2022年07月27日

あれから10年、のワイン


物凄く蒸し暑い名古屋、ほんと…湿度が高すぎる
その反動で店内が寒い

もう7月も終わりですね
早い。

今月は勝手にルイ・ジャド月間です

昨日は10年熟成の2012年を8本、一気に水平試飲しました

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クリマ・ド・ボーヌという昨年発売の6本セットを含めて、1級プティ・モンとクロサンジャックも2012

10年経ってもまだ全然上り坂の途中だった

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いい香りでしたが、もう一息、ブケが支配的になるまで待ってもいいですね。
味わいも丸くてツヤがあって、飲んで全く辛くはないですが、酸やアルコール感はしっかりしてて、官能が完全に喉奥に残るくらいまであと5年くらい待てたら最高だった。

でもね、これ以上待てませんでした

それでも、赤も白も良かったですね〜
やっぱり、クロサンジャックが最高に美味しく感動しました
香りよし味よし余韻よし。
(てんちょ、マジやクロドベーズよりもクロサンジャックが好きです

ボーヌの1級畑もグレーヴが一番かと思いきや、オー・クラがエレガントで人気でした
その一方で、しっかりしたブシェロットがグレーヴかと思うような外観の濃さでした

やはり一度に飲むと違いと共通点が分かって、いい経験になります
12年は収穫が少ないので当たり年とは言われませんが、ジャドのワインはブドウの良さが伝わるような、どれもしっかりしたいいワインばかりだった。
ポテンシャルの高さにはみんな驚いてくれたかも。

大きな会は中々できませんが、皆様に参加してもらえるような会を今後も開催していきたいです

店頭にある、もう一つのクリマ・ド・ボーヌの6本セット、こちらはボーヌの1級畑トゥーロンの垂直です(2011〜2016)

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販売してますよ

木箱に彫ってあるボーヌの畑の地図が素敵です
これも飲んでみたいなぁ〜

飲み頃を待つって大事ですが、そんなに何年も置いておけないっていう意見もよく聞きます。
最近は早くから飲めるワインが多いですし、それで結構美味しい物ですから余計に熟成させない傾向が高まっていくでしょう。

個人的に、80年代や70年代のワインで既にピークを越えてる物にも今年は結構当たりましたので、早く飲むのも一つの経験と思ったりもしましたが、
やはりある程度は待たないと真の香りや味は出てこないように思います

難しいけど、忍耐だよ〜(









posted by cave MITSUKURA at 13:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月23日

ルフレーヴと一緒に来た謎ワイン


良く晴れてます、名古屋
店内は毎年ですが寒い(人よりワイン優先)
ずーっといると冷え冷え

先日、土用の丑に先駆けてをいただきましたが、やっぱり高いですねぇ〜
美味しかった



今日は初めて扱う謎ワインを紹介します
珍しい…と思います

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ヴィコント・ド・ヌ・マリニッチ エリゴーヌ アンヌ・チェラウ スペリオーレ1erゴリシュカ・ブルダ2019

名前、長い
読んでも全然ピンと来ないし…

一般の方でこれ見て、「あ、あのワインね」って思う方がいたら、尊敬&賞賛です
どこのワインか分かりますか??

このワインは、スロヴェニアの白ワインです

スロヴェニアはイタリアの東隣の国です、首都はリュブリャナ。
古くはオーストリア・ハンガリー帝国の領土でしたが、第一次大戦後に隣国クロアチアやセルビアと共に独立、ユーゴスラビアとなりました。
更に社会主義時代を経て1991年にユーゴから独立しました。

因みにスロバキアじゃありませんので、混同しませんよう、ご注意ください
スロバキアはハンガリーの北、チェコの隣です。

北イタリアと地続きなので、フリウリ・ヴェネチア・ジューリア州と所縁が深く、この地方でも熟成の樽にスロヴェニアン・オークを使う蔵が沢山あります

で、今日のワインを作るヌ・マリニッチがあるのは国の東端のゴリシュカ・ブルダという地方です。
…うーん、知らない地名だなぁ… 初めて聞きました

ここです ↓

ヌ・マリニッチ.png
イタリア国境まですぐ

この地方では、かつて1787年にオーストリアの女帝マリア・テレジア格付けした9つのクラスの畑があったそうなんですが、戦後の独立や社会主義時代を経て、その価値は忘れ去られてしまったそうです
その前にはフィロキセラの被害も大きかったようで、他の産地同様にワイン生産が廃れた原因となってます。

そして現在、そこへ現れたのが、シャルル・ルイ・ド・ヌというフランス人です。
彼はルフレーヴの創業者であるジョセフの曾孫で、現地人のアリス・マリニッチと共にドメーヌを立ち上げて、畑の復活に尽力しています
ワイナリーの創業は2019年、まだとても新しい蔵です。
だからグーグルの地図には載ってませんね

今回、ルフレーヴの予約販売で一緒に案内があったのでほんの数本ですが買ってみました
生産もですが、入荷が大変少ないようで希望本数には全く満たない数量ですが、珍しいですし、興味本位で仕入れてみました。

お、HPはありますね。写真は全部白黒だわ(以下HPより)
こんな二人 ↓

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そっか、アリスさんって男性なのね

畑はヴィオディナミで栽培 ↓

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片岩がゴロゴロしてるような土地ですが、土壌はとても複雑に入り組んでいるようです

生産してるワインの全容が不明ですが、入荷案内は3つのシリーズがありました
ミツクラに入荷したのはエリゴーヌというシリーズのワインです。
ギリシャ神話に登場するエリゴーヌの名前を冠したワイン達で、5級、3級、1級とありました。
今日のワインは1級です

ラベルにエリゴーヌが描かれています

スロヴェニアワインは2006年よりEU法に倣って、テーブルワインと上級ワイン(ZGP=Zasciteno Geografsko Poreklo ←読めない)に分けられています。
今日のワインも上級のKakovostno vino ZGPです。
…すんません、初耳。

スロヴェニアは現在ではオレンジワインの産地として紹介されることが多いようです。

栽培されるブドウはシャルドネやピノノワール等の国際品種から、土着の「読めない品種」まで様々です

今日のワインは、jakot100%
ヤーコットと読むんだよな、(トカイ)フリウラーノの別名、のはず

醸造に関して情報なし、HPにも記載がない
やっぱり謎のままだ
でもアルコール度数が14%もあります。

お値段はお手頃、3000円しませんので。
話のタネに飲んでみませんか???














posted by cave MITSUKURA at 15:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月22日

3つのモノポール


この先晴れ続きで暑くなりそうな名古屋です


てんちょ、最近とても気になる事がありまして…
通勤途中に新しくオープンしたパン屋さんがあるんですが、ちょうど帰りの時間が閉店時間らしく、シャッターを半分下して閉店作業をしているんですが。

売れ残ったパンをトレーから45リットルの黄色い名古屋市の事業ごみ袋にどさどさ入れてるのを何回も目にしています
毎回多分3袋はあると思います、100個以上かも
も、も、も、もったいないー

捨ててるのはおそらくアルバイトさん達でそういう決まりなんだろうけど、こうも日々売れ残るなら生産調整した方がいいと思うんですよね
誰か疑問を持って改善しないのかなぁ、食べられる物をあんなに簡単に捨てて欲しくないです。
前を通るたびにもやっとした残念な気持ちになります



さて、今日はルフレーヴと共に入荷した新ヴィンテージのワインを紹介します
てんちょ、個人的にはルフレーヴよりもこちらの方を心待ちにしてました

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フェヴレ左から
メルキュレ クロ・ロシェット ブラン2020 モノポール
メルキュレ 1erクロ・デ・ミグラン2020 モノポール
メルキュレ ラ・フランボワジエール2020 モノポール


フェヴレのモノポール3本
(モノポールとは単独所有区画の事で、通常、一つの区画に複数の所有者がいるブルゴーニュでただ一つの所有者に占められる区画を差します。最も有名なモノポールはロマネ・コンティです)

フェヴレはニュイサンジョルジュにある老舗のネゴシアンで、コートドールにも沢山の自社畑を持っています
ニュイサンジョルジュはニュイで一番大きな街です、フェヴレのご近所にアンリ・グージュがあります

そして、これがメルキュレにある醸造所です、素敵なシェです ↓

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HPより、以下同様

やっぱりそれなりの規模ですねぇ
(ニュイサンジョルジュにも本拠地の醸造所があります)

フェヴレに限らず、ネゴシアンは現在ではどこも自社畑の比率が半分以上あるのが普通です。
ブルゴーニュは価格の高騰で、ブドウを安定確保するのが難しい昨今、資金があるネゴシアンでは自社畑を増やす事で生産を維持するようになってきています

フェヴレにはコートドールでもモノポールがいくつかあります ↓

ジュヴレイ・シャンベルタン1erクロ・デ・ジザール
コルトン クロ・デ・コルトン
ボーヌerクロ・ド・レキュ


ですが、
今日のメルキュレはコートドールに負けないくらいいい味なんですよ

フェヴレは所有する畑の内の半分以上がコート・シャロネーズにあります
5代目と6代目がシャロネーズのポテンシャルに早くから気づいており、より優れた区画を入手。
現在7代目に至って、シャロネーズの優良畑にはフェヴレの名前が必ず上がる、といわれる程になりました
(因みにフェヴレは1825年の創業以来ずっと同じ一族によって継承されています)

いいですね〜
ミーハーニュイ(すんません)だけじゃない、良いワインはこういう所にもあるんです

では、畑を見ていきましょう
今日の3つの区画はここです ↓

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緑の丸が白、紫の丸が赤です

メルキュレの位置やコート・シャロネーズがピンと来ない方も多いかもしれませんね
自分で地図を調べてくだされ


まず、白のクロ・ロシェットですが、
リュリーに近い一番北の区画で、フランボワジエールの北隣です。
南東向き、石灰粘土質で石の多い固い区画でそこから「ロシェット=岩、石」の名前が付けられました。
フェヴレは1933年からこの区画を単独所有しています
面積は5.45ha

シャルドネ100%
手摘みで選果されたブドウは円筒圧搾機で優しくプレスされた後、発酵を経て半分をフレンチオーク樽で、25%を新樽で16ヶ月以上熟成されます。
残りのタンク熟成のワインとブレンドする事で程よい樽の風味が生きたワインになります


次に、1級のクロ・デ・ミグランは、白のロシェットから南にすぐの場所にあります。
クロ・デ・ミグランとは「私の土地」という意味で、イギリス人の高官に由来する名前らしい。
ピノノワール100%
1級だけあって、力強くボリュームのあるワインになっています
フリーランジュースと、少しのプレスを混ぜてバランスの取れたピュアなスタイルを保っています。
こちらも一部を新樽で熟成、香りも味も強すぎないけれど存在感のある仕上がりです

そして、最後のモノポールがラ・フランボワジエールです。
ここは1級ではありませんが、蔵を代表するモノポールであり、ロシェットと同じく1933年からの単独所有区画です。
フランボワーズの名前の通り、赤い果実を感じるふくよかな赤ワインで、とてもチャーミングです
このワイン、本当に美味しいですよ。
てんちょ、大好きです

これがフランボワジエールの畑 ↓

フェヴレ フランボワジエールimage-moyen-adomfaiveley.jpg

2020年は暖かい春に始まり、やっぱり暑い夏になりました
気温の上昇と雨が少ない事でブドウは過熟した状態になっていて、収穫のタイミングが難しいヴィンテージでした。
夏の嵐はシャロネーズには来ず、収穫は8月19日と歴史的にもかなり早いスタートになりました
それでもブドウの状態は問題なく良好なので、ワインの質にも問題ありません。

来たばかりで、まだ飲んでいませんが期待超大
人気ワインなので価格はそれなりにします、一葉さん前後。

このワインの良さが分かる方は良い飲み手だと思います〜
好きなワインなので贔屓目かも







posted by cave MITSUKURA at 14:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月20日

マコネーのルフレーヴ&新しいルフレーヴ入荷しました


今日は晴れましたが暑ーい
昨日の湿度も相当でしたが


今日は、業界向けのオンラインセミナーがありましたが、繋いだだけで全く視聴できませんでした
色々とやる事あり、お客様あり、仕方ありません。
資料見て復習したい。



そして、これが入荷して来ました

ルフレーヴ2020

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ドメーヌのマコネーとネゴシアン(ルフレーヴ&アソシエ)のレジョナル他

マコネーのワインは2004年から取得した自社畑です、この地区のワインはDomaines Leflaiveと、ドメーヌにSが付いています
(*因みにコート・ドールの入荷予定は10月以降です)

ネゴシアン部門であるルフレーヴ・エ・アソシエ2009年から始められた新しいプロジェクトです

マグナムもありますが、各1本だけたった1本   

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予約希望通りには全くもらえませんでした…
しかも、どれもほんの一部を除いて全て予約完売だそうです

今回初めて入荷した、エスプリ・ルフレーヴです

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シルバーのキャップシールです。

この新しいラインナップは、新当主のブリス・ド・ラ・モランディエール氏と、2017年に総支配人になったピエール・ヴァンサン氏の二人(どちらもルフレーヴの一族)が始めた物で、ネゴシアンですが、シャブリやコート・ド・ニュイまで種類を増やし、新しいルフレーヴの一翼を担うブランドに育てる予定です

今回、初ヴィンテージの2018年が入荷しました
…全然入荷数ありませんけど

各ワイン、500〜3000本程で規模はまだ小さいですが、これから多様なルフレーヴに欠かせない存在になっていきそう


どれも数はそんなに多くありませんので、お早めにご来店ください〜
ネットショップにも順次載せていきます








posted by cave MITSUKURA at 18:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月17日

古典右岸のおすすめワイン


3連休ですね、お出かけしてる方も多いでしょうか
名古屋の中心部、栄ではお酒関連のイベントが沢山あるようです(ビール、日本酒、ウィスキー)

コロナの感染者がまた急増していますが、重症者が少ないのでワクチン効果が出てるって事なら多少は安心かなぁ
もう時短だの、意味ないと思いますし。



今日は夏向きとは言い難いですが、このワインを紹介します

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シャトー・ムーラン・サンジョルジュ2019

個人的に大好きな銘柄です
コスパもいいです

今日のワインは、フランス、ボルドーの右岸、サンテミリオンの赤ワインです
(サンテミリオンと隣のポムロルは赤ワインにだけ認められた名称です、なのでサンテミリオンの白ワインはありません

この前、続けてメドックの高級ワインを飲んでみたんですが、フルボディでもやっぱり洗練されてるワインって美味しいなぁ、と再確認しました
正統派のメドックが美味しかった
なので店頭のボルドーを見直してみようかな、と。

今日のムーラン・サンジョルジュは高級品とは言えませんが、かなり高品質です

サンテミリオンのトップと言えば、皆さんご存知のオーゾンヌシュヴァル・ブランですが、どっちも物凄く値上がりしてて、市場でもあんまり見かけなくなってしまいました
特にオーゾンヌはシャトーの規模が小さめなので余計に流通してない感はある。

どっちにもファンが多いでしょうが、てんちょはどっちかといえばオーゾンヌ派です。

で、今日のムーラン・サンジョルジュは、そのオーゾンヌのオーナーであるボーティエ氏が作っています
畑もオーゾンヌの向かいにあるんです

こんな位置関係です ↓

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分かりますか?

オーゾンヌとムーラン・サンジョルジュはサンテミリオンの街の中心からすぐです
歩いても行けます。

地図だと分かりませんが、サンテミリオンの街からドルドーニュ川へ向かって下りなので、街中も階段や坂が多いんです。
自転車には向かないですね〜
オーゾンヌのシャトー前を見ていただいても、勾配があるのわかると思います ↓

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HPより

現オーナーのアラン・ボーティエ氏ですが、彼がオーゾンヌを取得したのは1997年。
元々シャトーの共同経営者だったボーティエ氏が前オーナーのシャロン女史からシャトーを買い取ったんですが、所有権をめぐっては平和な移譲とは行きませんでした
すったもんだの結果、シャロン女史は引退、シャトー(の株)はボーティエ氏が正式に購入して一件落着

その前からムーラン・サンジョルジュはボーティエ氏が生産していました
その頃からコスパのいい右岸ワインとして人気がありました、ワイン好きが普段飲みする、おすすめ銘柄だったんです。

てんちょ、2001年にボルドーへ行った時に、畑を歩いてる彼を見かけましたが、とてもにこやかでフレンドリーな雰囲気でしたよ

他にもフォンベルやシマール、クロット等、オーゾンヌの兄弟シャトーと言われる蔵はありますが、個人的にはムーラン・サンジョルジュが一番好きです
シンプルなラベルもいいなと思う

ワインは、メルロー80%、カベルネフラン20%(作付面積)
醸造はオーゾンヌのチームが行っています

シルキーなフルボディで、ボリュームのある香り
若い内から複雑な香りで甘さだけじゃない所がサンテミリオン(ボルドー)らしくて素敵。
外観は結構な黒紫色をしていますが、タンニンが辛いほどの味わいでは全くありませんのでご安心下さい

店頭には2005年、2009年もありますが、良いヴィンテージなのでお値段もまーま―高い。
その点、2019年は一葉さんとちょっとで済みますから、とてもコスパがいいんです

右岸のお手本の様ないいワインですよ
是非皆さんに飲んでほし〜







posted by cave MITSUKURA at 17:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月15日

2017はもはや「古酒」なのか


雨続きの名古屋、激しい降り方と時折晴れ間があったりの差が激しい

イタリアやスペインでは干ばつが進んで農業には危機的状況で、あちこち山火事が起こってたり…
あーぁー、いいニュース、カモン。


7月は何もしないままに終わっていきそうな気がする…
仕入れもしないし。
でもワイン会は多少あるかな。

今日は1本だけ、珍しく再入荷したワインがあるので紹介します

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アンリ・ボワイヨ ピュリニー・モンラッシェ1erレ・ピュセル2017

今、何故か2017が出てきました。
正規品なので来歴&保管は完璧です、ご安心ください

説明するまでもないかもしれませんが、このワインはフランス、ブルゴーニュの白ワインです。
シャルドネ100%

アンリ・ボワイヨもこれまた有名なんで、ご存知の方が多いでしょう

ボワイヨ家はヴォルネイに代々続く家系で、1630年には記録があるような名門一族です。
今では子孫がいくつかに分かれてそれぞれドメーヌを持っています。
なので、〇〇ボワイヨって言うのは何軒かあるんです。

アンリ・ボワイヨはその中でも一番古く、元になっているドメーヌの末裔で創業は1885年という古さ。
ドメーヌはムルソーにあります

今のご当主アンリさんで5代目、息子のギョームさんも蔵で働いています

こんなお二人 ↓

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HPより

数年前にアンリさんにあった事がありますが、それは上品な紳士でした
ギョームさんの息子さんもまだ小さいですが、いずれは蔵を継いでいくのではないでしょうか

2つの融合と1つの信念、が蔵のモットーです

ヴォルネイとピュリニーという2つのテロワール
父と息子の2人の協力
赤と白の2つのワイン


それを一つの信念に基づいて遂行する、より良いワインを作る目的の為に

アンリ・ボワイヨはまさにこの「信念の遂行」が完璧なドメーヌです
妥協無し、
手抜き無し、
言い訳無し

ブドウやワインが思う水準に達していない時にはバッサリ切り捨ててしまう程です。
他のドメーヌだったら普通に販売するであろう物を格下げしたり、バルク売りしてしまったり。
怖いくらいに理想に従う潔癖なドメーヌなんです

と、そんなアンリ・ボワイヨ、やっぱりワインは素晴らしい
そりゃ人気あるはずだよね、と納得の美味しさ。

こちらではアンリ・ボワイヨ・メゾンとしてネゴシアンもやっています。

ドメーヌで最も素晴らしい白は、特級バタールモンラッシェもあるんですが、モノポールの1級ピュリニー・クロ・ド・ラ・ムーシェールかもしれない
(ネゴスでは特級モンラッシェもありますが、日本では全然見ませんね

今日の1級レ・ピュセルは、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェに隣接する区画です
(クリオ・バタールやビアンヴニュって小さいのであまり見かけないかもしれませんが、モンラッシェ特級の塊の一つです)
いい場所ですよ ↓

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HPより、緑の〇がピュセル

この地図いいですね〜、区画がとても詳しく書いてあるし
HP見てください

現在ではボトルは蝋栓になっていますが、2017年ではまだフォイルキャップです。

平均樹齢は45年、60%を350リットルの中樽(新樽)で残りを1年物の樽で13ヶ月熟成。
小さな樽を使うよりもワインの接触を低くできるから、という理由で中樽を使っているそうです。

若い内はレモンやオレンジの花の香りで淡い黄色をしていますが、熟成するにつれて厚みが出て黄金色でコクのある深い味わいに変化します
そうなるまで待った方が絶対にいいです。

2017年は前年の霜害による収穫激減の悪夢から少しは立ち直れたヴィンテージで、穏やかな春と暑い夏でしたが適度に雨が降っていまの様な猛暑にもならず順調に収穫まで成長した年です
赤よりも白の方が評価が高く、若いワインでも早くから華やかな物が多いようです

今、5年目ですがまだ早いでしょうね
もう少し我慢
セラーに置いてある事を忘れてあと5年は置きたいところ
1本しかないけど。

これが中々待てませんね、なので「忘れた作戦」でどうでしょう
「あ、まだこれ、あったんだー」と発見できた時の歓びを思うと、にやけそう

そしてお値段は言うまでもなく諭吉君2人以上だよ
買う価値は大いにあります〜











posted by cave MITSUKURA at 19:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月13日

日々勉強


今日は日差しが強くて蝉の声も激しい

日曜の参院選の結果はまぁ、予想通りですね。
与党、野党うんぬんより、参議院議員は250人も要らないのでは

フランスのブドウは早すぎるくらい順調にそだっています ↓

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シャンパーニュ ポール・バラSNSより


そう言えば、先日セミナーに来てくれたルイ・ジャド社のエリーさんに御礼のメールして写真を送ったら、すぐに返信をくれました
「フレンドリーに話に耳を傾けてくれ、真剣にワインに向き合ってくれた皆様に感謝」
「貴重なワインを共有できて嬉しい、また是非やりましょう」
との事で、本当に実現させたいです

秋に何とか実現したい(真剣&本気)


今日は業界向けの試飲会に行ってきました。

C2DB95DB-2619-4C72-ACE0-A4A729D0320E.jpgいいなと思うワイン、いくつかあったのでまた紹介したいです

昨日はドイツワインのオンラインセミナーでした。
このところ試飲会やセミナーも開催されるようになって嬉しいです


忙しくないけど、書いてる時間がないのでまた今度〜






posted by cave MITSUKURA at 15:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月10日

お手軽・赤の泡で夏を楽しむ


今朝は涼しかったですね

今日は午前中に参院選の投票に行ってきました
小さなお子さん連れの若い方もいて、いつもより多少混んでいたような。

知り合いが朝一番に行ったそうで「投票箱が空なのを確認する」=ゼロ票確認をしたそうです
早起きだなぁ〜
毎回これを狙ってる人がいるっていうのにも驚き



今日は雨が上がっても湿度が高い
夏に人気の赤の泡を紹介します

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カビッキオーリ ランブルスコ・ロッソ グラスパロッサ セッコ&アマービレ

ランブルスコの名前はご存知でしょうか?
イタリア、エミーリャ・ロマーニャ州の微発泡ワインです。

今日の二つは赤のフリツァンテです

ランブルスにには3つのDOCがあり、、州の中央に位置する都市のモデナ近郊に広がる産地です
モデナと言えば、「跳ね馬」や「トライデント」の方が興味ある方もいると思いますが、てんちょはお酒だな。

モデナはここです ↓

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ミラノとボローニャを結ぶ主要街道上にあります

ランブルスコは、辛口(セッコ)から甘口(ドルチェ)まで様々な味があり、色も赤白ロゼがOKと非常に多様です

DOC認定は1970年と早いのですが、色んなランブルスコがあるためか法規制はあまり厳しくありません。
産地も広いですし。
微発泡(フリツァンテ)の物が大半ですが、中にはしっかり発泡性(スプマンテ)の物もあります。

現在DOCは3つあり、原料にされるブドウ(と産地)によって呼び分けています。
下記3つのDOCには赤とロゼだけで、白はありません。
(ですが、IGPにもランブルスコはあるのでそちらで白は生産可能です、ややこしい?)

1.ランブルスコ・ディ・ソルバーラ
ソルバーラという品種で作られます。
辛口が多く繊細でフレッシュさが魅力です、重さや強さを主張するタイプではありません。

2.ランブルスコ・グラスパロッソ・ディ・カステルヴェトロ
グラスパロッサという品種で作られる物で今日の二つはこれになります。
1とは違って濃い目の外観に力強い味わいになります。
辛口のセッコに対して、アマービレはやや甘口でグラスパロッサのコクが良く分かります。
カステルヴェトロはモデナの南にある町で、その周辺のブドウが使われます。

3.ランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタクローチェ
これもサラミーノという品種を使った物です。
モデナ北西のサンタクローチェ周辺のブドウが原料です。

要するにブドウの品種と産地が合体したイタリア方式の命名ですね


今日のランブルスコを作っているカビッキオーリは、エミーリャ・ロマーニャ州ではかなり有名な大手です

1928年創業、オーナーのウンベルト・カビッキオーリ氏が伝統的な地元のワインを多くの人に知って欲しいと思い作ったワイナリーだそうです。
モデナの北にあるサン・プロスペロに大工場を持っていて、現在はイタリアワインの大会社、GIVの傘下に入っています。
(GIVには多くのワイナリーがあるのですが、トスカーナのメリーニ、ロンバルディアのニーノ・ネグリ、ウンブリアのビジ等、日本でもよく知られるワイナリーが含まれています)

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グーグル・ストリートヴューより

うーん、カビッキオーリに関してはほとんど情報がないですね


今日のワインの発泡はシャルマー方式(タンク内二次醗酵)によって得られています

セッコはやはり食事に合わせるのがいいでしょう
日本の夏なら良く冷やして、ボロネーゼやラザニアに合わせるのも良さそうです
カツオやマグロのたたき、などもいいかも。
意外とショウガと相性良いのですよ

アマービレはやや甘い分、深みを感じさせる味わいでコクがあります
手を掛けた料理、煮込みなども良さそうです(暑いと嫌かもですが)
焼き菓子ともよく合いそう、ナッツが沢山入ってるパウンドケーキもいいですね。

ワインだけでも気軽に飲めます

アルコール度数はセッコで11%アマービレで8%
価格はどちらもお手頃=きっかり野口君一人(税込+100円)です

どちらも向こうが透けるような軽い赤で、夏にぴったりだよ〜










posted by cave MITSUKURA at 19:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月09日

赤箱のリッチブルゴーニュ


明日は参院選、未だに誰に投票するか決めていないわたくし。

今日はいきなり豪雨になったり雷が鳴ったり、天候の変化が激しい
湿気でガラスが曇るし…



今日はこのワインを紹介します

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ルイ・ジャド ボーヌ1er オマージュ・オー・クリマ2018

今月はジャド月間なので、ジャド押しです

この素敵な箱入りのワイン、どういう物かご存知でしょうか?

ワイン名の「ボーヌ1er」の通り、ルイ・ジャド社が所有するボーヌの1級畑をブレンドして作られるオリジナルワインなのです
(フランス、ブルゴーニュの赤ワインです)

赤い箱もカッコいいですね
還暦のお祝いに良さそう
(この箱は日本で作ってる物で日本だけだそうです)

ジャドの元々の拠点であるボーヌ、その北側に広がるブドウ畑は416haちょっと。
赤が9割、白が1割くらいで、畑のほとんどが1級です。
42か所もあります。

こうです ↓

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ブルゴーニュワイン委員会より

オレンジ色の部分が1級なのですが、ほとんどオレンジ色でしょ?

自分で見たい方はこちらをどうぞ ↓
https://bourgogne-maps.fr/pdf/denominations/38.pdf

42の1級畑の中で評価が高いのが、グレーヴでしょうか
(ここにはルイ13世所縁でブシャール所有のランファンジェズがあります)

ジャドの看板ワインの一つ、トゥーロンブレッサンドも有名ですし、ジョゼフ・ドルーアンの持つクロ・デ・ムーシュも評価が高いです

もちろん1級畑それぞれの単体で作るのもいいんですが、ジャドは畑の多さを生かして毎年非常にバランスの取れたリッチな赤を作っています

それが今日のオマージュ・オー・クリマです

ネゴシアンとして始まったジャドですが、今ではドメーヌ以上に自社畑を沢山所有しています。
ブルゴーニュでは価格の高騰でブドウを買うのも大変になって来ていますので、長い安定した契約を結ぶ一方で自社畑を増やす取り組みはどのネゴシアンでも行っている将来に対する重要な備えです

で、今日のワインの畑です。
ラベルのバッカスの周りにブレンドされている畑の名前が書いてありますが、読めますか?

HPには、2012年のブレンド畑が載っています

1.LE CLOS DES URSULES
2.LES BOUCHEROTTES
3.LES PERTUISOTS
4.LES THEURONS
5.LES AVAUX
6.LES AIGROTS
7.LES CENTS VIGNES
8.LES GREVES
9.LES PERRIERES
10.AUX COUCHERIAS
11.LES TUVILAINS
12.LES CHOUACHEUX
13.LES MONTREVENOTS
14.LES SIZIES
15.LES REVERSEES
16.LES TOUSSAINTS
17.AUX CRAS
18.LES VIGNES FRANCHES
19.LES BRESSANDES


全部で19か所、しかし、ヴィンテージによってブレンドされる畑が変わっています。
今日の2018年、よく見ると12年と違うでしょ?

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2012年では19か所

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2018年では17か所

ポスターの方が見やすいかも ↓

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…2015年は18種類だったような

畑はこうです ↓

ルイ・ジャド Beaune-site-internet.jpg

…暇なんで1級畑探しやってました

ワインは長熟、でも難しくない
お値段以上の価値があります






















posted by cave MITSUKURA at 18:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月06日

最高の経験と最悪のニュース


台風の影響はほとんどなかった名古屋市内、今日は快晴で暑いです
今年はまだ蝉の声がさほどしませんね、これからでしょうか。


昨日は非公式?のセミナーを開催しました

ルイジャド社のアジア・マーケティング担当のエリー・ペレス氏が急遽来日する事になってのイベントなんですが、
話が来たのが開催日の9日前で、本当に来るかどうかも未定、という非常にあやふやな中での企画でしたので、公募いたしませんでした。

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ペレスさんと通訳してくれた日本リカーの佐々木さん

行きたかった―と思ってくれる方、申し訳ありません。
またちゃんと広く募集しての会も是非やりたいので、その際は早めにご案内したいです

昨日のテーマは、
シャトー・デジャック ムーランナヴァンとモルゴンの2015単一畑飲み比べです

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いやー、これが最高に良かったです

てんちょは元々シャトー・デジャックが大好きなので、凡そのスタイルや味わいは慣れておりましたが、畑違いの同一ヴィンテージで、しかも2015年の様ないいヴィンテージを飲み比べると非常に違いが顕著で発見がありますね〜
美味しさと洗練度を再認識してもっと好きになりました

収穫から7年を経てもまだまだ黒い外観でエッジは紫色、フルボディの重いワインでした
緻密できめ細かい、どれもとても良いワインで美味しかった。

白のボジョレー・ブランのシャルドネも樽なしですが、ブドウのコクと酸のバランスが素晴らしい、香りも良くて複雑、今飲んで全く文句なし
個人的にはカルクランが好き。

シャトー・デジャックではマセラシオンカルボニックを採用せず、通常のワインと同じ様に作ってますので、余計に長熟なんでしょう
熟成するとピノノワールを区別がつかないくらい、と言うのが良く分かります。
2015年でもまだまだ若かったので、もう少し我慢だなぁ〜

ペレスさんのお話しもとても端的で分かりやすく、詳しい資料と合わせて地形や土壌のとてもいい勉強になりました
資料も最高

ムーランナヴァンの土地は痩せて薄い表土の下にピンク色の花崗岩の岩盤
モルゴン(コート・ド・ピ)はやや厚い表土に火山性の閃緑岩(青い岩)


以前、ボジョレー委員会の協賛でワイン会を開催した時の資料もあとで見返してみました

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(↑ この地図、昨日も資料に何度も出てました)

ムーランナヴァンの風車の周りにある区画でも隣合っているのに、香りと味わいははっきり違っていました、ちょっと驚き

いい経験になりました、本当に有意義な時間でした
やっぱボジョレー行かなくちゃ。

彼は普段バンコクを拠点にしてるそうですが、また来てくれるらしいので(ほんとかな)是非次回も期待したいです
今度の内容を皮算用しておきます



そして、最後に非常に悪いニュースです

報道で、今年のサントリーのボジョレー・ヌーヴォーが2倍以上に値上がりするというのを見聞きして残念に思った方も多いと思いますが、
昨日のニュースはもっと悪い

今年は日本ではルイ・ジャドのボジョレー・プリムール(ヌーヴォー)、マコン・ヌーボーは取り扱わないそうです

なんですとー

ヌーヴォーなし???
うっそでしょ‥‥

毎年、ジャドのボジョレーもマコンも楽しみに予約してくれたり、試飲に来てくれる方、申し訳ありません。
てんちょも信じられないんですが…

輸送の問題が一番の原因だとペレスさんも言ってました。
コンテナ不足、輸送費の高騰、輸送便の確保等、どれも全く改善しないそうです
なので締め切りがタイトなヌーヴォーを扱うのはリスクが大きすぎるそうで。
大部分の理由はプーチンだ


重要なアイテムが二つも減ってしまって、今年の新酒解禁はどうしよう
撤回してくんないかなぁ〜














posted by cave MITSUKURA at 17:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする