とヴォーヌロマネの歴史に度々登場するマレ家が1720年に合同で作ったワイン商の流れを汲んでいます
フランス革命以前から最良のワインを扱う事に尽力し、その名前はフランス国内だけでなく国外でもよく知られた存在となりました。
その後、一族は世代が移ろい、相続を経ていくつかの家系に分かれていますが、ティボー・リジェ・ベレールはその一つです。

つまり、彼はめちゃめちゃいーとこのボンなんです

畑仕事にも熱心でとてもいいお人柄なんですよ


今日のワインはジュヴレイ・シャンベルタンの村名です
が、HPには載っていません、輸入元の資料にも詳しい説明はないですねぇ

畑の場所はここ ↓

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LUCさんから拝借

青い丸の区画です。
ちょっと見づらいかな。
国道の東側になりますが、レ・クラの近くですね。

通りの名前にもなってます、が由来は不明

平均樹齢60年の区画で収量はかなり少ないそうで、22~30hl/haとグランクリュ並みの低収量です
15年ですし、期待できそう。

てんちょ、2年前にサインいただきましたボトルをまだ取っています

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ムーランナヴァンですが。

個人的にも少し09年ジュヴレイ・シャンベルタンなど、持っていますので、集まりが許されるようになったら揃えて飲みたいですね
09はとても良かったです

飲んだ事ない方にも是非、おすすめです


購入はこちらから↓
http://cavemitukura.shop22.makeshop.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000037&search=%A5%D9%A5%EC%A1%BC%A5%EB&sort=

あ、残り1本になってました。














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2021年01月22日

シャンパーニュでなくても素晴らしい泡はある


久しぶりにの名古屋です、小雨ですが湿度が上がるといいな
外よりも店内の方が寒い、どーなってんだ

あちこちの輸入元でも欠品してるワインの入荷の目途が立たなかったり、コロナの影響が出ています
欲しいワインが買えないのがつらい。


シャンパーニュ福袋は残り14になりました
ですが、未だクリスタル1本、パイパー・エドシック レア2本、ドラモット2012 2本残っております。
大人買い、いらっしゃいませ




変わり映えしない店頭のワイン達ですが、今日はこちらを紹介します

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ユエ ヴーヴレイ ペティアン・ブリュット・レゼルヴ2009

ユエは知名度高いと思いますがご存知ですか??
フランス、ロワール地方のトゥーレーヌ地区のドメーヌです。

前にも何度か紹介しました ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20180909-1.html

2018年の訪問記はこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20180615-1.html

今日のワインは発泡ですが、他にも2019年のセックが新しく入荷しています
ペティアンとは微発泡のスパークリングワインを差すフランス語で、クレマンよりも気圧が低いのです。
(クレマンやシャンパーニュは5気圧、ペティアンだと3気圧程度)

ロワール地方では多く生産されていて、この地域ではレストランでは食前酒はクレマンよりもペティアンが多いですね


19年はユエにとって節目のヴィンテージとなりました。
ユエの偉大な醸造長であるジャン・ベルナール・ベルトン氏が19年の醸造を最後に引退したからです
彼は41年も醸造長を務め、ユエのワインは全て彼の手による物です。
引退は残念ですが、長い間お疲れ様でした。

引退した醸造家はペティアンのルミアージュをしにセラーに通う、と聞いたんですがベルトンさんもそうなるんでしょうか
(ルミアージュとは瓶内二次醗酵が終わって熟成させたボトル内にたまった澱を瓶口に集める作業です。
逆さまにした瓶をくるくる回してゆっくり立てていきます)

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これがルミアージュ中のボトル

ドメーヌはワイン名の通りヴーヴレイにありますが、ユエはこのAOCの一等賞で間違いないでしょう
ヴーヴレイの名前を広めるのに大いに貢献しています。

ヴーヴレイというワインは白だけに認められた呼称です、そしてシュナンブラン100%でなければいけません
味わいは辛口から甘口までOK
発泡でもOK

シュナンブランはこの辺りではピノー・ド・ラ・ロワールとも呼ばれています
元は酸の強い品種ですが、辛口の発泡から貴腐の極甘口まで色々な種類の味になる百面相ブドウです


ヴーヴレイはロワール川の中流にある大都市トゥールからすぐの場所にあります
小高い丘の上がユエの畑ですが、その丘の下をTGVが通ってるんです。

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その昔、トゥールにTGVが開通することになり、パリからくる線路をどうするか決める時にヴーヴレイの畑を潰して線路にしようという意見があったのですが、当時のトゥール市長だったのがユエのオーナーであるガストン氏で(彼は初代ヴィクトワール氏の息子です。市長を42年間も務めたそうです、長過ぎ?私の聞き間違いかな)ブドウ畑を潰すことなく地下にトンネルを作る事でヴーヴレイを守った功労者です。

ユエは、
ル・モン
オー・リュー
クロ・デュ・ブール
、と
3つの区画を所有しており、植えられているのは全てシュナンブランです
なので白しか作っていません。

それぞれの区画事に、セック(辛口)、ドゥミセック(やや辛口)、モワルー(甘口)、と3種類の味がありますが、セックは中々作られないのです
それには意外?な理由があります。

ユエはビオディナミで発酵も自然任せ、ですから発酵が終わってみて初めて、辛口になってるのかやや辛口になっているのかが分かるという「天のみぞ知る」醸造なんです

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収穫したブドウは半分、100年以上使用された600リットルの大樽で発酵させますが、基本的にほったらかしです。
(樽は温度管理をしているそうで、タンクじゃなくて樽発酵で温度管理をするのは極めて珍しい行為です)
残りはステンレスタンクです。
どちらもブドウに付いた野生酵母だけで発酵させますが、低温のセラーでゆっくり発酵が進み、ワインには深みのある香りとコクが生まれます

MLFは行わない
バトナ―ジュもしない


それなのに、あれほどのコクがあるのは意外ですねー
ブドウの質が高いのも重要な理由でしょうね
(ユエではブドウの果皮に付いた泥を果汁に入れないように、発酵前の果汁にフィルターを使っているんですが、それもかなり珍しい事です

今日のペティアンは通常よりも長い熟成のレゼルヴです
(普通のペティアンは2014が出荷されています)

2009年はロワールでは涼しい年でいい酸やミネラルがブドウに温存されていたために、長い熟成のレゼルヴを作る事になったそうです
シャンパーニュもそうですが、瓶熟が長いと相応の酸がなければ味がぼやけてしまうので、酸の存在は非常に重要なのです。

スティルワインと同じように発酵させたワインを1年程寝かせて落ち着かせます。
この時点で行った味見では驚くほどレベルの高いワインが出来上がっていたそうです
その後、そのまま瓶に移して二次醗酵へ移行させます
シャンパーニュやクレマンの様に糖分を添加する事はしません、意外でしょ?

なので、気圧の低いペティアンになるという訳です
この理由、分かりますか??
一次発酵で残った糖分だけを使用して発酵を続けた結果、発泡酒になるのです。
アンセストラル方式と同じ理屈ですね。

09年は6年も瓶熟に費やした正にレゼルヴです
法定の瓶熟期間は12ヶ月、僅か1年なので、ユエの拘りはすごい

お値段はまーまーしますが(一葉さんと少し)、
これは飲んでみる価値がありますよ

残糖は1g/Lとかなり辛口なんですが、そうは思えない豊かな香りとコクがあります。
余韻が長いし、後味も非常に複雑です。
蜂蜜やバターに加えて、マンゴーやパイナップルみたいなトロピカルフルーツの香りがします。

流石の高品質、レゼルヴは常にある訳ではありませんのでお早めにお試しください〜















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2021年01月18日

暇ってつらいわ


寒くても天気は良い名古屋です
流石は太平洋側、晴れ続き。
週末には雨になりそうですが、一雨ごとに暖かくなるにはまだ早い…ですね

今日のブログには大した内容がありませんので悪しからず。


フランスの北西部は真っ白の雪景色です

アルザスのマルセル・ダイス

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ブルゴーニュのジャン・シャルトロン

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寒そー
剪定や土寄せも終わってブドウ樹も寝てますので、萌芽までは畑はお休み

南半球ではヴェレゾン(色づき)の始まりです。



もー、暇な月曜日

掃除は捗った、ガラス綺麗になったし。
ワインもあちこち調べものしてたら、寄り道しまくってそもそも調べてた事忘れるという体たらく


皆様、ワイン産地を聞いてもどこだか全然分からないって事ありますよね??
果たしてそれが、産地なのかワイン名なのか、ブドウの品種なのかってこんがらがりそう

てんちょ、最近だと、
プラ・デ・バジェス

↑ スペインの地中海側、バルセロナから内陸へ少し入った地域。DOカタルーニャに包含されています。
97年認定のDOですね、赤白ロゼ泡、何でもOK

テラス・デ・ラルザック

↑ こちらはフランス、ラングドック地方です。モンペリエの北ですがド田舎で大都市は周辺にない。
どの村も村民80名とか、全員知り合いだわ。
てんちょ、最初、シュッド・ウエストを探してしまった、情けない。

ホント産地呼称って、知らなきゃどーにもならないという不便さ
今はパソコンもスマホもあるからいいけどさ。



ところで、先日飲んだ、熊本の菊鹿ワインのシャルドネが美味しかったです

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熊本ワイン株式会社より

きくかワイナリーです。
熊本県山鹿市菊鹿町にありますが、リーズナブルで美味しいです
ブドウの品質の高さが分かる、良いバランスの辛口でした。香りも良かった。
生産が多くないのが残念ですが、まだ買えそうです。

日本ワインを久しぶりに飲みましたが、良いワインで嬉しいです


店頭のシャンパーニュ福袋はようやく残30となりました

まだ、
1等: ルイ・ロデレール クリスタル2012 1本
2等: パイパー・エドシック レア2006 2本
同2等: ジョセフ・ペリエ キュヴェ・ジョセフィーヌ2008 2本
その他:ドラモット ブラン・ド・ブラン2012 3本

出ていません
何故ここまで出ない…
謎だ

さぁ、あなたの出番です











posted by cave MITSUKURA at 18:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月15日

桃色の狼


今日は最高気温が14度もあるようです、昼間はそこそこ暖かい名古屋

でも金曜らしさはゼロかも…
ほんと、てんちょの帰り道は人がいませんよ
スーツの男性陣なんて皆無。


今年も新しいワインに触れる機会は当分なさそうです
自主的に買う事くらいしかできませんが、それもどうもねぇ
せめて店頭のワインの復習はしておこうかな、たーくさんあるし。


と言う事で、店頭にある今日のワインを紹介します

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ル・ルー・ブルー ヴォル・ド・ニュイ ロゼ2019

随分前にも一度紹介しましたが、久しぶりに19年が再入荷です。
でも、過去のブログが見つけられません、どこ行った??

このワインは、フランス、プロヴァンス産です
AOCコート・ド・プロヴァンスです。

ここが(行政区としての)プロヴァンス地方です ↓

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wikiより

マルセイユの周辺に広がるプロヴァンス地方ですが、ワイン産地としては東隣のラングドックと比べると小さめ。
アペラシオンも少ないので覚えやすいかも。
ラングドックと混同しませんように、しないって?

法的区分では圧倒的にコート・ド・プロヴァンスの生産が多く、単独のAOCとしてはバンドールベレカシスなどが有名でしょうか
(コート・ド・プロヴァンスは広大なので4つのサブリージョンがあります)
ピエールヴェールなどというマイナーなアペラシオンもありますが、てんちょ、このワインにお目にかかった事がない。

そのコート・ド・プロヴァンスですが、2017年の生産実績で90%ほどがロゼです
ほとんどロゼ
ここはロゼの一大産地として定着していますね〜

風光明媚な観光地としても世界的に人気のプロヴァンスですが、意外かもしれませんが結構な工業地帯でもあります
フランス最古のマルセイユ港がありますのでコンビナート等も盛んです。

ローマ帝国の属国として栄えたプロヴァンスでは、ワイン作りもフランス最古の歴史を持っています
行ってみたいですね。


今日のワインは、2011年創業のまだ若い蔵が作っています
蔵の持ち主はデュボワご夫妻、こんな方々です ↓

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HPより

夫妻はそれぞれ全く異なる分野の仕事をしていましたが、4人の子供が独立した後で自然と関わる仕事がしたいと思い、ローヌやプロヴァンスで農地を探していました。
ようやく2011年にプロヴァンスの、ピュイルビエという村で理想の土地を見つけ、9haの農地を購入してブドウ栽培を始めました。

ここがピュイルビエです ↓

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マルセイユからも近い、眺めが良さそう

ドメーヌ名であるルー・ブルーとは「青狼」の意味で、この村にある「狼の丘」と呼ばれる場所に因んで付けられました
ラベルにも三日月に乗る狼が描かれています。
遠吠えな感じわおーん

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栽培はオーガニック、養蜂もやっています
鴨も飼ってるみたい。
ブドウはグルナッシュ、シラー、カリニャン、ベルメンティーノなどを植えています。

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SNSより

ここでは赤、白、ロゼで、全部で4つのワインを生産していますが、
今日のヴォル・ド・ニュイは「夜間飛行」という意味です
きっとサンテグジュペリからでしょうね。

ロゼのセパージュは、グルナッシュ80%、シラー20%
(輸入元の情報が違うけど、HPに従います)

低温で収穫したブドウ(なので収穫は早朝かな)をゆっくりプレスして色を出します(ブラッシュ製法
少しだけ果皮を漬けて色合いを見たら、果汁を分離して清澄します
その後発酵、樽の使用は無し

2019年は例外なく暑い年になりました
あまりにも暑いのでブドウ樹が心配にあるほどだったようですが、雨が降り何とか凌げたようです。

これから毎年そうなるんでしょうね…
雨の減少はちょっと心配です

19年は病気もなく健全なブドウが沢山収穫できたそうで、ワインの質も期待できます

フレッシュで優しい辛口のロゼです

軽やかな酸味があって夏のランチにいい感じ、冬ならお鍋にもいいですよ
和食でも出しの邪魔をしない軽口が嬉しいですね〜

ロゼの魅力は味わいは辛口でも、香りが豊かで華やかな事でしょうか
なので香りの印象程は甘くないスッキリが多いかも

このルー・ブルーは星付きのフレンチでも採用されています、評価が高いのですよ

しかも、このロゼ、非常に美味しいのですが価格もリーズナブルなんです
2000円でおつりが来ます
いい事だらけ、素晴らしい。
白と同じように冷やして飲むのがいいです

ぜっひ、買ってみてください










posted by cave MITSUKURA at 18:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月13日

聖母顕現のお酒


今日は少しは暖かいでしょうか、名古屋も最高気温が2桁あったようです

ニュースはコロナばっかりで
愛知県に緊急事態宣言出ても、てんちょの仕事はテレワーク不可能なのです…

カーヴミツクラは通常通り、12時〜20時で毎日営業いたします



今日のワインを紹介します

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クロスター醸造所 フロイデ・リープフラウミルヒ ナーエ2019

てんちょくらいの年齢かそれ以上の方にはちょっと懐かしいワインかもしれません
もちろん、今でも好きな方はいらっしゃるでしょう。
30年くらい前に大ブームになったワインです、
このリープフラウミルヒではないですが。

ラベルの聖母子が必須ですね
ブルーボトルが素敵です

このワインは、ドイツ、ナーエ地方の白ワインでやや甘口です

このワインでなくても、リープフラウミルヒというワインは見た事、飲んだ事ありませんか??
リープフラウミルヒという名前には聞き覚えがある方が多いのではないでしょうか

この名前は「聖母の乳」という意味で、元々はラインヘッセンのヴォルムスにある聖母教会であるリープフラウエンキルヒェに因んで名づけられたワインです
ライン川のほとりで栄えたこの街にはワーグナーゆかりの聖堂があり、宗教改革の弾圧にも名前が登場する歴史のある街です。
聖母教会は今でもちゃんとあります

ヴォルムスはここ ↓

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赤い印が聖母教会の場所です。

ライン川が北上してマインツで西へ折れてるの分かりますかね??
ちゃんと見たい方は自分で地図を開くべし、地図は大事だ


で、リープフラウミルヒというワインは、本来その教会のブドウ園で出来たワインのみが名乗れるはずの名前だったんですが、周辺のブドウ畑のみならずランイヘッセンを越えてファルツやナーエにも広がって生産されるようになってしまったのです。
色んなリープフラウミルヒがあるのはこういう訳です。

みんな売れそうな名前にはあやかりたいもんです
真似っこ万歳〜

いやいや、敬虔なカトリック信者の支えですな(棒読み)


そうして1960年代にはあちこちで作られるようになったリープフラウミルヒなんですが、流石に猫も杓子も作り始めると心配なのがその品質です
人気があって、需要が供給を上回る事、甚だしい事態になってたんですね。
誰もが作りたがる訳です。

そういう背景で、1971年にリープフラウミルヒという名称に関して法律が改正されました

1.生産地域は、ラインヘッセン、ファルツ、ラインガウ、ナーエの4つの指定栽培地域に限る
2.品種は、リースリング、シルヴァーナー、ミュラー・トゥルガウ、ケルナーを70%以上使用する事
3.味は中甘口でなければならない、辛口はダメなのです。
4.クオリテーツヴァイン以上である事。
が主な規定の内容です。

今でも多くのリープフラウミルヒがありますが、全てこの法規制に基づいています

リースリングじゃなくてもいいんですよ
ラインヘッセンじゃなくてもOKなんです

因みに、マドンナっていうワインも有名ですね、あれはリープフラウミルヒの中でも本家本元の聖母教会の畑を基に作られたワインです。
19世紀はじめにオランダ人のファルケンベルク氏が購入した教会の畑は荒廃していたんですが、彼がこれを復興しました。
行方不明になってた聖母像を見つけたらしい。
リープフラウミルヒの名称使用にも寛容な姿勢であったそうです。


今日のは、ナーエ産です。
ナーエは、ナーエ川の両岸に広がる産地で、ラインヘッセンの西隣です。

以前にデーンホフを紹介しましたが、てんちょ、ナーエってやっぱりあんまりよく知らない…

作っているのは多くの醸造所を傘下に持つ、クロスター醸造所です
ファルツを中心に7つの蔵がある協同組合ですが、ここはコスパに優れた品質の高いワインを色々作っていますね。

セパージュはミュラー・トゥルガウ50% 、シルヴァーナー50%
醸造も熟成もステンレスタンクで樽の使用はなし。
アルコール度数が9%しかない、優しい口当たりのやや甘口です
ワインとしてはクオリテーツヴァインになります。

フロイデとはドイツ語で「喜び」という意味です

大変リーズナブルな価格なので、気軽にお試しいただけます
お酒に弱い初心者さんにもいいかも。
ほんのり甘口なので食事のお供にも出来るでしょう

たまにはちょっと甘いのもいいかなーという方に是非







posted by cave MITSUKURA at 18:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月10日

どちらでしょう??


今日も晴れてますけど寒い店内です
使い捨てカイロが全然暖かくないのは何故なんだろう粗悪品なのか

北陸の大雪は大変ですね、ある程度の雪は水の供給の為にも必要だとは思いますが、それにしても急に大量だと怖いです
名古屋はこのまま2月も積もらないでください、雪掻きしたくない。


シャンパーニュ福袋、全然当たりが出ません

昨日も今日も沢山お客様に来ていただいたんですが
数は多いですが、今年は当たりも増やしたんだけどなぁ
初日から2等連発だった年もあったのに…

「ホントに入ってるの??」って言われちゃいました。

本当に入ってます



あー、もう紹介したいワインない
すんません、こんなにワインあるんですけど気が乗らない。

なので、ハイ

ここで問題です

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この二つのワイン、高いのはどっち??

超初級編です

ワインのお値段を推測するには、基本的な知識はどうしても必要ですね。
特にヨーロッパのワインは知らないとさっぱり分からないので、意地悪なんですよー

で、値段の根拠となるものには、

産地
ヴィンテージ
生産者の知名度や人気
生産本数


などがありますね。

全てが絶対ではありませんが、

産地に関しては、法規制がありますので指定範囲が狭くなるほど規制が厳しくなり価格も上昇するのが普通です
ですから、「ブルゴーニュ・ルージュ」よりも「ヴォーヌロマネ」の方が高額な訳です。
(呼称では、愛知県というワインよりも名古屋市というワインの方が高いのです)

ヴィンテージも重要です
ヴィンテージには「作柄」と「熟成」という二つの面があります。

作柄に関して、ブドウは農産物ですので、その年の天候により作柄に良し悪しの差が出るのは仕方がない事です。
豊作で品質の高い年、少ないけれど質は良い年、天候に恵まれず残念な年、などその作柄によって値段は上下します。
当然、出来の良い年の方が価格は上がります。

また、熟成に関しても、ワインには飲み頃がありいい熟成をしていることはいいワインを楽しむ上で重要な要素です。
リリースしたばかりのワインよりは年数を経ているワインの方が貴重です。
ただし、古ければ絶対に高い訳ではありませんのでご注意

生産者、作り手の知名度も重要な要素です。
ワインを全然知らなくてもロマネコンティって高いよね、くらいは分かってる方も多いはず。
同じ格のワインでも、作り手の評価が高いと値段も高くなる傾向があります。
そこの逆を行って、こんなお値段でもいいよねっていう蔵を楽しんでるとすぐに人気になって値上がりするという…

生産本数に関しては経済法則のまま。
10本しかないものと100万本あるものがあって、同じ人気でスタートしても10本の方に希少価値が生まれるのはごもっともです。
サロンみたいにわざと作らない、とか止めていただきたいわ。


さて、写真を見てみましょう
これ、どっちもボルドーの赤ワインです。

ラベルをちゃーんと、しっかり読まなくてはいけません
ここが大事。

左のワインは、
シャトー・プランス・ラルケ2016 ボルドー・シュペリュール

右のワインは、
パストゥーレル・ド・クレール・ミロン2010 ポイヤック

です。

ワイン名でも察しがつきそうですが、ワインの格が違いますね。
分かりますか??

まずは産地を見てみましょう、
左はボルドー・シュペリュール、いわゆる広域ワインです。
ボルドー全体で名乗る事が出来る呼称です

右の呼称はポイヤック、メドックの中にある村で5大シャトーの多く、ラフィットやラトゥールがある事でも有名です

どちらもシャトー名の下に呼称産地がちゃんと書いてあります。

まぁ、
にょろにょろした文字が読みづらいとか、
そもそもポイヤックってなんだ?
という至極真っ当な疑問がありますけどね。

だから、「知らないと全然分からない」意地悪なフランスワイン、って言ったじゃないですか

次に、
ヴィンテージでも、16よりは10の方が古くて希少ですし、評価もいいのです

そして、
生産者に関しては、明白かも。
ラルケの蔵、てんちょ知りませんでした。
右は5級シャトーのクレール・ミロンが作ってます。そのセカンドなので、そりゃ超有名なんですわ。

ボルドー左岸に関しては本数が少ないと言う事はほとんど言われないと思います。
人気な蔵はどこもそれなりの規模で極少シャトーはありませんので。

と言う事で、
高いのは右です

左は1450円税込
右は7860円税込

簡単でしたか??

















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2021年01月09日

ニュージーランドちゃんと勉強したい


さっむーい
お店は極寒地
流石にマイナスになると冷えますね、静電気がバチバチ

皆様、風邪をひかないように気をつけましょうね

愛知県も緊急事態宣言出そうですね
「病床のひっ迫」「保健所が限界」って連日報道されてますけど、東京都や名古屋市の人口が何人いるか知ってますか??
まるで病院が10軒くらいしかないようなイメージ、保健所もまさかまだFAX&手書きじゃなかろうな。
現場の方を責めているのではありません。
昨年4月5月の事を踏まえるなら、もっと早く最悪の事態を想定して備えておくべきでは。
一律の交付金と言い、補償のない業種も多いし、政府の失策だと思うなぁ




今日からシャンパーニュ福袋の販売開始です

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袋に入れてるとバレバレなので、ポチ袋方式です

早速ご来店いただきました皆様、ありがとうございます
今の所、まだ一等も二等も出ておりません。
結構減ったかも


新しいワインがある訳ではないのですが、何か書かないとね
という訳で。

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クロ・アンリ プティ・クロ ピノノワール2017

ニュージーランドマルボロの赤ワインです
作り手は、サンセール(フランス、ロワール地方)のアンリ・ブルジョワです

2000年、ワイラウバレーに98haの畑を取得して始まったこの蔵は瞬く間に畑を増やし、2013年には早くも国際ソーヴィニョンブランコンクールで2003年ヴィンテージが金賞を受賞した実力者です。
流石、サンセールで培ったノウハウが全て生かされている訳です

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HPより、以下同様

畑の一角にある教会は1920年代に立てられたもので、今はクロアンリのウェルカムセンターになっているそうです。
ラベルにも描かれています、ワイナリーのアイコンです

10世代にも渡ってサンセールでワイン作りをしてきた皆さん ↓

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一番左が、ジャン・マリーさん。
てんちょが行った時も一日ご案内してくれました、日本に70回も来てるような親日家です
めちゃ面白いおじさまです ↓

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写真の真ん中の黒いシャツの方が多分ご長男のアルノーさんで、今のサンセールの方のご当主かな。
NZのクロ・アンリのGMでもあります。

ワイナリーはここ ↓

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毎度の縮尺、ニュージーランドがどこか分からない方はまさかいませんよね

マルボロは南島の北端で、首都ウェリントンはクック海峡を挟んだ向かいにあります。


クロ・アンリはマルボロで3つの土壌を持つ畑を管理しています。

丘の一番高い部分がウィザー・クレイ、灰色の粘土質でピノノワールに向いています。
その下部はブロード・ブリッジ、粘土質に鉄分が入って褐色の途上をしています。
ワイラウ川の川底だったグレイワッケ(この名前のワイナリーもありますね)、ここはソーヴィニョンブランです。

「我々に究極の目的はニュージーランド、マルボロのテロワールを表現したワインを届ける事。
サンセールではない固有の背景があるこの土地で自然を反映したい」


サンセールのコピーを作るのではなく、マルボロらしさを表現したいという姿勢です。
畑はビオの認証を取得。
マルボロらしさとは何だろう??

テロワールとは抽象的で分かりづらい言葉だと思います

それでも、日本特有の気候があって、その中でも名古屋と金沢は明らかに違いますよね?
そういう気温や湿度、土や風、日照、植生など色んなものをひっくるめてテロワールと言います。

ニュージーランドはこの30年で非常にワイン産業が発展しています
数多くのワイナリーが作られ、様々なワインが流通して世界でも有数の冷涼産地として認識されています。
評価の高いワイナリーもたくさんあって、ニュージーランドワインを今の内に抑えておくのはいいかも。

ニュージーランドの発展は北海道に似ています
北海道の今後を見るようなお手本かもしれません。

ちょっと見ない間にめちゃくちゃワイナリー増えてるし、マルボロ以外の産地も注目されていますし
どこもかしこも勉強だ。
よし、一回ニュージーランドワイン会やろう(春以降ね)

今日のワインは蔵の中で最もスタンダードなプティ・クロというシリーズです
ピノノワールとソーヴィニョンブランの2つだけ。

この入門編のピノノワールは樹齢の若い樹のブドウを使って作られているので、その分リーズナブルです

しかし、めっちゃくちゃ美味しいんですよ

下手なブルゴーニュよりもストレートにピノノワールの良さを表現しています
酸っぱさや青さに繋がる要素なし
甘い香りのモダンスタイルですが、口に入れて喜べること間違いなし

果実味も過剰でないし、やっぱりこの辺りは冷涼と言われる気候のお陰なんでしょうね
カリフォルニアだとこうなりませんので。

このお値段でこれならとても嬉しい
家飲みピノに是非どうぞ〜












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2021年01月05日

2021年シャンパーニュ福袋の販売します


カーヴミツクラは今日から営業しております

2021年もどうぞよろしくお願いいたします

イベントページにも載せましたが、今年もシャンパーニュ福袋の販売を致します

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今年の1等はルイ・ロデレール クリスタル2012
他にもプレステージシャンパーニュが色々あります

ハズレなし
絶対に損はしませんので、安心して買ってください

1月9日土曜日から販売します
posted by cave MITSUKURA at 16:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月31日

2020年仕事納め


雪の大晦日になった名古屋です
まだ積もってはいませんが。

今年の営業もあと3時間弱で終わりです
てんちょ、グリューヴァインでも飲んでのんびりお店番します
でへ

今年も一年ありがとうございました
新年は5日から営業いたします。

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皆様、よいお年をお迎えください〜

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2020年12月28日

父の愛を形に


12月28日、平日感のない月曜日だなぁ

暖かいとは言うものの、店内の気温は外とあんまり変わらないので寒いのです
風が吹いていないだけ
冷蔵庫のワインが店頭の物と同じくらいの冷たさなので。


来年のシャンパーニュ福袋を準備中です

1月5日の営業初日に告知しますが、販売は9日土曜からの予定です。

来年も大当たりは豪華ですよ〜
いや、ほんとに豪華なの。

是非、買いに来てください



今日はその、シャンパーニュ福袋の「当たり」から一つを紹介します

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ジョセフ・ペリエ キュヴェ・ジョセフィーヌ2008

前にもジョセフ・ペリエは紹介しましたが覚えてますか?
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20191229-1.html

このボトルは昔からこの素敵なプリントですね
ボトルに直接プリントされていますので、ラベルを取っておきたい方にはイマイチかもしれませんが。

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20年くらい前は、豪華ボトルのシャンパーニュと言えば、
これか、
ペリエ・ジュエ ベルエポック(これは文句なしの素敵ボトルでしょう)
アムール・ド・ドゥーツ(ボトルというより、ミュズレにダイヤ入り)
ジャンメール エリゼ―(今はもう違うのですが、昔は金のメタル格子だった)
くらいでしょうか。
あとなんだろ

キンキラキンで皆さんが思いつくであろう、アルマン・ド・ブリニャックは06年発売なのでかなり最近なんです。

作ってるカティア―ルはいい会社なんだけどな。
巷でのあれの略し方がどうも気に入りません
なんで「アルマンド」なんだろう、多分アメリカ向けにそうなったんだろうけど。
Armand de Brignacなのだから、フランス語なら「アルマン」だ
略すなら、ド・ヴノージュみたいに「ド・ブリニャック」だろう

「アルマンド」、「ピンドン」という単語を聞くと、何かげんなりするのです…
分かる方いますよね??

お上品な皆様はそのように表現なさいませんようにお願い致します。
ちゃんと「アルマン・ド・ブリニャック」「ドン・ぺリニヨン・ロゼ」って言いましょう


…話が恨み節になってしまった
元に戻って。

ジョセフ・ペリエはシャンパーニュの古都、シャロン・アン・シャンパーニュにある老舗メゾンです
かつての州都だったこの地には色んなメゾンがあったんですが、みんなエペルネなどに移転してしまいまして、
残ってるのがジョセフ・ペリエくらいになってしまった。

シャロンには4haの畑が認定されているようですが、格付けに言及がない。
あれ??
ランスやエペルネの様な大きな町でも88%クリュになってるんですけど。
(echelle de cru=昔の村の格付けです、100%がグランクリュ、99〜90がプルミエクリュ、あとは村名)

シャロンは比較的大きな町なのに、あんまり賑わってる感はなくて静かなんです
ここがシャロン・アン・シャンパーニュ ↓

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創業は1825年、ランスのメゾンの様に、シャロンの地下の石切り場をセラーにしてジョセフ・ペリエのメゾンは誕生しました
もうすぐ創業200年

こんなセラーです ↓

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HPより、以下同様
ランスのクレイエールと同じ

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いい眺め

初代ジョセフ・ペリエさんはやり手だったんでしょう、すぐに自社のシャンパーニュをアメリカ、ロシア、イギリス、インドなど世界中に輸出するようになって大成功します。
シャロンの裁判官であり市長も務めた人物です。

その後子孫が蔵を継いでいますが、現在は大手ティエノの傘下になっています。
今では10種類ものシャンパーニュを生産しています。

買いブドウ75%、輸出比率70%ですが、あまり詳しい数字は公開してないようですね

今日のシャンパーニュ、キュヴェ・ジョセフィーヌはジョセフ・ペリエ氏が娘の結婚式に合わせて作った特別なキュヴェです
お嬢さんの名前であるジョセフィーヌをキュベの名前にしています。
最初は特別な手書きのボトルで贅沢に金を使用していました。

万国共通で父親は娘に弱い
いや、娘想いの良いお父さんだ


その後、このキュヴェは商品として復活しましたが、特別なヴィンテージシャンパーニュとして最良年にしか生産されていません
最初が1982, 1985, 1989, 1990, 1995, 1998, 2002, 2004 そして2008と、僅か9ヴィンテージだけの生産となっています。

ブドウはグランクリュと1erクリュ以上、シャルドネ54%、ピノノワール46%
ドサージュは僅かに4.5gですが、とてもふくよかな香りと味わいです。

瓶熟が長いからでしょう、いいコクがあります
低温で湿度の保たれた暗い地下セラーで10年以上寝かせた逸品です。

2008年は特にシャンパーニュで大当たりになったヴィンテージです
どこのメゾンでもかなり張り切ってプレステージを生産していますね

ジョセフ・ペリエも例外ではなく、この貴重なシャンパーニュを楽しめるのは素晴らしい機会です
真のシャンパーニュファンはこういうキュヴェを楽しむべき。

当たった方はラッキーですね

来年のご来店をお待ちしております〜
(31日まで営業していますけど)









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2020年12月27日

丑参る


大晦日と元日はかなり寒くなるようですが、昨日今日は暖かいですね
明日で今年も一段落ですね。

年末年始のワインはもう準備できてますか??

てんちょ、まだ決めてない。
何がいいかなぁ



年始のちょっとした手土産にいいワインを二つ紹介します


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左から、
ラプラス レ・ドゥー・バッシュ・ルージュ2017
アンデゾン コート・デュ・ローヌ・ルージュ プティ・アンデゾン2019

来年の干支、丑のラベルです
2021年は辛の丑(かのとのうし)です。

では、左のワインから。

ラプラスは、フランス南西地方のワイナリーです。
マディランで有名な作り手で、今日のワインも土着品種であるタナ100%です ↓

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HPより、以下同様

マディランはここ ↓

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毎度の縮尺、これで地理感つかめなかったらかなりよろしくない

ラプラスは現在3代目、マディランのAOC取得に貢献した蔵で、最初にACマディランを販売した作り手でもあるんです
格下の産地の扱いを受けていたその土地からワイン作りの伝統をなくさないために尽力した功績があります。

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いい景色

タナマルベックと同様に南米に渡って、アルゼンチンやウルグアイでも広く栽培されています

黒い果皮と強いタンニンが特徴で、凝縮したフルボディの赤ワインになります。
単体だとあまりに濃くて強いワインになるので、メルローと混ぜて柔らかくしてる蔵もあるくらいです
ポリフェノールが豊富で循環器系の疾患になりにくい身体になるとか。

今日のワインは、AOCを名乗らないテーブルワインです。
マディランの規定から何かが外れてるんでしょうね

樽を一切使用せず、発酵も熟成も全てステンレスタンクで行います。
ジューシーな味わいに紫の外観を持つ、若々しいワインです
フルボディですが、そこまで強くはありません。

ドゥーバシュルージュとは「2頭の赤い牛」という意味です。
ラベルにも赤い牛が2頭、描かれていますよね

おせちなどの和食よりは、お肉に合わせるのがいいでしょう



では、右のワイン。

これもフランスワインですが、産地はコート・デュ・ローヌです

アンデゾンはエステザルク協同組合に加盟するドメーヌで、自社ワインのアンデゾンを作る一方で、組合にブドウを供給もしています。
エステザルクは加盟が僅か10のドメーヌだけで構成される小さな組合です。

エステザルクはアヴィニョンの西、8キロくらいの場所、北にはタヴェルがあります

ここです ↓

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アヴィニョン、ニームは分かりますか

アンデゾンのオーナー、ヤンピエトロさん ↓

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HPより、以下同様

アヴィニョンとポン・デュ・ガールの間にあるこの土地で、グルナッシュやシラー、ヴィオニエなどを栽培しています。

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肥沃そうな表土ですね

牛のラベルのワインをいくつも作っていますが、これは牛の力強さがワインの個性を表しているという考えです

今日のワインは蔵で最もリーズナブルな物で、シラーが3分の2、残りがグルナッシュです

安価ですが非常にいいコクがあり、人気です
こちらも醸造。熟成はステンレスタンクのみ、果実味が豊かなまろやかタイプです。
嫌いな人はいないであろう、良いバランスです

お正月の手土産にどうでしょうか??












posted by cave MITSUKURA at 18:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月25日

今年のワイン達


今日で仕事終わりの方も多いでしょうか
車がめちゃくちゃ多い

それでも、あと6日足らずで今年が終わるとはどうしても思えない

今年は本当に何もできない一年でした
生産者は来日しないし、展示会や試飲会もほとんどないし、お店のイベントもできないし
いい事なし…
戻るのに2,3年はかかるだろうなぁ…



皆様、今年一番のワインは何でしょうか?
まだあと数日ありますけど

てんちょ、一つに決めるの難しいです。
どれも良かったなぁ

今年のワイン会を振り返ってみましょうか

抜粋ですが

コロナ感染予防には十分配慮致しましたが、集まり自体に批判がある事も承知しております。
何事もなく、これまでこられて良かったです。
これからも気をつけて過ごしたいと思ってます。


まず、
世界のフルボディ赤ワイン会

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意外とそこまで辛くなかった
どれも流石の出来栄え

マグナム会

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グリュエが1万円しないのにとてもいい香りと味
ボングラン

格付けマイナーボルドー会

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質に文句はないのですが、みんな同じ方向を向いてて、こうなると異端児が欲しいかも

アンドレ・クルエ会

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レインボー
ジャン・フランソワ、名古屋に来てくれないかなぁ

ベルデ・ボンデ シャトー・シャロンと四川料理

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昨年のシャトー・シャロンのスピンオフです
やっぱり美味しい料理があると格段に楽しいです
また行きたい

ロゼと四川料理

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なのに、わたくしは欠席という悲劇
来年リベンジしたい

デーンホフとハマグリの会

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ハマグリが贅沢過ぎるほど出てきて満喫しました
ドイツワインの辛口を和食に合わせるのもいいですよ

アルヌー・ラショー会

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一度に飲むと理解が早い、そしてまだ全然若かった
こういう時はグラスが好きなだけ使える店内がいいかも

アルバリーニョ会

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やってよかった、夏にぴったり。
極少人数でした
アイテムを変えてまたやりたいです

ポルロジェ・バックヴィンテージ会
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こちらも極少人数で。
熟成したシャンパーニュはやっぱりめちゃくちゃ美味しいです
香りと余韻がすばらしい

パカレ2018会

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来年もビュルとコンドリューは買えるだけ買いたい

ヴィレーヌ、ブースロン縦飲み会

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とても有意義でした、アリゴテの良さを熟成の可能性がよく分かりました

デュガ・ピイ バーティカル会

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クール・ド・ロワの縦飲み、面白かった

そして、ヌーボー2020

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今年は暑かったので一層凝縮してますが、どれもいい感じ
毎年の銘柄、来年以降にも期待したいです

やっとできた、ブルゴーニュ試飲会

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人数限定でしたが、来年もできたらなーと思います

ベガ・シシリア バルブエナ会

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イタリアンにスペインワインを持っていくという暴挙
しかもお店に丸投げ〜
美味しかった、ワインも料理も。
マジで定例会にしたい

ラフィット会

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やっぱり難しいラフィット。
うーん、若い
でも飲んでよかった


と、なんだかんだ結構飲みましたか。
レストランに行けばマリアージュが楽しいですし、ワインだけで飲めば集中して向き合えるし。
どっちがいいか、いつも迷うところ。

本来はお食事と共に
、がいいでしょうね
でも、修行も必要なんです

来年も用心しつつ、ささっとワイン飲みたいです。



今年はもう新入荷ないですが、
まだ1週間、毎日営業しています












posted by cave MITSUKURA at 18:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月20日

どれを入れよう


お店が寒い
明日は冬至ですね、今年もあと10日ちょっと。


ブルゴーニュは雪景色になってます ↓

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Dominique Mugnuret SNSより



今日も泡関係ですが、ちょっと違う物を紹介します

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ミュズレ・プレート

綺麗ですね

皆様、ミュズレってご存知でしょうか?
シャンパーニュのコルクを止める蓋です

これ ↓

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フランス語でMuzulet=ミュズレと言うのです
元は「栓をする」「封をする」という意味のmuselerという単語です。

18世紀後半に、コルクガラス瓶の使用によって飛躍的に流通するようになったシャンパーニュですが、ミュズレが発明される前はコルクを麻紐で止めて蝋で固めて栓をしていました
ですが紐が切れたり、カビが生えたりと難点もあったようです

そこで、問題を解決すべく、ジャクソンの2代目が1844年に金属の蓋とワイヤーでコルクを止める方法を発明しました

ジャクソンは1級ディジーにある老舗メゾンです、クリュッグが独立前に働いていた事でも有名ですね
創業は1798年、古い蔵です。
ナポレオンに贔屓にされた事でメゾンとして大きく発展しました。

ディジーは特級アイから西へちょっと行ったところにあります、広大な敷地を囲む塀にJACQUESSONとデカデカと書いてあるのですぐ分かります。

ジャクソンはミュズレ以外にも、二次醗酵前のワインの糖度を測って気圧をコントロールする事により、瓶熟中の破裂を劇的に低減させることにも成功した等、功績が色々あります

今でも1%程度は熟成中に割れてしまうそうです、割れた瞬間に近くにいるととても危険です。
昔のセラーで働く人達は、目がつぶれていたり、顔に傷があったりととても危ない仕事をしてたんですよー
(その代わり、割れた瓶を持ち帰って売却することが許されていました、ガラスが貴重品だったので一種の危険手当です)

そして、最大の功績はミュズレの特許を取らなかった事です

これによって周りの作り手がみーんなミュズレを採用することが出来ました

ジャクソンのセミナーでご当主が「何故、特許を取らなかったのかは不思議に思う。当時、蔵は大変な時期だったので(当時の当主が急逝、直後に売却されます)特許どころではなかったのかもしれない」というお話をされていました
結果としてはとても良かったのでは。


そんなミュズレ、集めている方も結構多いのではないでしょうか
ミュズレを変更したり、いくつかのシリーズで出してる蔵もあるので集め甲斐があると思います。
てんちょも気に入ったのは集めてますよ〜

ミュズレボードは大きいとお値段も高くなるのですが、これはお手頃価格でいいですよ

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シンプルで綺麗なデザインなので、飾る場所を選ばず、どこにでも置けそうです

作っているのは京都の工房シラタさん
ご縁があってカーヴミツクラでも販売することになりました。

12個入るので、お気に入りを厳選してはどうでしょうか??










posted by cave MITSUKURA at 15:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月18日

山吹色のゴルフボール


飲食店さんがみんな時短営業の告知を行ってますが悲しすぎる
この1週間が一番の稼ぎ時なのに…

「勝負の3週間」なんて、全然そんな空気じゃなかったように思います



今日も泡をご紹介します

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ニコラ・フィアット パルム・ドール ゴールドエディションNV

今日も限定品です

パルム・ドールはニコラ・フィアット最高のシャンパーニュです

しかも、今日のは従来のパルム・ドールではなく、キンキラキンの黄金色バージョンが限定販売になったんです

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これはヴィンテージではないNVです。
ベースワインが2005年との事。

普通のパルム・ドールはヴィンテージシャンパーニュなので、現行品だと2008年なんです。
これ ↓

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黒真珠をモチーフにシャンパーニュの泡を表現してるらしいです。
が、
てんちょ、ゴルフボールにしか見えません

パルムドールとは、カンヌ映画祭のグランプリに与えられる名前でも知られていますが、「黄金のヤシの葉」の意味で最高の栄誉を表す単語でもあります



ニコラ・フィアットは有名なのでご存知の方が多いでしょう

蔵の所在地はエペルネから東に車で10分のグランクリュ、シュウイイにあります
集落から少し離れた丘の上に巨大な工場が建っていますが、それがニコラ・フィアット社です。

敷地も広大です。
てんちょ、駐車場離れたところに停めちゃって歩くの大変だった

2019年の訪問ブログはこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20190610-1.html

昨年の限定ボトルはこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/470662702.html

年間生産本数9900万本、シャンパーニュ最大の協同組合CMです

57%が国内消費で、フランス国内の支持も確かです。
なんせ、13年連続でフランス国内最高販売を記録してるくらいですから

CM、ってお分かりでしょうか?

シャンパーニュの生産者は全て、シャンパーニュ委員会の認可を受けて販売することが義務付けられており、業態別登録記号と言うのがあるんです
(シャンパーニュ委員会の組織も複雑になってますねー、その内説明しましょう)

それが今日のニコラ・フィアットではCMなのです。

このアルファベット2文字の略字は、Cooperative de Manipulation(コーポラティヴ・ドマニピュラシオン)を表し、協同組合の事です。
栽培者が集まって一つのブランドを作ってるのがこれに当たります。
ボーモン・デ・クレイエールやマイイも同じです。

似たようなものにRC=Recoltant Cooporateur(レコルタン・コーポラチュール)がありますが、こちらは発酵タンクや瓶熟のセラーなどの設備を共有しますが、作るシャンパーニュは栽培家それぞれの名前になります。

一番有名なのが、NM=ネゴシアン・マニュピュランです
自社畑に加え、買いブドウを足してシャンパーニュを生産する形態で大手メゾンは全てこちらです。
モエ・エ・シャンドン
ヴーヴ・クリコ、の様な巨大企業から、フィリッポナやポルロジェの様な中堅、または小規模会社など多くの登録があります。

シャンパーニュのパラドックスというかアンビバレンツな点ですけど、
生産者は15000もあると言われているのに、上位20くらいの銘柄で流通の90%以上が占められている、という「偏り具合」がすごい
残りの10%足らずに、めちゃめちゃ多くの小さな銘柄がひしめき合っているという現状です

で、ネゴシアン・マニュピュランの反対に自社畑のみでシャンパーニュを造るのがRM=レコルタン・マニュピュランです。
小規模の家族経営がほとんどです。

後は少ないですが、
SR=ソシエテ・ド・レコルタン、と言って同族のグループ会社で作る形態があります。
昔はアンドレクルエがこれでしたが、買いブドウをしているためにNMへと変更しています。
行っていることは規模の小さいCMと同じなのですが、設立由来が異なるために区別されてきました。
もういらない形態かも。

そして、
MA=マルキ・ダシュテール、ホテルやレストランなど顧客の名前で生産販売される銘柄につけられる記号です。
ランスのNMであるジャカールがホテル「リッツ」の名前でシャンパーニュを作っているのがこれに当たります。

最後に、
ND=ネゴシアン・デストリビュトゥール、という物がありまして、これが最も手っ取り早くシャンパーニュを販売する方法です。
お金と時間がない人はこれ。

これは出来上がったシャンパーニュを買って、自分のラベルを張る(若しくは張ってもらう)という物です。
MAが最初に販売名ありき(なのでブランドイメージに合わせて細かく作る)なのに対して、こちらは出来上がったシャンパーニュありきなので、あまり中身にこだわりがないというか、とにかくお値打ちに作りたい会社には最善のやり方です。

あと、R=レコルタン、という孤高の?農民が作ってたものがありましたが、現在はとっくに廃止されています。
流通があるという話ですが、てんちょはこれまで見た事がありません。

というように、現在、Rを除いて7種類の業態記号があり、そのあとに続けて認可番号が書かれています
これはラベル表記が義務付けられていますので、どのシャンパーニュでも絶対に書いてあります。

ほら ↓

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まぁ、とにかく小さな字ですので、あまりちゃんと見てる方は少ないでしょうね

話が逸れましたね

パルムドール・ゴールドエディションは、ピノノワールとシャルドネが半分づつブレンドされています

ヴェルジーやアンボネイなどからピノノワールは100%がグランクリュであるのに対して、シャルドネがちょっと興味深いのです

シャルドネも97%がシュウイイ、アヴィズなどのグランクリュなんですが、3%だけ、モングーという村のシャルドネがブレンドされているんです

モングーって知ってる方少ないだろうなぁ・・・
クリュの格付けでは80%の最下位なんです
(今、これに大した意味はないっちゃない)
小さな村で作り手も20軒ありません。

ここです ↓

モングー.png

トロアの西10キロくらい
ランスを入れようとすると、こんな縮尺になってしまう
ここはどこから行っても遠いぞー

このモングーのシャルドネを入れる事によって、グランクリュだけよりも力強さが表現できるらしいのです
へー

NVと言えども瓶熟14年以上の傑作です
美味しいだろうなぁ

透明のオリジナルバッグに入れられますのでプレゼントにもいいですよ〜












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2020年12月16日

雅なスプマンテ


名古屋はが積もらず、ほっとしました
しかし、いきなり寒いですね

愛知県全体で時短営業になっちゃいましたが、年末年始にかけて急にそんな事言われても、っていうお店が多いでしょうね
今年は暗いなぁ。



それでも、気分が華やぎそうなワインを紹介します
プレゼントや年始のご挨拶にも使えますよ〜

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ボッテガ 雅-MIABI スプマンテ・ブリュットNV

限定品です

ボッテガは見た事ある方が多いと思います
このキラキラのボトル ↓

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今、店頭にゴールドがない
自分が映ってる💦


ボッテガはイタリア、べネト州にあるワイナリーです

創業者のサンドロ・ボッテガさんは父親がグラッパ職人だったのですが、自分の代で会社を創設、当初は拘りのグラッパを扱う会社として大きくなりました
今ではスプマンテをはじめ、他のワインも沢山の生産があり、4つのワイナリーと巨大な物流倉庫を持つ大会社に成長しています。

そんなボッテガから、限定で発売されたスプマンテが今日のワインです

東京手書き友禅作家小倉隆氏とコラボレーションしたデザインのボトル
小倉氏の代表作である染帯「フォンテーヌブロー」の柄をモチーフにした図案を小倉さんが手書きで仕上げ、それを元にスリーヴァボトルに仕上げられています。

細かくてきれいな図案、艶消しのボトルはガラスじゃなくて陶器の様です

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箱もつや消しの凝った作りです

なんだか、特別な焼酎でも入っていそうな風情ですが
中身はれっきとしたスパークリングワインです
開けて驚き、みたいな。

ブドウはピノネロ100%、シャルマー方式です。
フルーティでややコクありの辛口です。

MIABIはミヤビとアルファベット表記する時にイタリアではYの発音をしないためにAと表記してあるのです

本当はこれ、今年のオリンピックで日本を訪問する外国人に向けて企画されたそうなのですが、オリンピックが延期になっちゃったんで

それでもお正月の手土産には最高です
気が利いていますよ







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2020年12月14日

てっぺん飲む


昼間、一瞬ですが白い物が舞っていたような…
寒いのは仕方ありませんが、は降らないでぇぇ

段々と店頭の温度と冷蔵庫の温度が変わらなくなってきましたので、冷えてるワインをお求めの方は店頭の物でも十分ですよ



今日はワイン徒然です

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ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト

左から、
サガR ボルドー・ブラン2018
ポイヤック レゼルヴ・スペシアル2016
シャトー・デュアール・ミロン2011
カリュアド・ド・ラフィット2011
シャトー・ラフィット・ロートシルト2012
シャトー・リューセック2005


5本の矢で有名なラフィットグループ、ボルドーのみならず今や世界中に進出してます

スペインのマカン
アルゼンチンのカロ
チリのロス・ヴァスコス
中国のロンダイ


どのワインもいいですね、流石のお金持ち〜
フランス語だと「ロートシルト」とは聞こえないですけど。

ロスチャイルド家の歴史はワイン以外でもよく知られています、。
元は神聖ローマ帝国時代の金融業者(要するに金貸しですが、ユダヤ人にできる仕事は限られていたの)で王侯との取引により財力を増し爵位をもらってます。
一族では代表的な存在である、18世紀のマイヤー氏の5人の息子たちがオーストリアやイギリス、フランス、イタリアへ移住しました。
これが5本の矢の起源です。

ロスチャイルド家とワインの事を知るにはこの本がいいですよ ↓

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ロスチャイルド家と最高のワイン ヨアヒム・クルツ 日経BP

あ、絶版してますかね
いい本ですので是非。

今日はエリック男爵の方、5本の矢では5男ジェームスの家系です。
(因みにムートンがイギリス系のナサニエル、2003年にラベルになってた方です)

で、ワインですが。

サガR ボルドー・ブラン2018

サガは「伝説」のSAGA,です
ソーヴィニョンブラン70%、セミヨン30%のボルドーブレンドですが、ヴィンテージニョって違います。
タンク発酵、澱と共に熟成ですが樽は不使用です。
スッキリした軽やかな辛口。

ポイヤック レゼルヴ・スペシアル2016

ラフィットとデュアールミロンのブドウも一部使われています。
コスパはこれが最高かも
カベルネソーヴィニヨン70%、メルロー30%
温度管理のタンクで発酵後、6割だけ樽で熟成させています。

シャトー・デュアール・ミロン2011

カリュアドの方が格下と言うべきかもしれませんが。
飲む順番に迷うところ。

メドック格付け4級。カステジャ家が所有していたこのシャトーを1962年にロスチャイルド家が取得しました。
その後、ブドウ樹を植え替えたり畑を広げたりとかなりの改革を行っています。
カベルネソーヴィニヨン75%、メルロー25%
7月の多雨、9月の雹など心配もありましたが、健全なブドウが収穫できた11年。
新樽50%で14ヶ月熟成

カリュアド・ド・ラフィット2011

1級ラフィットのセカンドワインです。
カベルネソーヴィニヨン55%、メルロー39%、カベルネフラン3.5%、プティヴェルド2.5%

ラフィットのブドウ畑全体から1級のラフィットになるのは僅かに30%と言われています。
その選別に漏れたワインの内、更に半分以下がセカンドのカリュアドとして発売されます。
区画の中の「カリュアド」という丘の名前を取ってつけられています。

シャトー・ラフィット・ロートシルト2012

これぞボルドーの頂点、間違いなく一等賞です
エリック男爵曰く「裸の地球を天国に変えてくれる」存在です。

この年はカベルネ比率が高い、
カベルネソーヴィニヨン91%、メルロー8.5%、プティヴェルド0.5%
春から雨が多く、多湿な夏で病気の心配がありました。
ラフィットは健全なブドウだけを厳しく選別しています。
新樽100%で18ヶ月熟成のフルボディ、です。

くー、感動できるか
勝負だ。

ラフィットはDRCよりもずーっと難しいワインだと思う
同じ回数飲んだとして、ラターシュに10回感動したとしても、ラフィットは2回かも知れない

ラトゥールやオーブリオンみたいな分かりやすさもあんまりない、っていうか。
親しみがない、っていうか。
難しい時は本当に難しい

でも、その分、感動する時は爆発的にうまいです
ブルゴーニュなくてもいいんじゃないかっていうくらい(いや、いりますけどね)


シャトー・リューセック2005

こちらはソーテルヌの貴腐ワイン、グランクリュ1級。畑はイケムの隣。
極甘口です。
セミヨン90%、ソーヴィニョンブラン8%、ミュスカデル2%
多くの赤ワインで大当たりとなった05年ですが、ソーテルヌでは水不足が顕著になった年です。
文句なしの甘露飴、紅茶キャンディでしょう。

店頭にもヴィンテージ違いであるワインもありますので、お試しください〜
























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2020年12月13日

これこそ唯一無二のピノノワール


名古屋のGOTOも停止になりそうですね…

明日から一層寒くなるようですし、
風邪をひかないように気をつけましょう



今日は、昨日の超リーズナブルワインと正反対の高級希少ワインを紹介します

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クロ・ド・タール1996

お、間違えて99の写真撮っちゃった
ちゃんと96もあります。


96年なのでモメサンって書いてもいいですけど。

ピノノワール100%、ブルゴーニュの赤ワインですよ

今時、大変珍しい96年
蔵出しの正規品なので来歴・状態は完璧です

とは言え、今の入荷なんでお値段がね…6桁ですよ

クロ・ド・タールを知らないブルゴーニュワイン通はいないでしょう

ここはモレサンドニ5つのグランクリュの内の一つです
しかも、後の4つとは違い、モノポールです

地図みてください ↓

クロ・ド・タール.png
HPより、以下同様

クロ・ド・タールは他のブルゴーニュのドメーヌとは違い、クロ・ド・タールの畑だけを所有し、クロ・ド・タール(とセカンド)だけを生産する非凡な蔵なのです

他にもモノポールの畑を所有する蔵で、例えば、DRCがありますよね。
この、ドメーヌ・ド・ラ・コマネ・コンティという蔵は、ロマネ・コンティも作っていますが、エシェゾーやコルトンもある訳です。
ですが、クロ・ド・タールはクロ・ド・タールという唯一つのワインしか作っていません
(繰り返しますが、セカンドのフォルジュがありますけど、ブドウを取る畑は同じ)

これはとても珍しい事です

名前の付いた畑(区画)を他人とシェアすることなく単独で持っていて、そこから取れるブドウだけで1つのワインしか作らない、ってブルゴーニュでは通常では考えられない特異な状況です

そんな、クロ・ド・タール。
起源は1141年に尼僧院である、シトー派のタール修道院が開墾した事に拠るようです。
(まぁ、ブルゴーニュの銘醸畑はみーんな修道院が持ってましたので、中世は教会にしかお酒の生産と販売が許されてなかったですし)
その後1791年までずーっと、650年間もこの修道院が所有して来ましたが、フランス革命によって没収されます。

それを買ったのが、DRCのオーナーでもあったマレ・モンジュ家です。
(マレ・モンジュはブルゴーニュワインの歴史上、非常に重要な地位を占めています。
ロマネ・サンヴィヴァンやプスドールなど、名だたる畑やドメーヌはここ絡みも多いのです)

マレ・モンジュは1791年から1932年まで所有した後、マコンのモメサンに売却します。
更に2018年、モメサンから正式にフランソワ・ピノー氏(ボルドーのラトゥールのオーナー)に売却されました。
そして今に至る、という長い歴史があります。

その間、畑は一度も分割される事なく受け継がれていて、これもすごい事です。
ずーっとモノポールのまま
(フランスでは子供に均等相続が法定なので、大抵の畑は相続で分割されるので細分化するのが必至です)

来年で880年、開墾が平安時代って、全然想像つきませんが

余談ですが、フランソワ・ピノーさんってば、シャトー・グリエやアイズリー・ヴィンヤードなど、世界中ですごい蔵ばっかり買ってます。
多くは後継者不在の為など救援的買収なんですが、ラトゥールの技術や財力を背景に一層の品質向上が実現してるようです
まー、裏を返せば、それも価格高騰の一因かも


クロ・ド・タールはモレサンドニのど真ん中にあります
ドメーヌも通りの真ん中、畑も中心。

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畑は7.53ha、名前の通りクロ(塀)に囲われた一塊の区画ですが、一部無くなっていた塀を2006年に復元したそうです
樹齢の高いブドウ樹はビオディナミ農法で管理されています。

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この畑は通常のニュイの畑が斜面の上から下へ(つまり東西方向へ)植樹されるのに対して、斜面に平行に南北に列をなすようになっています。
確かに斜面に向かって、左右に列があるのは珍しい。
東西方向の方が日当たりは良さそうですし。

なんでも、地下組成によるらしいですが地質の話はとても複雑です。
一つには土砂の流出を防ぐためでもあるそうです。

こんな感じ ↓

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2017年の訪問時、曇ってる

17年もいいブドウがなってました ↓

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そんな名門のクロ・ド・タールからバックヴィンテージが入荷したのが、今日のワインです

他にも9901があります。
数が少なくて、店頭にも1本とか2本しか来てませんが
それにお値段はご立派

クロ・ド・タールは90年代と2000年初頭、2010年以降でスタイルが全然違うんです

2003年なんかは真っ黒のフルボディですが、90年代はそうでもない赤みの差した透明なスタイル、10年以降もナチュラルでエレガントなようです

果実味豊かなリッチピュア

樽バリバリの抽出濃い目

ナチュラルなエレガントスタイル
と、
変遷してるのは、他のドメーヌでも同じかな

どちらにせよ、クロ・ド・タールが嫌いな人はそうはいないでしょう

飲んでみないと分からない、でも気軽に飲める値段じゃない。
困ったもんですね。

2001年は来年成人式の方への贈り物にもできますよ

いや、二十歳で飲むには勿体ないので、色々と経験を積んでから飲むのをお勧めします

引退前にシルヴァン・ピティオさんに会ってみたかったなぁ…









posted by cave MITSUKURA at 15:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月12日

南アの固有品種と言えば


来週は気温が下がって冬らしくなるそうですね
嫌だなぁ…
は降らないでぇー


12月も半ばですね、色々入荷もあるので順番に紹介します
今日はこれ、超お手頃な赤ワインです

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リベルタス ピノタージュ2019

南アフリカの赤ワインです
店頭にありますけど、写真は輸入元から拝借しました。

ピノタージュと言えば南アの固有品種と言っていいほど、代表的な品種です

このワイン、何度かラベルも輸入元も変わっていますが、てんちょ20年くらい前によく飲んでました
昔も美味しくてコスパ最高でしたので、お店でも使ってました。

生産者はディスティル社、南アのウエスタンケープ州、コスタル・リージョンにあります
巨大な会社なんです

ここでも過去に、結構南アのワインは取り上げてますが、同じくウエスタンケープ州のワインでした。
覚えてますか??

ロージアン・ヴィンヤード貴腐ワインはこれ ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/477882271.html

こちらはサザンライト ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/477478370.html

上記、過去ブログの二つはケープ・サウス・コースト地区ですが、今日のワインはコスタル地区で隣同士です。
一番有名な伝統産地であるステレンボシュの隣に、(所属する地区名は違いますが)エルギンがあります。

てんちょもこの辺り、あんまりちゃんと整理できてないなー
いい地図がないのが残念


ディスティル社は2000年に二つの会社が合併してできた新しい会社です
一つはSFWという南アワイン最大の協同組合、もう一つはスピリッツなどを生産するディスティラーズ・コーポレーションです。

SFW時代からのネダバーグには見覚えのある方もいるのではないでしょうか??
これ ↓

ディスティル社.jpg

ディスティラーズ・コーポレーションの創業者であるアントン・ルパート博士は、南アのワイン産業の近代化に大きく貢献した人物です。
彼はエドモン・ロートシルトと共にコラボワイナリーであるエドモン&ルパートを作っていて、現在も運営されています。
南アのワインの歴史では必ず登場する重要人物です。

ディスティル社はワインとスピリッツ以外にも、農業、教育、芸術などいろいろな分野で若者を助け、活動しています
大会社だけあって、作ってるワインやお酒の種類もめちゃめちゃ沢山あります
シードルやフォーティファイドもあるし。
それなのに、会社全体で輸送や生産管理までサステイナブルに取り組んでいます、すごいですね。

でも、あまり畑や醸造の情報がないですねぇ

ピノタージュは1925年にステレンボッシュ大学のアブラハム・イツァーク・ペロルド教授によって新しく交配されて生まれた品種です

ピノノワールサンソ―を交配した物なんですが、サンソーはフランスのローヌ地方で栽培され、別名をエルミタージュと言ったので、両方の名前を合わせてピノタージュとなったんです

栽培が始まった当初は香りが良くないと不評だったんですが、醸造技術の向上などにより徐々に名声を回復して、今では南アを代表する品種となっています。


今日のリベルタスも柔らかくまろやかですよ

ステンレスタンク発酵でタンクで熟成していますので、樽の風味はありません。
それがピュアで透明な果実のアロマを豊かに感じさせてくれます

魅力は価格でもあります
これで税込1000円以下です。

品種の勉強にも良いですし、気軽に飲むデイリーワインにもとてもいいですよ〜
是非お試ししてください













posted by cave MITSUKURA at 17:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月10日

西海岸からクリスマスプレゼント


今日は静かですー
何故だろう…


今の季節にピッタリなワインを紹介します

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クロ・デュ・ヴァル クリスマス限定ボトル
リース・ジンファンデル2012
スノーマン・ジンファンデル2019

これ、ボトルにエッチングがしてあるんです
彫って色が付けてあるのでとても素敵

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毎年、クロ・デュ・ヴァルから発売されるこのボトル、サンタクロースもあるんですが、うちの店頭にはこの2種類だけ。
二つともカリフォルニアのジンファンデル、赤ワインですよ。

本当はこっちが表です ↓

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クロ・デュ・ヴァルはご存知でしょうか??
ナパでも屈指の老舗ワイナリーです。

設立は1972年、ボルドーのワイン商であるバルトン&ゲスティエの一族であったジョン・ゴーレと妻のヘンリエッタによって作られました。
クロ・デュ・ヴァルとはフランス語で「谷間の畑」の意味です。

二人は世界で最も優れたカベルネソーヴィニヨンでワインを作るべく、2年の歳月をかけて世界中を調査、遂にナパのスタッグスリープにその土地を発見しました
丘が連なる正に谷間の畑です。

この蔵はすぐに脚光を浴びる事になります

1976年に開催された「パリ試飲会事件」で、名だたるフランスワインを抑えて赤のトップにカリフォルニアワインが選ばれたんです。

この試飲会では、有名なワイン評論家が集まり、フランスのグランヴァン(ムートンやモンラッシェなど)とカリフォルニアワインをブラインドで飲み比べるという物で、最初は誰もがフランスワインの圧勝だろうと考えていました。
しかし、開票してみると意外な展開に。

評論家達が高得点を付けたワインはことごとくカリフォルニアワインだったことが判明して、みんな顔面蒼白になったそうです。
天下のフランスワインが負けるなんてぇぇ―、という訳。

詳しくはこの本が良いですよ ↓

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パリスの審判 ジョージ・M・テイバー 日経BP

この時に出品されたのが、最初のヴィンテージとなったカベルネソーヴィニヨン1972です
トップはスタッグスリープ1973でしたが。
(スタッグスリープという場所にスタッグスリープというワリナリーがあるので、ちとややこしいかも)

その10年後に行われたリターンマッチでは、見事、クロ・デュ・ヴァル1972が1位に選ばれています

それから50年弱、クロ・デュ・ヴァルは進化し続けています
スタッグスリープにある最初の畑に加えて、ヨントヴィルラザフォードなど、その周辺にも拡大。
近代的で清潔な設備を備えた素敵なワイナリーになっています

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HPより

あー、行ってみたい

今日の二つのワインは輸出用のエッセンス・シリーズというお手軽なラインです
フレンチオーク熟成なので香りが豊かです。

12年はいい感じですが、19年はまだ少し若い
ジンファンデルらしいスパイシーさが味わえます。

ワインを飲み終わっても飾っておきたいようなボトルです

クリスマスプレゼントにも最高
ちゃんとオリジナルボックスもついています

本数はそんなに多くないのでお早めにご来店ください〜






posted by cave MITSUKURA at 18:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月08日

ラベル変えないで


このところずーっと晴れ続きの名古屋です
気温が下がると乾燥が心配。

11月よりも12月の方が静かなんじゃないかという雰囲気
あと3週間で2020年が終わるとはとても思えませんね



今日のワインを紹介します
貴重なバックヴィンテージです。

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ミッシェル・ラファルジュ ヴォルネイ1erクロ・ド・シェーヌ2005

このエチケットが好き
紋章が素敵


フランスワインの05年は2000年以降で最初の大当たり年です
ブルゴーニュも同じ。

ただ、今では全然残っていませんが
そんな数少ない05年が今回入荷、もちろん正規品です

ミッシェル・ラファルジュは知名度も評価も高い作り手だと思います
昔からブルゴーニュを飲んでる方の方がお馴染みかもしれません。

ニュイばっかり見てる輩は知るまい

てんちょ、昔はヴォルネイよりもポマール派だったので、なんとなくヴォルネイワインに親しみがありませんでした

シャープで透明なヴォルネイよりも、重厚で肉厚なポマールが好きだったんです。
シャトー・ド・ポマールゴヌーをいいなーと思ってました。
パランも好き

カーヴミツクラに来て、ようやくじっくりとヴォルネイを飲む機会が増えて、
なーんだ、すごく美味しいよね
と改心しました

と言う事で、ヴォルネイ。

ヴォルネイはシャンボルやヴォーヌロマネが評判になるよりもずーっと前、15世紀の中世から品質の高い赤ワインの産地として宮廷では珍重されていました
マルタ騎士団や修道院の所領もあり、「ヴォルネイの赤ワイン」はきっと甘美な響きだったに違いない。
今でも、モンティーユやダンジェルヴィーユ、プスドールなど有名な蔵が沢山あります。

女性的、と言われるボディは柔らかで透明感が高く、熟成すると果実と下生えの香りが複雑に交ざって…美味しい物が多い

AOCの認定は早くて、1937年
赤ワインだけが名乗れる名称です

何も分からなければヴォルネイを選べばよい
という格言もあるくらい確かな評価です。


地理的にも北にポマール、南にムルソーと挟まれたヴォルネイは、ボーヌ、ポマールと続いて赤の銘醸地です。

ムルソーに一部サントノの畑があり、ここはヴォルネイの名声にあやかって赤ならヴォルネイ・サントノ、白ならムルソー・サントノと、同じ畑なのに名前を変えるカメレオンな区画もある、それだけヴォルネイの赤の評価が良かったという事です

こんなです ↓

ヴォルネイ.png
ブルゴーニュワイン委員会より

さほど広くない村ですが、半分弱が1級です
プルミエクリュって30もあるんですよ。
いくつ言えますか?? 

今日のクロ・ド・シェーヌも1級です。
スワソン・ウヴレやキュヴェ・カルノなど、物語を持った由緒正しい区画がいくつもあって、それぞれの話が楽しいですよ
調べてみても良いかも。


ようやく本題。
ミッシェル・ラファルジュは、1800年代に遡ることが出来るこの地の古いブドウ栽培家で、婚姻によってラファルジュ家の名前でドメーヌを興しました。
戦前の1930年代から元詰めをしていた数少ないドメーヌの一つで、60年には全量を元詰めしていたそうで、これはかなり早い取り組みです。

トロ・ボーもかなり早くから元詰めしていましたけど、先見の明があったんでしょう、あとはワイン作りを人任せにせずに
自分でやりたかったんでしょうね

1970年以前は、ブドウを作る人とワインを売る人は明確に線引きがされていて、ブドウ栽培家はワイン商にブドウを売るものでワインは作らない、ワイン商は買ったブドウでワインを作るのが主で自分の畑を持つ事は重要ではない、と考えられていました。
今では考えられないくらいのきっぱりとした分業が成り立っていたんです。

そういう時代に全部、自分でやるというのはかなり大変で特殊な事だったに違いないです。

そして、現在、まさか、どちらともがお互いの領域へ進出することになろうとは。
当時の人達に、自社畑を増やそう、元詰めしましょうと言っても寝言だと笑われそうですね

ミッシェル・ラファルジュの名前は現当主フレデリックさんの父、ミッシェルさんが蔵を継いだ1949年からでいいのかな。
情報が少ない…

ミッシェル氏は彼の父を継いで一緒に仕事をしていましたが、ヴォルネイ村の村長も務めた人物で周りの信頼もあつかったそうです。
ヴォルネイの評価の向上に貢献した人物です
残念ながらミッシェル氏は今年の1月に91歳でお亡くなりになりました。

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WINEREPORTより拝借

現当主のフレデリックさんは2000年にビオディナミに転向、今ではデメターの認証を取得してます。
奥様一緒に蔵を仕切っています。

ミッシェル・ラファルジュの代表は、モノポールのクロ・デ・シャトー・ド・デュックでしょう
(公爵=デュックの屋敷があったんですね、誰の事かな、よく分かりません)

上の地図の2です、見えますかね。
ドメーヌの真後ろです。

これかなぁ、この写真は東向きですね ↓

ラファルジュbg-accueil.jpg
HPより

って、HPはこれだけ…

ヴォルネイには「クロ」が多い
みんなちゃんと囲われています。
それだけ大事にされた区画が多いって事です。

今日のクロ・ド・シェーヌもいい1級畑ですよ

この区画はムルソーより、斜面の上ですね。
樫の森の下に広がっているので、この名前が付いたんでしょう(Chene=樫)


ラファルジュでは発酵は完全除梗で行われます、低温浸漬はせずに自然に任せていますが、過剰な抽出になっていない所がすごい
新樽の使用を極力抑えた自然なアロマを重視しており、まさにピュアなワインと言った感じ。

近年はこんなに暑いのに、よく真っ黒にならないでおけるなーと意外なくらいです

誰にでも分かる、シルキーな果実味

それでも出荷から2,3年経って初めて現れる香りを待った方が良い
ピュアで早くから楽しめますが、それを備えたままでもう一段回進化するのがラファルジュの魅力です。
濃いワインでなくても華麗に熟成する、良いお手本です

05ならきっといい感じに熟成してるでしょう

二本足(鳥の事)のジビエなんて言いですね〜
白肉の鳥よりも赤い肉の鳥にしてくださいね

やっぱり、良いワインには美味しい料理が欲しいですよね〜














posted by cave MITSUKURA at 19:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする