2024年10月17日
ビオディナミってどうですか??
秋晴れの名古屋
影は長くなりましたが、日差しは強いしまだ暑いです
店頭には色んなワインが入荷してきています。
順番に紹介します〜
まずはこれから。
昔のお値段ですよ
ニコラ・ジョリー サヴィニエール レ・ヴュー・クロ2020
フランス、ロワール地方の白ワインです。
シュナンブラン100%の辛口。
ニコラ・ジョリーは元祖ナチュールワインドメーヌとして有名ですね
ビオディナミをフランスで最初に実践した人です。
天体の運行や位置関係によって一年の作業が決められているという、まじないみたいなビオディナミ
牛の角に石英や牛糞を詰めて土に埋めて作るプレパラートを使って、除虫や施肥にするんですが、これも哲学的と言うか黒魔術的と言うか。
ニコラ・ジョリーがこれを語りだすと止まらない
溢れる情熱がとめどなく熱弁になり、大抵のセミナーは時間をオーバーしてました
そして、表現が独特で通訳が困り果てる… らしいです。
てんちょが訪問した時は御嬢さんのヴィルジニーさんがお相手をしてくれました
お父さんには会えませんでした。
2018年の訪問記はこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/460049403.html?1729312752
ルロワも勉強に来たという、ニコラ・ジョリー、今でも変わらず人気のワインです
ですが、やっぱりここ数年でものすごく値上がりしています
ニコラ・ジョリーでは3種のワインを生産してるだけで、全てシュナンブランです。
ドメーヌから見渡せる畑が3か所固まってあるだけなんです
3つのワインで一番お値打ちで入門編ともいえるのが、今日のヴュー・クロです。
2022年は11880円もするんですよ…
高い¥
それが
昔の値段のままの2020が12本だけ入荷しました
2017年を5400円で売っていたことを思うと、多少は高いですが、22年の値段と比べたら安い安い
是非買っておいて欲しいです
タツノオトシゴが逆向きになったのって何年でしたっけ??
2024年10月13日
定番だからこそ飲んでおきたい
3連休、いいお天気で行楽日和
お出かけしてる方が多いでしょうか?
もう10月も半ばだというのに、ちっとも実感が湧きません
今日は定番ワインですが、もう入手困難になっているお値打ちワインを紹介ます
セギノ・ボルデ シャブリ1erフルショーム2020
フランス、ブルゴーニュの白ワインです。
シャルドネ100%
辛口白ワインの大定番ですね
シャブリと言えば、30年以上前、世間では誰もAOCなんて知らなった時代から名の通った存在だったと思います。
ブルゴーニュの北の端に離れ小島の様な産地になっているシャブリ、フィロキセラで周辺共にブドウが壊滅した後で復活したのがシャブリだけだったので現在のような孤立した地域になってしまってます。
フランスの真ん中にあって、どこから行っても遠い
そんな誰もが知ってるシャブリ、無難なお手軽ワインとして選ばれてきた感も大いにあるのですが、
今、シャブリはとっても値上がりしています
ただのシャブリ(村名)が大体4000円〜5000円くらい
1980円や2980円で買えた時代が嘘みたいな高いお値段になってます
1級でも1万円弱、特級になると1万円以下は皆無で3万円近くしちゃう銘柄もあります
高い〜
だから、今日のシャブリは1級なのに税込み5000円以下と言う、とても貴重な存在なのです
12本しかありませんので、早めに買ってください。
1級畑は40もある中で、フルショームは知名度の高い畑だと思います
期待を裏切らない高品質の1級です。
生産者のセギ・ボルデは、シャブリ村の北5キロくらいのところにあるマリニー村にあります
家族経営のドメーヌで400年以上の歴史があるという大変な老舗です
現在13代目だそうで、2002年にセラーを刷新してからは、耕作に馬を使うなど環境保全にも積極的に取り組んでいます。
ジャン・フランソワ・ボルデさん HPより
ラベルにはキメリジャンを表すアンモナイトが描かれています ↓
VVは黒ラベル
今日の1級フルショームは、樹齢45年〜60年、南東向きの畑でキメリジャンが豊富な土地です。
淡い黄緑色、切れのある酸味が清涼感をもたらしていますが、完熟したシャルドネの旨味もちゃんとあり、鉱物的な味わいも感じられる典型的なシャブリです
年産17000本、少なくはありませんが多くもない。
村名のシャブリとは格段に違う1級、飲んでみればすぐに分かるであろう質の差があります
冷たい魚介料理に合わせるのが一般的ですが、これからは海鮮鍋にもいい相性だと思います。
1本確保しておくと何かと便利ですよ
2024年10月11日
レザムルーズ嫌いな人っているの??
今日は青空が美しい快晴の名古屋です
少しは秋っぽくなってきたかなぁ
今日も簡単にブルゴーニュワインの紹介です
このドメーヌを知ってる方はどのくらいいるだろう。
ジェラール・ペラゾー
モレサンドニ レ・クラ2022
シャンボル・ミュジニー1erレザムルーズ2022
どちらも赤ワイン、ピノノワール100%
かけ離れた値段の2本ですが、それぞれ1本だけ、たったの1本ですが入荷しています
(値段はネットショップで確認していただけましたら)
ジェラール・ペラゾーはフランス、ブルゴーニュのコート・ド・ニュイの中のモレサンドニにあるドメーヌです
てんちょ、全然知りませんでした
このドメーヌ、レザムルーズの最大所有者であるロベール・グロフィエの親戚です
ロベールの父、ジュール・グロフィエ氏には3人の子供がいまして、娘のベルナドットさんが相続した畑を所有しているのが今日のジェラール・ペラゾーです。
もう一人の兄弟(どなただろう)はブドウ栽培を積極的に営む気がなく、ロベールさんが畑を買い取って自分のドメーヌに入れたらしい。
ロベール氏も4年前に鬼籍に入っており、現在は2代後の孫の代になっています。
で、先述のベルナドットさんが嫁いだのがペラゾー家です。
二人の息子のジェラール・ペラゾー氏がドメーヌを引き継ぎ、名前を自分の名前に変更して現在に至ります。
今はその息子のローランさんが蔵を仕切っています
しかも、ローランさんのパートナーはシャルロパンの娘さんだそうで…
近い人達だからそうなるのは当然かもしれませんが、相関関係がややこしいかも
うーん、字で書くと分かりにくいですね
そんなジェラール・ペラゾーですが、googleマップで見ると、
「Domaine Gérard Peirazeau et Fils 閉業」って出来てきます
何かの間違いだと思いますが。
HPもないようですね、残念。
写真を載せたいですね
グロフィエの名前と比較されてばかりで、やや気の毒な気もしますが、0.3haでもレザムルーズを持っているだけで「勝ち」ともいえる昨今のブルゴーニュ人気
しかも、ジェラール・ペラゾーは全部で65haも持っている、家族経営としては規模の大きなドメーヌです
2019年まではほとんど元詰めをしていなかったようで、それであまり知られていないらしい。
せっかくいい畑を持っているのだから、自分でワイン作りをしようと思うのは当然です
2022年は前年の21年の不作を補うほどのいい出来栄えで、暑さから水不足になった地区も多少ありますが、赤は暑さ故か、概ねモダンで濃いヴィンテージです
てんちょは、古典的な21年が好きですが
今日の2本については、飲んでいませんので、何とも言えません
ただ、生産が多い訳ではありませんので、いつでも買えるワインではないのです。
飲むチャンスが来るかなぁ
本当に「ただの紹介」になってしまいましたが、興味ある方、是非チャレンジしてみてください。
2024年10月10日
泡再来
ようやく空気が冷たくなってきました
ワインの持ち運びも楽になりましたね〜
もう郵送もチルドじゃなくて大丈夫。
昨日は業界の試飲会に行ってきました。
長らく定番だったお値打ちワインも、少しずつでも値上がりしてます
「お買い得」って簡単に言えなくなってきました
店頭には昨年の人気ワインが再入荷しています
シャトー・オー・カンテループ クレマン・ド・ボルドーNV
ボルドーのスパークリングワイン、白の辛口です。
昨年の8月に初めて紹介しました
生産者の詳しい情報などはこちらをご覧ください ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/500222969.html
店頭でも美味しくてすぐに売り切れてしまいました
輸入元もあっという間に完売していまして、長らく再入荷を待っておりました。
セミヨン主体のスパークリングって珍しいです
セミヨン85%、ソーヴィニョンブラン15%
瓶内二次発酵で瓶熟12か月
香りが良くて泡も細かい
繊細です。
オススメです
何より価格が税込み2000円台なのが嬉しいです
一年中美味しいスパークリング、まだ飲んだことない方には是非お試しいただきたいです〜
2024年10月08日
復活宣言!
お待たせしました
ようやく、メール・HPが復活いたしました
ドメインの移管が(訳あって)こんなに大変になるとは…
その間もブログは書けたんですが、復活を待って再開します
HPのイベント・お知らせページに、
アルバイト募集
10月の試飲会の案内
を掲載しました
(試飲会はここにも書きましたが)
そして、店頭には極僅かですが、フーリエ2022が入荷しました
一部
…高い・少ない・毎度の事だ
ネットショップから価格ご覧いただけます ↓
https://cavemitsukura.com/?s=%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%A8&post_type=product
今月は新しいワインも色々あるので、順番に紹介していきたいと思います〜
2024年10月02日
10月試飲会のお知らせ
未だ、HPが使えず、メールも送受信できないままです
ご不便をおかけして申し訳ありません。
復旧が8日以降になりますので、どうかあと6日ほどお待ちください。
お店は普通に毎日12時〜20時で営業しております
連絡はお電話 ↓
052−221−1139
またはgメール ↓
cavemitsukura221@gmail.com
までお願いします。
表題の件ですが、
今月は試飲会を開催いたします
立ち飲みの気楽な会ですが、色んなワインを試せます。
今回もテーマは特にありませんが、幅広く多くのワインを出したいと思います。
日時:10月23日(水)18時30分から20時30分
場所:カーヴミツクラにて
会費:5000円 クレジット、電子マネーOK
定員25名前後
事前にお申込みください。
キャンセル期限は前日22日20時です、これ以降のキャンセルは会費をご負担ください。
立ち飲みのフリーテイスティングです。
食事なし、持ち込みOK
お申し込みをお待ちしております。
2024年09月28日
メールが届かずHPが開かない現状につきましてお詫びいたします
昨日からメールが送れない、エラーで戻ってきてしまう
とのお問い合わせをいくつもいただいております
また、HPが開かず、お知らせやイベント案内も見られない状況になっております。
ブログは閲覧可能ですので、取り急ぎこちらで現状の報告だけさせていただきます。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません
只今復旧作業中ですが、少し時間がかかりそうです
お急ぎの方はお手数ではありますが、下記までお電話いただけますでしょうか。
カーヴミツクラ
052-221-1139
毎日12時〜20時
2024年09月24日
旧価格です、ロゼのシャンパーニュ
秋らしい空気になって嬉しい
今年は本当に暑かったです
先日、ご案内したギガルの訳ありロゼですが、いったん売り切れました ↓
お買い上げいただきありがとうございます。
ですが、明日また入荷します
てんちょも家飲み用に買いたい
今日も簡単に違うロゼを紹介します
ボランシェ ロゼNV ギフトボックス入り
シャンパーニュです
ボランジェを知らない人は少ないでしょう
ジェームスボンドのシャンパーニュとして多くの映画にも登場していますし(大抵はRDで時々グランダネ)
「女王陛下のシャンパーニュ」としてイギリス王室御用達になっていました
今でもロイヤルワラントは継続してると思います。
007の映画とコラボレーションして45年にもなるボランジェ(最初は79年のムーンレイカー)、最近は映画が発表されるたびに007使用のシャンパーニュが販売されています
どれも限定品であっという間に完売しちゃいますので、今では非常に希少です。
ボンドのイメージもあってか、ボランジェにロゼってイメージを持ってる人は少ないのではないでしょうか?
骨太で堅牢な骨格を持ったピノノワールの重厚な泡白、っていうのがボランジェのスタイルでもありますので
さらに、クリュッグと同様にロゼが作られだしたのがまだ最近だからと言うのも大きな理由だと思います。
馴染みが薄いというか。
ボランジェのロゼは2008年に初めて発売され、NVでも主にヴェルズネイとアイの二つのグランクリュのピノノワールを使用している贅沢なシャンパーニュなんです
色付けに使う赤ワインは、コトー・シャンプノワを作る、コート・オー・ザンファンの区画のピノノワールで作ったものを使用しています。
この贅沢なロゼ・シャンパーニュ、店頭にずーっとあるのに全然売れないんですよね〜
なんで???
みんなグランダネのロゼは買うのに???
もうずっかり休んで泡も落ち着きまくっています
綺麗なサーモンピンクです
味はしっかり辛口、目を瞑って飲んだらロゼとは言えないだろうな、と言うくらいの切れがあります
しかも、現在このNVロゼは参考上代が税込15070円もするんですが、店頭なら税込み11500円です
あと6本あります〜
クリスマス用に買っておきませんか
2024年09月23日
蓋収集やってますか
やーっと秋が来ました
いつぶりでしょう、涼しいって思ったの
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものですね。
正に格言通りになりました
今日は3連休の最終日、お出かけ日和ですね
ところで、いいなと思って仕入れたワインが好評で、引き続き注文しようとしたら…
ほとんどが値上がりしています
知名度のある蔵だと500円から1000円以上も価格が変わっていたりして…
こんなんばっかり。
…もう買えないかも
今日は簡単にワイングッズの紹介です
皆様、シャンパーニュのコルクについてる蓋って集めてますか?
これはミュズレって言って、世界中にコレクターがいます
正しくは、蓋を止めてる針金をミュズレと呼ぶんだそうですが、まぁ、いっか
ミツクラの店頭には、シンプルなミュズレボードがあります ↓
ミュズレボード 12個用
縦でも横でも足を付け替えることが出来ます
記念のシャンパーニュを飲んだら、ミュズレを取っておくのはいいですね
瓶と違ってかさばりませんし、実に色んなミュズレがあって収集癖に火が付きそうです
ラベルと同様に、デザインが変わって前のが手に入らくなったり、ヴィンテージの表記が入るようになったり、色々長らく集めてると面白いですよ
てんちょも100くらいはまだ持ってるかなぁ…
このミュズレボードはアクリル製です。
ちょうどパコっとハマるので誰にでも使えます。
が
クリュッグやシャルル・エドシックなどの首が細いボトルではミュズレも小さいので、隙間が空くというか落ちちゃうかも
ドン・ペリニヨンも同じく。
そして、フランソワ・スゴンデのピュイジューの様なミュズレはもちろん入りません ↓
左のです
これねー、年内入荷内装で非常に残念です。
あなたの自慢のミュズレはどんなですか?
2024年09月22日
文句なし! デイリー・ロゼにおすすめ
午前中は雨の名古屋
多少は気温が低いものの、湿度が高すぎて全然涼しくない
気温より湿度が下がってくれないと蒸し暑いまま…
今日はこの【訳アリワイン】を紹介します
ギガル コート・デュ・ローヌ ロゼ2020
フランスのロゼワインです
辛口です。
もう、甘いロゼってほとんどありません。
白ワインと同じように使えるロゼが主流です
ギガルはローヌ北部(セプテンリオナル)の巨大ワイナリーなので、知らない人は少ないでしょう
シャトー・ダンピュイを所有し ↓
HPより
コート・ロティでは3大単一区画のテュルク、ランドンヌ、ムーリンヌを持っています。
この「トレゾール」のシリーズは突出した品質のワインばかりです
値段もすごいですが、飲む価値はあります
近年、念願のシャトー・ヌフ・デュ・パプも買収しており、買いブドウも含めて、北から南まで沢山のワインを生産しています
今日のロゼ、何が【訳アリ】かと言いますと、
ラベル不良なんです
ただ、それだけ。
ラベルがシワになっていたり、欠けていたり。
もちろん中身には何も問題ありません
ほとんど遜色ないであろうボトルもあるくらい、日本人が細かすぎるんだよ
こういうデイリーワインは、贈答品にはしない(であろう)し、ラベルが少し歪んでるくらいで大騒ぎしなくていいのに…
お値打ちに買えるのは嬉しい事ではありますが、誰かが損をしてるというのは手放しでは喜べない気がする…
そんな事情のこのワインは、既に2021年が発売されていますので、輸入元の在庫処分の意味もあってか、大特価になっています
通常26400円税込みですが、店頭で税込み1890円です。
てんちょも先日飲んでみましたが、とっても美味しいです
知識や経験は不要です、誰でも「おっ、いいね」って言ってくると思います。
辛口なんですが、甘い香りがします。
酸味が適度にあって、ふくよかさもあるので、酸っぱいワインが苦手な方でも大丈夫ですよ
キリっとしたワインが好きな方は、良く冷やしてください。
セパージュは、グルナッシュ70%、サンソー20%、シラー10%
セニエで作られています。
これは赤ワインを作るときと同じように、絞った果汁に果皮や種を漬け込んで色を移します。
(ただし、このロゼは発酵前に果汁から果皮を取り除いています)
赤になる途中の色=ロゼ、の果汁をステンレスタンクで発酵させていますので、綺麗なピンク色をしています
出来たワインはステンレスタンクで18か月熟成させて落ち着かせています。
樽は使っていません。
さらにワインは、20年から採用された特別なボトルに入っています
ボトルは透明瓶ですが、スパイラルの縞模様が入っています
ゆらゆら光が反射して、とても優雅な雰囲気です
そんなに本数は多くありませんが、お値打ちに楽しめるロゼなので是非飲んでみて欲しいです
余りロゼを試したことがない方にもお勧めしますよ〜
ただし、返品不可です
訳アリのリスクもご承知おきください。