もう8月も下旬ですが、暑さは変わらず

ハワイやカナダの
山火事も大災害になってますね…
大規模でなくてもスペインやカリフォルニアでも山火事が定番になっていて、わが生涯にはもはや氷河期は無縁だ

今日は新しいワインを、自分の勉強も兼ねて紹介します

クレッシェア エステート レイノソ・ヴィンヤード カベルネソーヴィニョン2017
このワインを飲んだ事があるという方、一人でもいらっしゃいますかね??
てんちょ、初めて扱いました。
もちろん飲んだ事ありません

今日のワインは
カリフォルニア、ソノマの赤ワインです

ワイナリーの設立は
2016年、とても新しい蔵です

ですが、オーナ夫妻のブドウ栽培歴は1994年から始まっています。
こんな方 ↓

HPより、以下同様
オーナーの
ジョー・レイノソ氏は、シカゴの株のトレーダーとして成功した方で、故郷のカリフォルニアへ戻り、ソノマに200haの畑を購入したのがスタートです

(一族はメキシコ移民だそうです)
こういう
トロフィーワイナリーってカリフォルニアには結構あります。
ただ、レイノソ氏の家族親類はセントラルコーストにおり、若い頃をそこで過ごした彼は
農業の手間や苦労は良く分かっていたとのこと。
94年に購入した畑で栽培を始め、2000年からはソノマで有名なワイナリーにブドウを卸していました

こういう時には取引先の名前は決して挙がりませんが、気になりますねー

そして、2016年についに自社ワイナリーを設立、自分達のワインを作り始めたという訳です

最初から評判が良くて、規模が小さいのでいつでもあるという訳には行きませんが。
クレッシェアとは、音楽記号の
クレッシェンド=段々大きく、の動詞なんだそうで、
春夏冬二升五合みたいな感じでしょうか

(あきない、ますますはんじょう)
敷地ではブドウ栽培だけでなく、リンゴや柑橘類も育てていて、野生のミツバチや七面鳥までいるそうです(野性の七面鳥ってコワイ)

ワイナリーはソノマの
ガイザーヴィルの北にあり、畑はアレキサンダーバレーのレイノソ・ヴィンヤード、ロシアンリバーバレーのリッチー・ヴィンヤード(ソーヴィニヨンブランが植わる珍しい区画)、その南のプラット・ヴィンヤード(シャルドネが有名なかつてのキスラーの隣)、の3つの畑があります。


今日の赤ワインは、醸造所(エステート)のあるレイノソ・ヴィンヤードのブドウで作られています。
2017年は、
Cabernet Sauvignon 84%
Merlot 12%
Petit Verdot 2%
Syrah 2%となってます(年によってブレンドは変わります)
うーん、現地HPでも
200ドルですね

日本で買ってもほぼ同じだわ。
手摘み収穫の後で選果、カベルネはコンクリート発酵槽、他はステンレスタンク発酵。
3日低温浸漬して発酵は15日、MLF後に新樽85%で33ヶ月熟成。
17年はアルコール度数14.6%(ですが18年は15.5%)
光学式のソーターを導入してるそうで、お金あるよね〜
資金的に余裕があるので、エントリーレンジのワインを作らなくてもいいって言うのは、消費者には利点なのか

それにしても
濃そうですねー
年産202ケース(2424本)しかありません
他のシャルドネやピノノワールはもっと少ないです

限定品です。
カリフォルニアの高額ワインを作る、小規模なブティックワイナリーって沢山ありますが、知らない銘柄や飲んだ事ない銘柄がまだまだ一杯で、全然勉強も体験も追いつきません

このクレッシェアもそうしたワインの一つです。
そう言えば
コルギンの蔵出しバックヴィンテージも来たけど、
軽く6桁越えてますので、そうそう気軽にお試し出来ませんし

こういう、
いかにもカリフォルニアっていうのはあってもいいかなと思います

濃くて、最初から最後までぎゅうぎゅうのフルボディ、甘くて変化は少ないけどいつでも満点の金太郎飴的ワイン

(飲んでないので、おそらく、ですが)
個人的には好みではありませんが、需要も多いですし、
良いブドウじゃなければ絶対作れないですから。
お値段は諭吉3人でお釣りがくるくらい

流石の高級ワインです。
ステーキ屋さんなら完璧なマリアージュになるだろう

岩塩多めの羊でもえーなー
数本しかないですが、お試しください
posted by cave MITSUKURA at 15:29|
日記
|

|