2020年06月30日

6月も徒然にお終い


2020年も半分終わったー
なんだ今年は3ヶ月くらいしか働いてないような気がする…

ワインの紹介があんまりできなくてすみません。
来月もきっとこんな感じ。

気軽なワイン会のワインを選んでみたんですけど、調子に乗ってるとすぐに予算が足りなくなるという
欲を出すと切りがありませんね。
落としどころが難しい


先日、イタリア・プーリア州のジンファンデルを飲みました

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IGPプーリアです。
DOCなんかだと、地名を知らないもんだからどこのワインが全然分からない事が良くあります
イタリアの地理ももっと勉強しないとね。

で、飲んだワインですが、プリミティーヴォじゃなくてジンファンデルって書いてあります。
逆輸入か???
物凄ーくモダンなスタイル、甘くて濃いワインでした




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2020年06月27日

イタリアのエリクサー


今日は外出してる人が多そうですね


キャッシュレス決済の還元も今日を入れてあと4日です

5%は結構大きいですよね
ワイン買っておこうという方、是非お待ちしております



月末と言う事もあり、新たに入荷したワインはありませんが、店頭にあるちょっと珍しいワインを紹介します

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チェレット バローロ・キナートNV

このワインを飲んだ事がある方はイタリアワイン通ですね
今ではほとんど見なくなってしまいました。

バローロというワインは大変有名なので今さら説明の必要もないかもしれません。
イタリア高級ワインで「王のワイン、ワインの王」として知られる存在です

産地はピエモンテ州、ブドウはネッビオーロ100%赤ワインのみ

チェレット社はピエモンテ州では最大大手の一つで、甘口のアスティから、バルベーラ、バルバレスコ等沢山のワインを生産しています。
前にも黒くて長い円錐ボトルのモスカート・ダスティを紹介しました。

さて、今日のワインはバローロの名前がある通り、ネッビオーロ100%の赤ワインなんですが…
それだけではありません

ラベルにあるCHINATOキナートの文字、これが重要です
キナートをご存知の方はお酒に詳しいですね

キナートと言わずにキニーネ、と言えばちょっとは分かる方がいるでしょうか?
そうです、今日のバローロはマラリアの特効薬として世界中に広まったキナートを使った味付きのワインなのです

キニーネは南アフリカ原産の「キナ」という樹木の果皮から抽出される成分で作られた薬で、19世紀の半ばから世界中で使用されるようになりました。
特に植民地のアフリカやインド、東南アジアでは移民白人には欠かせない薬で、トニックウォーターにも入ってました。
ジントニックはマラリアがもたらしたカクテルですな

そのキニーネをバローロに入れて薬草酒にしたのが今日のワインです
味は甘口です。

えーと、これってベルモットみたいなフレーバードワインなのかと思いましたが、
アルコール度数が17%あるので、法的にはリキュール(混成酒)ですね
数種類の薬草をアルコールに漬けてエキスを移し、そのアルコールを糖分と共にワインに混ぜる、という製法です。

この薬草バローロは19世紀の末に、モンフェラートのカペリーニ医師とモンフェラートのザバルダート医師の二人が考案したものです

当時は正にエリクサーとして持て囃されたようです。

ラベルにあるようにキニーネ以外の薬草も入っていますが、レモングラス(シトロンなんとかの表記)っぽい物以外はさっぱり分からない…  ↓

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チェレット以外にも作ってる生産者はいますが、戦後すっかり廃れてしまい、今では数社のみ少量の生産を続けています


てんちょ、このキナートは飲んだ事がありません
他のはあります。

甘いんですが、苦くもあり(薬草なので)濃厚な味わいです
苦手な方もいるでしょうね、養命酒の濃いスタイルです。
赤ワインですし。

日持ちがしますので、ナイトキャップにもいいですよ
ほんと血行改良に良さそうです。
面白いワイン(の仲間)ですよね?

しかし、元がバローロだけあって値段は結構するんですよ
諭吉さんまではいりませんが一葉さんでは足りません。

ミツクラで開ける機会があるとすれば、2次試験対策くらいでしょうかねー
経験として飲んでみるのも悪くない

あなたのキャビネットにも1本どうかしら







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2020年06月26日

7月1日よりレジ袋有料になります


眩しい太陽
いつの間にか夏至過ぎてたんですね(今年は6月21日)
これから日が短くなるとはどうしても思えません


カーヴミツクラでも7月1日よりレジ袋が有料になります
サイズに関わらず1枚2円です、どうぞよろしくお願いいたします。

ワインは重いのでエコバックと言ってもちゃんとしたのじゃないと心細いかもしれません。
今までも袋は要らないと言ってくださる方がいて、助かります。
ごみは少なくどうぞご協力ください。



この前、とっても珍しいワインをサンプルとしていただきました
その内皆様とも飲む機会があれば。

てんちょ、歴代の珍品と言えば、
マダガスカルのヴァン・グリ
アメリカ・アラバマ州のロゼ
 マスカダインはヴィティスでいいのか
どちらも旅行のお土産のいただき物です。
ありがとうございました。

7月もあんまり大勢で集まるべきじゃなさそうですね…
もっと気楽に思っておりましたが、やはり試飲会も10月の周年も開催するのはやめておいた方が無難でしょうか

ワインの事書こうと思ったのに時間がなくて、また明日。

















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2020年06月22日

健康第一はブドウも同じ


今日も曇りでやや涼しい名古屋です


フランスのブドウ畑では既に実が大きくなりつつあり、平年よりも1ヶ月も早い生育状況です。
(20年前なら開花が6月下旬が普通でした)

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マルセルダイスSNSより

↑ この写真はアルザスですが、フランス全土で同じ様に早い生育です

一部、ミルデュMildouと呼ばれる病気が発生していますが、さほど深刻ではないようです。
ブドウも他の果樹同様に病気になりやすいのですが、様々な菌による腐敗が昔から大きな脅威になっています。

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Michael Grisard SNSより(オイディウム含む)

ミルデュは日本語でベト病と言いますが、フィロキセラと同様にアメリカから「輸入」された病害です。
葉にも実にも白いカビが付いて枯れさせてしまいます
湿度が高い畑で起こりやすく、名前の通りべとべとしたカビが原因です。

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シャンパーニュのエリックロデスSNSより
「警戒が必要」
ブドウにうっすらカビが付いてます

南仏やアルゼンチンの利点として、「風が強い」「乾燥している」などが挙げられますが、こういう環境だとカビも発生しづらいので、病害が少ない、とはそういう事なんです
風通しが良いとブドウにもいい。

でも、一方では強風だと光合成の効率は下がります
今は温暖化で日照の心配があまり要りませんのでいいですけど、緯度が高い地域では夏は無風であることが必要だった時代もありました。


ミルデュは19世紀の後半にフランスで大流行し、フィロキセラと相まってほとんどのブドウ畑が壊滅しています
ベルエポックの時代に水を差し、それからすぐにグランドゲール(第一次大戦)が起こってフランスのブドウ畑は大災難に見舞われます
いい時ばっかりじゃなかった…

このカビの病気ですが、対策にはボルドー液という硫酸銅を混ぜた石灰水を散布するのが有効とされています
この液体は、青っぽい紫白色をしていますのでブドウ畑に行って葉や実がこの色になってると、「あ、ボルドー液撒いたな」と一目瞭然です

ボルドー液は元々ブドウ泥棒除けに考案されたそうです
収穫前のブドウを夜中に取っていく輩がフランスにもいたそうで(今とは違い、売ると言うよりも飢えの為でしょうが)、
ボルドー液の掛かったブドウを食べるとお腹を壊すので、取られないようにする対策だったとのこと。

このまま無事に夏が終わり、大豊作で高品質の伝説的ヴィンテージになりますように
↑ 欲張り過ぎ







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2020年06月21日

マルベックの本当の実力


曇り空でやや過ごしやすい名古屋です。
ブラジルや南部アメリカでコロナ感染者が増加してるようで、国際的な交流は当分先になりそうですね
日本でも一気に観光地や街中に人が増えてちょっと心配。




今日はちょっと特別なワインを紹介します

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カテナ サパータ マルベック アルヘンティーノ カテナ 2017

アルゼンチンの赤ワイン、マルベック100%です
メンドーサ産です。

すごいラベルでしょ。
詳しくは後半。

アルゼンチン最大のワイン産地であるメンドーサはアンデス山脈を挟んで、ちょうどチリのサンチアゴの反対側にあります。
なので気候的にも土壌的にもチリと共通点があり、豊富な日照と冷涼な気候のおかげでヴィンテージの差が少なく、毎年健全なブドウが豊富に収穫できる利点があります

デイリーワインとしてチリと同じようにアルゼンチンワインを飲む人は沢山いると思います

カテナはアルゼンチン最大のワイナリーです
3代目のご当主であるニコラス氏は、英国ワイン専門誌のデカンターで09年に「マン・オブ・ザ・イヤー」に選出されていますし、他にも世界で最も価値の高いワイナリーに選ばれるなど世界中で賞賛されている注目のドメーヌなんです

ニコラスさんはナパの高級ワインの影響を受けて、1980年代にチリワインと同じように低価格で親しみやすいワインがアルゼンチンのワインだと思われていた市場の意識を変えるべく、単一畑のワインや凝縮された高品質ワインの生産を始めました。
それが今でも高評価の結果に繋がっている訳です
現在は4代目のお嬢さんもワイナリーに参加して、特にマルベックのDNAや土壌の研究にも力を入れています。

ミツクラにも2018年9月にカテナ(&ラポストール)セミナーを開催しました
もう一昨年かぁ、二つのワイナリーを2時間程度で試飲・解説ってのはもったいないですね
とても良い機会でしたが、もっとお話が聞きたかった。

繰り返しますが、カテナはアルゼンチン最大にして最高のワイナリーです
安いだけのワインじゃない、アルゼンチンワインの意識を変えたい努力が非常に明確です。

ドメーヌはメンドーサにありますが、自社畑はその周辺に標高900メートルから1500メートルにもなる「高山」に点在しています

でもねぇ、この大会社、デイリーワインから単一区画の高級品まで沢山のラインナップがあるんですけど、
はっきり言って紛らわしい名前が多くて分かりづらい
もうちょっと簡潔にカテゴライズするべきだと思う

ハズキルーペみたいに「名前がややこして分からないっ」と叫びたくなる
きーっ

と言う事で、今日のワインを紹介する前にカテナのラインナップをおさらいしましょう。
ワインのカテゴリーは6つのヒエラルキーに分類されています
(なんかこれも怪しいんだけど)

お値打ちな方から、

アラモス・シリーズ

ミツクラの店頭にもあります、1000円台でも十分美味しい高品質です。
これは本当に文句なしのおすすめです
赤白泡ロゼと品種ごとに揃っています。

カテナ・シリーズ

あのさー、これがイカンと思うんだよ。
カテナっていう会社がカテナっていうワインを作る事は全然悪くないんですけど、数あるシリーズの中で限定して自社名が入ってるのって言うのが面倒の元ではなかろうか
そして品種ごとに何種類もあるから余計面倒。
カテナのカテナ、です。

カテナ・アルタ・シリーズ

これもだよ、アルタ(=高地の意味です)の名前の通り一部の区画のブドウのみを使用
こちらにも品種ごとにいくつかあります。

カテナ・サパータ・シングルヴィンヤード

ここからは特に高級品です。
これ以降は基本的に区画名が入りますが、ブレンドのキュヴェ名の場合もあり、これもややこしい
お値段も急に諭吉さんです。

カテナ・サパータ・アドリアンナ区画別ワイン

ホワイントボーンズなど、アドリアンナ地区の単一区画名が入っています。
メンドーサ市の南15キロくらいにあるカテナのドメーヌからさらに南へ行ったトゥプンガトという、標高1500メートルもある一帯がアドリアンナの畑がある扇状地です。

畑は細分化されてそれぞれに適した品種が研究され、植えられています ↓

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セミナーでいただきました。

標高が1500メートルもあるので昼間の日差しは殺人光線です
日照量は完璧、ブドウは種を守るために果皮を厚くするので一層凝縮した濃いワインが作れます

しかし高地なので気温が低く(特に夜)、ブルゴーニュと年間気温とほぼ同じという特異な気候なんです。
そして、雨が少なく乾燥してるので病害の心配が少ないと言う利点もあります。
(余談ですが、夏は元々雨が少ないものの、ここ何年も冬の雪が減っているので今後は地下水にも影響があるかもしれない、とのお話
気候変動は世界どこでも同じなのでした)

特別な自社畑は、このアドリアンナ地区以外にも、あと二つ、アンヘリカ地区ニカシア地区というところがある。

カテナ・サパータ・フラッグシップワイン

これも特別な区画の最高品質ワインです。
ニコラス・カテナ・サパータ
カテナ・アルヘンティーノ

…になってますけど、HPと違う
HPはもっとめちゃくちゃ種類があって、一層訳が分からない

どーなってんだぁぁぁぁ(切実に怒っておる)

もらった資料が間違ってる、それ以降に変更されたやもしれませんけど
4,5,6はもっと整理して販売するべきじゃなかろうか
ワインは細分化しすぎてるのも販売を難しくしてる原因の一つだと思う

すんごい濃いオーパスみたいなの1つあれば十分かもしれません、最初は。
まぁ、それは置いとくとして


やっと本題
今日のワインはカテナの拘りが詰まった高級ワインですよ〜

マルベック100%
アンヘリカ地区とニカシア地区のブドウを混ぜています。

ドメーヌの歴史にも重要な役割を果たしているマルベックの研究の集大成と言われるワインです

ちょっと脱線しますが、今やアルゼンチンの固有品種ともいうべきマルベックが何故ここまで定着したのでしょうか

ご存知の通り、マルベックは元々ボルドー周辺のブドウです。
中世以降、フランス・イギリスの宮廷ではマルベックで作られたワインが濃厚で香り高く、非常に人気でした。
当時はカベルネソーヴィニョンはまだ普及していなかったようです。

手軽に栽培出来ていいワインが作れる品種と言う事で、マルベックはとても持て囃されます
大航海時代を経て多くのヨーロッパ移民はブドウの樹も南米へ輸出することになりますが、その中にマルベックも入っていて特にアルゼンチンで成功していきます。

マルベックは雨や湿度に弱いので、標高の高いメンドーサ付近の乾燥した気候によく合ったようです
さらに、スペイン系の移民の食事であるアサード(炭焼き)にマルベックのまろやかさが好まれたのではないか、という理由もあるそうです

1850年代の前半には既に栽培の記録が多く残されているそうで、こうなってくるとフィロキセラがいないメンドーサではフランスよりも樹齢の古い「本来の」マルベックが根付いて残っていることになります
この本家を凌ぐ、下克上的な地位向上がアルゼンチンワインにはとても重要です
フィロキセラ以降にはアルゼンチンのマルベックをフランスに再輸入する試みもあったそうですし。

以上、アルゼンチンとマルベックの関係でした


今日のワインはラベルが怖いですよね
それには理由があります
2015年ヴィンテージから、この印象的なラベルに変更されています。
(ワイン名はARGENTINO=アルジェンティーノ、ですがスペイン語読みなんですね)

この派手で豪華なラベルには4人の女性が描かれていますが、これがマルベックの歴史を表しているのです

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エレオノール・アキテーヌ〜
移民の時代〜
フィロキセラ〜
アルゼンチンにおけるマルベックの再発見〜

頂いた原画もあります ↓

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こちらもセミナーでいただきました。

フィロキセラが怖い、死神だわ

凝縮感は完璧です
2割だけ全房発酵、フレンチオーク熟成18ヶ月
アルコール度数も14.5%もあります
さらに酸度も高くて(HP3.5)、しっかりした骨格にぎゅうぎゅうに詰まってます

店頭には今はありませんので取り寄せになりますが、こういう素晴らしいマルベックも体験してみて下さい〜
取り寄せ可能です。









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2020年06月20日

踊るポイヤック


昨日まで夜が寒いくらいでしたね

てんちょ、早速10万円の給付受けました
一昨日振り込まれてました。
早い。
「他を優先してください」にチェックしたんですけど。
ありがとうございます。


ハマグリとナーエ、デーンホフは感動でした

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繊細でありつつ、酒質のしっかりした芯のある作りです
全てトロッケンで、綺麗な酸が和の出汁にも調和してました。

最近の辛口ドイツワインのいい経験にもなりましたし、桑名さんの巨大ハマグリがもう美味しくて

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幸せでした〜



さて、今日は王道ワインを紹介します
暑い季節には中々厳しいフルボディかもしれません。

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パストゥーレル・ド・クレール・ミロン2010

クレール・ミロンのセカンドワインです
主に樹齢の若いブドウを使用しています。

クレール・ミロンは有名なのでご存知の方ばかりでしょう
ボルドーを日常で楽しんでる方は少ないかもしれませんが。

シャトー・クレール・ミロンはフランス、ボルドーの左岸、メドックにあるシャトーです。
メドックの中でも最も高貴なワインを生むと言われるポイヤック産であり、メドックの格付け5級に認定されています。

このワインは、1970年から1級のシャトー・ムートン・ロートシルトが作っています。
同じく5級のダルマイヤックの姉妹シャトーという趣です

シャトーはラフィットに隣接していて、同様に歴史は古く、18世紀には売却の資料が残されています。
セパージュは、
カベルネソーヴィニヨン 50%
メルロ 36%
カベルネフラン 11%
プティ ヴェルド 2%
カルメネール 1%

と、ほぼ作付け面積比と同じです。


今日のセカンドワインは初ヴィンテージが09年というまだ新しいワインなのですが、ラベルに描かれている二人の踊る男女の絵は83年からファーストに採用されたデザインと同じです
この踊る男女の抒情詩の事をパストゥーレルと言うそうです。

第二次大戦中にドイツ軍によって奥様を殺されたフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵、このラベルには感慨深い物があったに違いありません。有名なユダヤ人であったが故に理不尽に家族も仕事も蹂躙された男爵は、戦後何年たっても決してドイツ人とは食卓を共にしなかったそうです。
男爵も既に鬼籍に入りましたが、シャトーの運営は順調の様です。
写真を拝借したかったのですが、コピーできません
HPはこちら ↓
https://www.chateau-clerc-milon.com/


今年はコロナの影響で、例年春に行われる新酒(=プリムール、今年は2019年の先行予約)の試飲会が開催されず、各シャトー共に値段をどうしようかと思案していたようです。
有名バイヤーや評論家、一流ソムリエ達の事前の試飲情報によって、シャトーの公表するヴィンテージ情報と一緒に大まかな値段が想定されるので、こうした試飲会が開かれないと市場価格が不透明なままで困ってしまう訳です

期待よりも高くしてしまうと売れ域に影響が出るだろうし、あまり安くして儲けが少なくなるのも避けたい、という難しところ
しかも先行販売も延期されているので、資金調達が出来ずに経営が難しくなるシャトーもあるかもしれません。

2010年はここ20年では最後のクールヴィンテージです

厳冬を春にまで引きずった遅い生育は6月後半の雨で夏の気候へと変化していくのですが、夏の気温も昼は高くなる一方で夜は下がり、うまい具合にブドウの成熟と酸の温存のバランスを取るのに成功しました
収穫開始は9月28日、ここ数年の早すぎる収穫からすると1ヶ月も遅い。

適切な雨量と乾いた夏、夜の涼しさが洗練されていながら凝縮した気品のあるワインに仕上げてくれた2010年、どこのシャトーでも非常に素晴らしい物が多いです

05年や09年、15年は収穫も多くてもっとお日様がいっぱいな前向きなヴィンテージです
ポジティヴという言葉が相応しい。

それに比べると少し大人しいのですが、じっくり味わう高貴さが2010年にはあります。
最初から最後まで満足のナパワインみたいな09年や15年よりも、てんちょは2010年の細やかさが好きです

収穫から10年が経ってあまり見かけなくなってきた2010年、是非今の内に買ってみてください
クレール・ミロンはセカンドと言えども流石の美味しさです
アルコール度数14%の表示の通り、エレガントではありますが強いフルボディです。

しかし、メドックはこうでいいかな、と思います















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2020年06月16日

太陽と月と地球のワイン


昨夜の名古屋はやや涼しかったです
朝晩の気温が低いと過ごしやすいですね。

6月ももう後半ですね
今年も半分終わりかぁ…



あまり仕入れを頑張る時期じゃないのですが、数ヶ月遅れのワインがようやく届きました
案内自体は去年の10月で、今年の1月に入荷予定だったものの…
コロナ以前に出荷が遅れてるとかで、3月の予定がさらに伸びて…
やっと届きました

もはや何を注文してたかも忘れたくらい

ワインはこちら ↓

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ミッシェル・マニャン
左から、
モレサンドニ 1er ミランデ2002 3リットル
同 2000 マグナム
モレサンドニ1984


他にも色々ときました
そうだ、そうだ。
蔵出しのジャイアントボトルがあるから買いたいと思っていたんです
あと珍しい80年代も。

大きなボトルは本当に美味しいですよ
寿命長いですし。

84なんて20年以上この仕事してても、多分3回くらいしか扱ったことがない
もっとないのが80ですが、今回は80はなし。

ジェロボアムの蝋キャップが可愛いですね
同じ紫色になっている〜

00のクロ・ド・ラロシュやクロ・サン・ドニ、めちゃくちゃ美味しかったなぁ

これは過去のワイン会  ↓

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またマニャン会やりたい
フレデリック、名古屋にも来てくれないだろうか。









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2020年06月15日

素晴らしきドイツワイン達


梅雨の中休みの名古屋、快晴ですが暑い

この前、出来心で買ってみたクロワッサンが美味しくなくて凹みました
それなりの金額払ったのに、デニッシュみたいで… バター感なし…
何年振りかに食べたというのに
もっとちゃんとしたお店で買わないとダメかなぁ

あと、別の日、マスカット味だと思って買ったゼリーが梅味だったのにも驚いた
いや、パッケージの絵がね… 大きなマスカットかな、と←梅の絵だった



今日はワインの備忘録とします
事情はお察しくださいませ。

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デーンホフ
左から、
1.ナーエ・リースリング・トロッケン2018
2.ナーエ・ヴァイスブルグンダー・トロッケン2018
3.クロイツナッハ・カレンベルグ・リースリング・トロッケン2018
4.ロックスハイマー・ヘレンプファート・リースリング・トロッケン2018
5.ヴァイスブルグンダー・S・トロッケン2017
6.グラウブルグンダー・S・トロッケン2017
7.ヘルマンスヘーレ・リースリング グローセス・ゲヴェックス2017


デーンホフは前にも1を紹介しました
こちらを参照ください ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20200407-1.html

ドイツ、ナーエの優良生産者です。

ナーエは、東のラインヘッセンにつながる地域で、ビンゲンでライン川に合流するナーエ川の流域に広がっています。
蛇行するナーエ川の斜面は日当たりの良い丘があり、多くの銘醸畑があります。
ベライヒはナーエタール、ただ一つ。


今日のワインは全て白、そして全て辛口です
(生産は白のみでアウスレーゼなど甘口もありますが、輸入されているのは辛口だけ)

実はもう一つ、輸入されてるグローセス・ゲヴェックスがありますが予算の関係で割愛となりました
それがこちら ↓

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デルヒェン・リースリング・トロッケン グローセス・ゲヴェックス2017

店頭で販売しますねー
ボトルにGGのエッチング入り、流石高級品です
因みに定価11000円税抜き。

デーンホフの情報は以下の通り。
輸入元のHPはこちら ↓
http://www.jeroboam.co.jp/wine_maker/donnhoff.html

生産者のHPはこちら ↓
https://www.doennhoff.com/#!/en

では、簡単に各ワインを見てみましょう
てんちょ、実は1しか飲んだ事がありません。
あ、そんな事ない。試飲会で他のも飲みました

1.これが蔵で最もベーシックなワインです。
スクリューキャップの気軽なワインですが、安価なリースリングとは全然違う旨みがあります
コクがあるけど辛口、深みのある余韻がいいですね。
香りも素直なアロマで、変な石油香がしない所も気に入っております。最近は早くからオイルっぽいリースリングが多くて残念
発酵はステンレスと大樽を併用してます、収量がかなり少ないのが勝因でしょう。

2.ヴァイスブルグンダー=ピノブランです。
こちらもトロッケン(辛口)です、リースリングに比べて酸味や鉱物感がはっきりしています
後味が少ない、きりっとしたタイプですね。夏は冷やした方がいいでしょう。
味わいの軽さで言えば、よりも2を先に飲むべきかもしれません。

3.畑名入りの高級ワインです。
カレンベルグはバート・クロイツナッハーという町の周囲にある区画で、この地域は一番の畑らしい
「スパイシーなリースリング」って書いてあるけど本当だろうか。

4.こちらも畑名入り、ロックスハイムという村のヘレンプファートという区画。クロイツナッハの北西にあります。
赤い砂岩の土壌らしく、こちらもスパイス感があるらしい。

5.こちらは2の上級品です。
同じヴァイスブルグンダー(ピノブラン)ですが、S(エス)=セレクションの名称が付いています。

このセレクションという名称や、7のワインのVDPなんですが、ドイツワイン法の混乱しまくってる大きな要因です

セレクションという名称はクラシックという名称と共に2000年から辛口のワインに導入されたカテゴリーで、トロッケンハルプトロッケン(半辛口)という分類の他に「確かな辛口」であることを表示する為に作られた名称です。
13の指定栽培地域で単一品種である事が前提で、クラシックよりもセレクションの方が規制が厳しく、より高級品と言う事になってます。

しかし、 この名称はその後何度も内容が見直され、今では結構無視されちゃってます
ソムリエ協会の教本には記載すらない。こらー
まぁ、より厳しい規制を受けた辛口、って事です。

6.こちらもセレクション=辛口です。
グラウブルグンダーと言う品種はあまり馴染みがないかもしれません
でも、ピノ・グリって聞いたら、なーんだと思うかも。
5も6もローム質(粘土)の入った火山性土壌なので、一層鉱物感があるかもしれません。
それがスパイシーさをもたらすのでしょう。

7.これが蔵で最高の辛口白ワインです
ニーダーハウゼンにあるヘルマンスヘーレという単一の区画から取れるリースリングで、こちらも辛口。

GG=グローセス・ゲヴェックスとは、VDP(ファウ・デ・ペー)という任意団体が作った畑の格付けの一つで、最高位の区画を差します
フランスワインの様に、ワインを区画で等級付けるようにしています。
格付けは4ランクあります。
グランクリュ、プルミエクリュ、コミュナル、レジョナルといった感じです。
なので、それまでのドイツの高級ワインが、カビネット、アウスレーゼなど味わいで格付けされていたのとは別の視点でワインを再評価している訳です。

しかしながら、もちろんカビネット等の名称も並行して使用可能ですので、ややこしくなっているのは間違いない
そして、この甘さの分類が余計にイカン
なぜなら、シュペトレーゼ、アウスレーゼなどの甘さの基準は出来たワインではなくて、果汁の糖度によって等級づけられているので、果汁中の糖分が完全発酵すれば当然しっかりしたアルコール度数の辛口ワインが出来上がる訳です。
それにより、シュペトレーゼ・トロッケンやカビネット・トロッケンといった、甘口なんだか辛口なんだか意味不明なワインが出来ちゃうんです
(トロッケン表記があるのは辛口ですが、カビネットやシュペトレーゼという名称で甘口と思う方がいても無理はない)

話をVDPに戻して。
この団体は1910年創立なんですが、別の団体を吸収したり現在までに数多の変遷を経ている為に、昔から知ってるてんちょみたいな人間には一層紛らわしいっていうかややこしいのです。元はラインガウだけに通用する団体が別にあり、畑の認証名もラインガウだけ、モーゼルだけと面倒な事この上なかったので、今みたいに統一されてるのはややマシになった感はあります。

この名称の重要な前提は、任意団体であって法規制ではない、という点です

他にもいっぱいあった、RSとかナーエシュタイナーとかはどーなったんだろう???
ドイツワイン協会で勉強しなくちゃ

世界的にも甘口市場が急速に縮小し、気候的にもアルコール度数の低い甘口やアイスワインが作れなくなっている昨今では、一層辛口に傾倒しているドイツワインです
それはそれで悪くはありませんが、急激に変化しているからには混乱もあるでしょうね…
団体は利権と分かち難く、理想の味を求めるロマンチストばっかりじゃありませんし。

で、上記の7つのワインですが、ハマグリを合わせてみようと思います

アサリやハマグリだと、きっと皆さま地中海沿岸の白やイタリアワインを合わせることが多いでしょうし、フランスワインでもソーヴィニヨンブランとかありがちなので、ありそうでなさそうなドイツワインを一気飲みしようと思い立ちました
デーンホフの経験にもなるし、貝のアルギニン酸や亜鉛とワインの鉱物感が上手くマッチしてくれるように期待しております。
はまぐりってドイツ語でMuschel(ムシェル)というらしい。

ドイツワインは地域の差はあるものの、概ね日本人の食にも合わせやすくてオススメですよ
再発見すべき素晴らしいワイン産地です
















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2020年06月14日

シェーブルチーズが呼んでいる


湿度は何とかならない物でしょうか
不快指数、ダントツの天井続き


今日も冷やして美味しいワインを紹介ます
特別価格ですよ。

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アンリ・ブルジョワ プティ・ブルジョワ・ロゼ2017

アンリ・ブルジョワサンセール(フランス、ロワール地方)の一大生産者です
ドメーヌはサンセールからちょっと西に入ったシャヴィニョルの村にあります。

ロワール地方は沢山のAOCがありますけど、名前だけ知っててもあんまり見かけない物も多い
アンリ・ブルジョワでは、
メネトー・サロン や、
カンシ―
も作っていますよ
これがなかなか美味しいのですよ
でも正規輸入がない。

と、値打ちな物から高額なレア物まで、沢山のラインナップがありますが、今日のはお値打ち品です
法的には、ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール、です。IGPですね。
ピノノワール100%の辛口ロゼ
スクリューキャップ。

ロワール上流の赤またはロゼはピノノワールで作られていますので、中流域のカベルネフラングロロなどとは全然違って、軽やかでありながら洗練された優雅な物が多いように思います
ロワール地方全体では緯度にはさほど差がないのですが、サントルのワインは赤も白もがはっきりしてキレイな物が多いですね。
それが清涼感を持たせ、かつ洗練度を左右している大きな要因です
サンセール付近の土壌にも関係しています。

サンセールは白ばっかりが有名なので、対岸のプイイ・ヒュメの様に白しかないと思っている方が多いかもしれませんが、サンセールには赤もロゼもあるんです
店頭にも、デュ・ノゼのとても優れたサンセール・ロゼがあります ↓

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このワインもピノノワール100%
香りが華やかです
味わいは非常にスッキリした辛口です、白ワインと同じように楽しんでいただけます。
(温度が高いと少し苦いかもしれません、なのでよく冷やして飲む方がオススメです)
しかし、やはりACサンセールだとそれなりにお値段もするんです

そこで、今日のヴァン・ド・ペイです
これなら気軽に試せて、ロワールのピノノワール(ロゼ)のイメージも分かる。
こちらはあんまり苦さは感じない、本当に軽いタイプです

綺麗な辛口ですよ
ふくよかさもあるので口の中では広がりを感じますが、余韻はそんなに長くなくてお料理の旨味も邪魔しません。
春の和食、タケノコのお吸い物やワラビの炊き込みご飯、貝にも良さそう。
〆鯖にもいけまっせ

ヤギのチーズ、特に若い物には最高のマリアージュです
(熟成が進んでセックになるとちょっとチーズが強すぎるのでご注意)
プーリニ・サンピエール
セル・シュル・セール
サントモール・ド・トゥーレーヌ
クロタン・ド・シャヴィニョル

早く税金無くなれー



アンリ・ブルジョワのお父さん、ジャン・マリーさんはお元気でしょうかね??
日本にもう70回は来ていらっしゃるはずです。
流石にコロナでどこかへ行くわけにはいかないでしょうけど、また名古屋にも来て欲しいですね〜
(でも高齢で疲れやすいし、セミナーとかは嫌なんだそうで

その、アンリ・ブルジョワからこちらのワインがコロナ救済で特別価格にて提供されました
12本しか来ていませんが、野口君二人でおつり来ますので。

ミツクラのお客様の間ではロゼワインが結構日常になってきていると思います
ロワールのロゼも是非飲んでみてください〜








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2020年06月10日

続 緑ワイン


東海地方も今日、梅雨入りしましたね
しとしと降るのはいいんですけど、cats&dogsはやめて。


店頭セールの4000円税込パイパー・エドシック・ブリュットが復活しました

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まだありますよ〜、このお値段なら普段飲みにも使える



今日のワインを紹介します
夏の定番になりつつあるあのポルトガルワインです。

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カザル・ガルシア ヴィーニョ・ヴェルデNV

このヴィーニョヴェルデ、懐かしいです
今から10年以上前、まだ日本ではヴィーニョヴェルデどころか、ポルトガルワインなんて全く飲めなかった頃に初めて広まったヴィーニョヴェルデだと思います。
聞いた事ない小さな輸入元さんだった様に思うのですが、いつの間にか大手ビール会社に変わっている…

そして、前はもっと薄い青色のラベルだった。

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HPより、以下同様

カザル・ガルシアは1939年創業、現地でもNO.1ヴィーニョヴェルデの銘柄として現地でも有名です
御祝いのワインとして広まったのだそうで。

カザル・ガルシア無題.png
かわいいHP


ブドウ品種は、ロウレイロ、アリント、トラジャドゥーラ
やっぱり馴染みのない土着品種だった

さっぱり爽やかは間違いありません
軽ーい辛口、微発泡です。
余韻すっきり短め

今日は各時間がないのでこれにて。
昼から飲めますよ〜





posted by cave MITSUKURA at 16:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする