2025年08月12日

ブドウ最大の仇敵


今日は平日として仕事の方と、お盆の連休の方と半々くらいでしょうか??

昨日の山の日のおかげで、色々と算段が崩れる
うっかり忘れてました…


今日はワインの話はありません


フランス、ボルドーでは40度越えの高温になってますし、スペインでも死者が増えているそうで…
湿度がなくても気温が40度を超えるとそりゃ辛いでしょう、野菜や樹木の葉が枯れていて小規模ですが自然火災も起こっています


カリフォルニアでは山火事が収まらず、ここ何年も毎年当たり前のようにに発生しています。

アメリカ西海岸付近が華氏110(43度C)というニュースを見て、三度見してしまった…
マジですか…

アメリカ南東部では、今年の初夏にも落雷や大雨で大洪水が起こった地域でまたもや洪水被害が起きていて、ハリケーンといい、災害が止まりません
全米全体から見れば一部、ではありますが、やはり大きな災害です

ところで、華氏やマイル表示、日本人には馴染みがなくてピンときませんよね
てんちょ、大陸は平気ですが、イギリスで車の運転できる自信がありません




カナリア諸島でついにフィロキセラが発見された、というDecanterの記事を読みました

Las-Arenas_ENVINATE_Tenerife-920x609.png

https://www.decanter.com/wine-news/phylloxera-detected-in-the-canary-islands-562812/

(勝手に載せると叱られるかしら、そしたら削除します)

人が行き来すれば、いつかは来るもの、なのでしょう
外来種を完全に防ぐって、もう鎖国しかない。

ボランジェの秘蔵、自根のVVFの3つの畑も、ブジーの区画がフィロキセラでダメになってしまい、アイの二つを残すのみになってしまいましたし
てんちょ、ショー・ド・テールの畑には入った事がありますが、消毒もなく普通に自分の靴だった。
今はそうはいかないかも。

カナリア諸島では土着ブドウの自根の古木も多いはずなので、これは危機です



フィロキセラって、ワインの勉強をする人なら必ず聞く名前ですが、もちろん普通の人には身近ではありませんよね。

ブドウネアブラムシって呼ばれますが、見た目はダニです

ブドウの葉の裏に卵を産むのですが、ネットで検索すると沢山画像が出てきます。
あんまり気持ちのいい画像ではありませんので載せませんが(集合体恐怖症の方は特にご注意)

もともとアメリカにいた虫で、輸入されたブドウの苗にくっついて19世紀の後半には世界中に広がってしまいました。
日本にも明治にどっさりやってきてます。

名前の通り、ブドウの根から樹液を吸って樹を枯らしてしまう、厄介者なんです

耐性のあるアメリカ種のブドウを台木として接ぎ木する、という方法が発見されるまでは、実に色んな手段でこの虫を絶滅させようとした各地の生産者たち。
水攻め、ガス攻め、学校の休憩時間には男児生徒は畑で…、しかし、すべて失敗

シャンパーニュ地方では南から北上してきたフィロキセラが畑で発見されどんどん樹を枯らす頃に、第一次世界大戦が勃発して、もう踏んだり蹴ったりでした
ブドウ樹の地下はフィロキセラ、地上は毒ガスと塹壕でボコボコ。
可哀そうすぎる…


今は異常気象も懸念材料ですし、樹木にウィルスが付く病気も多く(trank disease)、古木が難しくなってきています

一難去って、また一難

七転八起でいけるといいんですが












posted by cave MITSUKURA at 15:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月10日

味を想像するだけ


すんませーん
全然ブログ書いていませんでした
色々ござって(名古屋弁?)


今日から名古屋も雨が続くようですね
お盆休み9連休、なんていう方もいますよね。いーなー

カーヴミツクラは毎日営業しています

少し気温が落ち着いて、ワインがたくさん売れるといいのになぁ…


食品をはじめとした色々な物の値上がりで、日本全体で消費が停滞してるような印象を受けます
誰も彼もが「(目的以外の)お金を使わないように」「余計な支出はなくす」ことに、一層尽力してるような…

もうブルゴーニュのグランクリュを買ってくれるような人は滅多にいません
名だたる作り手はみーんな6桁(つまり10万以上)ですし、20万円や30万円も多い
しかも若くてまだまだ飲んじゃダメですし。




という事で、今日は個人的な復習も兼ねて、在庫の高額ワインの背景を説明できたらと思います

昨年11月に参加しましたセミナーの内容を踏襲します。
当時ブログも書きましたけど、もう1回 ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20241126-1.html

IMG_4897.jpg

ロベール・グロフィエ シャンボル・ミュジニー1erレザムルーズ2022
ラ・グラース・デ・ザルジル
ラ・デリカテス・デ・サブレ


1級なのに、特級ミュジニーも凌駕すると言われるレザムルーズ

全体で5.4haしかないこの畑の最大所有者がロベール・グロフィエです
所有面積は1.07ha、5分の1弱の所有です。

グロフィエは、ブルゴーニュ好きにはその名を非常によく知られるドメーヌですが、所有畑は全部で8ha、家族4人と社員2人で管理できる範囲の畑しか持たないという完璧主義者です。
大手っぽく見えるかもしれませんが、本当の家族絵経営です。
作っているのは赤ワインのみ、8つのAOCだけを生産しています。

ブドウ栽培の歴史は2世紀ほどあるという事ですが、世界恐慌の後でロベール氏の父がレザムルーズ、オードワ、ボンヌマールといった区画を購入したことで現在につながる歴史が始まりました

他のドメーヌと同様に、最初はブドウをネゴシアンに売っていましたが、73年から自家で瓶詰めすることを始めました。
これはロベールの息子のセルジュ氏の夫人、ジョルゼットさんの進言だったそうです。
資産家の実家を持つ嫁の存在は大きかったでしょうね

現在は、その息子ニコラさん夫妻の代になっています
ニコラさん、とても真摯でピュアな方です。
これまでの伝統を継承しつつ、もっと良いワインを作らなくてはいけないという強い使命感があります。

最初の頃は、長期熟成可能で真面目なワインを作ろうとしていた(本人談)が、今はいつ飲んでも美味しいワインでなければならないと思う、そうです。
輝きがあり、フレッシュで中身が詰まっているけれど過度な抽出ではないワイン
がいいと。

温暖化の影響もあり、2020年から醸造を少し変えたそうです

従来の醸造だとしっかりした強すぎるピノノワールになってしまうので、ピジャージュをやめて発酵途中には一切触らないようにしてるそうです。
そして、発酵をベストの状態で止めることの重要性を一段と感じる、と言ってました。
「技術は後から来るもの」だと。
やはり最も重要なのはブドウです。



さて、話をレザムルーズに戻しまして。

この最大所有者のグロフィエは、2022年からレザムルーズを上部と下部の二つに分けて生産するようになりました

ニコラさん曰く、10年くらい前から構想はあったそうで、明らかに異なる二つの土壌である上に、ちょうど所有面積もそれぞれの土壌に半分づつ属しているので分けるにはちょうど良かったそうです
上手いこと行くもんですね。


ですが、このレザムルーズ、畑は目視ではそんな単純ではありません。
実際に行っても、車道から見てるだけではよく分からないんです

どうしても背後の特級ミュジニー(ドメーヌの表示もあったり)、すぐそこに見えるシャトー・ド・クロ・ドヴージョに目が行っちゃうし
ここは開けているので眺めがいいんです。
しかも北側には1級オー・ドワの区画がくっついてるので、本当に知るには畑に入る必要があります。

でも、絶対畑には入ってはいけません
一般人は区画の中に立ち入る事、農道をレンタカーで走ること、は決してやってはいけません。

大勢が畑に入ったりしたら1年に1度しかない貴重な収穫に重大な問題をもたらしかねませんので



地図を見て想像することにしましょう

レザムルーズ.png
ブルゴーニュワイン委員会より

緑の色付けした区画がレザムルーズ(下手ですんません)
えんじ色の区画は特級ミュジニーです

これを上から見ると ↓

レザムルーズ2.png
グーグルマップ

眺めはいいが、よく分かりませんね

しかし、下からだと少しは分かりやすい ↓

レザムルーズ1.png
矢印の辺り、丸いくぼみ(後述します)があるの分かりますか


二つの区画はこうです ↓

ラ・グラース・デ・ザルジル
(粘土の恵み、気品)

こちらは真ん中から下部に広がる黒い粘土の区画です
赤土が表面に出て黒く見えます。
池の上にあり、傾斜がきつく、丸いくぼみのようになっている土地です。
北風が上部を吹き抜けていくだけで降りてこないので冷えないし、池のおかげで土中にはいつも水分があるという場所です。
この場所のブドウ樹は東西を向いています。


ラ・デリカテス・デ・サブレ
(砂の繊細さ)

こちらは上部の区画で、砂質の土壌で色が薄いのが特徴です。
表面には白い石が散らばっています。
いつも北風が良く吹いてブドウを乾かしてくれますが、痩せてすっきりしたワインになります。
こちらはブドウ樹の列が南北に向いています。


と、このように全く異なる区画です。

写真で分かるように途中には一部石灰岩が露出した場所があり、崖のようになっていて、滑らかに繋がっている訳ではないことも重要です。
実際、下部のグラースと上部のブレでは50メートルの標高差があります

ニコラさんは、この二つのキュヴェを生産するに当たり、
同日に収穫
樽や全房の割合等醸造の条件

を全て同じにして、
テロワールの差が表現できるか、挑戦したとのことです

ラベルでは土壌の特質に合わせて「レザムルーズ」の文字のフォントも変えています
分かります?

粘土質はゴシックで、砂質は飾り文字風


さて、お味はいかに??

どちらも税込みで20万円以上します
(これでも上代価格よりはかなりお値打ちなんですが

もちろん、
特級 ボンヌマール2022
特級 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ2022
もあります

4つ買って100万円でおつり来る、くらい、かなぁ・・・・

前のヴィンテージがあるのでそっちをおすすめいたします



熟成を待つって難しいなぁ

味を思い描くだけ、ってもっと悲しいなぁ














posted by cave MITSUKURA at 15:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月04日

ムルソー好きに是非


去年もかなり暑かったですが、今年の暑さは一段と厳しくてもう異常です
誰も昼間歩いていない…
20時過ぎの帰り道でも暑い


お知らせのページにも載せましたが、
来月9月1日より営業時間を11時〜19時に変更いたします

発注のリードタイムが変わったり、午前中に開店していた方が便利なので。
ワイン会も19時から開催するのでお店番が不要になりますし。

どうぞご了承ください




今はとにかく冷やして美味しい軽いワインがいいですが、今日はもう少し高級なワインを紹介します

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ギイ・アミオ ムルソー スー・ラ・ヴェル2021

長らく店頭になかったギイ・アミオ
シャサーニュ・モンラッシェのドメーヌで、特級モンラッシェ、1級ドモワゼルを生産するスターです

今は3代目のギイさんの息子さん二人が4代目として蔵を継承しています(さらに長男の娘さんが5代目として働いています)

Guy.jpg
HPより、3代目ギイさん

FabriceHeloiseThierry.jpg
HPより、4代目兄弟と5代目お嬢さん

ここが昔、「アミオ・ボンフィス」という名前だったのを覚えてる方はどのくらいいるでしょうか??




ギイ・アミオはとてもいいワインを作っていますが、最近は値上がりが激しくてとても買えません

最後の1級ドモワゼルが売れて、はや2年ほど…
2021年のドモワゼルは88000円(税込)もするんです

どっひゃー
とても買えないわ…

買いたい方、取り寄せ可能ですのでお申し付けください
税込75500円で販売します
因みに特級モンラッシェは33万円(税込)です


そんな人気のワイナリーですが、今日のムルソーは非常にお値打ちです

村名のスー・ラ・ヴェルはここです ↓

ギイ・アミオ.png
HPより

平均樹齢は45年
21年はご存じの通り、霜害で収穫が非常に少ない年です。
夏の間も日照不足で気温が上がりきらず、完熟を待って9月の後半に収穫開始となりました。

今の暑さとは真逆のクラシックなスタイルです
16年の霜害と同じく、収穫は減りましたが、果実の風味が凝縮したいいブドウが取れています。

ですから、少ないながら品質は悪くないのです

こういう繊細なワインが個人的には好きです

完熟したブドウで高アルコールの骨太ワインになってしまう、23年のようなブルゴーニュは正直疲れます

定価は19800円(税込)ですが、ミツクラの店頭なら15800円(税込)で買えますよ
これは取っておきたい1本です〜





最後に、地下鉄伏見駅のエレベーター工事ですが、今こんな感じです ↓

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おーい、3年もかかって(いや5年か)、まだこれかい

やっぱり一人でやってるんでしょうかねぇ…

掘るだけならとっくに中村区ぐらいまで行ってそうです

とにかく、出口を封鎖してるのを、はよ解除してちょー
不便でしゃーないのです








posted by cave MITSUKURA at 14:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月31日

名もなき名門ワイン


昨日の津波警報は一日続いていてびっくりしました
東日本の震災があるまでほとんど気にもしていなかった「津波警報」、それまでいつも肩透かしでしたが、もう安易に考えてはいられないです



連日の暑さでバテ気味のてんちょ、南半球の寒い画像を見て寒さを想像してみます ↓

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カテナ(アルゼンチン)SNSより

アンデスは雪ですか〜




今日は人気ブルゴーニュの新商品を紹介します

BLAFR22_1.jpg

アンヌ・フランソワーズ・グロ シナチュール2022

こちらの作り手は大変有名ですので、あんまり説明はいらなさそうですが…

ヴォーヌ・ロマネの名門地主、グロ家の末娘のアンヌ・フランソワーズさんがポマールのこちらも名門パランの末裔(13代目)、フランソワ・パランと結婚してできたドメーヌです

グロの長男のミッシェルさんが「妹がリシュブールを欲しいと言ったので譲った」と優しい発言してたなぁ…
お兄ちゃん、本当にいい人です

ドメーヌ誕生から37年が経ち、今では二人の息子さんと娘さんも一緒に仕事をしています ↓

AFグロ.png
HPより(カロリーヌさんとマシアスさん)

ラベルに息子さんの「マシアス・パラン」の署名があります。
現在、息子さんは自分のドメーヌを立ち上げて独立していますが、AFグロのワインメーカーも兼ねています

他のドメーヌでももう次の世代がどんどん育っていて、時間の移ろいを感じますねぇ


そしてAFグロでは今日のワインが新登場

このワインはピノノワール100%ですが、所有する畑の色んな区画のブドウをブレンドして作られたものです
ですから、アぺラシオンもなく、ただのヴァン・ド・フランスとして販売されています。

それでも、価格は22000円(参考上代、税込み)もするんですけどね
1級と村名のブレンドなので価値は高いと思います。

年によってブレンドの内容は変わるそうですが、2022年は1200本のみの生産と大変少ないです。

店頭ではもう少しお値打ちです、うーん、飲んでみたい








posted by cave MITSUKURA at 13:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月29日

明日は休みます


明日7月3日(水)は臨時休業です

来ちゃダメよ

流石に休まないと労基署に「めっ」って言われそうなので。
木曜以降でご来店お待ちしております






posted by cave MITSUKURA at 16:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月27日

疲れが癒える薬にもなる


7月も今日を入れてあと5日
暑さが容赦なくて怖い



今日はこのワインを紹介します
知ってる方はどのくらい、いらっしゃるでしょうか?

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IMG_4882.jpg

シャトー・ド・フェル ボンヌゾー2002

500ミリのスリムボトルです。
このワインは、フランス、ロワール地方の甘口白ワインです

アンジュー・ソミュール地区のボンヌゾー産、シュナンブラン100%です。

13年目の熟成ですが、甘口なので寿命の心配は全くありません

ボンヌゾーの場所、分かる人少ないだろうなぁ…
ここです ↓

ボンヌゾー.png
ロワールワイン委員会より

大体、ボンヌゾーって発音できないと思います
グーグルマップなんて、完璧英語読みで「ボネオー」って書いてるし。
まぁ、いいんですが。


この地区には甘口のAOCが他にもありまして、
カール・ド・ショーム
コトー・デュ・レイヨン
(村名入り、1級もあり)
の2つを合わせた3つのアぺラシオンが有名です
試験で覚える基本のAOCです。

このアンジュー・ソミュール地区にはほかにも半甘口〜甘口のAOCが複数あり、昔から甘口の産地として発展してきたのですが、
最近は甘いワインがあまり売れませんので生産もかなり少なくなっています

アンジュー・コトー・ド・ラ・ロワール
コトー・ド・ソミュール

という甘口の認定はあるんですが、てんちょ、一度も見たことがありません
また、サヴニエールも甘口の生産が認められていますが、今ではほとんどが辛口ワインです。


ボンヌゾーは、シュナンブラン100%の甘口にのみ認められた銘柄です
行政区としては、コトー・デュ・レイヨンの中の一つの村になります包含関係、カール・ド・ショームも同様)。
認定面積は70haと小さく、すべてで栽培がある訳ではないので生産は非常に僅かです。
貴腐または樹上完熟のブドウを使用し、残糖51g以上が必要です。


シャトー・ド・フェルはこの地区で最も古いワイナリーです

シャトー・ド・フェル.png
HPより

伝統的にボンヌゾーを中心として、最近ではアンジューの赤や辛口の白も生産しています。
デュミ・ミュイと呼ばれる中樽を使用(600L)、熟成にはフレンチオーク、アカシアの両方の樽を使っています。

「ロワールのイケム」と言われたそうで、今もその高貴さは健在の様です

甘口ワインを飲む機会は多くないかもしれませんが、ソーテルヌやアイスワインだけじゃない、良い甘口がフランスにはまだたくさんあります
是非飲んでみてください〜







posted by cave MITSUKURA at 13:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月25日

洗練と素朴さの両立


週末な雰囲気がないわたくし。
お休みしてなくて曜日の感覚がなくなりつつあるかも

来週、7月30日水曜日は臨時休業します
よろしくお願いします。




今日はこのワインについて

IMG_4880.jpg

パラシオス・レモンド フィンカ・ラ・モンテサ2020

字が多いラベルが好きです

最近のヨーロッパワインは、なるべくシンプルなラベルにする傾向が強く、それが余計な印刷をしない=エコという考えらしい。
まぁ、キンキラキンだとやり過ぎかなとは思いますが、多少の装飾くらいいいんじゃないの???
ダメかしら


今日のワインはスペイン、リオハの赤ワインです
ガルナッチャ95% その他5%(その他ってなんだ??← これが分からない)

スペインで最も権威ある赤ワインの産地であるリオハ、19世紀の後半にフィロキセラでダメになったボルドーから醸造家が沢山移住してきて、ワイン作りのノウハウが向上したと言われています。
リオハの赤ワインを抜きにしてスペインワインは語れません

そのリオハにあるワイナリー、パラシオス・レモンドは、アルバロ・パラシオスという有名な方の実家です。

アルバロ・パラシオス氏はプリオラートという、スペインでリオハと並ぶDOCa認定産地を有名にした一人です。

プリオラートはバルセロナの南の産地で、何にもないド田舎です ↓

プリオラート.png

かつては修道士が開墾したブドウ畑があり、細々と受け継がれてはいましたが、急斜面のブドウ畑は作業が大変で収入に直結しないこともあり、長らく耕作放棄されていたような場所でしたが、1980年代の後半にここに目を付けた若い醸造家が何人か移住してきて、新しいワイン作りを始めます
それが大成功して、彼らはプリオラート4人組(或いは5人組)と呼ばれるようになり、アルバロ・パラシオスは(そのうちで最も成功してます)の一人なのです。

アルバロ・パラシオス氏はリオハのワイナリー出身でしたが、プリオラートへ単身やってきて、土着のガルナッチャ、カリニェナ等を復活させ、国際品種も取り入れた新しいスペイン赤ワインを生み出しました。
今では彼の作るレルミタ2021269500円もします

うっそ…
昔の8万でも信じられなかったのに

と、そんな勝者のパラシオス氏はですが、実家に戻って父親が創業したエレンシア・レモンドというワイナリーを2000年に改名、パラシオス・レモンドとして現在に至ります。

今日のワインは自社畑のモンテサという区画のガルナッチャを使っています
長年かけて植え替えた畑では、ビオロジック栽培を行っています。

発酵後はMLFを行い、フレンチオーク100%で12カ月熟成しています。
一見濃い外観ですが、味わいはそこまでのフルボディではありません
アルコール度数は14%あるので、やや強いですが、エレガントさもちゃんとあります。

綺麗なワインで、スペインらしい素朴さがあります。

ドライ、というほどではありませんが、地味な感じが個人的には大好き。
前に出過ぎてないワイン、こういうのが食事にはいいんですよね
テンプラニーリョよりもジューシーでまろやか、食事の邪魔になりません。

夏の間でも楽しめます〜










posted by cave MITSUKURA at 16:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月24日

お値打ちブルゴーニュ来ました


店頭には「昔の値段」の人気ブルゴーニュが入荷しています

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ヴィンテージが古いほどお買い得です。

しかも、上代(所謂定価)よりもやや安めに販売します
大体2割引きです

お値段は、ネットショップのトップページ下部の新着ワインを確認してみてください ↓ 

https://cavemitsukura.com/



今日はその中から一つ、紹介します
写真の右から2番目

フィリップ・コラン シャサーニュ・モンラッシェ1erレ・シュヌヴォット2021

とっくに売り切れていた2021年が残ってた??

フィリップ・コランはミッシェル・コラン・ドラジェの長男さんです。
弟のブルーノ・コランさんも自分のドメーヌを持っています
フィリップさんの息子さんも自分のドメーヌを始めました(シモン・コラン)

まぁた、コランだらけ…
ややこしいやんか

フィリップさんには2017年にドモワゼルの畑で偶然会ったことがありますが、とても穏やかで優しい方でした
まるでミッシェル・グロさんみたい、長男って優しい?

1級が15000円以下(税込)で買えますよ
3本しかありませんが。

1級シュヌヴォットは、特級モンラッシェのすぐ南です ↓

フィリップ・コラン.png
ブルゴーニュワイン委員会より

21年は飲んでおりませんが、フィリップ・コランのシャルドネはいつも上品な香りでしなやかです
樽は控えめですが、ふくよかなコクがあって余韻が長く洗練されています。
優しくて食事の邪魔には決してならない、てんちょ、こういうスタイルが好きです

クラシカルなスタイルになった2021年、きっと繊細です


2022年も買うことが可能ですが、24200円税込みにもなります
た、高い…

ドモワゼルは39600円かぁ…
ギイ・アミオの88000円よりはいいけど

という事で、
2021は買いですよ







posted by cave MITSUKURA at 14:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月23日

シャンパーニュ備忘録


暑さはもう諦め…
北海道でも35度超えらしいですね、北半球のこの熱を何かに有効利用できないものでしょうか


今日は備忘録です。
シャンパーニュのマグナムボトルを5種、簡単に紹介します


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左から、
1.ボーモン・デ・クレイエール グランド・レゼルヴ ブリュットNV
2.モレル ブリュット・レゼルヴ レ・リセNV
3.ドビM&F ブラン・ド・ノワールNV
4.シャルル・エドシック ブリュット・レゼルヴNV
5.シャルル・エドシック ロゼ・レゼルヴNV


全てNV(ノンヴィンテージ=ヴィンテージなし)のマグナムボトル(1.5リットル)です

ボーモン・デ・クレイエールは、エペルネのすぐ西にあるマルドゥイユ(1級畑)という町の共同組合です。
 CMです。
 ブドウ栽培家が集まり1955年に設立されました。

 自社畑100%、自家圧搾100%という数少ない完全自社生産です。
 現在の最高醸造責任者オリヴィエ・ピアッツア氏はランソン、カザノヴで経験を持つエキスパートです。

 ムニエ 60%、シャルドネ 25%、ピノノワール 15%
 瓶熟24〜30か月

モレルはシャンパーニュ南部オーヴ県コート・デ・バールにあるレ・リセイのレコルタンです。

 歴史は非常に古く、1850年代にはレ・リセイの町でワインを作っており、1987年からシャンパーニュ生産を始めました。
 優れたロゼの産地としてAOC認定されているロゼ・デ・リセイの中心で、当主パスカル・モレル氏は協会会長を務めています。
 
ピノノワール90%、シャルドネ10%
 瓶熟18カ月以上、ドサージュ7g

ドビグランクリュ・アイのレコルタンです。
 
貴族出のマダム・ドビが娘さんと運営する女系のメゾンです(娘さんのご主人の自分のシャンパーニュ生産をしています)
 それで、P&F(pere et fils=父と子)ではなく、M&F(mere et fills=母と娘)です。
 ずっと限られた取引先と長年の顧客にのみ販売してきたシャンパーニュでしたが、娘のフロールさんが加わって、輸出も含めた広域販売に切り替えました。
 ラベルに描かれているのはシンボルのコクリコ(ひなげし)の花です。
 
 プル三エクリュのピノノワール60%、シャルドネ40%
 瓶熟60か月、ドサージュ7g

シャルル・エドシックは大手ネゴシアンで有名ですね。
 
 こちらは大手メゾンの多くとは違いEPIという会社の限定的な所有になっています。
 そのために「株主の意見」に振り回されることなく「金儲け第一」に走る必要もない経営で品質の追及に時間も予算も掛ける事が可能です。
 
 シャンパン・チャーリーによって1851年に設立され、その後3つに分かれて(パイパー、モノポール)現在の所有に至ります。
 ランスで最も古いクレイエールと呼ばれる地下セラーを持つメゾンの一つ(ルイナール、ポメリーの隣)です。

 白:シャルドネ40%、ピノノワール40%、ムニエ20%
   瓶熟最低36カ月 

 ロゼ:ピノノワール40%、シャルドネ35%、ムニエ25%
    瓶熟最低36カ月 ロゼにする赤ワインはピノノワール100%

以上です。
さて、味はいかに。

店頭では1と3が購入可能です



 

 
 
 
posted by cave MITSUKURA at 13:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月22日

お知らせ


明日は18時で閉店いたします
どうかご了承ください。


そして、しばらく(半月程度ですが)一人でお店番なので、
来週7月30日(水)は臨時休業とさせていただきます
こちらも併せてお許しくだされ。



名古屋市民の方へ、今年も名古屋プレミアム商品券が始まります

IMG_4870.jpg

申し込みは今月26日から。
使用は10月以降です。

ミツクラでも使えますよ〜
てんちょも申し込むつもりです








posted by cave MITSUKURA at 16:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする