2022年04月03日

セミナー満席になりました


寒い

昨日、フランスではランスやボーヌでも気温2度や4度で同じく寒い、しかも雪降ってました

がーん、ブドウの芽は大丈夫だろうか…


4月19日火曜のルイ・ジャドセミナーは満席になりました
申し込みいただきました皆様、ありがとうございます。
これ以降はキャンセル待ちになりますが、お店までお問い合わせ下さい

また明日〜
posted by cave MITSUKURA at 16:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月01日

ルイ・ジャドセミナーやります


今日から4月
Poisson d’Avril(フランスのエイプリルフール)ですが、特にユーモアないです


フランスではブドウの萌芽が始まっています ↓

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ニコラ・ロシニョールSNSより

こうなると心配なのが、です

ボルドーのテュヌヴァン氏(シャトー・ヴァランドローのオーナー)は畑に扇風機を準備 ↓

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SNSより
これで風を起こして、空気を混ぜる事で霜が降りないようにするんですって。




イベントページに、ルイジャド テイスティングセミナーの案内を載せました

一般の方はまず飲んだ事がないであろう、バレルサンプルが4つも出ます

バレルサンプルとは、現在樽で熟成中のワインで、瓶詰めして出荷される頃の味やポテンシャルを見込んで予約するために用意された物です。
未発売のワインなので、将来を予想して飲んでみるといいですよ

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↑ ジャド独自の1級ワイン、ボーヌ・プルミエクリュ オマージュ・オー・クリマ2015も出ます
(写真は2018ですが)

バッカスの周りにブレンドされている10のクリマ名が書いてあります。
あなたは何個分かりますか??
2015はもう売り切れていますので、これも貴重です

4月19日火曜日なので、すぐですが、是非皆様のご参加をお待ちしております

お問い合わせもお気軽にどうぞ〜





posted by cave MITSUKURA at 18:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月30日

ラングドックセミナーのおすすめワイン


今日は暑いくらいの日差しの名古屋です
花粉がめっちゃんこ飛んでますが(「めっちゃんこ」って死語?)


明日で3月も終わりますね、早いなぁ・・・
4月にはセールやろうかなと思っていますが、なーんにも準備してなくて
これから頑張ろうかな、と
どーしよ



今年度最後のブログは、このワインを紹介します
先日のセミナーでもとても好評でした。

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ジェラール・ベルトラン シャトー・ロスピタレ グランヴァン・ルージュ2018

フランス、ラングドックの赤ワインです
AOCラ・クラプ

凝縮したフルボディです
セパージュは、シラー60%、ムールヴェドル19%、グルナッシュ12%

ラングドックの巨大ワイナリーグループを持つジェラール・ベルトランさんは、元ラグビー選手でフランス代表にも選出された有名選手です
彼は父親がワイナリーのオーナーだったこともあり、引退後はナルボンヌ近郊のブードゥナックにある、そのワイナリーに戻ってワイン業に従事する事になりました。
そこは、シャトー・ド・ヴィルマジューというドメーヌでAOCコルビエールに属しており、現在でも生産を続けています。

ベルトランさんのお父様のジョルジュさんは残念ながら彼が22歳の時に鬼籍に入ってしまったのですが、ジェラール氏が今でもその意思を着実に実現させているのは間違いないでしょう

ジェラール氏は27歳の時に、自家ドメーヌも含めたジェラール・ベルトラン社を設立、安ワインの産地と言うレッテルから脱却すべく精力的に周辺ドメーヌを買収し、
土地の特質を反映したワインファンが探し求めるようなワイン作りを進めます

ラングドックワインの評価を高めた功労者として、現地では大変尊敬されているそうで(情野さん話)、こういう過程はバローロやプリオラートでもそうですが、実際に畑仕事をしてブドウといつも向き合ってる生産者だから出来る事なんだと思います

現在、傘下には16のワイナリーがあり、その内半分以上でビオディナミに転換していて、今後は100%を目指しています。

このビオディナミに関して、セミナーでの情野さんのお話しでとても印象に残った事があります

ジェラール・ベルトランがビオディナミに転換したのは、ワインを美味しくするためではない。
自然を子供たちに残していきたいと思ったからだ。


これは、ビオディナミやオーガニックを安直に健康志向に結び付けている人には是非考えて欲しい意見です

実際、健康第一ならお酒飲むのはやめた方がいい人も多いし、コンビニや携帯電話が日常にある我々の生活で、何故ワインだけを取り上げて「健康」「健康」って言うのか不思議でなりません
無農薬なんてそう簡単に言えません、やる苦労は大変です

これまで一度も風邪薬を飲んだ事ない方や、病院に行った事ない方ってまずいないと思います。
例えば、ソーセージに添加するソルビン酸ボツリヌス菌の発生を抑制するので、これによって食中毒が劇的に減ったのは事実です。
農業に過度な農薬はやめた方が良いと思いますが、なんとなくイメージだけで言ってる人が多いような…

化学物質を極力排除する生活を否定はしませんが、不便や苦労もそれなりにあるでしょう。



さて、今日のワインですが、
シャトー・ロスピタレDOラ・クラプと言う産地を名乗っています

ラ・クラプと言う場所は、地中海に近い場所です。トー湖があるマイセイヤン周辺です。
(マルセイランと言う品種の元ですね、前に書いたの覚えてますか? マルセイユではありません)
元々はだったのが陸続きになった場所で、国定の自然公園の中にあります。
それだけに、新しくワイナリーを建設する事は許可されません。

シャトー・ロスピタレがあるのはナルボンヌの南 ↓

ジェラール・ベルトラン シャトー・ロスピタレ場所.png

こんなドメーヌ ↓

ジェラール・ベルトラン シャトー・ロスピタレ.jpg
HPより、海がきれい

ホテルやスパもやってます
行ってみたーい

元々13世紀にはナルボンヌのホスピス(療養所)として開設した建物で、ジェラール氏はここを2002年に取得。
ワイナリーだけでなく、ここを地中海リゾートの中心地にしようと3つ星ホテル、スパ、芸術祭、ジャズフェスの開催等、色んな事をやっています

畑は南からの暖かい海風が当たり、北からの冷たく強い風は周辺の木立や断崖が防いでくれる最高の立地にあります
畑で完熟したブドウは丁寧に選果され、除梗した後、品種ごとに醸造されたワインは、12〜16ヶ月小樽で熟成されます。

今日のワインはとてもリッチなフルボディです
そして強く濃いワインですが、非常に上品なので疲れない所が最大の魅力です

シルキーと言う表現がテイスティングでもされていますが、なめらかさがとても飲み心地をよくしています
それぞれのブドウのバランスもいい。
タンニンもあり、酸もあり、豊かな果実味もあり、それもいいバランスなのが最高です

2年半前より確実に美味しくなっていますね〜

アルコール度数は15.5度もありますが、以外とそう思わずに飲み進められます
緻密ですが、上品で繊細。
ちょっと二律背反的。

こういうラングドックばっかりだったらいいのにな〜


今日のワイン、とてもおすすめです

今なら、定価(参考上代価格)5500円ですが、セミナー特価で、誰でも3960円税込です

4000円なら出してもいいと思いませんか、損しない素晴らしいワインです

個人的には濃紺のキャップシールと古典的なラベルも好き







posted by cave MITSUKURA at 18:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月27日

ボルツァーノってどこか知ってますか


花粉はよ終わってぇ
戦争反対 нетвойне
コロナももういいでしょ


先日書きましたイタリアワイン産地ガイドを読んでいますと、
これ ↓

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こんな呼称あったっけ??
これはどこらへん??


と、なる事が多い
厳密に表記すると呼称の数ってすごく多いのです。
DOCは知らない名称も多い…

それから、地図が等高線アリの地形図なので街の場所を分かっていないと、まるで火星の表面を見ているかのような錯覚に陥ります
道路や市街地は強調されていないので、全てが原生林野生の大地みたいに見えるんです

読みごたえは十分、一度に読破は無理なので少しづつ進んでいきたい。



と言う事で、今日はイタリアワインを紹介します
前にもしてるかも。

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カステル・ザレッグ スキアーヴァ ビショッフスライテン2019

イタリアの北東、トレンティーノ・アルト アディジェ州の赤ワインです
スキアーヴァ100%

この聞きなれない品種は、この地方の土着品種で大戦前までは広く栽培されていたようですが、現在ではかなり生産は減っています。
北の産地にあって、土地の黒ブドウの中でも最も色づきが薄い品種で、酸味も豊かなので、昨今の甘くて濃いまろやかワインが人気の市場では受けないからかもしれません。
それでもアルト・アディジェ地方では2番目に作付けの多い品種です。
(因みに1位はピノ・グリージョ、3位はゲヴェルツトラミネール)

透明度の高い外観で(向こうが透けて見える最近では珍しい赤)、アセロラの様な甘酸っぱさが魅力です
周りはどれも濃くて強いワインばっかりだし、まろやか甘いのにも飽き飽きしてるので、こういう存在は貴重です

ワインだけで飲むよりは食事に合わせて100点にする、古き良きイタリアの食卓にピッタリです
こういう考えは大事、ワインだけ、食事だけ、ではなく合わせて相乗するような関係は素晴らしい物があります

せっかく産地ガイドもある事ですし、アルト・アディジェのワイン産地を簡単に勉強しましょう

トレンティーノ・アルト・アディジェ州はイタリアの北東に位置する海のない州で、北西ではスイス、北はオーストリアに接しています。
ここ ↓

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wikiより

第一次大戦まではチロル(南チロル)と呼ばれ、オーストリア・ハンガリー帝国に属していました。

ワイン産地としては、
北部のアルト・アディジェ
南部のトレンティーノ

に分かれております。

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イタリアワイン事典より

今日のワインは北部、アルト・アディジェ地方に属します。

トレンティーノ・アルトアディジェ州にはDOCGは無く、北部のアルト・アディジェ地方には2つのDOCがあります。
代表的なDOCアルト・アディジェ(スドゥチロルと名乗っても可、今日のワインはこれです)、その内部に点在するような小さな産地のDOCラーゴ・ディ・カルダロです。
ラーゴ・ディ・カルダロはとても生産が少ないので、見る事は少ないでしょう

もうこの「聞いた事ない地名」で、かなり理解が妨げられるという感じです
行った事ない場所は地図を何度も見る必要があります。

そして州の大部分をカバーするDOCヴァル・ダルジェ(アルジェ谷)という呼称もありますが、これはレジョルナルみたいなもので、あまり高級品にはならないようです。

更に、このDOCアルト・アディジェ(南チロルって呼び名もいいのは分かったけど、全然違う呼称になるじゃないですか、いいのか)7つの地域に分けられていますが、かなり細かくて大変なので今日はこれ以上は割愛します。

…多分、細かい地名がちんぷんかんぷんな方が多いと思います
↑てんちょです。

DOCアルト・アディジェの後に、テルラーノイザルコ等の詳細地名を付けてもいい事になっていますが、認められている名称の全容がイマイチ分かりませんね

勉強すると疑問が増えるんですよね

ワイン産地ガイドに文句言っても仕方ないんですが、概要を理解しての詳細ガイドだとは思うんですが、そもそもの概要がおおざっぱすぎる物が多い
もう少しフォント小さくていいから、州の概説は各項の冒頭には欲しかった…
あと歴史的な背景も解説が欲しい。
まぁ、地理に特化したワインガイドとしてはとても重宝です

全然アルト・アディジェの解説になっとらんがね

…お客様にはアルト・アディジェって産地呼称があるって事が分かってもらえばいいかなぁ
そのくらいはご存知の方が多いかな。


しかもね、
今日のワインはDOCアルト・アディジェなんですが、重複してDOCラーゴ・ディ・カルダロも名乗ってます

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いいんだ

フランスワインで、ポイヤックがメドックと二つ名乗るような感じ。

因みに、丸いシールはkaltereresee DOC(カルテレルゼー)と書いてありますが、これはドイツ語でラーゴ・ディ・カルダロを差すそうです。
なんでここだけドイツ語残ってんの?
それも謎だ。


…うーん


生産者のカステル・ザレッグは1851年からこの地でワイン作りをする名門で、元はオーストリア大公が所有していました。
現在でもオーストリア人のクウェンブルグ伯爵家が所有していて、土着の伝統を大事にしつつも世界市場を見据えたワイン作りを進めています。


ワインはおすすめです
北の冷涼系、繊細スタイルでアルコール度数13度で安心です。

突出した存在ではありませんが、綺麗な酸味のあるワインって、これがあるやん、って思った
優しいですが。


今度余力があったら、このワイナリーをちゃんと取り上げたい
今日はもうこれでごめんなすって。





そう言えば、
エリオ・アルターレのバルベーラ・ダルバ2020ですが、
こちら ↓

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非常に美味しかったです

しかし、よくあるバルベーラとは全く違って、かなり凝縮したフルボディでした。
タンニンが感じられて、「フルーティ」とは言い難い濃さです。
アルコール度数も15%ですし。
外観も黒い、上品ですが強いワインですね、バローロと同じ造り、って言うのがよく分かります
流石の一流生産者です

こうなるとドルチェットも飲んでみたい









posted by cave MITSUKURA at 15:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月26日

広いラングドック理解できたでしょうか


春の雨
名古屋はそこまで嵐ではなさそう、風は強めですが。

フランスでも気温が上がってブドウ樹が眠りから目覚めだしました ↓

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モンジャール・ミュニュレSNSより

樹液が回りだして、剪定した枝先からぽたぽた流れています
ぼーぬでも最高気温が20度くらいになっています。

これからどう気温が上がるのか、がどうなるかも心配ではあります

頼む、2022は豊作でお願いします



水曜のジェラール・ベルトランセミナーに参加してくださった皆様、ありがとうございました
都合が合わなくて参加できなかった方もまた次の機会があれば是非お待ちしております

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充実した内容のいいセミナーでした
流石、情野さんのお話は楽しくて勉強になります

2年半前とはワインの印象も少し違っていました
一段と良くなってます。

赤はフルボディでハイアルコール(14度や14.5度)でも、とてもエレガントで疲れません
果実味とタンニン、酸味のバランスがすごく良かったです

白もしっかりした黄金色で、よく冷やしてもいい香りと余韻で楽しめました
ロゼも夏向きの爽やかさがいい印象です

DOマルペール、やDOラ・クラプって聞いて、すぐにどの地域か分かる方はそうはいないと思います
それだけに、具体的なラングドックのAOCを身近に感じてもらえたら嬉しいです。
次のセミナーの企画もありますので、また案内します〜


…セールの準備もしなくちゃね









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2022年03月23日

珍品ムルソーもどき


ここ数日、肌寒い日が続きますが、それでも春の陽気になって来ました
春眠暁を覚えず、って感じで寝ても寝ても眠いZZZ


今日はジェラール・ベルトランセミナーです

ジェラール・ベルトラン 試飲ワイン.jpg

おかげさまで満席になりました。
情野さんのお話しが楽しみです



店頭には珍しいブルゴーニュの白ワインが入荷して来ました

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ピエール・モレ
ブルゴーニュ・シャルドネ1998 & ヴァン・ド・フランス 298


ピエール・モレはブルゴーニュ、ムルソーの作り手としてとても有名ですし、人気もありますのでご存知の方が多いと思います

ここはブルゴーニュでも18世紀に遡る歴史を持つモレ一族の一つですが、コント・ラフォンの小作人であったり、その後ルフレーヴの醸造長を務めたりと、当主のピエールさん(とその父親)の代で知名度が上がりました
現在ではピエールさんの娘さんもドメーヌに入っていて、一緒にネゴシアン部門のモレ・ブランの経営も行っています

生産するワインはドメーヌ、ネゴスどちらもムルソーが中心で、最近の値上がりを考えると、比較的リーズナブルに買えて品質がいい、とてもおすすめなワイン達です

そんなピエール・モレですが、今日は蔵出しの貴重な98年珍しい遅摘みワインが入荷しました
どちらもドメーヌ物です。

98は3本しかありませんが、5000円以下なので狙い目です
状態はとても良さそうです、正規品ですし安心です

そして、注目すべきは298です

このワインはドメーヌのシャルドネから作られる甘口ワインで、ヴァン・ド・フランス(テーブルワイン)となっていますのでヴィンテージ表記がありません。
(2018年のシングルヴィンテージですが)
これまでに1度だけ生産された、珍しい取り組みのワインです。

ラベルの298は1年365日の298日目に収穫した事を表す数字で、298日目と言うと、10月25日です
通常の収穫よりも2ヶ月も待ってからの収穫です。

が、気候変動で遅摘みは非常にリスクが高くなっています
例えば、気温が夜になっても思うように下がらずアイスワインの生産は消滅しかけていますし、収穫の直前に雨が降ったりすればせっかくの我慢もおじゃんです
そこを2ヶ月も辛抱するって、いったい何があったんでしょう??

遅摘みの成果で、残糖60g/Lの甘口になっています
(EUの規定では、50g/L以上が甘口)
でもね…
アルコール度数は14%もあります

結構ありますね…

ここまでしっかり発酵しても60g残ってる、と言う事でブドウの登熟度は高かったんでしょう
綺麗な黄金色です

価格はモレのムルソーと同じくらい。

甘口のシャルドネ、ボングランのキュヴェ・ボトリティスやルヴルテが非常に美味しかったですが、
モレも期待できますね

珍品シャルドネ、いかがでしょうか??






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2022年03月21日

お勉強タイムも重要です


今日はお彼岸、もう一年の4分の1が終わってしまったとは恐ろしい


信頼してるワインライターさんがオススメしていたので、買ってみました

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イタリアワイン産地ガイド
地図で分かるDOCGとDOC


光ってるのはカメラと店内照明のせいです、ごめんなすって

イタリアワインの勉強、さっぱりしておりませんで
たまにはちゃんと勉強しないとね、と言う事で

現在の全てのDOCGとDOCが載っています
全ページカラーっていうのもいいですね。

イタリアは土着品種が多すぎるのと、DOCもかなり沢山あるので名称を覚えるだけでも大変です
それだけに、全てを網羅して解説している日本語の書籍は皆無だった(はず)ので、この本はとても頼もしく、ありがたい存在です
それを生かせるようにちゃんと読み進めようと思います。

…バラバラっと見た感じでは、かなり詳しいです。
大体の地理やワインヒエラルキーを理解してる前提でないと、いきなりは難しいかもしれません
そのぐらい踏み込んだ地図と解説がありがたいです

アオスタの詳細地図や、エオリアの群島の解説なんてまずお目にかかれません。

最近は特にワイン関連の出版は減少していますし、
イタリアワインを愛する方にはオススメですよ〜

最強のワイン通には、知識と経験の両立が欠かせませんが、これが言うほど簡単ではないのは皆様が良くご存知の通りです






posted by cave MITSUKURA at 15:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月20日

春のシャルドネ堪能しました


気温が少し落ち着いてますが、快晴の名古屋です
花粉もどっさり

また東北で地震…なんであっちばっかり、気の毒すぎる。
南海トラフの地震もいつかは起こりますよね、何の備えもしていなかったてんちょですが多少は考えてます



昨日はお客様が何年かかけて集めたエチエンヌ・ソゼ会を開催して、その恩恵にあずかりました

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素晴らし―
ソゼの良さが一層わかった気がする

コンディションも良くて、どれもすごく美味しかったです
おまけにポマール2011までいただいて完璧な夜だった

各ヴィンテージを考えながらじっくりワインと向き合うのも良し(この集中力はとても重要)
楽しく飲むだけでも良し

ポール・ブランク縦飲みの野望も実現しそうだし
レストランにもゆっくり出かけられそうだし

春っぽく浮かれて行こう〜




posted by cave MITSUKURA at 14:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月18日

エフ来た


今日を入れてあと4日の我慢でやっと蔓延防止措置が終わる

長かった…2ヶ月
もう夜飲みに行く人いなくなるんじゃないかってくらい、夜の街が死んでました
これで早々にコロナが収まって、ウクライナも停戦して、ってなっても世界がまた前みたいに動き出すにはまだ1年くらいかかるんだろうな



新しいワインがちらほら入荷していますので、順番に紹介します
今日はこれ。

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ポール・ブランク ピノノワール2018 &ピノノワール「F」2015

アルザスのポール・ブランクより、赤ワイン2種類です
どちらもピノノワール100%

ずーっと、この「F」の入荷を待っていました。
コロナの影響もあり、全然入荷してこなくて(売れてないのね)、何年振り?の入荷です。
しかも、前のヴィンテージは2012なのに、2015が入荷。
13、14は買えなかったんだなぁ、残念

ラベルのデザインも変わりました。
左のレジョナルクラスのラベルがポール・ブランクの定番ラベルです。

ポール・ブランクはフランス、アルザスの中心地であるコルマールからすぐの、カイザーベルグにあるドメーヌです

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いい眺め
生産者SNSより

リクヴィルやリヴォーヴィレ等の村も近く、有名なグランクリュがひしめくいい場所です。
1900年代の初頭からシュロスベルグ(アルザスで最初のグランクリュ)を所有している一族で、現在はフィリップさんとフレデリックさんの二人(いとこ同士)で運営されています。
家族経営ながら5つのグランクリュを所有する中堅ドメーヌです

このポール・ブランクを他のドメーヌとは違う存在たらしめているのが、今日の「F」です

ご存知かと思いますが、アルザスのグランクリュは全て白ブドウに限定されており、赤のグランクリュというワインは存在しません

例えば、前述のグランクリュ第1号のシュロスベルグでは、植樹は
リースリング 76%
ピノ・グリ 10%
ゲヴュルツトラミネール 13%
ミュスカ 1%
となっています。

また、最も南に位置するグランクリュ、ランゲンでは、同じく
ピノ・グリ 57%
リースリング 32%
ゲヴュルツトラミネール 10%
ミュスカ 1%
となっています。

アルザスは北の産地なので、昔は圧倒的に白ワインの方が優れていました
赤は色づきが悪く、完熟しない事も多かったために美味しいワインになる事が出来ず、AOCの制定以前でも歴史上では度々黒ブドウの植樹が禁じられていたほどです。

そんな中で、1900年の終わりになってポール・ブランクでは特級フルシュテンタムの中の一部の土壌に目を止めます

先代当主のマルセルとベルナールの兄弟はボルドーやブルゴーニュでも経験を積んで、赤ワインの醸造についての知識を高めていました。
彼らはピノノワールから高貴なワインが生まれる事を熟知していたので、自分達の所有する区画でもピノノワールに向いた場所がある事に気が付き、実験を重ねます。
これが35年以上前。
10年間、醸造を繰り返し、低収量でやっと納得のいくワインが出来たのがこの「F」です

赤ワインであるためにグランクリュのブドウ100%であるにも関わらず、
グランクリュと言う言葉も、フルシュテンタムという区画名も使えません
そこで、「F」と頭文字だけを付けてワインを販売しています

フルシュテンタムの畑は斜度が30度前後もあって、作業がかなり大変です
水はけは最高ながら、薄い表土で作業効率も良くないでしょう。
収量は25hl~39hlというブルゴーニュのグランクリュ並みの少なさ、かなり前からビオディナミに転換し、自然酵母だけで発酵・醸造を行っています。
酸味を上手く残し、過剰なタンニンの抽出を避けて早めに可否を引き上げています。

そうして出来た赤ワインは、ここ何年かではかなり濃厚なフルボディになっています
2009年以降は特に濃い目。

やっぱり暑いんだろうなー、と思える濃さです
昔の「日照が足りない」、なんて嘘じゃなかろうかという程。

しかし、流石の洗練度です
ピノノワールの良さを生かした品のある作りです。

このワイン、ずーっと好きで飲んできましたが、ここいくつかのヴィンテージでは、その濃厚さにちょっと戸惑いもあったかも
2015年も例外ではないでしょうが、これもやはり飲んでみない事には。
アルコール度数は13.5です(ほんとかな)

一緒にレジョナルクラスの2018ピノノワールも入荷してきたので、持ってる在庫と一度縦飲みしないとね

アルザスのピノノワール、ブルゴーニュ好きにも評判いいので、飲んだ事ない方は是非お試しください
白なら伝統料理のシュークルートに合わせるのが楽しそうですが、赤はカモやマンステールなどしっかりした物に合わせても良さそうです


お値段はブルゴーニュ・グランクリュの10分の1もしません(どのGCと比べるかにもよりますけど)
一葉さんでは買えないけど、試す価値は大いにあります。
















posted by cave MITSUKURA at 19:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月16日

過渡期の要確認ワインです


昨日の書きかけに加筆しています

ここんとこ、すっかり初夏の気温ですね
昼間は暑いくらい。
東区のオオカンザクラももう開花しています
今日で3分咲きくらいでしょうか


今日は出勤前に業界向けの試飲会に行ってきました
120本弱もあって、とても有意義な試飲になりました。

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知ってる銘柄が多かったですが、新しいヴィンテージの確認もできたし、いい発見もありました
花粉で多少下がり気味ですが、まだそこまで重症じゃない。


それとは別に午後からオンラインセミナーがあったんですが…
忙しくてほぼ視聴できず
仕方ないですが…残念 お客様に沢山ご来店いただけるのは嬉しい事です


と、
昨日、ここまで書いて挫折。

昨日書くつもりだったので、今日はこのワインを紹介します

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ビンテージは裏 ↓

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フィリップ・パカレ コート・ロティ2018

ついこの前、最新のヴィンテージ2019が完売しましたが、ファーストヴィンテージの2018が再入荷
もう少ししたら2020が入荷してくるでしょう(各社、輸入は遅れてますが)

フランス、コートデュローヌの赤ワインです
シラー100%

作っているのはブルゴーニュ自然派ワインで人気のドメーヌ、フィリップ・パカレです。

パカレはマルセル・ラピエールの甥で、ジュール・ショヴェに自然派ワインを1から教わり、まだ若いうちから初代プリューレ・ロックの醸造家として注目を集めました
その後、2001年に自分のドメーヌを立ち上げ現在に至りますが、最近ではブルゴーニュだけでなく、ローヌワインも作るようになっています。

ローヌワインを最初に作ったのは2016年、コルナスですが2019は作らなかったのでしょうか?
入荷案内もなかったです。
その代わりにコートロティをたった3樽分だけですが作りました。

白のコンドリューも人気がありますが、いつも販売と同時に売り切れ。
再入荷なしです

ローヌワインの醸造には友人のエルヴェ・スオーの設備を借りたそうですが、この生産者コルナスからかなり奥地に行ったアルデッシュの山奥にあるので、そこからまたブルゴーニュへとワインを運ぶのも大変じゃないでしょうか…
てんちょ、この方のドメーヌはコンドリューにあると思ってましたが、全然違った

コートデュローヌと言う広大なワイン産地の最も北に位置するコートロティですが、面積はとても少なく、急斜面にへばりつくような過酷な環境のブドウ畑ばかりです。
コートロティ=焼ける丘、の名前の通り強い日差しがブドウ樹を照らし続けます
日本で名付けるなら、焼けヶ丘、とか燃えヶ丘とか、かなぁ

ブドウはシラーが主体、ヴィオニエを10%だけ混ぜてもいい事になっていますが、最近はシラーだけで作る人の方が多い。

全ての畑はローヌ河の右岸にあります(午後の日当たりが良く、斜面のブドウ畑は大抵南または南西向きです)
急斜面では機械が使えず、全ての作業は人力&手作業になるために労働もかなり大変です

その強い日差しに耐える品種がこの地に特有のシラーです
スリーン(セリーヌ)とも呼ばれるこの品種は、ペルシャやシリア等から伝来したものと考えられていましたが、DNAの分析などが進むとサヴォワやアルデッシュが原産であることが分かりました。
正にローヌの地場品種だったのです

日差しには耐性があるものの、登熟が早く収穫に適する時期が短いため注意が必要らしい。
難しいのね

今ほど暑くなかった時代には、日差しを一杯浴びてタンニン豊かに育ったシラーの凝縮感がとても人気だったんです
北の産地ではとても真似できないスタイルだったので。

なので、コートロティは、ギガルの単一畑に代表されるような、真っ黒の渋々フルボディが知られたスタイルかと思いますが、
同じフルボディでもパカレはだいぶエレガントです

樹齢50年は関係なさそう。
全房発酵だから?

まー、黒いには黒いですが

なんせ、ピエスで3樽(228L×3=684Lできっちり作ったとして912本)しかないので、2018が再入荷するとは思いませんでした
4本だけですが…

2020年が入荷したら飲み比べしたいところですが、それまで残ってるかどうか分かりません
クロドヴージョ2018が6万円以上する事を思ったら、こっちを買った方が個人的にはおすすめです。
パカレなら諭吉と一葉さんが一人ずつで足ります。

なんだかPCの動きが遅くて???
もう少し書きたかったけど、今日はもうさようならです。














posted by cave MITSUKURA at 19:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする