2022年03月13日

泡のないシャンパーニュ


今日は名古屋ウィメンズマラソンの日でしたね
気温高くて、ランナーの皆さん大変かも。
大きな道路があっちもこっちも渡れなくて、一年に一回だけ歩道橋を使う日だ。



先日飲んだルネ・ジョフロワ コトーシャンプノワ赤NV会心の香りで、久しぶりに感動しました
 
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5つ程度の複数ヴィンテージのブレンドですが、非常にいい香り
外観は透明度の高い赤い液体です、果実味と酸のバランス、余韻の長さも完璧。

でも、そう言うのに限って、もう店頭在庫ないんですよね
元々が予約販売だったし‥残念

ここんとこ、いいワイン開けてもどーも満足できなかったので嬉しかった
…贅沢になってますかね

違うコトーシャンプノワにも挑戦したい



と言う事で、今日はコトーシャンプノワを簡単に解説いたします
過去にも何回も書いてますけど、

発泡性ワインで知られるシャンパーニュ地方ですが、法的に認められたAOCは3つありまして、

シャンパーニュ

言わずもがなの名称です。
発泡性のワインの名称で、瓶内二次醗酵で一定期間の瓶熟を経る必要があります。

5つの県にまたがる34000haもの広大な産地をこの一つのAOCがカバーしてるという、とんでもない「産地呼称」ですが、
村ごとに生産が認められるか認可があり(と言っても村も300以上あります)、更にそれが3ランクに格付けされていますので、一応の序列はあります。

グランクリュの村の全ての畑が一流とは言えませんが、シャンパーニュは人為的な二度目の発酵と瓶熟を経るためにブルゴーニュ程の細かい区画の区分はされていません。
同じ理由で収量もボルドーやブルゴーニュのグランクリュと比べると桁違いに多く認められています。
(ブルゴーニュの人気ドメーヌの3倍以上採ってもOK、この辺りは生産者のポリシーにもよりますが)

が、それでも誠実な品質維持の賜物でしょう、シャンパーニュの絶大な人気はコロナでも翳る事なく、順調に復活しています

ロゼ・デ・リセイ

3つの内、2つは非発泡性ワイン(いわゆる普通のワイン)です。
スティルワインっていうのですね

この、ロゼ・デ・リセイオーヴ県のリセイ村を中心とした地域でピノノワールだけで作られるロゼのみに認められた名称です。

かつては格下産地としてブドウの値段も低く買いたたかれていた南の産地ですが、今では沢山の優良ドメーヌがあります
法整備がされる前は、ロワールなど他地域からのブドウ供給に怒った農民が役所を焼き討ちするなどの暴動事件も起きるほどの不遇の地だったんですが。
しかし現在ではオーヴ県はシャンパーニュの生産を支える非常に重要な地域で、大手メゾンはここがなければ生産が立ち行かないくらい依存してるはずです。
ネゴスにとって、今や土地持ちの栽培家には頭が上がらない、立場逆転だ。

ブドウが不作の年には、ちょっと南に行ったオーセロワやトネール当たりのシャブリ周辺のブドウがシャンパーニュになってるんじゃないか、という邪推もあるほど、レ・リセイのすぐ南はコートドール(ブルゴーニュ)です
県境まで車で5分。

リセイもいつか行ってみたい ↓

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シャンパーニュ委員会より、他も同様

しかし、なんせ、遠いんですよ
ランスから言ってもディジョンから言っても結構あるので。

樽で熟成中のロゼ・デ・リセイ ↓

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そして、ロゼ・デ・リセイの評判は未だ大したことないような
生産も増えていませんね。
すんません。
これだ、っていうのに出会った事がなくて。
いいのあったら教えてください

コトーシャンプノワ

説明の順番としては2と3が逆になってる事が多いでしょうけど、今日の主眼はこれなんで、最後に登場。

コトーシャンプノワもシャンパーニュと同様に5つの県全体で名乗れる名称です
ACシャンパーニュが作れるところならコトーシャンプノワも作れます。
しかも赤白ロゼ、全部OK

これまた何でもアリな名称だ

ですが、やはりシャンパーニュでは発泡ワインを作った方が圧倒的にネームバリューがある(つまりお金になる)ので、
わざわざスティルワインを作る人は少数でした
まぁ、そりゃそうだ。

しかし、ここ何年かでコトーシャンプノワの生産量は増加しています
やっぱり暑さが影響してると思います。
そして、各生産者が自社のブドウの品質の証明と、多様性の表現のため、もある。

最も必然の理由は、ロゼ用の赤ワインを確保する必要があるから、ですが


その昔、シャンパーニュ地方は北の産地だった為に黒ブドウが十分色づかない事も多く、赤ワインの産地としては厳しい環境でした。
アルザスのグランクリュにピノノワールがないのも同じ理由です。
冬の気温の低下で発酵が止まり、瓶詰めされたワインが春に再発酵を始めたせいで偶然出来上がったシャンパーニュ、これも北の産地だったから起こった事です。

発泡ワインの製法が確立されると、その独自性でもはやブルゴーニュやボルドーと争う必要がなくなり、我が道を行けばよくなった事もあり、シャンパーニュ地方ではスティルワインの生産が忘れられて行きます
一部の良いピノノワールを持っているアイやブジー当たりの農家が自家製酒としてのスティルワインを作るのに留まっていたようです。

戦後、シャンパーニュが世界中に行き渡ると、優れた生産者は自社のいいブドウを使って伝統回帰に乗り出しました。
こうして生産を再開したスティルワインはコトーシャンプノワとして、ごく一部の人に飲まれる希少ワインとして流通しています


コトーシャンプノワ(と言うか元々のシャンパーニュのワイン)の歴史は、ルイ14世の宮廷(17世紀)まで明確に遡ることが出来ます。
(余談ですし、前にも書きましたけど、太陽王ルイ14世とドンペリニヨンって、全く同じ生年&没年なんです。全然違う生き方の二人ですが、シャンパーニュにも大きな影響がある二人、偶然とはいえこの一致は不思議に思います)

宮廷の美食家として知られた貴族のシャルル・サン・エヴルモンがシャンパーニュの3つの丘のワインを賞賛し、オルドル・デ・コトーと呼ばれ、人気となりました。

その3つの産地は、
アイ
アヴネイ(アイの東に続くマルヌ川の北岸の1級)、
オーヴィレール(ドンペリニヨンの修道院があった村で1級)で、
特にアイは優れたピノノワールの産地として一目置かれていました。

この頃のライバルはブルゴーニュの赤ワインで、どっちがより高貴なワインか、し烈な競争があったようです。

その後フランス革命でその伝統は失われますが、1956年にテタンジェの当時のオーナー、フランソワ・テタンジェがこのオルドル・デ・コトーの伝統を復活させ、コトー・シャンプノワ団体を設立し今日に至ります。

会員4000らしいけど、団体HPには具体的な事が全然書いてない
まちっと、詳しい情報くれたまえ。

コトーシャンプノワは圧倒的にが多く、白やロゼはまれです。
てんちょ、ブジーのエドモン・バルノーでロゼのコトーシャンプノワ買った事がありますが、日本へは輸入無しだった
今でもなさそう。

コトーシャンプノワの生産者は皆さん、ブルゴーニュと比較されることを嫌いますが、
それはそれとして(そして比較したとしても)、とても有意義に楽しめますので、贔屓のメゾンやドメーヌがコトーシャンプノワ作っていたら是非飲んでみるべきです


随分前にコトーシャンプノワ会やりましたが、またやってみたいなぁ〜

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2022年03月12日

ルーロ、ごく少量入荷


一気に春の気温になりましたね
でも夜は寒いので着る物に悩みます


店頭にはルーロが入荷して来ました

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ラップも取らないで失礼

でもね、たったの3本です…
それでも、あんまり買ってないのに3本分けてくれた輸入元さん、ありがとう
…ブルゴーニュはこういうワインばっかりになって来ました









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2022年03月10日

王様の従僕?


外は暖かい今日


今日はこのワインを紹介します

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エリオ・アルターレ バルベーラ・ダルバ2020

字が多い古典的なラベル、個人的に好きです
この生産者にはファンが多いでしょう

今日のワインは、イタリア、ピエモンテ州の赤ワインです。

生産者のエリオ・アルターレは1970年代にバローロの改革に真っ先に取り組んだ人で、バローロの名だたる生産者を列挙する際にその名が漏れる事はあり得ません

エリオ・アルターレはラ・モッラにあります、DOCGバローロの中心5村では北です。
こんなところ ↓

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HPより、以下同様

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見事な畑

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ご家族、ブドウも綺麗

長い歴史を持ち、王のワインと呼ばれたバローロですが、二度目の大戦後は一気にその名声が下降、名前は知られていても売れないワインとなっていました
ワイン商の言い値で買いたたかれたブドウは大量生産のワインとなっていて、「名声だけ」のいまいちワインの時代があったんです。

それをブドウ農家が自らこのままではいけないと思い、新たな取り組みを始めた結果、今の尊敬すべきバローロの姿になった訳ですが、
その改革の旗手がこのエリオ・アルターレさんです
(そのアルターレでもガイヤを先生としたそうですが)

70年代後半にブルゴーニュへ行き、自分達との違いに驚いたでしょうね
現状を変えるべく、4人の同志と改革を始めたのは有名な話です。
クレリコ
サンドローネ
アルド・コンテルノ
スカヴィーノ


日々、実験的に醸造したワインを持ち寄って議論を重ねたそうです。

まぁ、もちろん彼ら5人だけの力ではありません。
ワイン商に売っていたブドウを自社で醸造、販売するようになった事が最も大きな変化ですが、その為には設備投資の資金を工面したり、販路を自ら見つける必要もあるので、ブドウだけ作っていてもダメなんです。

このバローロ復活の裏にはアメリカでの人気(イタリアワインは色んな銘柄でアメリカの影響が大きい)と、それをプロデュースしたコンサルタントの功労も見逃せません
販売先の目途があれば資金も調達しやすいですし、量が減っても質が良ければその分値上げして売れる、という訳です。

そんな、資金面でもバローロ農家の支えになったのが、今日のバルベーラです



…バルベーラの紹介なのにバローロの話が長すぎましたね


今日のワインはバルベーラ100%、ネッビオーロ100%で作るバローロとは別物です。
でも、てんちょ、まだこれ飲んだ事がありません
もちろん、他のバルベーラは飲んでます。

元々、ネッビオーロは晩熟でタンニンも強く、飲み頃になるまでに時間がかかったために、生産者も長く寝かせてから出荷するようにしていました。
そうするとお金になるまでに時間がかかるので、手っ取り早くお金に変えられるバルベーラドルチェットも農家にとっては経営面でも重要な品種だったのです

また、ブドウ農家は昔から、販売用にはネッビオーロを育て、自家製ワインの為にバルベーラやドルチェットを育てていました
そういう意味では、これらの品種のワインは土地に根ざした、ピエモンテの食卓の定番ワインだったんです。

で、今日のバルベーラ・ダルバですが、製法はバローロと同じです
収穫したブドウはロータリーファーメンテーター(回転式の発酵槽)で3,4日果皮と共に置かれます。
その後、新樽でないフレンチバリックで約5ヶ月熟成。
瓶詰めして出荷されます。

一般的な物では、明るい色合いのミディアムボディのバルベーラが多いですが、アルターレのHPには「フルボディ」と表記されています。
スミレやブラックチェリーの香り、温かみのあるフルボディで軽い酸があり、長く赤い果実感が続く。だそうです。

温かい、って言うのがいいですね

親しみやすいワインだと思います


エリオ・アルターレのワインは今でもやっぱり人気で、バローロを始めランゲでもネッビオーロだと諭吉さん越えちゃいます
そこへ行くと、バルベーラは全然余裕、野口君4人でおつり来ます

ドルチェットも機会があったら買いたいな〜
せっかくならこういう一流生産者の物がいいですよね

あなたもピエモンテの土着ワイン飲んでみませんか??






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2022年03月09日

でっかい正義 大特価


日中の気温は高いはずなんですが店内は寒いまま…
あっれー?
でもまだ花粉もそんなに感じませんので、プラマイゼロかな

ウクライナは一向に停戦、和平となる兆しがありませんが。
日本も某国から侵略を受けたら、一体どこまで「自衛」できるのか甚だ疑問です。
戦争で得られる物が失う物よりも大きいとは到底思えませんー



原油価格や金相場は高騰してますねぇ、株は下がりっぱなし
小麦価格がまた上がるようで、身近な物もどんどん値上がりしています

電気代も高い
去年の同じ時期と比べて同じくらいしか使ってないのに金額が全然違う

ワインも値上げの連絡しか来ない
じわっと入荷が遅れていたりコロナ&ウクライナの影響はあります。


そんな中、年度末で特価になってるワインもあります
今日はそんな特価ワインを紹介します。
特殊ですが

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ヘンケル&カンパニー ゼクトケラライKG ヘンケル・トロッケン ドライ・セックNV ダブルマグナム

ドイツのスパークリングワインです
ゼクトです

ドイツ語でスパークリングワインの事はシャウムバインと言いますが、その中で一定の条件を満たすものをゼクトと呼びます。
でも、ドイツの街では一般的に何でもかんでも「ゼクト」って言ってる気がします
(シャンパーニュじゃなくてもシャンパンって言うのと同じ)

ダブルマグナム=3リットルです。
レギュラーボトル4本分です。

大きさはこんな感じ ↓

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右のフェラーリが通常の750ミリです

でかっ


ヘンケルはドイツではとても有名な老舗ゼクトメーカーです

1832年にアダム・ヘンケルがマインツに興したワイン商がその起源ですが、彼はシャンパーニュで瓶内二次醗酵の製法を学び、ドイツに帰ってこれを商品化する事に成功します。
そうして出来たドイツ初の瓶内二次醗酵の本格的ゼクトの誕生が1856年です
シャルマー方式も取り入れ、その後も順調に事業を拡大し、2006年にはヘンケル・ゼクト150周年を迎えました。

現在はスペインのフレシネと合併し、ヘンケル・フレシネとなり、傘下にシャンパーニュメゾンやプロセッコ、カヴァのメーカーを持つ巨大企業になっています
輸出も150か国に及びます。

創業当時のヴィースバーデン(マインツの北にある街)のショップ兼ミュージアムは豪華です ↓

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グーグルマップより

すごーい
ドイツを代表する泡だもんね、流石。

今のヘンケルは全てシャルマー方式で作られています
今日の3リットルも同様です。

シャルマー方式はタンクで一気に造るので効率が良く、ブドウのフルーティさが残せる利点があります。
半面、瓶内二次醗酵程長く二次醗酵に時間をかけられないので、軽やかな風味になります。

今日のゼクトはトロッケン(辛口)表示ですがドライ・セックとなっています、ブリュットじゃない。
優しい辛口、って感じです。
セパージュもシャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、ピノノワール

HPには日本語があってそれはいいんですが、
品種に捉われずヨーロッパ内で厳選した最高のブドウを使用
って書いてある

こういうの、へー、そりゃすごい、ってならないでしょ
情報が適当か。


今回の特価には明確な理由があります
ヘンケルの取り扱いが終了となるそうで、最終在庫を大特価で販売してます(つまり投げ売り?)
ですから、その分かなりお値打ちになっております

この3リットル、参考上代(いわゆる定価)だと12100円税込なんですが、今だけ店頭では7200円税込です

4本分なので1本あたり1800円と言う驚異的な安さ

お花見とか、歓送迎会は自粛要請が出ていますが、そのうちに夏のBBQやアウトドアでも活躍すると思います
でっかいボトルがあれば盛り上がること間違いなし

冷やすのと注ぐのは大変ですが、その分の楽しさは保証します









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2022年03月07日

セミナー楽しみ


徐々に暖かくなってますかね
店内はまだ寒いです。

毎年早咲きで有名な名古屋市内の桜も、今年はまだ開花には時間がかかりそうです。
やっぱり今年は寒いんだなぁ


3月23日のセミナーはまだ余裕です
ご検討中の方はぜっひご参加ください〜

ラングドックのアペラシオンが全部言える人はそうはいないと思いまますので(めちゃめちゃあります)、それぞれのワインを通して個別の産地としても身近に感じてもらえるいい機会になりそうです

ベルトランではラングドックのあちこちに色んなワイナリーを所有しています。
元々あったワイナリーが成功した事もあり、困窮してる同業者から買って欲しいとお願いされることも多いそうで。
地元の産業の支援の為でもある買収なんです

久しぶりのセミナー、無事に開催したいです

実は一番楽しみにしてるのは、てんちょじゃないだろうか
うきうきするなぁ



それとは別で、近日開催予定だったオンラインセミナーの生産者が、現地でコロナに感染して急遽、中止になりました
ひょえー
自分も気をつけよう、でも気をつけつつ飲みにも行きます








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2022年03月05日

セミナーやります、参加者募集!


間際になってしまいましたが、イベントページに記載した通り、
ジェラール・ベルトランセミナーを開催します

講師には人気有名ソムリエの情野氏をお迎えします
お話上手な情野さん、来ていただけて嬉しいです。

7種類のワインを飲んで、ラングドックの現状など貴重なお話を聞きたいと思います。

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ジェラール・ベルトランはラングドックでも有数の巨大ワイナリーで、いくつものドメーヌ・シャトーを傘下に持っています。
ブドウ畑も広大な面積になりますが、その8割を既にビオディナミに転換していて今後は100%を目指しています。
気候変動で大きな影響を受けている南仏ですが、ブドウ栽培にも変化は起こっています。

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スジョール

キャンセル期限などご確認の上、事前にお申し込みください。
メール、お電話、ご来店、どれでもOK

お申し込みをお待ちしております







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2022年03月02日

南イタリア最高の品種


日が長くなってきたのが実感できる名古屋ですが、フランスでももう雪は無くなってきています
春の萌芽に備えて畑仕事が増えています ↓

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ブドウを留めるワイヤーを張るための杭を新しくしてます
モンジャール・ミュニュレSNSより


今日は出勤前に業界向けの試飲会に行ってきました
広い会場に時間制で極少人数でしたので、余裕をもって試飲できました。
開催主の輸入元さんには感謝です

久しぶりに色々なワインを試せてとても良かったです、いいワインばかりだった〜
(とは言えうちも今月は決算だし、悩ましい…

色んな上質ワインがあった中で、店頭で皆様に紹介したいと思ったワインがこれです

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ヴェゼーヴォ アリアニコ2019

イタリア、カンパーニア州の赤ワインです
アリアニコ100%、濃厚なモダンフルボディです

瓶がずんぐりした形状ですが、ちゃんと750ミリです

カンパーニア州はナポリがあるイタリア南部の州です。
南部にはアマルフィがありますし、ヴェスヴィオ火山の遺跡ポンペイも有名です

なので観光客も沢山訪れています、てんちょもナポリには一度だけ行きました。
もう20年くらい前なので今の状況とは違うでしょうが、当時はとにかく「治安が悪い」「一人歩きは危険」等、あまりいい事を聞けなかったナポリの評判。

市街地にはほとんど行かずに海岸沿いのホテルとレストランで楽しみましたが、食事はすごく美味しかったです
特に地元の方で賑わっていたレストランは流石の味、何でも美味しかったし皆さん親切だった
そりゃ混むよねって納得でした
また行きたい。


黒ブドウではカンパーニア州の代表品種と言ってもいいであろうアリアニコというブドウですが、詳しくは不明ながらギリシャ伝来であろうと言われています
フェニキア人などの交易の船に乗って地中海沿いに伝播したと考えられています。

この品種、個人的にとても好きです

この品種で作られる高級ワインにはタウラージがあります
生産区域ではヴェスヴィオ火山の火山灰が堆積した畑が多く、そうした場所ではフィロキセラが来ないそうで、未だに自根の珍しい区画もいくつか残っています。

今日のワインには無関係ですが、タウラージの名前を有名にしたのは間違いなく、フェウディ・ディ・サングレゴリオでしょう
生産開始当時は6軒ほどしかなかったタウラージの生産者ですが、グレゴリオのワインがアメリカで大ヒットすると瞬く間に世界中で人気になり、タウラージの名前が知られた結果、今では150軒以上に増えたそうです


今日のワインは同じアリアニコ100%ですが、IGPカンパーニアのもっと気軽なワインです
味も香りも引けを取らないし、コスパ最高ですよ

生産者のヴェゼーヴォは、イタリアワイン大手のファルネーゼ社(ファンティーニグループ)が所有するワイナリーの一つです。
2000年にカンパーニア州内陸のフォリーノに設立された比較的新しいブランドです。
タウラージの組合を買収して大きく発展して来ました。

ここです ↓

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あれー… HPの住所がなんか変、何もない場所じゃないだろうか…
でもそう表記間違いってヨーロッパのメーカーだとよくある

ワインメーカーの意向なのか、こちらのワイナリーでは全ての品種を単独で使用しています
ブレンド無し。
地元の品種だけを使った、土地に根差したワインです。
ワイナリーには樹齢250年のアリアニコがあるそうで ↓

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HPより、以下同様

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果実味が豊かでかなり黒い外観なのに味はまろやか、コーヒーやチョコも感じるような濃厚な香り、飲みごたえのあるフルボディです
こういうワインが2000円以下で味わえるのは素晴らしい
コスパ最高です

フルボディあんまり飲まないてんちょですが、是非お勧めします
でもね、入荷は明後日なので、ちょっと待ってくださいね。

暖かくなる前に楽しんでもらいたい
ワインだけでも無理なく楽しめます。

入荷は4日です、くれぐれも明日いらっしゃって、ない〜となりませんようにお願いします










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2022年03月01日

救世ワインかも


今日から3月雨の月初となりましたが、これからは一雨ごとに暖かくなっていくでしょう
蔓延防止の延長で凹んでおります
ホント愚策


日曜の棚卸はやってみて、やはり3月にやるべきだったと痛く後悔です

寒いのなんのって
外の気温は二桁あったようですが、お店の中は冷え冷えで全然効率よく検品出来なかった
集中力は続かないし
ミスもしてるし
来年は3月にやろう、絶対そうしよう


セラーでは掘り出し物もありました
あ、まだこれ残ってましたね、みたいな。

なので、
店頭にブルゴーニュ・掘り出し物コーナー作りました
旧価格&旧ヴィンテージです

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ほぼ、らすいちでっせ


そして、蔓延防止が延長になったのでセールは4月にやろうかな、3月末かなぁ… 悩み中




今日はこのワインを紹介します
確か随分前にサラッと触れた事があったと思います。
覚えてる方いますか?

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ソンターク モーゼル キュヴェ・レ・ブラゾン2019

見ての通りの白ワインなんですが、今日のワインは珍しいかも

このワイン、フランスワインなんです
モーゼルの名前があるのでドイツワインかと思うでしょ?

でも違うんです、れっきとしたフランスワインでAOCモーゼルと言う産地呼称があるんです

ドイツ西部を流れるモーゼル川には有名なワインが沢山あります
シャルツホフベルガーを筆頭に、ゾンネンウアゴルトトレプヒェン等有名な畑がいっぱい
お手軽なワインだと黒猫のカッツが知られています

そのモーゼル川はフランス・アルザスの西側にあるヴォージュ山脈が源流となっています。
長ーい国際河川なのです

その源流付近がAOCモーゼルです
ロレーヌと言われる地域ですね。

ジャンヌ・ダルクの出身地のドンレミがこのロレーヌにありますが、地域名は中世以後に何度も統廃合されていますし、当時は無理やり「ロレーヌの乙女」って事にしちゃった側面も否めませんが

AOCは二つ、
コート・ド・トゥール
モーゼル

です。(認定も1998年、2010年とごく最近です)
が、コート・ド・トゥールって見た事ないですねぇ… ヴァン・グリ(薄いロゼ)が認められていますが

まぁ、それもそのはず。
ロレーヌ全体でも僅か260haちょっとしかブドウ畑がないマイナー産地です、地域全体でも大規模シャトーの一つ分以下という

今日のドメーヌのソンタークは、ドイツとルクセンブルグの国境沿いでモーゼル川が流れるコン・レ・バンにあります。
ここです ↓

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毎度の縮尺

三国の国境が徒歩圏内にある、って事です。


ソンタークの創業は2007年、アルザスと同じく、オーセロワやピノグリを栽培しています。
ほとんど地元で消費されてしまうので輸出されるモーゼルワインは非常に稀です

畑や醸造所の写真はあまりありませんねー(HPなし)
SNSから拝借した写真を載せます ↓

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モーゼル川がすぐそこ

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やっぱり雪積もりますよね


今日のキュヴェ・レ・ブラゾンは、オーセロワ50%、ピノグリ30%、ミュラートゥルガウ20%

ステンレスタンク発酵・熟成で樽の使用はありません。
年産6600本、少ない…

フルーティで爽やかな辛口です
アルザスワインよりは繊細な印象なのは緯度が高いからでしょうか

郷土料理のキッシュ・ロレーヌや白カビチーズによく合います。
今なら春のワインとしてホワイトアスパラや山菜に合わせるのも良さそうです

暑くなったらよく冷やして、今飲むなら、やや冷えくらいがちょうどいいでしょう
軽い口当たりで心地よく飲めます。

お値段が超お買い得とは言えませんが、アルザスの定番ワインと同じくらいかな
是非お試しください〜













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2022年02月25日

春のワインあれこれ


繰り返しますが、明後日27日はお休みです
ご留意ください


ウクライナのニュースを見てると、台湾等もあるし、他人事じゃないですよね…
心配だなぁ



年度末が近づいた月末ですが、希少ブルゴーニュが入荷して来ました

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フランソワ・ミエ
たったの3種、各1本…


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ヴォギュエ
こちらも極少…

去年よりも格段に少ないです
来るだけマシ、ありがたく拝領いたします

しかもやっぱり値上がりしてるなぁ…
値上がり率はそれほどでもないけど、元が高いとねぇ


それとは真逆、お値打ちな春らしいワインも来てます、2000円以下

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ポール・マス ル・ロゼ2021 & ル・ブラン2020

南仏、ラングドックでリーズナブルで美味しいワインをたくさん作っているドメーヌです
花柄ボトルがすごーく可愛いです
去年も好評だったロゼに、今年は白も登場です

どちらもIGPペイ・ドック軽めの辛口です。

ロゼは、グルナッシュ、シラー、サンソ―
白は、ヴィオニエ 、ヴェルメンティーノ、ピノグリ、マカベオ、ソーヴィニヨンブラン、コロンバール

白、めちゃくちゃ品種多い。

花柄〜

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ジャケ買いならぬ、ボトル買い、春の雰囲気を楽しんでくださーい

さぁ、棚卸頑張るぞ。







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2022年02月22日

ナパ銀座の一等地


イベントページにも書きましたが、
来週の日曜、2月27日は臨時休業します
どうぞご了承下さい。
棚卸します、毎年面倒ですが必要かつ重要ですので。


今日は「猫の日」だそうで
2が並ぶので、にゃんにゃんにゃん…って事らしい。

200年後の2222年2月22日には、それは盛大な「にゃん祭り」になる事だろう
200年後の地球では火星移住が実現してるんでしょうか…
因みに200年前、1822年の日本では江戸後期、シーボルトの来日の前年だそう。



えー、来月の蔓延防止の解除を見込んで、各社が一斉に試飲会の予定を案内してくれています
なるべく全部行きたいけど、一気に来ると大変だ
新しいワインに期待です

カーヴミツクラでも3月半ばにセミナーとセールの開催を準備中です
決まったらお知らせいたします。




今日はこの新着ワインを紹介します

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ダラ・ヴァレ コリナ2015

アメリカ、カリフォルニア・ナパバレーの赤ワインです
シンプルなラベルが上品です

ダラ・ヴァレって聞くと、マヤって思う人が多いのではないでしょうか?

ナパバレーでも屈指の高級&人気ワインであるマヤ、てんちょ実は飲んだ事がありません
(多分。記憶にない)

ダラ・ヴァレは1982年創業のワイナリーで、オークヴィルにあります
(ラザフォードの南、ヨントヴィルの北)
ヒルサイドにある畑はナパでも最上の区画で、ワインは年々評価を上げ、90年代にはマヤは既に入手困難な人気ワインでした
それは今でも同じ。

ダラ・ヴァレワイナリーの周辺には有名な蔵があちこちにあります。
「カリフォルニアのポイヤック村」と言われるのも納得。
やっぱり、カリフォルニアも一度は行かないと

ダラ・ヴァレが有名になったのは、やはり、ファーストヴィンテージの1988年から僅か4年目の1992マヤがパーカーポイントで100点を獲得したからでしょう
このアメリカワイン初の快挙にマヤは一躍人気となりました

今現在でも輸入元乃カタログにはマヤ、載っていますが(金額5桁だよ、本当かな)、実際には発注できるんだろうか…
在庫表には記載なし。


ダラ・ヴァレのオーナーはイタリア出身のギュスターヴ・ダラ・ヴァレさんと奥様のなおこさん(日本人です、兵庫県出身)。
ご主人は既に故人ですが、生家は19世紀から続くワイナリーでした。
1940年代にギュスターヴさんは相続したワイナリーを手放してアメリカへ渡り、ワインとは無関係の事業で成功しナパへやって来ました。
でも、それはワイナリーを作る為じゃなくて、最初はスパを建設するつもりだったとか。
しかし、スパ建設が進まず、とりあえず別荘を建てて住んでみたところ、そこがワインに最高の土地だと言う事に気が付いてワイナリー設立に至ったという珍しいきっかけで誕生したダラ・ヴァレです。

現在の蔵は奥様とお嬢さんが仕切っています。
そのお嬢さんの名前がマヤさん、なんです
醸造家(歴代みーんな有名人)や栽培責任者もいます、コンサルタントはミッシェル・ローラン。

好きな物には妥協しない

という、なおこさんの言葉通り、隙がなく完璧なエレガンスを表現するワイン達

現在、ダラ・ヴァレでは赤ワインだけ、3種類のワインを生産しています

1.コリナ
今日のワインです。ワイナリーではコリナが最も安価なワインです。
イタリア語の「丘」を意味するコリナ、エントリーレンジと言われる「気軽な」ワインで、3つの中では最も新しいワインです
カベルネソーヴィニヨン49%、カベルネフラン51%
2015年のナパは大変乾燥した年で収量が少ない分、とても凝縮したワインになっています。
負担でもフルボディなのに、一層濃厚です

2.カベルネソーヴィニヨン
そう言う名前のワインなんです、シンプルでしょ。
ですがカリフォルニアワインの規定に認められているように、20%前後カベルネフランが入っています。
このワインは蔵の最初から作られている定番ワインです、やはりかなりのフルボディです
諭吉さんが4人弱必要ですが、まだ買えます

3.マヤ
こちらもカベルネソーヴィニヨンとフランのブレンド
赤い文字が独特な印象かも
最大でも500ケース程度しか生産されません

あと、例外的に生産されるマヤの区画のブドウを使ったMDVというカベルネソーヴィニヨン100%のワインがありますが、毎年は作られていません。
また、創業当時は生産していたサンジョベーゼによるピエトロ・ロッシがありましたが、2000年で生産終了になっています。

と言う事で、
先程は気軽なって書きましたけど、コリナですら、諭吉さん一人と一葉さん一人は必要です
どこが気軽なんだ、っていう値段です

しかし、マヤは入手困難だし、めちゃ高いので、
コリナでその基本姿勢を味わってみる、というのはアリではないでしょうか

ハーランのメイデンみたいなつもりで…って書こうとしたら、今メイデンでも7万円もするんですね
うっそ
(同じくナパの高級ワイン、ハーランエステートですが20万円以上もするので、そのセカンドのメイデンでもいいよねって思ったのに、と言う事です)

ナパワイン恐るべし

そうなると増々コリナが優秀かつおすすめです

















posted by cave MITSUKURA at 18:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする