2023年09月08日

グッドルッキング


台風13号の影響はほぼなかった名古屋です。
雨も今日はほとんど降っていません

アルザスのマルセル・ダイスでも収穫がスタートしました ↓

ダイス.jpg
SNSより

特級マンブールの畑、混植なので白ブドウと黒ブドウが混ざってるのがいかにもダイスです
美味しいワインになって欲し〜

ダイスのグランクリュはラベルも素敵。




素敵なラベルと言えば、店頭では、少し前に紹介しました、イタリア、シチリア島のドンナフガータの新しいロゼを買ってみました

ドンナフガータ.jpg

ドンナフガータ ドルチェ&ガッバーナ ローザ2021

かわいー
見た目は100点
(味は不明、樽なしの短期熟成ですが)

ワイン法的にはDOCシチリアです。
セパージュは、ネレッロマスカレーゼ、ノチェッラ(配分不明)
どちらもシチリアの土着品種です

女性にプレゼントしたら絶対喜ばれるでしょう







posted by cave MITSUKURA at 17:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月07日

西へ勉強しに行ってきました


今日はお休みですが、大阪へ試飲会とセミナー参加のためにきています🚅
今月は試飲会が色々ありますので、出来るだけ参加したいと思ってます。

久しぶりのリッツカールトン。


4.jpg
やっぱり豪華ですねー

意外と空いていたような…

 
試飲も大盤振る舞い⁉️
シャンパーニュを中心に70種類は出てます🍷
久しぶりに人気のレコルタンをいくつも飲めて、スタイルを復習できた💪

比較試飲として他社のワインも出てるんですが、

フィリッポナ
ポルロジェ
ベルエポック ロゼ
が飲めた。

エグリウーリエも3種類
ジャクソンも2種類
他も沢山飲めました。


後半はセミナーに参加しまして、シャンパーニュのテロワールを掘り下げ、主要な村の特徴など詳しい解説がありました。


7.jpg

途中でブラインドが3つもありまして‼️


3.jpg

シャンパーニュ4種
シャンパーニュを含めてクレマンやチャコリなど7種
シャンパーニュ3種とイギリススパークリング3種

全部泡

はじめの二つは全問正解とは行かなくても、納得の正解でした💮🆗

ですが、最後のシャンパーニュとイギリススパークリングが全然わからなかった😭💦
全部美味しいのですよ

シャンパーニュだと思ったのがイギリスで、
イギリスだと思ったのがシャンパーニュだったり、そんなのばっかりでした😱🥺
あらー


新しく輸入開始になるサセックスのラスフィニー

6.jpg

ここも他業種で成功したご夫妻が満を持して始めたワイナリー。
2年かけて土地を探し、海からすぐの場所を見つけたそうです。
さらに最初の5年ほどは瓶熟に時間をかけていて収入なし。
流石、資金は余裕です

シャンパーニュと同じ白亜の石灰岩の土壌がある南イングランド、地球の表土で石灰岩が現れるのは僅か2%しかないそうです

どこにでもある訳ではない土壌に、温暖化による気候の変化でイギリスでも十分にブドウの生育が可能になったことが重なり、最近は南イングランドではスパークリングの新しい銘柄が続々誕生しています。

このラスフィニーの土壌は特に珍しくて、石灰岩にシレックスが混ざっています ↓

5.jpg

こんなの初めて見ました

いい香り、きれいな酸、長い余韻

やっぱりイギリスのスパークリングってレベル高い⭐️

そして、値段も高い

とても良い経験になりました🆗🍷






posted by cave MITSUKURA at 14:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月05日

白もあります


ボジョレーやシャンパーニュでは収穫が始まりました。
2023年は多少のベト病や雹の被害があったようですが、まずまずの良いヴィンテージとなるでしょう

多くのドメーヌでは収穫人の確保に苦労してるみたいです
募集の広告をよく見かけました。
収穫人もそうですが、サービス業の人手不足は世界共通の悩みですねぇ



さて、店頭にはシャンパーニュのサロン2013が入荷して来ました

毎度のたった3本です。
値段が…
176000円税込
こ、これは飲み物の値段なのでしょうか
うーん




最近ワインの事を書いていませんでしたので、今日はこれを紹介します
普通のお値段です

クーレーヌ CHATEAU-DE-COULAINE-LES-PIEDS-ROTIS-scaled.jpg

シャトー・ド・クーレーヌ シノン・ブラン レ・ピエ・ロティ2020


フランス、ロワール地方の白ワインです

シノンは圧倒的に赤が有名ですが、白もロゼも認定としてはアリ。
しかし、シノンのロゼって見た事ないですねー

いや、ある
ナントのレストランでクーリー・デュティーユのシノン・ロゼ飲んだわ
日本には輸入がなくて残念、ロゼのシノンは希少だよ。

白ですら全体の4%ほどしか生産がありませんので。

赤とロゼははカベルネフラン主体、白はシュナンブランのみです。

シノンはロワール川の支流のビエンヌ川のほとりにある町です。
AOCとしてのシノンはこの町を中心に20以上の地区に広がっています、ワイン産地ではブルグイユの南に当たります。

シノン↓

クーレーヌ.png
主要都市のトゥールから南西にあるシノン(赤い丸)
赤いピンはシャトー・ド・クーレーヌの場所です。
紫の丸で囲んだブルグイユやソミュールも著名なAOCです。


シノンは小さな町ですが、ジャンヌダルクがシャルル王太子に謁見したシノン城があるので、観光客もそこそこ訪れる場所です

それなのに、シノン城っては廃墟も同然で、屋根はないし、壁も朽ち果ててます…
ロワールでは修復すべきお城が多すぎて、手が回らないんだそうです。
勿体ない。

今日のワインを作っているシャトー・ド・クーレーヌは、1470年建立のお城です。
築550年以上 ↓

クーレーヌ 20201118_153421-scaled.jpg
HPより、以下同様

流石、古城の地域です
シャトーのオーナーは、この地で16代目のご当主夫妻、ワインを作って4代目です。

こんな方 ↓

クーレーヌ garance-tatiana-jean-denis-de-bonnaventure-172.jpg

今日のシノン、白って珍しいと思って買ってみました
シュナンブラン100%

ラベルの紋章が由緒正しさを物語っていますね

シャトー・ド・クーレーヌでは94年から栽培をビオロジックに切り替えていて、この地では最初の取り組みだそうです
600リットルの大樽で発酵&熟成させています。

レ・ピエ・ロティって「焼けた足」って事ですが、畑のある丘の名前だそうです。
日当たりが良さそうです

11ヶ月澱と一緒に熟成させていますので、結構黄色い、綺麗な黄金色です
元々酸が強いシュナンブランですが、このワインは酸味とコクのいいバランスを保っています。

冷やせば爽快に、温度を挙げれば厚みが増すでしょう
流石、「百面相」のシュナンブラン。
使い勝手が良さそうです

トゥーレーヌと同じ様に美味しいです
価格もお手頃、野口君3人で余裕です。

今の季節にもおすすめです〜














posted by cave MITSUKURA at 16:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月02日

マラソンとワイン飲みの両立は可能か


結局、一昨日のスーパーブルームーンは見られませんでした
テレビで綺麗な映像を見ました。


さて、皆様、いきなりですが、
今日は何の日でしょう?

毎日、何かしらの「○○の日」なんでしょうが。

今日はメドックマラソンの日です

コロナで休止されていましたが昨年から復活してます

HPによると、参加者は8500人限定、参加費は96ユーロ(1ユーロ160円として15360円、前夜祭などのイベントは別途)
制限時間は6時間30分です。
成績優秀者への表彰はもちろん、仮装優秀者にも表彰があります

現地の午前9:30スタートなので、これからです(今、日本時間14時)

コースは42.195キロで、ポイヤックを出発して南下、サンジュリアンで折り返して北上、サンテステフで折り返してゴール。
マルゴーには行かないんですね(今年だけ?)
8の字を描くようなコースです。

昨年の写真(公式HPより) ↓

2022_16c_ym_Medoc-J3_152.jpg

2022_16c_ym_Medoc-J3_354.jpg

途中に何か所かある、degustation(試飲)やpetit dejeuner(朝食)のマーク
牡蠣があるけど、ちょっと怖いね…


15年くらい前は真剣に参加を計画してたんですが、診断書の提出や、宿をとるのが個人では結構大変だったので断念
流石にこの時期はホテルも激込みなんです。

仮装は花魁と落武者のつもりだった
↑ 走れませんね

もう年齢的にもやりません(やれません)が、行ってくる人いませんか?








posted by cave MITSUKURA at 14:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月31日

アルファベット書いてますか


今日で8月もお終い
今年もあと4ヶ月、しかない


今は晴れてますが、帰り道ではスーパーブルームーン見られるかなぁ
(曇りの予報です)



今日は大した内容じゃありません

皆様、ウィスキーって知ってますよね?
知らないって人はいないでしょうけど

大雑把に言えば、麦やトウモロコシから作られた蒸留酒で樽熟成してる物、がウィスキーです

スコッチ
アイリッシュ
バーボン
カナディアン
ジャパニーズ


等、産地によって呼び名と規定がある(ないのもある)訳ですが。


では、皆様。
ウィスキーってアルファベットで書いてみて下さい

Whisky でしょうか?

はたまた、

Whiskey ですか?

これ、どっちも正しいのです


てんちょ、これだけウィスキー飲んでおきながら(しかも業界人なのに)知りませんでした。
↑ ダメじゃん

恥ずかしー

先日、とあるバーで、教えてもらいました
知識豊富なマスター、全然偉ぶった所のない方で尊敬してます。

Whiskyはスコットランド(イギリス)の綴りで、Whiskeyはアイルランドの綴りなんだそうです

一例(画像は日本語公式HPより拝借) ↓

ウィスキー btl-product-tgl12.png
スコッチ

ウィスキー original-bottle.jpg
アイリッシュ

従いまして、アメリカやカナダでは、イギリス系の移民の蒸留所はWhiskyとなり、アイルランド系の所ではWhiskeyとなる訳で。
新大陸にはどっちもあります。

日本ではWhiskyで、イギリス式です。
マッサン(ニッカウィスターの創業者の竹鶴政孝、朝ドラになりましたね)がイギリスで勉強してるからですって

愛好家には「知ってて当然」でしょうか。


いやー、知らない事ってまだ一杯あるんだよなぁ
私的には、今回の無知はちと恥ずかしい気がしました

でもね、何事も一番ダメなのは知ったかぶりする事だと思ってます













posted by cave MITSUKURA at 13:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月29日

絶滅危惧種はワインにもある


週末は9月になると言うのに、
いつまでも暑すぎる

もー、ビール飲んでも飲んでも、全部汗になっておる


ワインは依然として高いし

ブルゴーニュルージュが1万円って、信じられない高さだし
ボルドーのジスクールのロゼが美味しかったのでまた買おうと思ったら、7000円って、うそでしょ
(前は2500円くらいだった)
更に10月からまたもや値上げです




今日は飲んでないけど、ちょっと変化球なブルゴーニュワインを紹介します

エドモン・シャルモー サシー.jpg

エドモン・シャルモー コトー・ブルギニョン サシー2022

この白ワイン、何だかわかる方いますかね??

今日のワインはブルゴーニュの北端、グランオーセロワの白です(辛口)

オーセロワはシャブリの隣、と言えば分かりやすいかと思います

こんな位置関係です ↓

グランオーセロワ地区.png
矢印のシトリーという町に今日の生産者のエドモン・シャルモーがあります


グランオーセロワはシャブリ以外のヨンヌ県のワイン産地を包括する地名です。

ブルゴーニュ・コートドーセールという広域のAOC(赤白ロゼ)が比較的著名かな。
赤だけのイランシーというAOCもあります。
ソーヴィニヨンブランだけで作る白のサン・ブリもこの地区です。

グランオーセロワ地区はコートドールのワインが余りに高騰してしまった事で、まだお手頃な価格のワインが残る地域として、今とても注目されています
北にある事で、気候も涼しく、繊細なワインが温暖化の進む最近では喜ばれるスタイルになってます

グランオーセロワ地区には馴染みのないAOCもちょろちょろありまして ↓

ブルゴーニュ・コートドーセール(既出)
ブルゴーニュ・クーランジュ・ラ・ヴィヌーズ(未知の名前だわ)
ブルゴーニュ・シトリー(シトリーという町の周辺)
ブルゴーニュ・コート・サンジャック
ブルゴーニュ・エピヌイユ(赤とロゼのみ)
ブルゴーニュ・トネール(白のみ)

コートドーセール以外はほぼ見ません
昔エピヌイユのワインを飲食店時代に売ってたなー(遠い目)

ところで、今日のワインは、コトー・ブルギニョン(bourguignons=カタカナ表記が微妙)ですが、
一般的にこのAOCでは白ワインは、
シャルドネ
アリゴテ
ムロン
ピノグリ
ピノブラン

で作る事になっています。

ですが、今日のワインはサシ―100%なんです

このブドウ、ご存知の方はいますか?

サシ―という品種はイタリア原産のブドウで、中世の修道院によってこの地に植えられ広まりました
13世紀の記録が残っているそうですが、サシ―という地名が品種の名前の由来になっています。
(トリサリエという別名もあります)

ですが、大半はシャルドネに取って代わられてしまい、現在絶滅寸前の品種なのです

このブドウを絶やさないように、エドモン・シャルモーでは栽培を続けているという訳です
今日のワインの様にサシー100%のワインはごく僅かしかなく、とても珍しいんです。

ラベルに CUVEE OUBLIE の表記アリ
忘れられた品種って事かなぁ


実は、コトー・ブルギュイニョンというAOCには前身がありまして、元はグランオルディネールと言っていました。
そっちの方が馴染みのある方もいるのでは

そのグランオルディネールは絶滅しそうな品種を認定する事で、栽培を存続させようという思惑もあって制定されたのです
そこにはちゃんとサシーの名前も入っています(Mesures transitoires=経過措置として、になってますけど)

「Bourgogne Grand Ordinaire の特徴は絶滅が心配される品種を使っていて、その存続を保障したことである」
ブルゴーニュワイン委員会より抜粋

へー、知りませんでした

お、政令にはプリムールもあるって書いてある
政令長くて難しいのでじっくり読めません(そもそもフランス語だし)


さて、肝心のワインですが。
まだ飲んでいないので分かりません
(すんません)

資料やHPに拠れば、柑橘のフレッシュな酸味とスパイスの香りがあるらしい。
発酵も熟成もタンクで樽は使っていません
牡蠣や山羊のチーズに合わせるのがオススメだそうです
なるほどね

ブドウの写真もないし、名前だけでは何とも分かりませんが

お値段は普通です(野口君3人とチャリン)
店頭にはとりあえず飲んでみたくて1本だけあるんですが、取り寄せますので興味のある方はお申し付けください

ブラインド会に持っていくと顰蹙を買う事請け合い
分かってたまるか


てんちょも飲んでみよ















posted by cave MITSUKURA at 17:50| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月27日

フェラーリ飲んでフェラーリを応援する?


名古屋の中心部は2週続けてお祭りです
まだ暑いのに…


今日の未明の世界陸上をライブで見てた方、いますか?

リレーが残念だったようですが、未だ見られていない、わたくし

5000メートルの田中さんも淡々とした表情で記録を出してますねー、まだ20代前半ですし、今後にも期待されるだろうなー

やり投げの金メタルもすごい快挙ですね
また、あの北口さんがとても好感の持てる人柄で、可愛いわ(完全におばさん視線)




お知らせです

9月24日(日)に鈴鹿サーキットでF1決勝が開催されるのに合わせて、現在表彰台でのスプマンテファイトに使用されるフェラーリの特別なパーティがあります

フェラーリナイト.jpg

フェラーリナイト
9月21日(木)18:30開場 19:00スタート
18000円税サ込
ビュッフェ
フェラーリ飲み放題


フェラーリ社(ワインの方ね)の社長、マッテオ・ブルーノ・ルネッリさんも来日参加します

12リットルのフェラーリが飲めます
トップキュヴェのジュリオ・フェラーリのみ、お一人1杯で2杯目からは有料になるそうです。
詳しくは上記のリーフレットを参照ください。

おそらく2時間程度かと思われます

参加希望の方はQRコードからお申し込みください。
って、小さすぎー

参照できるサイトがない
集客したいなら、そういうとこ、ちゃんとやって欲しいなぁ
日欧商事さんに問い合わせするしかないのかな。


カーヴミツクラはご紹介をするだけで、責任は負いませんのでご了承ください。
内容につきましてはご参加者各自にてご確認をお願いします。

F1の情報はこちら(鈴鹿サーキット公式HP) ↓
https://www.suzukacircuit.jp/f1/

…新しいドライバーが全然分かりません
地上波放送もないので、触れる機会がない

大昔、アーバインがs字を外からパスしていったのにはびっくりしました(記憶が古すぎ)
そして、どちらかと言えば2輪のレースの方が好き







posted by cave MITSUKURA at 14:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月21日

知る人ぞ知るフルボディかな


もう8月も下旬ですが、暑さは変わらず

ハワイやカナダの山火事も大災害になってますね…
大規模でなくてもスペインやカリフォルニアでも山火事が定番になっていて、わが生涯にはもはや氷河期は無縁だ



今日は新しいワインを、自分の勉強も兼ねて紹介します

クレッシェアcresceri-claret-750ml-web-1591679181581.png

クレッシェア エステート レイノソ・ヴィンヤード カベルネソーヴィニョン2017

このワインを飲んだ事があるという方、一人でもいらっしゃいますかね??

てんちょ、初めて扱いました。
もちろん飲んだ事ありません


今日のワインはカリフォルニア、ソノマの赤ワインです

ワイナリーの設立は2016年、とても新しい蔵です
ですが、オーナ夫妻のブドウ栽培歴は1994年から始まっています。

こんな方 ↓

クレッシェア Barn-Open.jpg
HPより、以下同様

オーナーのジョー・レイノソ氏は、シカゴの株のトレーダーとして成功した方で、故郷のカリフォルニアへ戻り、ソノマに200haの畑を購入したのがスタートです
(一族はメキシコ移民だそうです)
こういうトロフィーワイナリーってカリフォルニアには結構あります。

ただ、レイノソ氏の家族親類はセントラルコーストにおり、若い頃をそこで過ごした彼は農業の手間や苦労は良く分かっていたとのこと。
94年に購入した畑で栽培を始め、2000年からはソノマで有名なワイナリーにブドウを卸していました
こういう時には取引先の名前は決して挙がりませんが、気になりますねー

そして、2016年についに自社ワイナリーを設立、自分達のワインを作り始めたという訳です
最初から評判が良くて、規模が小さいのでいつでもあるという訳には行きませんが。

クレッシェアとは、音楽記号のクレッシェンド=段々大きく、の動詞なんだそうで、
春夏冬二升五合みたいな感じでしょうか
(あきない、ますますはんじょう)

敷地ではブドウ栽培だけでなく、リンゴや柑橘類も育てていて、野生のミツバチや七面鳥までいるそうです(野性の七面鳥ってコワイ)

ワイナリーはソノマのガイザーヴィルの北にあり、畑はアレキサンダーバレーのレイノソ・ヴィンヤード、ロシアンリバーバレーのリッチー・ヴィンヤード(ソーヴィニヨンブランが植わる珍しい区画)、その南のプラット・ヴィンヤード(シャルドネが有名なかつてのキスラーの隣)、の3つの畑があります。

クレッシェア LocationMap_37x60cm_Crescere_WEB.jpg

クレッシェア T7A5219.web_.jpg

今日の赤ワインは、醸造所(エステート)のあるレイノソ・ヴィンヤードのブドウで作られています。

2017年は、
Cabernet Sauvignon 84%
Merlot 12%
Petit Verdot 2%
Syrah 2%

となってます(年によってブレンドは変わります)

うーん、現地HPでも200ドルですね
日本で買ってもほぼ同じだわ。

手摘み収穫の後で選果、カベルネはコンクリート発酵槽、他はステンレスタンク発酵。
3日低温浸漬して発酵は15日、MLF後に新樽85%で33ヶ月熟成。
17年はアルコール度数14.6%(ですが18年は15.5%)

光学式のソーターを導入してるそうで、お金あるよね〜
資金的に余裕があるので、エントリーレンジのワインを作らなくてもいいって言うのは、消費者には利点なのか


それにしても濃そうですねー

年産202ケース(2424本)しかありません
他のシャルドネやピノノワールはもっと少ないです
限定品です。

カリフォルニアの高額ワインを作る、小規模なブティックワイナリーって沢山ありますが、知らない銘柄や飲んだ事ない銘柄がまだまだ一杯で、全然勉強も体験も追いつきません
このクレッシェアもそうしたワインの一つです。

そう言えばコルギンの蔵出しバックヴィンテージも来たけど、軽く6桁越えてますので、そうそう気軽にお試し出来ませんし

こういう、いかにもカリフォルニアっていうのはあってもいいかなと思います

濃くて、最初から最後までぎゅうぎゅうのフルボディ、甘くて変化は少ないけどいつでも満点の金太郎飴的ワイン
(飲んでないので、おそらく、ですが)

個人的には好みではありませんが、需要も多いですし、良いブドウじゃなければ絶対作れないですから。
お値段は諭吉3人でお釣りがくるくらい
流石の高級ワインです。

ステーキ屋さんなら完璧なマリアージュになるだろう
岩塩多めの羊でもえーなー

数本しかないですが、お試しください











posted by cave MITSUKURA at 15:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月18日

ハイボールはお好きですか


8月も後半ですが、一体いつまでこの暑さは続くのでしょう
早くも、来年も猛暑が続くとの報道を見て、げんなりしてます


そろそろ秋の業界試飲会の開催案内がちらほら来ていますが…

どぉして同日に複数あるのぉぉx

各社、良さげな日が同じなんでしょうけど。
身体は一つ、しかも空いてるとは限らないし
どうしようか悩む。



ところで、巷で噂の、サントリー 山崎ハイボール缶を飲んでみました

山崎ハイボール.jpg

まりもっこりは昔の北海道土産(懐かしい?)
660円かぁ、安くはないですが山崎は人気ですしね。

自分で作るよりもドライに仕上がってると思います
ネットではプレミアムが付いて1000円とかで売ってますねぇ

先に発売になった白州のハイボール缶もですが、結構な生産数があるのにプレミアム価格になってしまってると簡単に買えませんー
それでも欲しい人がいるからなー


てんちょはハイボールならCC(白ラベルで十分)が好きだな
個人的にはシングルモルトよりはブレンド派です

角も美味しいですが、角すらも品薄なんですよね






posted by cave MITSUKURA at 17:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月17日

王室ワイナリー


台風7号の被害がなくて幸運な名古屋ですが、未だ猛暑です
今年は辛いなぁ



今日はこのワインを紹介します

でもね、まだ飲んでおりませんし、以前に扱った事もないので、どんな味か全然分かりません
残り数本になってて気になったので買ってみました

何だか、野生の勘が美味しかろうと告げていたんですよ
だは

シャトー・ド・ケー.jpg

シャトー・ド・ケー カオール マルベック2016

フランスのシュッドウエスト(南西地方)の赤ワインです
マルベック100%

ボルドーの南(東)に広がるシュッドウエストですが、小さな産地が点在しています。
カオールはその中では知名度が高い産地です

シュッドウエスト map_sw-02.fw.png
フランスワイン事典より

赤い丸がカオールです(丸はてんちょが加筆)
ガロンヌ川の支流のロット川沿岸にあるのがカオールの町です。

カオールは赤ワインのみ、マルベックが80%以上でなければなりません
タナと並んで、黒ワインなどとも呼ばれ、フルボディで抽出の濃いワインが多いですが、最近はアルコール度数が上がりすぎて飲みつかれるので、エレガント路線に切り替える所も多そうです



シャトー・ド・ケーは、ここカオールで18世紀のシャトーを元にしたワイナリーです
1974年にデンマーク王室のマルグレーテ女王陛下とヘンリク王配殿下が購入し、デンマーク王家の所有となりました。
現在、お二人のご子息のフレデリック皇太子殿下が受け継いでます。

へー、ロイヤルワインだ

CAYXで「ケー」と読むんですね
由来が知りたい。

シャトー・ド・ケーdomaine-viticole.jpg
HPより、以下同様

シャトー・ド・ケーchateau-de-cayx-famille-royale-danemark.jpg

とてものどかで静かな田舎です

赤白ロゼと結構色んな種類のワインを生産していますね

所有する畑は全部で21ha、80%がマルベックです
あとの20%はメルローやタナです。
が、シャルドネの白も作ってますがこれは買いブドウなのか???
よーわからんな


ところで、マルベックって別名(シノニム)でAuxerrois=オーセロワって言いますけど、
オーセロワと言えばアルザス(ロレーヌ)のピノブランもそう呼びます
綴りも同じなんですよね。

マルベックの別名はCot=コットとも言います

知ってました?
てんちょ、オーセロワと言えばアルザスの白のイメージだわ
二つのオーセロワは全然別物で、そもそも黒ブドウと白ブドウだし

なぁんで、こんな似た名前になってるんでしょうねー




さて、今日のワインは2016年ですし、もう良い飲み頃なのではないでしょうか
フルボディじゃなさそうですので、個人的には惹かれす

樹齢35年の区画、ステンレスタンク発酵の後にMLF、新樽で熟成最低1年。
新樽なんですね
「シルキーですがスパイシーでもあり、凝縮したタンニンがチェリーと良い相性」だそうです。

お料理はがいいみたいです。
鴨肉のチェリーソース、ええね
4本足じゃないのね…

3000円とちょっと、3本しか残ってなかったです
誰か一緒に飲みませんか〜





posted by cave MITSUKURA at 18:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする