2022年02月19日

ジビエのお供に


今日はこれから雨になるようです

昨日、珍しいワインを飲ませてもらう機会に恵まれまして…

どれもとても美味しかったです
その中で詳細が気になったワインがあったので、今日調べてみる事にしました
 
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アドリアン・ベラン コルトン・グランクリュ ペリエール1976

写真の右から2番目のワインですが、ミツクラのワインではありませんので悪しからず

フランス、ブルゴーニュの赤ワインです
ピノノワール100%のグランクリュ(特級)です。

コートドボーヌの中で唯一の赤のグランクリュがコルトンです
白のグランクリュ、コルトン・シャルルマーニュと地続きの区画で、少ない生産量ではありますが、白のコルトン・グランクリュも存在します。

パランが有名ですが、かなり少ないです。
昔ワイン会やりましたね

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2014年5月の写真

また、コルトン・シャルルマーニュには「シャルルマーニュ」と言う名前のグランクリュもありますが、現在は生産ゼロ。
ルイ・ジャドが確か、大昔に作っていたと思いますが現物は見た事がありません

で、この赤のグランクリュなんですが、コルトンの名前に続けてリューディを名乗ることが出来ます
(赤だけ、白はリューディを名乗れません)

多分一番有名で評価が高いのが、
クロ・デュ・ロワ
ルナルド
ブレッサンド

の3つで、全て隣り合った西向きの区画です。
昨日のペリエールはその南隣、比較的大きな区画です

コルトンのリューディって意外と多いんですが、他はご存知ですか?
マレショード
ロニョ
プジェ

くらいなら聞いた事あるかも

実はコルトンにはこんなに沢山のリューディがあるんです

Basses Mourottes
En Charlemagne
Hautes Mourottes
La Vigne-au-Saint
Le Charlemagne
Le Clos du Roi
Le Corton
Le Meix Lallemand
Le Rognet et Corton
Les Bressandes
Les Chaumes
Les Chaumes et la Voierosse
Les Combes
Les Fiètres
Les Grandes Lolières
Les Grèves
Les Languettes
Les Maréchaudes
Les Meix
Les Moutottes
Les Paulands
Les Perrières
Les Pougets
Les Renardes
Les Vergennes

25もある

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一度も見た事ない名前もあるなぁ…

コルトンは、
堅牢で豊満、ストラクチャーがしっかりしていて官能的、などと言われますね
複雑な香りと凝縮した力強さが魅力です。

生産者のアドリアン・ベランはサントネイのドメーヌですがHPはないなぁ、残念。
これから70年代のワインを飲む機会はそうは無いと思いますので、(もちろん他のワインも)ありがたく飲ませていただきました













posted by cave MITSUKURA at 14:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月16日

網タイツって知ってます?


晴れの名古屋

ご存知の方も多いと思いますが、
カーヴミツクラではコルクの回収を行っています

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毎日、店頭にどなたかが持ってきてくださるのは大変ありがたいです
表のA字看板にその旨を謳ってますが、道行く皆様に掲示を見ていただいてるのは嬉しい事です

でも、そう言えば…
てんちょ、このコルクがその後どうなっているのか、リサイクル品等を見た事が未だありません
どこかで利用されていればいいんですが




今日はまた個人的に大好きなワインを紹介します

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マルケス・デ・リスカル ティント・レゼルバ2015

最近、こういうワイヤーが網掛になってるボトルって見かけなくなりましたね。
やめないで欲しい。
古典的なラベルと見た目も大好き

スペイン、リオハの赤ワインです

ティント、はスペイン語で「赤」の意味です。
白はブランコ。

ここ30年くらいで目覚ましい発展を遂げているスペインワイン
今やスペインワインは田舎の素朴ワインではなく、絶対の個性がありながら洗練されていて、価格的にも魅力な世界でも有数の産地として認識されています。
プリオラートリアス・バイシャスリベラ・デル・デュエロからバスクまで、様々な注目産地を内包しています。

ですが、やっぱりスペイン第一の産地はリオハです

イベリア半島の北部、カンタブリア山脈の南にある小さな集落で、オハ川が流れる事からリオハ(リオ・オハ→リオハとなった、リオ=川の意味)と呼ばれる地域です。
地理的にはビスケー湾沿いのビルバオの南200キロくらいでしょうか、同じ内陸だとサラゴサが大きな町で観光地でもありますが、リオハは観光地ではありませんのでワイン好き以外でここを訪れる人はいないでしょう

ここ ↓

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WIKIより

てんちょ、行った事ないです。
是非行きたい

このワイン産地は中世から珍重されてはいたんですが、その品質が向上したのは19世紀後半です。
フィロキセラの害でブドウ畑が壊滅したボルドーでは、畑に見切りをつけて新天地を目指す作り手が続出したそうで、
リオハにもボルドーから移住した醸造家によって伝わった技術が大きく貢献したと言うのはよく知られた事実です

リスカル侯爵も積極的に技術者を招聘してボルドースタイルのワイン作りをすすめたそうです

現在のコロナでの閉塞した状況もそうですが、数年前まではまさかこんな日常が来るとは夢にも思っていませんでした
来年はどこに行こう、とか呑気に考えてました
当時のボルドーの栽培家や醸造家も何百年も続いてきたブドウ畑がまさか枯れ果ててしまうなんて、誰も想像してなかったはず

昨日と同じ明日が来ると思えるのは幸せなんだよねー


で、この代表すべき伝統産地のリオハですが、やはり老舗が沢山あります。
今日のリスカルも大きなブランドの一つとして知名度高い

あとは何をご存知でしょうか?

マルケス・デ・カセレス(パラドールのワインも作ってます)
マルケス・デ・ムリエッタ
クネ
ファウスティーノ
ムガ
…まだいっぱいありますね

何十年も前から輸入がありますので、リスカルの事は詳しくなくても知ってる、と言う方は多いと思います
輸入元の公式HPもあります ↓
https://www.sapporobeer.jp/wine/marques_de_riscal/

1858年創業のこの会社は今でも進化を続けています。
2006年にはすごい外観の高級ホテルをマリオットと提携して建設しています ↓

リスカル・ホテルEl-hotel.jpg
HPより

すごっ
これは、リボン?アコヤ貝か?
先程リオハは観光都市じゃないと書きましたけど、ここに泊まるためだけに行くっていう方もいるでしょうね。
建築関係の雑誌でもよく見ます。


今日のワインは定番のちょっといいクラスです
熟成の規定が長いレゼルヴァなのです。

スペインの熟成規定はご存知ですか?
樽での熟成の期間によって呼び方があるんですが、一般的な赤ワインの場合は以下の通り。
(白やロゼはまた違う期間が決められています)

1.シン・クリアンサ(ホベン):熟成無し
2.クリアンサ        :24ヶ月以上、その内最低6ヶ月は樽でなければならない
3.レゼルヴァ        :36ヶ月以上、その内最低12ヶ月は樽でなければならない
4.グランレゼルヴァ     :60ヶ月以上、その内最低18ヶ月は樽でなければならない

これがスペイン赤ワインの通常の規定です。

ですが、国内最高のワイン産地で最初のDOc認定地区であるリオハは、それよりも厳しい規定を設けています
書きません(ほぼ同じなんですけど)

今日のワインは3のレゼルヴァです

セパージュは、テンプラニーリョ、グラシアーノ、マズエロの3種って日本語サイトには書いてありますが、本国のHPではテンプラニーリョ96%、グラシアーノ4%となっててマズエロは0

こういう時は本国を信頼しよう(ヴィンテージによって違うのでおそらく本国のは最新の情報を載せてます)

因みに、上記のリオハでマズエロと言われる品種ですが、多分皆様にはカリニャンといった方が馴染みがあるのでは
アラゴンではカリニャンと呼ばれる同じブドウです。

フランスでは、アルジェリアが独立して安価なブドウ供給地が無くなり、代わりにラングドックでテーブルワインの生産が推奨された時に植えられたのがカリニャンです。
濃くてタンニンもいっぱい、容易にフルボディのワインが沢山出来る品種として重宝されました

…確かにリスカルにはカリニャンは無くてもいいかな

これ、めちゃくちゃ美味しいですよ

ボルドースタイルで、スパイシーさや尖がった感じはゼロ、皆無です。
複雑な香り(オークの香りはしますね)と、まろやかな味わい、果実味が程よくあり、ワインだけでも楽しめます。
難しいワインではない。
味わいや余韻はボルドーです
(さすがに香りがちと違うけど)

典型的なリオハであり、標準となる中心的なワイン

だと言っていいでしょう

ずっと変わらないラベル、よく見てみてください

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数々の受賞歴のメダルや賞状(1895年にボルドー博覧会でフランスワイン以外としては初の名誉賞=ディプロマ・オブ・オーナーを取った時のもの)が描かれています。

久しぶりに仕入れてみました




ところで…
ボトルに巻いてあるワイヤーって何のためにあるのか知っていますか?

諸説あるんでしょうか。
てんちょが聞いたのは、セラーの中で転がらない為だそうです
どうなんでしょう??

風情があっていいと思う

…網タイツって最近見ないですが、まだあるんでしょうか???













posted by cave MITSUKURA at 17:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月15日

もうすぐ春


昨日と今日は少しは暖かい名古屋
でも店内は寒い

今日のブログはワインの紹介はありません、大した内容無し
スルー推奨


取引先の担当営業さんから転勤や担当替えのお話しがちらほらあり、そういう時期なんだなぁと思うこの頃
お世話になった方が異動になるのは残念ですが、仕方ないですね。


…月の中頃で、週の中頃でもあり、蔓延防止だと暇だなぁ
新しいワインもないしねぇ



てんちょが暇なときによく読むイギリスのワイン雑誌、デカンターですが、
HPに載ってる「ワインクイズ」、あなたもやってみませんか? ↓
https://www.decanter.com/learn/winequiz/

英語ですが、全ての単語が分からなくても解答できそうです
そんなの知らないって〜と言う設問や
何か納得いかないけど〜って言う設問があるにはありますが、
楽しくていい問題です



そう言えば、ティボー・リジェ・ベレールさんは軽く返事くれました
レキュ(ミュスカデ)から6月開催のワイン会の招待が来ましたけど、行けないよー

ヨーロッパへ行けるのは来年でしょうかねー

まだ寒そうなブルゴーニュ ↓

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Vin du Beaujolais SNSより、サン・エティエンヌ・ラ・ヴァレンヌの塔
クリュボジョレーの南端辺り

また明日〜






posted by cave MITSUKURA at 19:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月13日

白の王者はグランクリュばかりでない


今日の夜はまた関東ではになるそうです
名古屋は幸い雨で済みそうですが、今年は寒い

少し日が長くなった一方で、花粉もそろそろですね…



今日は個人的に大好きなワインを紹介します
貴重なマグナム(1.5リットル)です。

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ポンソ モレサンドニ1erクロ・デ・モンリュイザン・ブラン2011 マグナム

フランス、ブルゴーニュの白ワインです
シャルドネではなく、アリゴテ100%
1.5リットルなので通常のボトルの2本分です。

11年のラベルってこんなキラキラだったっけ?
植樹が1911年なので、100周年記念ボトルです‼️


ポンソは優良生産者として知名度高いですね
ブルゴーニュでもモレサンドニって小さな村なのに、著名ドメーヌが多い。

ポンソ
デュジャック
ペロミノ
グロフィエ
マニャン

昔は「ジュヴレイ・シャンベルタンとシャンボル・ミュジニーの2つの人気村に挟まれた小村で見過ごされていた」などと言われていたモレサンドニ。
そんな事を言う人は今や皆無でしょう

…これ、何度も書いていますね。


今日のクロ・デ・モンリュイザンの区画はジュヴレイから続く、村の北側にある1級畑ですが、
モンリュイザンの区画の内、
斜面の上部は村名で、
真ん中が1級、
そして斜面の下部は特級クロ・ド・ラ・ロッシュになっています

1つの区画なのに3ランクに分かれてます

そして、なぜか下の部分だけ、グランクリュなんです
モンリュイザンから南に続く1級の、
Les Genavrières ジュナヴリエール
Les Chaffots シャフォ

も同じように、斜面の下の部分だけはグランクリュなんです。
(シャフォの下部だけはクロ・サン・ドニです)

何のこと?って思う方もいるかもしれませんが、ブルゴーニュの畑にはAOC認定されている名称でも、その中が細かく分かれていて、
Lieu-ditリューディ や
Climatクリマ
と呼ばれる小区画から成っています。
ほとんどの特級も何区画かの小区画が集まっている畑なのです。

なので、クロ・ド・ラ・ロッシュとその周辺もこうなってます ↓

クロ・ド・ラ・ロッシュ.png
ブルゴーニュワイン委員会より

ちょっと見づらいかなぁ


話が逸れますが、いつもこのグランクリュがずーっと続く地図を見てると不思議に思うんです(謎)
どうして、オーコンボットだけポカっと1級になってるんだろう…
(ジュヴレイの話)

ラショーのラトリシェールはもうクロ・ド・ラ・ロッシュやんか、って言うのもありますけど、それよりも周り全部特級なのにどうしてコンボットだけ1級なの???
その昔、所有者が申請しなかったんだろうか…

この話、分かってくれる人いますよね



話をモンリュイザンに戻して。

今日のワインは1級です
ですから、区画の真ん中。
この区画は1872年のドメーヌ創業当時から所有しています
(現在ポンソの生産の83%が赤ワインですが、この区画は中世からずっと白ワインを生産している貴重な畑です)

しかも、その下部の特級クロ・ド・ラ・ロッシュの北の部分は全てポンソの所有なので、モンリュイザンも含めてクロ・ド・ラ・ロッシュと一帯をごっそり持っていることになります
流石、今買ったらいくらするんだろー

中世から白ブドウが植えられていたこの区画では、秋になると周りのピノノワールが赤や茶色に葉が紅葉する中で、ブドウの葉が鮮やかな黄色や黄金色に変化し、それが遠くから見ると光輝いているようで、モンリュイザン(輝く山)と名付けられたそうです

マニャンやデュジャックでは同区画にはシャルドネやピノブランが植えられていますが、ポンソではアリゴテ100%
これもこのワインを特異にしている理由の一つです。

中世の修道士の時代からこの区画にはアリゴテが合うと分かっていたそうで、その時代、コートドールでは斜面の上部にはアリゴテ、下部にはシャルドネと植えられていたそうです。
しかしその後、19世紀のフィロキセラの害でほとんどのアリゴテはシャルドネへ植え替えられてしまいます。

それにも関わらず、ポンソではこの伝統を捨てることなく現在に受け継いでいます
かつて、AOCの規定でモンリュイザンにアリゴテが認められない時代があり、シャルドネやピノブランでも生産がされていましたが、2005年にようやくアリゴテ100%が認められました
(そのピノブランは、アンリ・グージュの突然変異株のピノ・グージュですので、それはそれで貴重)

1935年認定のブルゴーニュ・プルミエクリュでアリゴテ100%はここだけです

更に、ポンソはこの1級畑を特級並みに扱っています
収量は30hlとかなり少なく、古樽を使って発酵しますがその際には亜硫酸は無添加。
そしてMLFはなし。
熟成にも新樽は使用せず、2年かけます。

これだけ見るとかなり酸が尖がったキンキンなワインのように思えますが、辛口であっても深みがある非常にいいワインなんですよー
30年以上は熟成できる、と言われていますが早くからでもそこまで辛くない。
(待てるなら5年は待って飲んだ方がいいでしょう)
作柄が悪い年には生産されない、拘りに拘ったワインです

HPにも「現在、モンリュイザンのワインを生産する作り手はいくつかありますが、クロ・デ・モンリュイザンは単独所有の区画でポンソだけの物です」と誇らしげに書かれています

そーそー、ついついモンリュイザンって言っちゃうんですが、正しくはクロ・デ・モンリュイザンです
反省。


このワインは本当に素晴らしい

初めて飲んだ2007年は、ホワイトチョコか?と思う程のコクだった
圧倒的な旨みでその年NO.1の白ワインでしたねー
もう10年以上前だなぁ…

MLF無しとは思えません。

店頭には2015がまだあります(レギュラーボトルです)↓

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これが普通のポンソのラベル。

今日のマグナムは何故か特価で売られていて(正規品です)、余裕があったらどっさり買いたかったんですが、数本だけ。
豪華な木箱入りで、特別パッケージ

ワイン通の方への贈り物にも最適
これ知らなかったらブルゴーニュ通とは言えませんな

値段はそりゃね、諭吉さん4人とちょっとです
マグナムだし。

はー、自分で飲みたい
何か理由付けて飲むかね













posted by cave MITSUKURA at 17:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月09日

飲む金塊


蔓延防止って本当に効果あるんですかね
飲みに行くの止めようって、感染予防というよりは外聞を憚ってるだけで、昼間に出掛けるのを躊躇してる人なんていないでしょ
この2年、何も進歩してないような、現場の人にばっかり負担が掛かって
んで、結果→増税、と。


デカンタ(イギリスのワイン雑誌)の記事で読みましたが、スペインのベガ・シシリアガリシアに進出するらしく、巨額の投資で新しいワイナリーを作るんだとか
いいですねぇ、ワインの販売はまだ先でしょうが楽しみです
リアス・バイシャスミーニョはこれからも注目度は上がっていくでしょう。
アルバリーニョ万歳です



今日は貴重なオンラインセミナーに参加します
2020年ヴィンテージ ルイ・ジャド バレルテイスティングセミナーです。

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試飲はハーフで2種類

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赤が、ニュイサンジョルジュ1erレ・ブード2020
白は、シャサーニュ・モンラッシェ1erアベイ・ド・モルジョ2020
「バレルサンプル」の文字が新鮮です

毎年、会場で行われていた試飲会は今年は延期(もしかしたら中止)
去年はサンプルを小分けにして送ってもらったのですが、大変な手間でしょうし…
去年の写真です ↓

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延期でいいから是非とも開催していただきたいです。

2020年の気候、覚えていますか?

春先からコロナがいよいよ日本でも不味い事になって来た、という1年で本当にコロナに振り回された年でした
夏は暑くて(それは毎年だけど)、ずーっとコロナで外出自粛してましたね…
あれからもう2年も経とうとしてると思うと、信じられない速さで人生は過ぎてゆくなぁ

フランス、ブルゴーニュでも同様に暑くて、歴史的にもかなり早い収穫となった年です
夏の雨が極端に少なくて、水分不足が心配されました。
雨が初夏からとても少なかったのに、何とかブドウ樹が健全さを保てたのは冬の間(と2月3月の雨で)土壌が多少は保水できていたから。
冬の雨や雪にも意味があるんです

それでも日当たりがいい樹ではブドウが焼ける被害も発生しました。
雨が多い(湿度が高い)年の様な病害の心配がなかった一方で、早熟の為に酸と糖度のバランスを見ながら収穫の日を決めるのに、どの作り手もピリピリしてた事でしょう。


さて、セミナーを聞き終えました。
セミナーの主眼は、

気候変動への対策
価格上昇
の2点でした

2020年は赤も白も成功したヴィンテージと言っていいでしょう
ワインの中身には何も心配ありません。

ジャドの話としては(ブルゴーニュ全体にも通じる事ですが)、暑さ対策で始めた新しい取り組みを紹介していただきました
昨年のセミナーでも同じように言われましたが、
今現在でも気候変動の途上にあり、どうするのが最適なのか、答えが出た訳ではない
と言う姿勢で、試行錯誤を繰り返している現状です。

全房発酵
低温浸漬
早朝の収穫
大きな容量の樽の使用


など、フレッシュさや酸を生かす工夫として聞いた事ある手法もあるのではないでしょうか



で、それもいいんですけど…
もう後半の値段の話で一気に暗くなってしまった

分かってはいましたが、これからもっと価格上昇は避けられない厳しい状況です

2020年で平均15%の価格上昇ですが、これが2021年だと低収穫のせいもあって50%も上がるそうです
がーん

原油価格の上昇によって、畑の作業コスト、ワインの輸送コストが上がった
(コンテナ不足の貨物危機も含む)
コロナで労働コストが上がった

等が一因ではありますが、最も大きな原因は投資需要が一層高まった事です

これまでももちろんありました。
投機対象としてワインに投資する事は。
専門の会社もありますし

しかし、コロナで海外旅行やレストランに向かっていたお金が余り、ブランドや貴金属では吸収できない余剰金も合わせてワインが魅力的な投資対象になっているそうです

2021年、昨年の市況での価格上昇は専らそれのせいだそうです
もちろん投資してる人は飲む気は全くありません。
飲めよ〜、ワインは

金持ちのあほーあほーあほー

えー、因みに価格上昇の顕著な例としてまして…
昨年のルロワのミュジニー(グランクリュ)2007年は4万3000ユーロだそうで。
1ユーロ=125円として、535万5000円です
って、車買えるじゃないさー
うちの家賃何十年払えるんだろうー



あーぁ、とても良いセミナーでしたが、値段の話で意気消沈です
もう「トレサージュ」なんてどうでも良いって言うか(うそです)

一度上がった値段は下がらない
余裕があれば買えるものは買っておいた方がいい


と言う事でした

これは、消費者の皆様にも言える事ですよ
いや、ほんとに。
今のうちに買っておかないとどんどん値上がりするし、手に入らなくなります。

そして!
高い、もあるけど、それ以前に物がない、もあり得るのです

この調子で言ったら数年後にはうちのセラーもろくなワインが残ってなかったりして
(↑ 4枚目の北)

もちろん、ジャドが市場から消えたりはしません。
そういう状況だからこそ、実力派のジャドのワインは貴重になっている、というお話でもありました🌟

酒は飲んでなんぼ、のてんちょ
宗旨替えはしませんが(ワインは飲むからね)、複雑な気持ち。
スペインワイン専門店になろっかなぁ(なりません)












posted by cave MITSUKURA at 17:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月08日

孤高のアルザスワイン


さっぶー(これって名古屋弁?)
店内のなにもかもが冷たい
ボトルもカウンターもドアノブも触りたくない


ここ数年のワインの入荷時期を確認していて思いました。
色んな「大御所ワイン」の入荷時期を考えると、前年よりも遅れているような…
やっぱりコロナによるコンテナ不足はワイン輸入にも影響があるんでしょうか。
無事に入荷すれば(してくれないと困る)それでいいんですけど

割り当て1本でも多くくださいぃぃー




さて、特に新入荷はありませんが、何か紹介しないとね
今日はこれにします

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マルセル・ダイス ビュルグ2015

2015年です、残り僅かなのを買ってみた。
やっぱり、じわっと値上がりしていますね。

フランス、アルザスの白ワインです
辛口、ですが唯の辛口とは違う

ダイスはアルザスでは超有名ですし、ビオワインの生産者としてもかなり知名度は高いでしょう
3年前に行ったのが遠い昔の事のようです。

過去にも何度も紹介しています、直近のブログはこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/477084336.html

2019年の訪問記はこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/466528430.html(その1)
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/466543691.html(その2)

マルセル・ダイスでは、4つのグランクリュ(2017年についにシュロスベルグを購入)と自称「1級畑」を8か所所有しています。

4つ目のグランクリュ、シュロスベルグは是非飲んでみたい
まだ見た事がない。
こんなラベルです ↓

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輸入元HPより

公式にも1級畑の認定が始まってるはずなんですが、コロナも影響してるんでしょうね、全然ニュースが来ない
グランクリュが51もあるから、もういいっていう声もありますね


ダイスの持つ8つの白の1級畑の中で、このビュルグ最も濃厚で重いワインです

南向きで日当たり抜群の斜面、13品種の混植の畑から取れるブドウは、ミネラル豊富で早くから複雑な味わいです。
骨格のしっかりした緻密なフルボディで、白でも軽い前菜などと合わせるのはやめた方がいい。
かなり長期熟成出来ますよ

冷たい前菜ならフォアグラのパテ・アンクルートや、メインでもいい素材のフリカッセ等、深い味が相乗するような料理がいいですねー
酸味が表に出ていないので和食にもいいですよ、あんこう鍋や天ぷらがおすすめ

辛口(SEC)ではなく、柔らか(TENDRE)と表記されているくらい、コクのある味です。
人によっては甘いという方もいるでしょう、確かに甘さを感じます。

ダイスのワインはアルザスでありながら独自のスタイルを持っています
一般的な品種毎のアルザスワインとはかなり違う。
(ダイスでも品種のワインは作っていますが)

久しぶりにダイスを飲んでみたくなりました
あなたもどうですか〜
















posted by cave MITSUKURA at 18:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月04日

古典回帰に是非


今日が土曜日の様な気がしてならないてんちょです。
そーゆー事ありますよね?

…そうか、オリンピックって開会式の前から始まってる競技もあるんですよね
何故、NHKでフィギュアやってんのかな??などと思っておりました、わたくし


蔓延防止が明けたらセールやろうかなと考えていましたが、もしかして月末まで延期??
まぁ、それなら3月にセールやればいんですけどね



今日はこのワインを紹介します

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シャトー・モーヴザン・バルトン2015

名前からアレの仲間だって分かりますかね
ラベルも少し、似てますし。
お城がカラーで描かれてるラベルって意外となくて、珍しいですよね。

今日のワインはフランス、ボルドーの赤ワインです
産地はメドックのム―リス、ACム―リスです。

このシャトーは、バルトンの名前の通り、メドック・サンジュリアンのシャトー・レオヴィル・バルトンを所有するバルトン家が作っています
同じサンジュリアンにある、シャトー・ランゴア・バルトンも同じ所有者です。
(レオヴィルのセカンドではなく別シャトーです)

2つのシャトーは1855年の格付け以前からの所有で、ずーっとバルトン家が受け継いできました
180年以上も所有者が変わっていないシャトーはメドックにも数えるほどしかありません。
格付けシャトーではこことムートンのみ。

ですが、今日のシャトーは所有の歴史的にはもっと若くて、2011年の取得です。

こんな素敵なお城、広い敷地 ↓

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HPより、以下同様

セラーは近代的で整然としています ↓

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先月、長年にわたってシャトーの運営を行って来たご当主のアントニー・バルトン氏の訃報が報じられました。
戦後自身のネゴスを立ち上げ、ボルドーで働いていた彼は(アイルランド生まれ)、叔父からレオヴィル・バルトンを継承しました。
享年91歳のアントニー氏は2000年以降、10代目に当たる娘のリリアンさんとその夫であるミッシェル・サルトリウス氏にシャトーを託していました。
イギリスや香港で経験を積んだ後、22歳から父親と一緒に働いていたリリアンさん、今日のムーヴザンの取得はアントニー氏の次世代の功績と言う事になります。
更には、現在、リリアンさんご夫妻のお嬢さんもシャトーの事業に参画しており、今後も活躍することでしょう


今日紹介する2015年はメルローの比率が高いです

セパージュは、メルロー42%、カベルネソーヴィニョン38%、カベルネフラン16%、プティヴェルド4%

2020年ヴィンテージではカベルネソーヴィニョンが主体(59%)になっていますので、以降ではカベル主体になっているかも。
12〜15ヶ月の熟成には3分の1新樽を使用したフルボディです
ランプレッションと言うセカンドもあります。
セコイヤというワインも作っていますね。

サンジュリアンの二つのバルトンは有名でもある反面、気軽に飲めるお値段とは言えません
しかし、このワインなら3000円ちょっとでとてもお得です

単純にまろやかなワインが飲みたい時はチリやアルゼンチン、カリフォルニアなど、ニューワールドのワインを選んだ方が無難だと思いますが、
ボルドー、特にメドックらしいワインを飲みたい時にはこういうワインを選ぶと如何にも、な、香りと味、さらに変化を楽しめます

ただ、単に甘く濃いだけじゃない、インクや刈った芝生の香りが混ざった果実、そういう複雑な香りこそがボルドーワインの魅力です
変化して、キノコや腐葉土の様な香りが出てきたら、1杯目よりももっと丸く調和がとれたような味わいに変化しているはずです。
こういう味わいは新世界のお手軽ワインにはありません。

メドックを楽しみたい(勉強したい、でもいいけど)方はこういうワインを飲むべし

あらー、でも、輸入元はさっさと完売しちゃっていますね
あと数本しかないけど、飲んでみるべし。
寒い内にどうぞ〜、夏向きじゃないのでね











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2022年02月02日

テニスか禁酒か、どっちにする?


明後日から冬季五輪が始まるんですよね
イマイチ実感が湧きませんが…

スノーボードとかスキーとか見るのは楽しいです
あんなに上手く滑れたら気持ちいいんだろうなー



店頭には少し遅れてこの限定シャンパーニュが入荷しました

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右から、

パイパー・エドシック
ブリュット オーストラリアオープンラベルNV

ブリュット プロヒビションNV

マリリン・モンローが愛飲してた事でも有名なパイパー・エドシック
マリリンは朝からパイパーを飲んでたらしいですね〜

ランスの蔵にはマリリンの直筆サインで「大好きなパイパーへ」と書かれたポスターが飾られています。
行った事ないですけど
前は何度も通った
ランスと言っても中心部からは結構離れています、車じゃなければまず行けない。

パイパー・エドシックは、カンヌ映画祭の公式シャンパーニュとしても有名

更に、右のボトル、先日行われたテニスの4大大会の一つ、オーストラリアオープンの公式シャンパーニュでもあります
なので、ラベルがテニスボールの形です

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OFFICIALの文字が輝いています

19年から21年までの3年契約でしたが、延長されたのかな?
今年はナダルの優勝、良かったですね〜
ジョコビッチがまさかの出場不可になるとは。


パイパー・エドシックはコラボが大好きなんでしょうか
これまでも色んなコラボ商品がありました。
ジャン・ポール・ゴルチェとコラボした時のボンデージジャケットを覚えている方も多いんじゃないかな。

HPにはコラボの情報は皆無だわ
それと、コラボに限らず、ボトルの種類が多すぎませんか
HPに載ってないけど、あるある。

日本語の公式サイトあります ↓
https://www.piper-heidsieck.com/ja


今日のボトルも情報はありませんが、まぁ、どっちも中身はブリュットなんで、ピノノワール50%、ピノムニエ30%、シャルドネ20%です。
ドサージュ9g、ギリ一桁。
最初はスッキリ軽めに感じますが、黒ブドウが多いのでふくよかです


そして、左のボトル、プロヒビションprohibitionとは禁止の意味です。
どういう事か分かりますか?

実はこのプロヒビションと言う単語は、1920〜1933年のアメリカ禁酒法時代をさす用語でもあるのです
アメリカで禁酒法が施行されてから100周年を記念した、1920年代のラベルをモチーフに当時を彷彿とさせる数量限定ボトルになっています

そんな記念、要る???

箱には当時の写真が載っています、でもどういう写真なのか、よく分からない
お酒(なのかな?)らしき包みを片手にドアをノックする男性、
反対側は、車の荷台を調べてるんでしょうかねぇ、不明です

因みに、この禁酒法〇〇周年という企画は、パイパーだけでなく、ウィスキーメーカーでも取り組まれていて、それぞれのプロヒビションボトルがあったりします。


お値段は普通のブリュットと同じ
最近特に高くなってるシャンパーニュの中では、とてもお値打ちです。

今年1月からボランジェが値上げしたし、
4月からはポルロジェも値上げです
店頭にはまだ旧価格のボトルがあるからしばらくは値上げしませんけど、無くなったら新価格になりますので。

パイパーは今のところ、大丈夫です。
ちゃんと飲んだ事ない方には、是非こういうボトルで味わっていただきたいですね〜












posted by cave MITSUKURA at 18:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月01日

白も欲しかったー


今日から2月ですね
きさらぎ〜


蔓延防止じゃ済まなさそうな世間の様子(と報道)
今月予定されていた業界向けの試飲会も全部キャンセルです
元々人数限定での会でしたし、開催でいいと思うんですけどねぇ



今日はこのワインを紹介します
知ってる方、どのくらいいるだろう。

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ベティッグ ヴィーノ・デ・プエブロ ピノノワール2019

ラベルに記載してある産地、DOトライゲンという場所が分かる一般人はそうはいないだろう…
(てんちょもこのワインで初めて知りました

今日のワインはチリです
ピノノワール100%赤ワインです。

ベティッグはオーナーさんのお名前、今年でワインは4年目と言う、とても若いドメーヌですが、最初からかなり注目されていました
ベティッグ氏は1969年生まれ、フランスで醸造学を学んだ後、チリの老舗名門ワイナリーのエラスリスで20年間醸造家として働いていました。
注目される理由は、在職中にチリワインでは初めて、パーカー100点を3度も獲得した等の数々の功績です

こんな方 ↓

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輸入元より
(左がフランシスコ・ベティッグさん、右はエラスリスでの同僚で一緒に独立したカルロスさん)

てんちょは、はっきり言って点数付ける人の評価を鵜呑みにするのは嫌なんで、それだけでいいワインかどうかは決めたくないですが、
そうは言っても「チリ初」「3回も満点獲得」は注目・評価される大事件ですね
2016年には世界最高醸造家にノミネートされていますし

実際、エラスリスのワインは洗練されてます
巨大ワイナリーで沢山の種類のワインを生産していますが、どれも美味しくてコスパも良し

トップのセーニャ(モンダヴィとのコラボワイン)、チャドウィックなどは素晴らしいフルボディです
ボルドーブレンドですが、カリフォルニアのカルトワインにも劣らないワインが半額以下で飲めて十分満足できます

エラスリスでの後年、彼は、北のアコンカグアバレーでピノノワールとシャルドネも生産し、これまた高評価を獲得し、チリワインの流行を変えた、とも言われました
より冷涼な産地でブルゴーニュスタイルのワインを作る、と言うトレンドが生まれたのです。

流石の実力、チリ最優秀醸造家に4度も選出される程の評価を得ています

そして、フランシスコ・ベティッグ氏は同僚のカルロス氏と共に独立、ワイナリーの場所に選んだのがチリでは最南端になる産地、サウスと呼ばれる地域の南にあるマジェコバレーです

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チリワイン事典より

上掲の一番下のMALLECO、分かりますか?
(これでマジェコと発音します)

今日のワインの産地、DOトライゲンはこのマジェコの中にあるサブリージョンです。

トライゲンは、エントレ・コルディリェラスと言われるアンデス山脈と海岸山脈の間にある平らで肥沃な土地にあります。
このように、チリの産地はどこも、北から南までを海岸・間の平地・アンデス山脈東西3つの地域に分類されており、他国にはない分類の仕方です。
なるほどね、縦長い国土ならでわ、南北通して同じ様な構造なんですね。

ベティッグワイナリーでは、シャルドネピノノワールだけを栽培しています
2013年に購入した土地に一から植樹して、2019が初ヴィンテージです。

ワインは3つのランクがあって、上から
サレクション・デ・パルセラ(割り当ての限定品)
ロス・パリエンティス(人気ですぐに完売)
ヴィーノ・デ・プエブロ
となっています、それぞれ赤と白があるので、現在造っているワインは6つですね

価格も注目度からするととてもお値打ち
シャルドネも買いたかったけど、これ1種類しか買えなかった
買えただけマシ、かも。

現行ヴィンテージは2020年なんですが、19年が少量輸入があったそうで運よく分けてもらえました
めちゃくちゃお手頃価格ですよ〜

てんちょも早く飲んでみたいところ
まぁ、洗練されたミディアムボディでしょうが、香りや余韻が楽しみです。

興味のある方はお早目に、12本しかありませんので。












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2022年01月29日

弟と従弟と息子?


今日は曇り空の名古屋です
寒いです



今日はこのワインを紹介します

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ラ・プティット・マルキーズ・デュ・クロ・ デュ・マルキ2016

長いね、名前

クロ・デュ・マルキの名前をご存知なら産地も生産者もすぐお判りでしょう
このワインは、フランス、ボルドーの赤ワインです。

メドック2級(サンジュリアン)シャトー・レオヴィル・ラスカーズが作っています
これもACサンジュリアンです。

ラスカーズが所有するクロ・デュ・マルキの専用畑のブドウを使用する、クロ・デュ・マルキのセカンドワインです

この、セカンドワイン、およびその仲間が最近特に増えています

メドックの格付けに認定されているような著名なシャトーは、その名にふさわしいレベルを維持すべく良質のブドウを手に入れる事が非常に重要です。
その為、栽培にはとても手間暇をかけていますが、いつでも100点満点のブドウばかりが出来る訳ではありません。
ワインになった後でもタンクや樽ごとで味の違いがあり、中には及第点に至らない物もあるのです。

著名シャトーはそうした(自社の)標準以下のワインは、ネゴシアンにバルク売りしていましたが、豊作の良年ではトップレベルではないものの、売り払うには惜しいワインもあるのです。
しかも、有名シャトーのワインは高額なので、いつでも誰もが気軽に飲めるはずがない

そこで、そうした「ちょっと惜しいワイン」や、若木の区画のブドウで作ったワインをセカンドワインとして販売する蔵が現れました

一流の味を低価格でお試し出来る、お得なワインなのです。

元のワインをファースト(筆頭)、と言うのに対してのセカンド(二番手)です。
もちろんファーストと全く同じ香りや味はしませんが、ノウハウや畑は同じですから、お手頃価格でその片鱗を体験できるのはいい事ですね

最初にこうした取り組みを行ったのは、おそらくムートンです。
セカンドワインとは言えませんが、もっと気軽に自社のワインを楽しんでもらおうとムートンカデを生産したのですが、これが大当たり
ムートンのワインはより身近になったと言えます
で、他社もそれに追随した結果の今。

今ではほぼ全ての格付けシャトーでセカンドワインの生産があるのではないでしょうか?
作ってないとこ、あるかな。

それが最近、一層増えてるように思います
セカンドだけじゃなくて、サードやそのまた弟?みたいなワインがあったり…

どれがどれの正式なセカンドか、ややこしい
血縁ぐちゃぐちゃになりそう。
各シャトーの名前は挙げませんけど、どのくらい知ってますか?



今日のワインも、2級のレオヴィル・ラスカーズが作っていますが、元々はクロ・デュ・マルキというワインがラスカーズのセカンドワインだったんです
しかし、2007年にプティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズという新しいセカンドワインが誕生し、クロ・デュ・マルキは別ワインとして生産を継続する事になりました。
その「別ワイン」のセカンドが今日のプティット・マルキーズです

分かります??
ややこしいでしょ

ファーストヴィンテージは2015年、まだ、できたばっかりの銘柄です
主に若木のブドウで、クロ デュ マルキよりメルロのブレンド比率が多いのが特徴らしい。

2016年は輸入元では既に完売しています。
カベルネソーヴィニヨ 61%、メルロ38%、カベルネフラン1%のフルボディ、エレガントで洗練されていますよ〜

ラスカーズはかなり高くなってますが、これならデイリーに飲んでもいいかなと言う値段じゃないでしょうか
ラベルの黄色や王冠の図案がいいですね。

サンジュリアンの香りと味、是非お試しください〜









posted by cave MITSUKURA at 18:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする